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ビットコインとは何か?初心者向けに分かりやすく解説します

2017年12月06日 22:35

bitcoin image







最近「ビットコインについても解説して欲しい」というお話を頂くことも増えてきたので、これから何回かに分けてビットコインについて解説していきたいと思います。






今回は、まずは初回として、「そもそもビットコインってどういうもの?」という点について、初心者の方にも分かりやすく解説していきたいと思います。






そもそもビットコインってどういうもの?








ビットコインとは、仮想通貨の一種で、元々は買い物での決済の方法として開発されたものですが、最近では投資目的で購入されることも増えてきたものです。






仮想通貨というのは、読んで字のごとく「仮想の通貨」であり、実際にコインとしてあるのではなく、インターネット上の電子情報としてのみ存在するもので、実際の通貨である円やドルで購入して、それを買い物で使ったり、あるいはビットコインを売ることで、円やドルに戻すことも可能なものです。






bitcoin image1
※このようなイメージでよく書かれますが、現実にこういうものはありません






「ビットコインが120万円を突破」等を最近聞くこともあるかと思いますが、ビットコインの価格は為替や株価と同様、常に変動しており、そのため、投資対象ともなっており、現在ビットコインの取引目的の多くは投資目的での売買となっております。






FXをやっている人だと、「レバレッジをかけたり、売り建てはできないの?」と思われるかも知れませんが、これについては、ビットコインの現物取引ではそうしたことはできませんが、ビットコインFXという取引では、FXのようにレバレッジ取引ができたり、売りから入ることができます(ビットコインFXについては、後日別記事で紹介するので、そちらもあわせてご覧ください)






「ビットコインが投資対象や買い物の決済手段となるのは分かったけど、じゃあビットコインってどういうものなの?」と思われるかもしれません。これについては、ビットコインは「仮想通貨」なので、それ以外の「通貨」と違いを考えると分かりやすいので、次に他の「通貨」との違いを説明していきます。






ビットコインと通貨との共通点と相違点








それでは、ビットコインと円やドル等のいわゆる「普通の通貨」との共通点と違いをまず解説します。





まず、共通点としては、買い物の決済手段として使えて、また、通貨間で両替ができるという点があります。





円やドルではもちろん買い物ができますが、ビットコインも同じように買い物で使うこともできます。日本ではビットコインの支払に対応しているところとして、例えばAmazonギフトカードに交換できたり、ビックカメラやコジマ等での支払いなどが可能です。






また、円とドルを両替したり、円とユーロを両替したりできるのと同様に、円とビットコインを両替したり、ドルとビットコインを両替することも可能です。






一方で、普通の通貨とビットコインの違いは大きく2つあり、


  • 発行者の有無

  • リアル媒体の有無



  • という違いがあります。それぞれ見ていきましょう。






    ビットコインと通貨との違い1 発行者の有無








    まずはじめの発行者の有無と言う点については、通貨は円であれば日本銀行、ドルであればFRB(アメリカの中央銀行)が発行しているというように、国や中央銀行が発行・管理を行っております。





    そのため、例えば1万円札に価値があるのは、1万円分の価値があるということを日本銀行が保証していることが理由であり、これはメリットとしては中央銀行という権威のある主体が価値を保証しているという反面、デメリットとしては国家や中央銀行への信頼性が落ちた時に価値が低下するという特徴があります。





    この「国家や中央銀行への信頼性が落ちる」というのは、日本ではあまり想像できないかもしれませんが、世界的には発行者を信頼できないということはよくあることで、実際にビットコインの価値がはじめに上がった要因は、中国で人民元への信頼性が揺らいだ時に、人民元をビットコインに変える動きがあったことです。






    また、これはビットコインについてのはじめの論文でも書かれていることですが、国家の借金が大きくなって返済が難しくなった時、中央銀行が大量に通貨を刷ってそれで返済することによってハイパーインフレ(=通貨の価値の暴落)が起こるということもあり、このように「国家や中央銀行の保証」というのが、通貨にとっては強みにも弱みにもなっております。






    その一方で、ビットコインは発行者がおらず、発行はあらかじめ決められたプログラムに従って機械的に行われるのみであり、「誰も価値を保証しない反面、誰かの信頼性が落ちても信用不安にはならないし、誰かが意図的にインフレを起こすこともできない」という特徴があります。






    「そんな誰も価値を保証しないのに何故取引で使えるの?」と思われるかも知れませんが、これについてはビットコインは発行量が一定で決められており、その発行・取引についてはブロックチェーンと言われる仕組みによって記帳されて不正に増やしたりはできない仕組みとなっているため、その希少価値とそれを欲しがる人の需要に基づいて価値が決まるというもので、ある意味では金(Goldとしての意味)と性質が似ております






    gold.jpg






    金(Gold)は、金属部品としての用途も一部ではありますが、そのほとんどがは「価値」として保有されるものであります。また、金は採掘量が決まっており、それを多くの人が欲しがることで、価値が決まります。






    ビットコインはその電子版と考えると分かりやすく、基本的には「価値」に注目して保有されるもので、その総量(金で言う採掘量)は決まっており、それを多くの人が欲しがることで価値が決まります。





    そのため、金と同じように「通貨」に対しての不安が高まるとビットコインの価値も上がり、上で書いたように、ビットコインが最初に大きく価値を上げたのは、中国での人民元への不信によるものでした。





    その上で、金より優れている点として、「物理的にあるわけではないので、持ち運びが容易」「決済手段としても使える(Goldで何かを買うことは基本的には難しいと思います)」という点があり、こうしたことから、仮想通貨のニーズは高まっております。






    ビットコインと通貨との違い2 リアル媒体の有無








    通貨では、例えば円であれば1万円札、5000円札等の紙幣や、500円玉、100円玉等の効果のように、実物が存在しますが、ビットコインにそうした実物はなく、電子情報としてのみ存在しております。






    この物理的に実態があるというのは、通貨であれば、誰がいくら所有しているのかというのを物理的に分かるという特徴があります。例えば1万円札を100枚持っていれば100万円持っている、ということを想像してもらうと分かりやすいかと思います。






    通貨が物理的に存在するということは、誰がいくら持っているかをぱっと見れば分かるという長所がある一方で、物理的にお金を盗まれるリスクがある(自分の財布の1万円札を盗まれたらなくなる)ことや、また、有事の際に持ち運びが難しい(例えば天災の際に何百万円、何千万円を持って逃げるのは現実的ではない)という短所もあります。






    一方で、ビットコインではそうした物理的な実体がなく、そのためスマホやビットコインの専用ウォレットを持つだけで持ち運びができます。また、物理的実態はありませんが、発行から取引履歴まで全件ブロックチェーンによって記録することで、誰がいくら持っているかということを特定しており、また、その取引の改変が非常に難しいことから、盗まれるというリスクも抑えられます。






    この発行から取引履歴から残高を特定するというのは、イメージとしては、おもちゃのお金をやり取りするのを想像してもらえれば分かりやすいので、少し数字を使って例を示します。はじめにおもちゃのお金が100作られ、それをAさんが入手したとします。






    その100のうち、Bさんに10、Cさんに20払ったとしましょう。するとAさんの残高は70、Bさんは10、Cさんは20となります。その後CさんがBさんに10支払えば、Aさんの残高は70、Bさんは20、Cさんは10となります。







    このように、はじめに発行された通貨を誰が入手したか(いわゆるマイニング)、それを誰が誰にいくら払ったかというフローがしっかり管理されていれば、最終的に誰がいくら持っているかというのは特定できます。






    では、そのフローをどうやって管理しているかというと、取引を参加者がチェックして承認させ、その承認作業に携わった人の内、最終的に承認を行った人に新しいビットコインが渡されるという仕組みで検証しており、また、そのチェックされた取引の集合体としてのブロックを、前後のブロックとつなげることで、どこかのブロックだけを改変するとことができないような仕組みとなっております(これがブロックチェーンと呼ばれるもので、詳細は別記事で後日書きます)






    このように、普通の通貨とビットコインの共通点と相違点としては、以下のようになっております。



    共通点相違点
    ・買い物の決済で使用可能
    ・通貨間での両替が可能
    ・発行者の有無
    ・物理的実態の有無







    ビットコインと預金やインターネットバンキングとの違い








    上で書いたビットコインと通貨との違いの物理的存在という点については、銀行預金やインターネットバンキングであれば、物理的実態はなく、盗むことも困難で(印鑑や暗証番号も必要で、盗難届を出せば引出制限も可能)、持ち運びも簡単という点で違いはなくなります。






    一方で、相違点としては「価格変動の有無」「銀行のリスク」「送金の際の手数料」という点に違いがあります。





    ビットコインと預金やインターネットバンキングとの違い1 価格変動の有無







    銀行に預けておけば、利息が多少は付きますが、基本的には1万円を預ければ1万円、10万円預ければ10万円だけ引き出すことができます。





    それに対して、ビットコインは価格が常に変動しているため、1万円分のビットコインを買ったとして、それが2万円になるかもしれませんし、逆に5000円になる可能性もあります。





    このように、円ベースで預金する場合は、基本的には元本が保証されますが、ビットコインでは価値が変動するという点が異なります。ただし、外貨預金と比較すると、外貨の交換レートは常に変わるため、価格変動リスクはどちらもあるということになります。






    ビットコインと預金やインターネットバンキングとの違い2 銀行のリスク








    すぐ上で「預金は基本的に元本が保証される」と書きましたが、これには例外があり、銀行そのものの倒産リスクがあります。





    日本の法律では、銀行が倒産しても、1000万円まではペイオフで保証されますが、それ以上の金額については、最終的にいくら戻ってくるかは不明で、銀行が倒産した場合にはリスクがあります。





    それに対して、ビットコインは発行者がいないため、自分のウォレットに入れている場合、倒産リスクなどはありません(取引所に預けている場合は、取引所のリスクがあります)






    これの何が重要かと言うと、天災や戦争等で海外に逃げなければいけないというような事態に陥った時、通貨の価値が大きく落ちる上に、銀行も打撃を受けて預金が引き出せるか分からないのに対して、ビットコインであれば、スマホや専用ウォレットがあれば、すぐに持ち出して逃げることができるという点があります。






    そうしたことがないことを祈りたいものですが、日本でも震災等のリスクや、北朝鮮情勢等によっては避難しなければいけない可能性があり、また仮に日本でそういうことがなくても、海外でそういうリスクが高まれば、資産の分散という観点からビットコインの需要が高まりビットコインの資産価値が上がる可能性があるため、資産の一つとしてビットコインを持つ意味があります。






    ビットコインと預金やインターネットバンキングとの違い2 送金手数料







    送金でも特に国際送金については、インターネットバンキングとビットコインの間には大きな違いがあります。





    国際送金は、何十年も前に作られたシステムがいまだに銀行では運用されており、そのため、送金手数料は数千円、数万円単位になることもあり、また、送金の反映に数日かかることもあります。





    それに対して、ビットコインはインターネット上での取引であるため、手数料は非常に安価であり、また、送金のタイムラグも数十分程度で、24時間365日取引が可能です。





    こうしたビットコインの性質が、銀行がビットコインを警戒している大きな理由で、それに対抗するため銀行もビットコインや仮想通貨の研究を進めることで、こうした送金システムの刷新を図っております(これがいわゆるフィンテック革命と呼ばれているものの一つです)。






    ビットコインと電子マネーとの違い








    次に、お金を払って電子情報にして、それを使って買い物ができるという点で共通する、電子マネーとの違いを説明したいと思います。






    ビットコインと電子マネーとの違いは、以下のようなものがあります。



  • 価格変動の有無

  • 換金性

  • 預託先のリスク







  • ビットコインと電子マネーとの違い1 価格変動の有無








    電子マネーは、SuicaやPasmo等で想像してもらうと分かりますが、1,000円入金したら1,000円分運賃や買い物で使えるものです。この時、1,000円払えばあくまで1,000円分チャージされ、それが500円になったり2000円になることはありません。それに対して、ビットコインは価格が変動する。1,000円で買ったものが2,000円の価値になるかもしれませんし、逆に500円になるかもしれません。






    ビットコインと電子マネーの違い2 換金性








    ビットコインは上でも書いたように、いつでも売買することで、円→ビットコインだけでなく、ビットコイン→円ということも可能ですが、電子マネーについては、払い戻しは資金決済法第20条で原則禁止されており、換金性がありません。






    こうした特徴から、電子マネーとビットコインは買い物の決済手段として使える点では共通する一方で、投資対象となるかどうかという点で違います。






    ビットコインと電子マネーの違い3 預託先のリスク








    通貨や預金と同様、発行元のリスクと言う点も、ビットコインと電子マネーの相違点となります。






    電子マネーは発行体の会社への前払(プリペイドカード)であり、例えばSuicaはJR東日本、PASMOは株式会社パスモへの預託です。そのため、万が一運営会社が倒産した場合、戻ってこないこともあります。それに対して、ビットコインでは上で書いたように、発行主体の倒産というリスクはありません。






    以上のように、ビットコインは、買い物の決済で使える、投資対象ともなる資産であり、その性質は通貨と金(Gold)の中間のようなものであり、さらに電子情報であるという点が特徴と言えます。最後に、上で書いた共通点、相違点をまとめたいと思います。





    比較対象共通点相違点
    通貨・買い物の決済で使用可能
    ・通貨間での両替が可能
    ・発行者の有無
    ・物理的実態の有無
    ・総量が決まっている
    ・価値は需要によって決まる
    ・金は通常の買い物の決済で使用できない
    ・物理的実態の有無
    預金・買い物の決済で使用可能
    ・物理的実態がない
    ・価格変動の有無
    ・預託先のリスクの有無
    ・国際送金の手数料がビットコインの方が安い
    電子マネー・買い物の決済で使用可能
    ・物理的実態がない
    ・価格変動の有無
    ・換金性の有無
    ・預託先のリスクの有無






    今回は以上です。次回以降で、ブロックチェーンについての解説や、プルーフオブワークと呼ばれるビットコインの取引を担保する手法、さらにはビットコインをどうやって買うかという方法や、レバレッジをかけたり売り建てりする方法を書いていきます。





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