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中国株価(上海総合指数)の為替に与える影響とその理由の分析

2016年05月23日 20:22

今回の記事も読者の方からいただいた質問に答えるものになりますが、今回受けた質問は、「為替の見通しの分析、どの通貨を見ても中国株価が絡んだ話になっていますが、中国の株価ってそこまで為替に影響を与えるんですか?」というものでした。




確かに、ここ数年の中でここまで中国経済や株価(上海総合指数)が大きく取り上げられたのは多くなく、人によっては「とりあえず中国経済って言ってるだけなのでは?」と思われた方もいると思いますので、今回はそれに対しての回答もかねて、記事を書きたいと思います(笑




内容としては、上海総合指数の日次データと、主要な通貨の為替の日次データを比較し、それぞれの動きにどういう関係性があり、それが何故なのか、ということを分析していきたいと思います。




また、理由は後で説明しますが、今回は「2015年で、中国株価が下がり始めてから」と、「下がり始める前」にわけて分析を行いますので、まずは、2015年後半の、中国株価が下がり始めてからの分析から行います。




・ 2015年6月以降の中国株価が為替に与えた影響






多くの通貨で、2015年6月から8月の間に対円で大きく下落し、その後9月から少し上向いたものの、2015年12月か2016年1月に再び下落しており、そこの理由について、中国経済であったり、あるいは世界的リスクオフという説明を行っております。こうした分析については、決して私だけではなく、様々な金融機関のレポートでもそのような記載になっております(見通し記事を書くときは、一通りそういったレポートも見て書いており、必要に応じて引用や参照をしております)






「リスクオフ」というのは、例えば中東問題であったり、原油の動向であったりと、色々なものをまとめて「リスクオフ」と呼んでいるので、その影響を分析することはなかなか難しいのですが、それ以上に様々な場面で「中国経済」や「中国株価(上海総合指数)」といった言葉が出てきます。





そこで、まずは、上海総合指数が下がり始めた時(=上海総合指数の終値が一番高かった日)から、その後各国の通貨がどういう動きをしたのか、見てみましょう。





なお、グラフは、上海総合指数が一番高かった2015年6月12日時点の為替レートや上海総合指数の数値を1とした時、それ以降の日がいくらになるかを示したもので、例えば6/12に100だった通貨が、6/13に98、6/14に97になった場合、それぞれ6/13は0.98、6/14は0.97となるようにしております。(それぞれレートが全然違うので、どのくらい動いたかというのを比べるときは、そうやって比べます)




なお、以下のグラフや表は時系列データから管理人が作成したもので、引用していただいても大丈夫ですが、その場合、当サイトが出展であることを明示していただければと思います。





shanghai_soukan.png






これを見ると、上海総合指数の落ち幅ほどではないにしても各国通貨がかなり似たような動きをしているのがわかるのではないでしょうか。特に、当サイトでも見通しを紹介している、豪ドル、NZドル、トルコリラなどは、ほとんど同じような動きをしております。






AUD,NZD,TRY






そのため、これら3つの通貨について、分析が似たようなものになるのは、決して私がサボっているのではなく、本当に似たような動きをしているからだ、というのが分かっていただけるかと思います(笑





これについては、オーストラリアとニュージーランドについては、地理的にも経済的にもかなり近くにあるので、同じような動きをするのはそんなに意外ではないかと思いますが、地理的にも経済的にもそこまで似ていないトルコリラも近い動きをしていて、他の通貨も全体的に見れば同じような動きで円高になっていることを考えると、各国個別の事情というよりは、リスク回避の円買いによって、円が相対的に強くなっているということなのではないかと考えられます。





そして、そのことは、「中国株価と、各国通貨が、どれくらい似たような動きをしているか」ということからも示唆されます。上のグラフでは、上海総合指数の落ち方があまりに急なので少しわかりづらいかと思うので、いわゆる「相関係数」というものを使って、上海総合指数の上下と、各国通貨の上下がどれくらい近い動きになっているか、ということを示したいと思います。




この相関係数というのは、統計分析では一番よくつかわれるもので、「どれくらい似た動きをするか」というのを、-1から1で示すもので、1では完全に一致した動き、-1では完全に逆の動きで、0は全く無関係な動きとなるものです。




一般的には、0から0.2であればほぼ無関係、0.2から0.4では弱い相関、0.4から0.7では相関がある、0.7から0.9では強い相関がある、0.9を超えるとほぼ完全な相関といわれます(マイナスは逆の意味)





では、先ほどのグラフと同じデータを、相関係数という形で表にまとめたのがこちらです。




shanghai_keisuu.png





これを見ると、やはり上海総合指数は主要通貨と強い相関を持っていること、そして、その度合いとしては米ドルやユーロ、ポンドなどの、そこまでリスク回避で売られない通貨は0.7台であるのに対し、いわゆるリスク通貨と呼ばれる、高金利通貨では相関係数が高くなり、リスク回避で売られやすい度合いと近くなっていることがわかると思います。




なお、豪ドルやNZドルの方が南アフリカランド、トルコリラより相関係数が高いことについては、これらの通貨の方がリスクが高いというよりは、中国経済との関係という点で結びつきがより強いことから、より強く反応しているのではないかと考えられます。





いずれにしても、中国の株価下落ということが、リスク回避の円買いにつながり、その結果として為替に大きな影響を与えたのではないか、ということが、考えられます。






・ 2015年6月以前の中国株価が為替に与えた影響






以上のように、上海総合指数の下落と円高には相関関係があることが分かりました。では、暴落以前には影響があったのか、ということを見てみたいと思います。ここで、昔から上海総合指数と円高が相関しているのであれば、この傾向は一般的なものであることが言え、一方で、逆にそれ以前はそこまで相関していないのであれば、「今上海総合指数が市場から注目されているがゆえに、リスク回避を生みやすい」ということができます。





では、暴落前の1年間を、同じようにデータをとってグラフと相関係数を見てみましょう。




shanghai_zenhan2.png





上海総合指数がやたらと高くなっているのに対し、為替レートはそこまで動いていないということが分かります。これだとさすがに相関しているかわからないので、相関係数を見てみましょう。





shanghai_keisuu2.png






面白いくらいにばらばらな動きになっていることが分かります。




これについては、上海総合指数が高くなった理由を中国株価(上海総合指数)・経済の今後の見通し2016年5月で分析しているのですが、そもそも、上海総合指数が高くなったのは、中国の実体経済が良いとかではなく、むしろ「他に投資する先がないくらい景気も不動産市況もよくなかったから株に資金が集中した」という話であったため、中国の株高に反応するのではなく、各国個別要素で為替が動いていた、ということだと考えられます。



以上のことから、上海総合指数で最近為替が大きく動くことは、為替市場はいつでも上海総合指数に反応するということではなく、むしろ「世界経済のリスク」の一つの指標となっており、その動きによってリスク回避の円高になっている可能性が高いということがわかりました。




もちろん、この分析では単純に上海総合指数と各通貨の為替レートを比較しただけなので、より厳密に計算する場合、さまざまな変数を一定の数式で重回帰分析を行う等必要となりますが、この分析の結果としては、やはり上海総合指数の動きというのはそれ自体というより、「市場がリスクをどう認識しているか」ということが原因ではないかと考えられました。




このことは、実はFX取引でも非常に有効なことで、つまり何かというと、震災、ギリシャ、中東、中国経済等、時代によって様々な「リスク要素」が色々と出てきますが、そこで大事なのは、それらを個別の事象と考えるのではなく、「世界のリスク選好に与える影響」ということで考えれば、結局何が起こったとしても、通貨ペアによって、近い動きをするものと遠い動きをするものが出てくることになります。




そのことがFXでどう使えるか、ということについては、次回書いていきたいと思いますので、次回もお楽しみにしてください(アップしました!中国株価が下がっても安心!高金利通貨(豪ドル・NZドル)のリスクを減らして買う方法




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