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ファンダメンタルズ超入門~円高のメリット・デメリット~

2010年09月22日 00:57

オバマが「元が安すぎる」と文句を言っているニュースを見て、ふと自分がFXをはじめたばかりのことを思い出しました。





あの時、私は経済について全く無知だったので、為替のニュースを見ても、「結局何?」とか、「円が高いのが悪いの?」とか、色々困っていたなあと。



というわけで、今回はファンダメンタルズの超基礎的なことである、通貨高、通貨安について説明したいと思います。今回は今の現実のレートとはかけはなれていますが、説明の際分かりやすいように、1ドル100円を基本としたいと思います。





この1ドル100円というのが、1ドルが80円まで落ちれば、「ドルを安く買える」という意味でドル安である一方、アメリカ人からすれば「1ドルで100円分買い物できたのが、80円分しか買えなくなった」という意味で、円が高くなったとも言えます。




逆にもし1ドル120円になったら、これは「1ドルの値段が上がった」と考えればドル高です。一方、逆にアメリカ人側からの立場で考えれば、「今まで1ドルで100円しか買えなかったものが、120円も買えるようになった」というように、円が安くなったとも言えます。




為替というのは、2つの通貨の間での相対的な交換レートですから、一方が値上がりするということは、逆に言うともう一つの通貨が値下がりするということです。






では、この円高、どういうメリット・デメリットがあるんでしょうか。





まずは、よく旅行会社とかが宣伝しているように、「海外のものを安く買える」ということがあります。1ドルのものを今まで100円出さなきゃいけなかったのが、80円で住むわけですから、なんとなくわかると思います。ですから、日本で生産している部品を海外から輸入している場合とかは、その製品の値段が下がります。





一方、逆に海外にものを売るときは、例えば今まで800円で売っていたものは、今まででは8ドルで売れたのに、今なら10ドルにしなければならず、当然そうやって値上げすれば売れなくなるので、輸出には不利です。






そして、日本という国は基本的に日本人が物を買うことを嫌い貯蓄を美徳とするため(アリとキリギリスの話でありをあそこまで美徳化するのは凄いと個人的に思っています。まあ、あれは別に日本人が作った話ではないんですけどねw)、内需が弱く、また、今後も少子高齢化で人口がヘリ、人が減れば当然需要もへるので、輸出に頼らざるをえない経済構造なため、基本的にかなり円高を嫌います。





また、円高ということは、基本的に「通貨が強い」ということです。そして、通貨が強いということは、相対的に物の値段が低くなり、デフレ傾向になりやすいといういことで、これまたデフレを嫌う日本の政策としては、かなり問題なわけです。




で、冒頭にも書いたオバマが人民元が安すぎると怒っているという話ですが、これは要するに、「アメリカにとって、中国は輸出しづらく、輸入しやすいため貿易赤字になりやすく、だから怒っている」ということです。





例えば日本でも「中国産」というと安価なイメージがあると思いますが、その中国産が安価になれる理由の少なくない理由の一つが、中国の人民元のレートの安さに起因します。経済学者の中でも、人民元の正常な価値は今の倍近くあるはずだという人もいるので、そうなれば、中国から買うものは、非常に単純化していえば、2倍の価格に鳴るということです。





そして、中国という国は世界で一番人口が多いため消費が圧倒的に多い国で、今後輸出先として非常に重要になってくる国であるため、世界のほとんどの国が中国の人民元の切り上げ=中国に輸出しやすくなる状態を望んでいるということです。






ちなみに、今まで「自国通貨が安いほうが得」みたいに書いてきましたが、必ずしもそう考えている国ばかりではなく、例えばEU諸国などは、今でこそあまりの経済の崩壊っぷりに輸出を増やすためにユーロ安を願っていますが、基本的にはインフレに悩まされている国が多いため、本来はユーロ高を望むところです。





インフレというのは、物の値段がたかくなる=通貨の価値が低くなるということなので、通貨の価値が低くなる自国通貨安は嫌なんですね。






次回は、経済学超基礎として、「インフレとデフレ、それぞれ何が悪いのか」ということを書きたいと思います。






中上級者の方にはつまらないかもしれませんが、まあ、何か再確認できることがあるかもしれませんし、また、私の認識が間違っていた場合につっこみもほしいので、次回も是非よろしくお願いします。










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