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米国の金融緩和(QE4)で円高になる可能性は?

2013年01月18日 22:47

今日はついにドル円も90円の大台を突破したものの、ただその上はやはり重いらしく、為替動向がどうなるかが気になる展開となっています。




ただ最近の流れとしては明確に円安方向に動いていて、これは全体として買われすぎていた円について、安倍内閣誕生によって金融緩和路線がとられるということがきっかけとなって、一気に反動で円安に向かっているというのが現状です。




このように、今は日本国内の情報や円固有の事情によって動いているのですが、昨年注目されまくっていた、米国の今後の動きについて今回は予想したいと思います。




・ 大前提知識:米国で金融緩和すると円高、円安どっちに進む?







まずは大前提の知識として、米国で金融緩和が行われるとどうなるかということを考えましょう。緩和が行われると、


1 金融緩和(=低金利の維持)であるため、投資先通貨としての魅力が少なくなる

2 また市場にドルが出回ることでドルの価値が下がる(今までレアだったものが珍しくなくなって価値が落ちるイメージを持ってもらえればわかりやすいと思います)


ということから、ドル安、円高方向になります。




これを前提に、今までの流れをおさらいしたいと思います。




・ 米国追加金融緩和(QE4)についての、これまでの経緯





昨年12月、FOMC(連邦公開市場委員会、アメリカの金融政策を決定する最高意思決定機関のことです)は失業率が6.5%に下がるまで、緩和路線を継続し、時期的には2015年までをめどに、緩和路線を続けるという発表を行いました。




当時は失業率は7.7%であり、6.5%まではかなり開きがあるので、実質的なQE4が決定したと市場では考えられました。




ですが、今年1月にその流れは変わります。




そのFOMC発表の経緯である、議事録が今年1月に公表されたのですが、その中でSeveral members(複数のメンバー)が金融緩和の継続に反対していたということが明らかになったのです。




反対の理由としては、ざっくり言うと、
1 金融緩和を続けてもそんなに良い影響がないのではないか
2 むしろインフレを引き起こしてしまうのではないか



というものです。




たった数人とはいえ、米国経済に強い影響力を持つメンバーが反対していたということから、市場では「2013年にも金融緩和路線を米国はやめる、いわゆる出口戦略がとられるのではないか」と言われ、それまでの円安の流れもあって、ドルの値段がまた上がりました。





ちなみに、緩和をすればドルが安くなるというのとちょうど逆で、緩和をやめればドルは高くなります(ドルが高金利通貨になって投資先として魅力的になるし、ドルの流通が減って希少性が増すというイメージをしてください)





以上、ここまでが現状のおさらいです。では、今後本当に緩和政策は出口に向かうのか、ということを考えたいと思います。




・ 2013年、本当に米国の金融緩和政策は解除されるの?







結論から言うと、私の意見としては、緩和は継続されるだろうと考えています。





これは何故かというと理由が2つあり、

1 日本もヨーロッパも緩和をすると考えられる中、アメリカだけが緩和をやめた場合、ドルが高くなりすぎて、そうなるとアメリカ企業の輸出が困難になり、アメリカの経済に悪影響を与えるため。



このドル高が進めば輸出が困難になるというのは、例えば1ドル80円から100円にドル高が進むとすれば、アメリカから日本に輸出する時、今まで10ドルで売れば日本では800円だったのが、1ドル100円になれば1000円になり、何もしていないのに200円も値上げすることになってしまうため、売れにくくなるというのをイメージしてもらえればわかりやすいと思います。




実際に民主党時代、何度か日銀が為替介入した時も、アメリカは基本的に不快感を示していたように、ドル高になるのはアメリカにとってあまり望ましくないと考えられます。





またもう一つの理由としては、


2 結局のところ「数人」の意見であり、大多数はは2015年ごろの解除を目指して、というスタンスであり、実際にそう発表されているのだから、あまり大きく出口戦略をとりはじめたと考えるのは難しい


ということです。






以上のことよりアメリカの金融緩和政策は引き続き行われ、それによって円安がこれ以上進むのを阻害する要因になると考えられます。




ただし、じゃあ今までのような円高に戻るかというと、私はそれもないと思っていて、何故かというと今までは金融緩和について、

日本 × 米国 ○ 欧州 ○
だったので唯一緩和路線をとりきれていない日本円が狙い撃ちされたのに対し、今後は

日本 ○ 米国 ○ 欧州 ○
と、どこの国も緩和路線になると考えられるため、今までほど円高が進むとは考えにくいためです。





とはいえ、今後とも米国の動向には引き続き注意が必要で、またヨーロッパについても、完全に債務問題が片付いたわけではなく、ただ単に「ちょっと借り換えができてよかったよかった」といって小康状態に入っているだけですので、円高に戻るリスクというのも考える必要があります。





以上が今後の金融政策についての私の予想です。





このように、金融政策次第で為替はいくらでも動きうるのですが、こうした金融政策が行われたとき、一体どうやってそれを知ればいいのでしょうか?これについては、例えば、翌日の新聞とかあるいはYahooのトップを見ればわかります。ただし、新聞にしろYahooにしろ、どちらも「速報性」がなく、自分が知った時にはもう皆知っていて、「あ、もう円高(円安)になった後だった」ということで、何も利益を得られない状態になってしまいます。





では、そういう情報を、どうやって素早く適切に集めるのでしょうか?それについては、無料で為替ニュースを集める方法を紹介します!で詳しく書いてありますので、こちらもあわせてご参考にしてください。






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