2015年08月28日 22:22
そこで調べていて、FX取引高だけでなく、預かり資産残高についても外為どっとコムとGMOクリック証券のどちらも「1位」と言っていることが分かったので、これについても、ではどちらが本当に1位なのかということを検証したいと思います。
・ FXの預かり資産残高は何を意味する?
2008年のリーマンショックで様々なFX業者が倒産し、中には証拠金が返ってこない、といったこともありました。それを受けて「信託保全の義務化」「レバレッジ規制」などのルールができたのですが、とはいえ、やはりFXの投資家にとって、当時のトラウマはあり、「信頼できるところでしか運用したくない」という心理があります。
また、レバレッジ規制ができる前は「とりあえずA社には5万円、B社にも5万円だけ入れておいて、どちらの会社でもレバレッジ50倍で3万通貨ドルで売買する(当時は1ドル80円前後でした)」といったこともできたのですが、今ではそんなことできないので、「実際に使う口座」に資金が集中する傾向があります。
そのため、預り資産残高は「投資家からの信頼」が反映されたものであり、そこでの1位というのは、「もっとも信頼されている企業」ということであり、そこの1位を巡ってもやはり企業間で競争があります。
そんな中、今外為どっとコムとGMOクリック証券がどちらも預かり資産1位をアピールしており、結局どちらが1位なのか、ということについて、今回も調べてランキングを作成しました。
・ FX業者、預り資産ランキング2015年6月(8/28時点で入手できる最新情報)
こちらについては、矢野経済研究所の有力FX企業16社の月間データランキングを基に作成しており、また、2015/8/28現在において6月までの月次データが公表されているので、6月までのデータを集計しております。
まずは、2015年6月時点でのランキングを紹介します。

2015年6月時点において、預り資産残高1位はGMOクリック証券となっております。外為どっとコムは少し前まで10年連続預かり資産残高1位と言っていましたが、最近はGMOクリック証券に1位を譲っているようです。
FX取引高世界1位はGMOクリック証券、DMM.com証券のどっち?でも書いたように、GMOクリック証券は取引高も世界1位なので、取引高でも、預かり資産残高でも、どちらでもトップと言えます。
では、次に2015年を通してならどうか、というのを見たいと思います。ここでは、上記ベスト5の会社の月ごとの推移を並べました。

このように、2015年に入ってからはGMOクリック証券がずっとトップで、伸び率もトップでした。
取引高だけでなく、預り資産残高の推移を見ても、やはりGMOクリック証券はユーザーから高く評価されていることがわかります。
・ GMOクリック証券は何故そんなに選ばれているのか?
このように、FX取引高世界一位も、預かり資産残高一位も、どちらもGMOクリック証券
結論から言うと、この会社は、スプレッドの狭さ、取引ツールやサポート体制、株やCFDも含めた総合的な投資口座としての使い勝手等、全てにおいて高い水準にあることが理由と考えられます。
まずスプレッドについてですが、2015年のFXスキャルピングおすすめ業者~スプレッド比較~でも書いてある、スプレッドが狭いところで通貨別のスプレッドをまとめた表を張りたいと思います。
全てスプレッドは原則固定で、単位はユーロドル以外は銭で、ユーロ米ドルのみpipsです。
ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | NZドル円 | 南アランド円 | ユーロ米ドル | |
GMOクリック証券【FXネオ】 | 0.3 | 0.6 | 1.1 | 0.7 | 1.5 | 1.4 | 0.5 |
SBIFXトレード | 0.27 0.29 | 0.69 0.99 | 1.19 1.59 | 0.77 0.88 | 1.79 2.19 | 0.99 1.90 | 0.48 0.58 |
トレイダーズ証券 | 0.3 | 0.6 | 1.0 | 0.7 | 2.5 | 3.0 | 0.5 |
JFX株式会社 | 0.3 | 0.8 | 1.3 | 0.9 | 1.4 | 1.4 | 0.5 |
ヒロセ通商 | 0.3 | 0.8 | 1.3 | 0.9 | 1.4 | 1.4 | 0.5 |
このように、ほとんどの通貨でトップレベルのスプレッドであり、どの通貨についても非常に狭いスプレッドになっていることがわかります。
また、ここはGMOグループの会社だけあって、システムが非常に良いです。ワンクリック注文やスマホ、タブレット対応は当然のようにあり、それだけでなく、例えばチャートでは、通貨ペアごとに推移を見比べたり(米ドル円とユーロ円の推移の仕方を比べるとかもできます!)、通貨ペアだけでなく米国の国債やダウ平均、金相場等と為替の影響を見比べたり、それだけでなく要人発言を含めたニュースの発表時を為替のチャートに反映させられるためどのようなニュースが為替市場に影響を与えたのかということも事後的に確認できたりします。
市場がどのような指標や発言に注目しているのかというのを知るのがファンダメンタルズ分析の一番の基礎で、たとえ短期取引であっても、「市場がどういう方向性で動いているか」を知ることで、「上がるか下がるかどちらになりやすいか」を見るのは極めて重要ですが、そうしたことを知るための基本情報を手に入れるためにも持っておく価値のある口座です。
さらに、サポート体制も24時間の電話、メールでのサポート体制があるように、困ったことがあった時にすぐ聞ける体制というのもあります。
最後の「投資の総合口座としての使いやすさ」という点については、ここの口座だと、株やCFD、先物なども一つのアカウントですべて管理できます。
これは何がいいかというと、例えば今は為替より株の方が上がるかが分かりやすいから、株の方に投資したい、という状況があるとして、他の会社ではそもそも株を扱っていなかったり、扱っていても別アカウントでログインすることが必要な場合がほとんどです。
そのため、株口座にお金を入れるためには、一旦銀行口座に出金してもらってから株口座に入れる、などが必要で、手間がかかる上に、出金や振り替えに数日かかったりする場合がほとんどで、「やりたいと思ってから数日待たないといけない」といったことが起こります。そうなると、その間に株が既に値上がりしてしまえば、「あの時買えていたら利益が出たのになあ」ということになりかねません。
それに対して、GMOクリック証券では同じアカウントの中での振替なので、即時に振り替えが可能なので、手間がかからず、また、「3日前から値上げした値段で買わないといけない」とか、そういうことはなくてすみます。
このように、スプレッドなどの取引条件、取引ツールやサポート体制、投資の総合口座としての使いやすさなど、全てにおいて高いレベルであることがFX取引高世界1位を守れている理由ではないかと思われます。
今新規で口座開設を行うと、合計100万通貨以上取引(一回で100万通貨取引するのは無理でしょうが、口座開設の翌々月末までの取引の合計量が100万通貨なので、達成は十分狙えます!)で5,000円のキャッシュバックを受けられるキャンペーンもやっているので、もし口座を持っていなければ、今開設するのがおすすめです。
口座開設は
GMOクリック証券

からできます。
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