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EUR/USDで売りナンピンをすべき3つの理由、その2

2011年02月01日 21:51

さて、第二回です。前回を見ていない方は、EUR/USDで売りナンピンをすべき3つの理由、その1もご覧ください。



現在EUR/USDはこの記事を書き始めた時から比べてもかなり伸びてきていて、1.38に届くかというレベルまで上がりました。しかし、それでも私はやはり今後EUR/USDは反発し、下がるだろうと思っております。ちなみに、私の資金計画では、1.45まで上がらない限り大丈夫ですので、まあ、毎日少しずつマイナススワップ支払いながら頑張っております(笑





前回EUの財政問題は全く片がついていないという話をしましたが、では、これだけだと疑問を持った人もいると思います。





そう、「じゃあ結局適正価格っていくらで、今本当に過大計上されてるの?」ということです。






私はユーロが潰れて無価値になるとは全く思っていませんし(そんなことになったらおそらく第三次世界大戦クラスの大混乱が起こり、下手したら人類が滅亡しかねないくらいだと思っています。ドイツ一国がハイパーインフレになっただけで第二次世界大戦が起こったくらいですから)、ならここで大事になってくるのは「どこが適正水準か」です。






では、適正水準というのはどうやって考えるのでしょうか。






実は、為替の世界では「これだ!」と言えるようなものってないんですね。というのも、やはり為替というのは金利であったり成長率であったり将来性であったり各国の政治的思惑であったりと、とにかく色々な要素で変動するからです。だから、これを見れば大丈夫というものはありませんし、それが見つかったなら誰にも教えないでこっそりと取引する錬金術にすればいいというレベルのものですw







とはいえ、全くないわけでもありません。






実は、経済学の世界では昔からある伝統的な理論の一つで、かつ、適正水準が「いくらか」というのを明確に示せる指標があります。







それは、購買力平価です。








購買力平価というのは、簡単にいえば、「りんご1個の値段が日本では100円であり、アメリカでは1ドルなら、1ドル=100円だろう」という理論で、それを物価全体に広げたようなものです。






そのユーロドルの購買力平価は


http://www.iima.or.jp/pdf/PPP/euro_doll.pdf


で見ることができます。






ここであるように、ユーロ危機だと言われ続けながら、実際には相場は購買力平価よりかなり上に行っているのです。






そして、ユーロドルという通貨ペアがそういう性格を持つペアかといえば決してそういう事はなく、購買力平価を下回ることもありうる通貨だということもわかります。





今でも1.37くらいなので、つまり、現状においてすら購買力平価に比べてかなり高い評価をされているということです





もちろん購買力平価というのがあくまで頭の硬い伝統的理論にすぎず、実際にはこれと関係なく相場が動くこともよくあるということは理解しておりますが、それでも最も伝統的なファイナンス理論の一つでロジックもしっかりしたものの一つである購買力平価において、現時点においても高すぎる評価というのは、前述のユーロリスクが解消していないことも含めて考えれば、かなりマイナスになりうる材料だと思っております。







以上がファンダメンタルズ的視点でみたユーロドルの割高感の理由です。次回はテクニカル的に分析したいと思います。次回もよろしくお願いします。











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