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何故為替は動くのか

2010年04月26日 23:07

FX投資をやる上で、絶対に避けては通れない論点として、「為替の動き」というものがあります。「自分はスワップ運用するだけだから関係ない」と思われる方もいるかもしれませんが、スワップ運用であったとしても、為替レートが下がれば含み損を抱えて決済するときには大損を出すことになりますし、下手をすると強制決済されてしまう可能性もあるからです。





このように、FX投資においては為替の動きというのはどういう形であれ非常に重要となってくるのですが、そもそも何故為替市場は動くのかご存知でしょうか?





為替が動く理由、それはその通貨に対する「需要と供給」によって決められます。つまり例えばみんながドルを欲しいと思えばドルは高くなるし、逆にドルはいらないと思えばドルは安くなるということですね。






「そんなの当たり前じゃないか」と思われるかもしれませんが、それでは、そう思った人に質問です。「じゃあ、その需要と供給ってどうやって決められるんですか?」





まず簡単な方として、供給については、その通貨を発行している国(あるいはEUのような連合)の中央銀行が発行する紙幣の量によって決まります。では需要はどうでしょう。






実は、この需要のほとんどは、貿易などの実際に通貨が必要な需要(実需と呼ばれます)ではなく、「投資による資金移動」であることをご存知でしょうか?







東京外国為替市場における年間取引量は、日本の貿易の年間輸出、輸入の合計額の50倍をも超える取引が行われております。






もちろん、その中には貿易に絡めたリスクヘッジとしての取引(例えば10日後に100ドル入ってくるとしたら、それまでの間にドルが値下がりして損を出すのを避けるために、ドルを売建しておくこと。こうすればドルがあがったら入ってくる100ドルの価値が上がる一方売建したドルに損が出ることで結局相殺され、逆にドルが下がっても入ってくる100ドルの価値は下がる一方売建したドルで利益が出て損益が相殺され、いずれにせよ損失が相殺される状態になります)などもあるため、一概に「すべてが投機的取引だ」とは言えませんが、実需以外の要因が如何に大きいかがわかると思います。





「実需じゃなくて投資需要が大きいと何か違うの?」と思われるかもしれませんが、これは非常に大きな違いです。






何故なら、需要を予測する際には、「実際にドルがどれほど必要になるか」を予想してもあまり大きな意味はなく、むしろ「みんなが資産としてのドルをどれくらい欲しいと思うか」と言う点を予想しなければならないということになるからです。





これは経済学的には「為替のアセット・アプローチ」と呼ばれるもので、現在学会でも主流となっている考え方です。つまり、為替の変動は「その通貨にどれだけ資産とししての価値(=投資対象としての魅力)を感じるか」によってきまるということです。





ですから、為替変動を予測するときには、なにより「これから投資家がどのように動くと考えられるか」という点を考えるのが大事ということになるのです。それでは、その投資家の動きを予想するにはどうすればいいのか。






それが前回の記事でもちらっと解説した、「ファンダメンタルズ」と「テクニカル」という手法になってくるわけです。






これらについての詳細な解説は次回にしますが、つまり、「ファンダメンタルズ」にしても「テクニカル」にしても、重要なのは「みんながどう考えるか」であるという点を心にとどめておいてください。「ファンダメンタルズ」と「テクニカル」というと相反する考え方のように思われることが多いですが、両者はいずれも「みんなが次に為替はどうなると考えそうか」というのを示す指標という点で、同じだということです。














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