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【トルコリラ】19円超えなるか?アクバンク借り換え、M&A観測で上昇

2018年09月28日 11:35

昨日、ついにトルコリラは18.6円の高値の壁を上抜けし、執筆時現在、18.94円と、19円を狙う動きとなっております。




【トルコリラ円 4時間足チャート】
TRY chart0928_4hour





なお、一瞬出ている異常に長くて始値の低い陽線は、このチャートのサクソバンク証券が普通のFX会社より朝早く(日本、アメリカ、欧州のどこも開いてない時間)から営業を開始し、その一瞬の流動性の極めて低い時期に偶然ついた数字なので、気にしないでください(笑





日足で見ても、これまで阻まれていた、高値18.6円、終値18.5円の壁を抜け、現在19円を目指す動きとなっております。





【トルコリラ円 日足チャート】
TRY chart0928




この背景には、

  • エルドアン大統領の「中銀の利上げには反対だが、独立性は尊重する」という趣旨の発言

  • トルコ大手銀行アクバンクのローン借り換え成功

  • トルコ企業へのM&Aの見通し


  • 等があります。











    1つめのエルドアン大統領の発言は、読んで字の通りで、利上げには反対だが中銀の独立性を尊重したことで、今後も必要な場合には利上げの可能性も出てきました。これまでは基本的にエルドアン大統領の圧力で利上げができていなかったので、これはトルコリラにとって上げ材料となります。





    2つめのアクバンクのローン借り換えは、9/25の記事でも「借り換えの見通しが経ち、それがトルコリラ上昇の理由となった」と書きましたが、その「見通し」が「現実」となりました。

    関連記事:【トルコリラ】牧師解放見通しと大手銀の資金調達観測で18.5円まで上昇










    最後の中国企業によるM&Aというのは、アリババ等の中国企業が、トルコリラ安で割安感が出てきており、8,000万人の人口等も魅力的なトルコ企業への関心を強めているという報道が出ており、それが実需面でのトルコリラ買いに繋がるとの予想から、トルコリラがあがったという見通しもあります。

    参考記事:Alibaba and other China heavyweights eye Turkey assets after lira plunge: sources ロイター(英語)





    こうした要因があって、トルコリラは上昇しました。





    では、今後どうなるかを見ると、USD/TRYの日足チャートで見ると、下降トレンド(トルコリラにとっては上昇トレンド)に入りそうではあるものの、今まだ雲の中であり、ここで反発するか、抜けるかがポイントとなります。





    【USD/TRY 日足チャート】
    USD TRY0928_itimoku





    ここを抜ければ、USD/TRYで5.7-5.8くらいとなり、トルコリラ円で言うと19.5円から20円程度までの上昇が短期的に期待できます。





    また、今後ブランソン牧師が実際に解放される流れになれば、さらにトルコリラは上昇することも期待され、これまでロスカットされたり、含み損を抱えてきたトルコリラホルダーにとっては、期待できる展開になってきたと思っております。




    今後もトルコリラの動向には要注目です。





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    ドル円113円突破なるか!?今夜のFOMCと日米首脳会談に注目

    2018年09月26日 10:29

    9/25のドル円は、かなり堅調に推移したものの、113円の上値は重く、そこを超えることができませんでした。





    【ドル円 9/26 10時時点 15分足チャート】
    USD JPY0926_15min





    113円というのは、2018年に入ってから何度かチャレンジしてははじき返されている重い上値であり、そこを超えられるかが一つの大きなポイントとなっております。





    【ドル円 2018年の日足チャート】
    USD JPY0926




    アメリカ経済がまさしく絶好調で、利上げも積極的に行われている中で、何故113円が重いかというと、大きく



  • 米中貿易戦争などの不安材料がある

  • トランプ大統領が円安ドル高を強く懸念しており、度々ドル高けん制発言をしている



  • といったことがあります。


    関連記事:米ドル円今後の見通し予想2018年9月 | 米ドル円レート予想





    このように、113円が一つの重い壁となっているのですが、本日、そこを超えるかもしれない二つの大きなイベントがあります。それが、タイトルにも書いた、FOMCと日米首脳会談(日本時間では明日27日)です。





    FOMCでは、政策金利の利上げはほぼ確実視されており、ここはあまり論点にはならず、注目ポイントとしては、今後利上げのペースはどうなるかの見通しについての声明です。





    利上げペースがしっかりしそうであればドル高、利上げに慎重になりはじめていたらドル安ということになります。





    ただし、今回は、これまでの利上げペースを加速するような理由も、逆に遅くする理由も現時点ではないと考えており、一時的な期待で上下することはあれど、そこまで大きな影響を与えないのではないかと考えております。





    次の日米首脳会談については、これまで行われていた日米貿易協議を踏まえて、細部を詰めて、新合意提出を目指してのものとなっておりますが、その日米貿易協議では、基本的に大きな方向性で一致しており、あとは日米首脳会談で細部を詰めるのみと報道されております。











    このツイートでも書いたように、基本的には合意はリスクオンの円安要因となると考えており、ここで113円突破も期待できるのではないかと考えております。





    もちろん、「セルザファクト」で売られる可能性や、あるいは合意の内容に円安をけん制するような条項が入っている(メキシコとの二国間合意には含まれていた)等あれば一時的に円高要因となる可能性もありますが、仮にそうなったとしても、基本的には米国経済の底堅さや、拡大していく日米の金利差から、いずれにしても今後円安・ドル高方向に進んでいくと考えられます





    その場合、まずは、2017年の多くの時期で重い上値として機能していた、114円というのが次のターゲットとなります。





    【ドル円 週足チャート】
    USD JPY week 0926





    いずれにしても、今夜のFOMCと、日米首脳会談には要注目です。





    なお、FXでドル円に投資する場合のおすすめの投資方法や、その投資方法を行うためにおすすめのFX業者については、FX米ドル円のおすすめ投資方法と、FX業者比較2018年9月で書いてますので、よかったらそちらもどうぞ。





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    【トルコリラ】牧師解放見通しと大手銀の資金調達観測で18.5円まで上昇

    2018年09月25日 10:34

    昨夜の12時過ぎに、トルコリラ円は18.5円付近、USD/TRYでは6.05近辺まで、トルコリラが急伸しました。





    【トルコリラ円 15分足チャート】
    TRY chart0925





    【USD/TRY 15分足チャート】
    USD TRY chart925

    (USD/TRYでは、トルコリラが上がるとチャートとしては下がって見えます)





    この上昇の背景は、大きく2つあり、


  • ポンペオ米国務長官が「今月中にブランソン牧師が解放されるだろう」と述べたこと

  • トルコの大手銀行アクバンクが約1000億円のシンジケートローンを確保できそうなこと



  • という要因です。(シンジケートローンというのは、簡単に説明すると、複数の金融機関が協力してお金を貸すということです)




    まず1つ目のブランソン牧師解放については、9/24にもWSJで牧師解放報道という話がありましたが、ポンペオ国務長官も今月解放されるだろうと発言しました。





    bokushi news
    (出典:ヒロセ通商ニュース)





    ブランソン牧師解放を巡ってのアメリカとの関係悪化や経済制裁は、トルコリラの見通しに大きな悪影響を及ぼしていたので、このことが解決に向かうというのは、トルコリラにとって大きなニュースとなります。


    関連記事:【利上げ反映】トルコリラ今後の見通し2018年9月 | トルコリラはどこまで下がる?





    もう一つが、これもまたトルコリラ下落の大きな要因となっていた、トルコ民間企業が対外債務を返済できるのかという問題について、トルコ大手銀行のアクバンクが約1,000億円の資金を調達できそうだという見通しで、これもトルコリラ上昇の理由の一つとなりました。











    FX会社のニュースなどではこれについてはあまり報じられておりませんが、エミンさんが足元のリラ上昇は牧師よりもこっちの方の影響だと思いますというくらいで、また実際に今でも対外債務の返済はトルコリラにとって大きな足かせとなっていることから、これも非常に大きなニュースだと分かります。





    トルコリラ円については、こうした要因によって18.5円まで上昇しましたが、執筆時現在は18.27円前後となっております。日足チャートで見ると、18.5-6円くらいの上値が非常に重い印象で、前回の利上げの時もここで反落しております。





    【トルコリラ円 日足チャート】
    TRY chart0925_2





    トルコリラ円にとっては、ここを超えられるかが一つのポイントです。





    ただ、USD/TRYで見ると、少し風景が変わってきます。USD/TRYの日足チャートを見てみましょう。(USD/TRYでは、トルコリラが上がるとチャートとしては下がって見えます)




    【USD/TRY 日足チャート】
    USD TRY0925 day





    味方によって上昇ペナントにも下降ペナントにも見えて難しいですが、いずれにしてもサポートラインとレジスタンスラインの幅がどんどん狭まっており、ブレイクアウトが近々起こってもおかしくないということが分かります。





    トルコリラは、専門家によっても20円を超えて上がるという人もいれば、13円台まで下落すると予想する人もいて、予想がかなり難しい局面ですが、今回のブランソン牧師解放にしても、アクバンクのシンジケートローン調達にしても、本当に実現すればトルコリラをもう一段階上げる材料になると思います。





    USD/TRYが7.1を超えてトルコリラが下落すると、トルコの金融機関に致命的な打撃を与えるというゴールドマンサックスの試算もあり、実際にトルコリラ安でトルコの民間企業は外貨建て債務の返済に四苦八苦しているというように、トルコリラ安は実体経済にもかなりの悪影響を及ぼしているので、何とかトルコリラ安が止まって欲しいものです・・・・・・





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    ロシアのイドリブ総攻撃回避で、トルコリラは一時17.3円まで急落。その理由は?

    2018年09月18日 23:50

    本日、トルコリラ円は一時17.3円近辺(始値は17.7程度)、USD/TRYは6.455(始値は6.31)と、トルコリラは一時急落しました。(執筆時現在戻しております)




    【9/18 トルコリラ円5分足チャート】
    TRY 0918 chart




    【9/18 USD/TRY5分足チャート】
    USD TRY0918





    この背景には、トルコのアメリカとの関係改善見通しが悪化したことがあるようです。







    (このエミンさんという方は、トルコ系のエコノミストの方で、日本語で見ることのできるトルコ情報で最高レベルに信頼性の高い方です)





    トルコリラが最近暴落している理由の一つにブランソン牧師解放をめぐってアメリカから経済制裁を食らっていることがあるように、今はトルコとアメリカの関係は、トルコリラ相場に大きな影響を与えます。





    そんな中で、何故トルコとアメリカの関係改善期待が遠のいたかというと、その背景には、イドリブを巡って、ロシアが総攻撃を回避することをトルコと合意したことがあります。










    「ロシアがイドリブ攻撃をやめるとトルコとアメリカの関係改善期待が後退する」というと、風が吹けば桶屋が儲かるみたいな話に聞こえるかもしれませんが、元々、トルコとアメリカの関係が悪化していた背景には、トルコとロシアが近づいていたということがあり、例えばトルコの軍の人事で、新ロシア派の将校が重要な地位を占めたり、ロシアの最新鋭の地対空ミサイルS400をトルコへ供給したりということもありました。





    そのような中で、トルコがアメリカではなくロシアに近づいていったことがアメリカの怒りを買うことになり、ブランソン牧師の解放というアメリカの中間選挙において国内の支持を得やすい「口実」もあってたことから、アメリカはトルコへの経済制裁を行っていると考えられます(エミンさんのZai FXでのインタビュー記事





    そんな中で、トルコが支持しているシリア反政府組織の拠点があるイドリブにロシアが攻撃を仕掛けようとして、それにトルコが反発するもロシアが聞く耳を持たない、というのが最近の情勢で、それによってトルコはアメリカに泣きつくしかないという状況になり、最近ではトルコとアメリカの関係改善期待が高まっておりました。





    イドリブへの攻撃は、トルコにとっては自分たちが支持する組織の拠点であると同時に、ここが攻撃されて難民が発生すると、自国に大量の難民が押し寄せかねない事態で、何としてでも止めたいことで、そのためにはアメリカとの関係改善も辞さないというのが市場予想でした。





    ところが、今回ロシアとトルコの間で合意が成立したことで、話は変わってきます。





    元々アメリカとの関係改善期待は、「ロシアと距離ができたから、アメリカと近寄らざるを得なくなる」という期待であったので、その原因となるロシアとの関係が改善すれば、アメリカとの関係改善に向かう必然性が減ります。





    こうしたことから、トルコとアメリカの関係改善期待が遠ざかり、トルコリラは下落しました。





    ただ、とはいえ、トルコにとって自国通貨安は問題で(実際に今年の大統領選挙でエルドアン大統領が苦戦した理由の一つはトルコリラ安で国民の評価が下がったことでした)、その改善のためにアメリカとの関係改善が不可欠であることはさすがに認識しているとは思うので、現時点ではそこまで大きな影響はないと管理人は予想ししておりますが、トルコリラの見通しについては、また一つ不確実性が高まりました・・・・・・





    筆者個人的な感想としては、イドリブ総攻撃で多くの人が犠牲になったり、難民となる方が出ないのは素晴らしいと思っているので、どうかこれでアメリカとの関係悪化などに繋がらず、「誰もがハッピー」な結果になって欲しいと思っております。





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    【トルコリラ見通し番外編】みらいチャートで9月利上げ後の見通しを予想

    2018年09月18日 18:39

    未来予想





    今回は、当サイトの記事の中でも人気が高く、読者の方から定期連載化して欲しいとの要望も受けている、トルコリラをみらいチャートで見る企画を、利上げ後の今回やってみたいと思います。

    6月終わりの記事は、【トルコリラ見通し番外編】みらいチャートで大統領選後の推移を予想

    7月終わりの記事は、【トルコリラ見通し番外編】みらいチャートで急落後のトルコリラ相場を予想

    利上げ前の9月7日の記事は、【トルコリラ見通し番外編】みらいチャートで9月のトルコリラ相場を予想






    トルコリラ相場は、最近では政策金利を17.75%→24%と6.25%ポイント利上げしたことにより、一時は18円を超えて18.5円程度まで上昇しましたが、その後17円台まで落ちてきており、今後どうなるかについて、見通しは大きくバラけております。(詳しくは、【利上げ反映】トルコリラ今後の見通し2018年9月 | トルコリラはどこまで下がる?で書いておりますが、人によってはトルコリラ円は20円超への上昇という人から、逆に13円台までの下落を予想する人もおります)





    もちろん、トルコリラは最近は政治面・経済といったファンダメンタルズによる動きが大きく、今では



  • ブランソン牧師を解放し、アメリカと関係改善するか

  • 外貨建て債権を返せるか

  • インフレは今後どうなるか



  • 等がテーマとなっておりますが、ここであえてそうした政治的テーマを抜きに、チャートだけで予想するとどうなるかを見ていくのが、今回の趣旨です。





    みらいチャートというのは、みらいチャートの精度と使い方をレビュー | 新機能の売買シグナル追加で詳しく書いておりますが、概要としては、



  • セントラル短資FXのFXダイレクトプラス口座で提供されるツール

  • 過去の為替相場についてのビッグデータを元に、今後の値動きを自動で予想する

  • 移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表、MACD、ストキャスティクス、RSIといったテクニカル指標から売り買いのシグナルを自動で判断




  • といったことができるツールで、ドル円、ユーロ円などの主要通貨だけでなく、トルコリラや南アランドの見通しも見ることもできます。





    なお、みらいチャートを使いたい場合、セントラル短資FX 公式ホームページから口座開設すれば、大体1週間以内に使えるようになるので、みらいチャートを使いたい方は是非どうぞ。





    当サイトから口座開設を行うと、9月中の期間限定(つまりあと2週間限定)で、通常のキャッシュバックに加えて、


  • 当サイトオリジナルのFX投資戦略マニュアル

  • 5,000円の特別キャッシュバック


  • がもらえるので、口座開設は今当サイトから行うのがおすすめです。(投資戦略マニュアルの内容などについては、【限定レポート】セントラル短資FXと当サイト限定レポートタイアップで詳しく書いてあるので、興味のある人はそちらもどうぞ。なお、この限定キャンペーンは、このページに貼ってあるリンクから飛んでもらえれば、当サイト限定キャンペーンの対象となります)





    口座開設は、


    セントラル短資FX
    セントラルミラートレーダー



    からできます。(口座開設の具体的なやり方は【当サイト限定特典あり】セントラル短資FX口座開設方法の画像付き解説で書いてあります)





    利上げ前のみらいチャートの予想と実際のトルコリラの推移を見比べる







    まず前回のみらいチャートの予想から振り返ってみましょう。前回は、こんな感じで出ておりました。




    【2018年9月7日 トルコリラ日足 同一通貨のみ】
    TRY mirai0907 day try






    【2018年9月7日 トルコリラ日足 全通貨ペア】
    TRY mirai0907 day all





    これを見ると、

  • トルコリラの過去の値動きから見ると、3つのうち2つが下落、1つが17.5まで上昇

  • 全通貨での値動きから見ると、横ばい2つ、1つが15円くらいまで下落


  • と、どちらかというと下落が多い予想となっておりました。





    実際には、トルコ中銀の市場予想を超える利上げによって、トルコリラは一時的に18.5円まで上昇するも、その後少しずつ下落して、現在17.6円程度となっております。





    【2018年9月のトルコリラのチャート】
    TRY chart180918




    前回もそうでしたが、今回も見事に外れてます(笑





    当たり前ですが、政治的要素が強い時期だと、チャート分析だと予想が難しいことが分かります。「異常な値動きをするのが予想されるときにみらいチャートを見るとどうなんだろう」という気持ちであえてこの時期にやってみましたが、やはりこういう時期にはテクニカル分析よりも、ファンダメンタルズ分析の方が重要なのではないかと思われます。





    最近では日足、週足でやると、

  • 米中貿易戦争

  • トランプ大統領の動き

  • 新興国通貨の値動き

  • (おそらくもう少し経てば影響しそうな要素として)中間選挙の見通し



  • など、どうしてもファンダメンタルズ要素が強い値動きとなると考えられるので、みらいチャートの使い方としては、短期での相場の動きを見るということに絞った方が良さそうです(短期で見ると、ある程度値動き方向が一致しているときであれば、それなりの精度で当たっている印象はあります)





    以上がこれまでの振り返りでした。「今のご時勢ではあまり長期予想には向かない」と書きましたが、せっかくここまでやったので、今回も予想を見てみたいと思います。





    2018年9月18日時点で、みらいチャートでトルコリラの今後の見通しを予想







    それでは、次に今回の見通しに移ります。前回と同様、日足で今後1ヶ月強の予想を、週足で1年半くらいの予想を行います。





    まず、トルコリラを日足で見ると、このようになっております。




    【2018年9月18日 トルコリラ日足 同一通貨のみ】
    TRY mirai day 1809_0918





    【2018年9月18日 トルコリラ日足 全通貨】
    TRY mirai day all 1809_0918





    これを見ると、


  • 6つのうち、3つはほぼ横ばい

  • 6つのうち、2つは若干の下落

  • 6つのうち、1つは13円台に急落



  • という予想になっております。この1つだけ急落しているのは、トルコリラの今年7月からの下落の値動きで、近似値は99.17%となっております。





    つまり、7月の急落時と今の値動きは似ており、あの時のように市場が失望するような事態があれば、今度は13円台まで急落する可能性もあるということで、トルコリラの買いポジションを持っている人にとっては、かなり注意が必要ということが分かります。





    それ以外のチャートでは、正直そこまで大きな値動きを予想しておりません。





    実際にはおそらく、今後アメリカも中間選挙に向けてブランソン牧師解放に向けて動いたり、トルコも利上げ後のリアクションがどうなるかということで、上下どちらに動くかはともかく、トルコリラが大きく動くことは間違いなさそうなので、これらの予想は、正直そこまで当たる可能性は高くなさそうです。





    とはいえ、チャートだけで判断すると、あまり値動きしないのが本来想定される姿で、今の相場が逆に異常であるということは、よく分かります。





    では、次に週足で見てみましょう。





    【2018年9月18日 トルコリラ週足 同一通貨のみ】
    TRY mirai week1809_0918






    【2018年9月18日 トルコリラ週足 全通貨ペア】
    TRY mirai week all 1809_0918





    このように、


  • 6つのうち2つが19円程度まで上昇、1つが18.5円まで上昇と予想

  • 6つのうち1つはほぼ横ばいを予想

  • 6つのうち2つは16.7円、15円への下落を予想



  • となっており、1年半くらいで見ると、上昇予想が一番多い結果になりました。





    ただし、これも3ヶ月ずっと同じなのですが、15円までの下落を予想しているのが、相変わらず2016年2月から2017年4月の期間を見たもので、これはエルドアン大統領のブレーキ役であったダウトール首相が退任した時期の値動きで、今回も相変わらず同一通貨で見た時の第一近似が、この時の値動きでした(一致率98.7%)





    最近ずっとこのダウトール首相退任後の値動きが週足での第一近似として出してきて、実際に下げてきたということを考えると、これを単なるマイノリティ票と考えるわけにもいかず、こういうリスクもあるということを前提に考えるべきだと思います。





    以上がみらいチャートで見たトルコリラの今後の見通し予想でした。結論としては、

  • 短期的にはそこまで大きな値動きを予想していないものが多いが、正直それは当たらないと考えられる

  • 7月の大きく下落したときと現在の値動きは近似しており、その計算だと13円台まで下げる危険がある

  • 1年半くらいのスパンで見ると、少し戻すというのが基本線だが、さらに下落している可能性もある


  • という感じです。





    なお、このみらいチャートは、セントラル短資FXのFXダイレクトプラス口座を持っていれば誰でも無料で使うことができて、トルコリラ以外にも主要な通貨ペアは見ることができるので、他の通貨ペア(ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、NZドル円や南アフリカランド円なども対応)も見たい場合、口座を持っておくことをおすすめします。




    セントラル短資FXには、当サイトから口座開設すると、9月中の期間限定(つまりあと2週間限定)で、通常のキャッシュバックに加えて当サイトオリジナルのFX投資戦略マニュアル+5,000円の特別キャッシュバックも貰うことができるので、当サイトからの口座開設がおすすめです。




    口座開設は、


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    ブラジルレアル今後の見通し2018年9月 | 下落理由は?どこまで下がる?

    2018年09月15日 19:47

    ブラジル





    今回は政策金利6.5%と高金利のブラジルレアルについて、2018年9月時点での為替推移の分析と、今後の見通しを予想します。最近ブラジルレアルは下落傾向にありますが、何故下落しているのかの理由や、どこまで下がるかということも含めて見ていきます。






    この記事の要点をまとめると、



  • ブラジル経済は、2015年、16年と大不況に陥っていたが、2017年からプラス成長に復帰

  • ブラジルの政策金利の低下は、普通の為替相場とは異なり、レアル安につながらない

  • ブラジルレアルについては、信用格付けが「投資適格」に戻せれば大きく伸びる可能性が高い

  • ただし当面ブラジルの信用格付が戻すとは考えづらく、しばらく下落が続くと予想




  • という感じで、ブラジルレアルの具体的な予想レートとしては、2018年内は24円~30円と、下落を予想しますが、中長期的に構造改革が進み、投資適格に戻せば、2014年の水準である40円台半ばくらいまでは戻ると考えております。





    ただし、その「構造改革が進み、投資適格に戻す」のがいつになるかは、今年の10月に予定されているブラジルの大統領選挙が肝になり、その大統領選挙については、現在明確な有力候補すらおらず、不透明な状態となっており、こういう状況で財政再建のような反対勢力も大きい改革をするのは困難と考えられるため、しばらくはあまり期待できない状態が続くと考えられます。





    ブラジル大統領選挙で誰が選ばれて、その人がどういう政策を志向するかによっても、「構造改革ができて信用が回復する時期」が大きく異なってくるので、ブラジルレアルに買いで入る場合、数年単位で持っていられるくらいの金額規模でのポジションとしておくべきと考えております。





    何故そう考えたのかについて、これから以下の順番で書いていきます。

  • ブラジル経済の基本

  • ブラジルレアルという通貨の特徴

  • ブラジル政策金利とインフレ率・為替の関係

  • これまでのブラジルレアルの為替推移とその変動理由

  • 今後のブラジルレアルの見通し予想


  • という順番で書いていこうと思います。











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    ブラジル経済の基本







    まずはブラジルレアルのベースとなるブラジル経済がどういうものか説明します。ブラジルは資源・人口の観点から今後経済的にかなり成長すると見込まれている国です。





    あまり知られていないことですが、ブラジルは、世界有数の資源大国です。例えば原油についてほぼ全て自給できる水準であり、鉄の原料である鉄鉱石生産量世界2位、アルミニウムの輸出量世界1位等、様々な資源を持っております。






    資源価格については、最近では中国経済の持ち直しもあって底堅く推移しており、そのこともブラジル経済が少しずつ安定感を取り戻しつつある要因となっております(資源価格は需要と供給のバランスで決まりますが、需要としては中国等の消費量の多い国の経済動向、供給としては資源国での採掘状況や地政学的リスク等が原因で上下します)






    また、人口も増えており、経済の基盤となる内需についても、今後底堅く推移することが予想されています。ブラジルの人口は2億人を超え、その内訳も65%が40才未満というように、少子高齢化が進む先進国と対照的に、人口が増加し、今後は労働力を求めてブラジル進出ということも増えていくことが見込まれています。






    こうしたことから、ブラジル経済については中長期的な成長が見込まれております。






    ただし、こうした底堅さは、中長期的なものであり、ブラジルの経済については、端的に言うと、「中長期的には成長が見込まれるが、短期的には難しい局面にある」という状態です。





    IMFのブラジルの実質GDP成長率について、最新の見通しが以下です。




    BRL growth1806

    (出典:IMF World Economic Outlook Databases 2018年4月より管理人作成)





    2015年、2016年と2年連続で実質GDP成長率はマイナス3%超となりましたが、2017年は、ようやく底打ちをして+0.9%(元々の予想0.2%から上方修正されております)、2018年は+2.26%となる見通しです。





    何故マイナス成長となったかというと、詳しくは後で説明しますが、中国経済のダメージ、資源価格の暴落、ブラジル国内政治の大混乱等が理由でした。





    ただし、現在中国経済や資源価格は安定的に推移し、政治的にも前大統領のルセフ氏が更迭され、新政権は財政再建についても積極的であり、そうしたことが市場で好感されたことで、2017年にはプラス成長に転じ、2018年には成長軌道に戻ることが予想されております。





    このように、基本的に成長路線にあったものが、2015年、16年にはマイナス成長となり、ただしその後現在も徐々に回復傾向にある、というのがブラジル経済の概要です。











    ブラジル政策金利とインフレ率・為替の関係







    ブラジルは、最近では利下げトレンドにあります。2016年8月には14.25%であった政策金利は、徐々に引き下げられ、9/15現在では6.5%となっております。





    BRL kinri






    ブラジルではここ数年ずっと「不景気にもかかわらずインフレ率が高い」という、いわゆるスタグフレーションの状態にあり、「不景気への対策のために利下げをしたい」「その一方で利下げをするとインフレに悪影響だから利下げはできない」という板挟みの状態にありました。





    このスタグフレーションというのは、マクロ経済的には一番まずい状態と言われており、それは「不景気で雇用や賃金は増えないのに、物価だけが上がっている」というように、国民生活にとってダメージが大きいことに加え、好況&インフレなら利上げ・引き締め、不況&デフレなら利下げ・緩和というように、通常のインフレやデフレであれば金融政策でまだ対応はしやすいのに対して、利上げ・引き締めをしてしまうとインフレは抑えられるが景気にはダメージを与えてしまい、逆に利下げ・緩和を行うと今度は景気刺激にはなるがさらなるインフレを起こしてしまうというように、非常に難しい局面のためです。





    その中で、ブラジルではまずはインフレ率を抑えるということを優先課題としたことや、それ以外にもアメリカの利上げ観測の中で、「利下げを行うとブラジルレアルが買われなくなってしまい、大幅な通貨安(=輸入などがしづらくなる)になってしまう」ということもあり、まずは金利を高く設定しておくことを選んでおりました。





    しかし、最近ではようやくインフレが落ち着いてきており、政策金利の引き下げ(=本来であればインフレ率引き上げ要因。日本でインフレ率を高めるためにゼロ金利政策を行っていることを考えてもらうと分かりやすいかと思います)を行いながらも、インフレ率は明確な低下傾向にあります。





    BRL inflation1808





    6月と7月にインフレ率が高まっているのは、ブラジルのトラック運転手のストライキによるものです。このストライキによって、ブラジルでは物資が届かないため、食糧品や輸入品が高騰しており、その影響でインフレ率も上昇しております。ただし、ブラジル中銀のインフレ目標は3%から6%であり、また、このストライキによるインフレへの影響は一時的とみられ、実際に8月はむしろ物価下落しておりました。





    このように、インフレ率が落ち着いてきたことから、ブラジル中銀は利下げや財政緩和を行ってきており、それによって上でも書いたような経済成長路線への復帰を計画しております。ただし、この利下げについては、ブラジル中銀は、新興国に対しての見方が厳しくなったことから、金融緩和を見直す動きを見せており、しばらく利下げが行われない可能性が高まっております(出典:Bloomberg 5/17)





    また、ブラジルはこのように利下げを続けているのですが、ではそれが為替にネガティブな影響を与えているかというと、実際はむしろ逆にポジティブにとらえられております





    これは、ブラジルの利下げは、「インフレや通貨安といった問題に目途がある程度立ったため、経済成長路線への復帰のため」というように、ポジティブな理由に基づくからであり、実際に、次の過去の推移でみてもらうと分かるように、ブラジルの政策金利は下がる一方ですが、為替にはマイナスの影響を与えておりません。





    では、次にブラジルレアルの実際の推移と、そこで動いた理由を分析していきたいと思います。





    これまでのブラジルレアルの為替推移と変動理由








    まずは、ブラジルレアルの長めに過去10年間のチャートを見てみましょう。




    【ブラジルレアル 直近10年間チャート】
    BRL chart1809_10year






    このように、2008年にはリーマンショックで急落し、その後少しずつ戻して40-50円で推移していたものの、2015年には年初と中ごろに大きく下落し、ただし2016年以降は基本的には戻す傾向にあるということが分かります。以下、それぞれ何が起こったのかを見ていきましょう。





    2015年はじめにブラジルレアルが大きく下落した理由







    2015年初に下落したのは、ブラジルの経済的停滞と、ペトロブラス汚職事件を嫌ってのものでした。





    ブラジルの経済停滞は、上でも書いたようにブラジルは資源大国であり、その輸出の最大を占めるのが鉄鉱石なのですが、鉄鉱石価格は2013年は年間平均価格が135ドル/トンであったのが、2014年には97.4ドル/トン、2015年には56.1ドル/トンと、なんと2年間で60%も鉄鉱石価格が下落したこともあり、ブラジルの経済は低迷しました。





    もう一つのペドロブラス汚職事件は、ブラジルの国営石油会社ペトロブラスが、取引先に水増し請求を行った上で、その水増し分から有力政治家に賄賂を贈ったというもので、その中で前大統領のルラ大統領や、当時大統領であったルセフ大統領の側近にまで疑惑が浮上したことで、ブラジルの政治が大きく混乱しました(ルラ元大統領は現在有罪判決が出ております)





    この汚職事件に対して、元々の経済的不況もあって、2015年3月には百万人規模の反政府デモが起こるというように、ブラジルの政治が不安視され、それによってブラジルレアルも売られました。





    ブラジルレアルが2015年7月からもう一段下落した理由







    このように、ブラジルの経済・政治面で混乱が起こっている中で、2015年7月からもう一段階ブラジルレアルが下げます。その要因は、中国の上海総合指数が暴落したことによるものでした。





    当時トレードをしていた人は、「いきなり上海総合指数が注目されはじめて、それで一気に円高、株安が進んだ」という記憶もあるのではないかと思いますが、上海総合指数は2015年6月から下落基調にあり、8月には1日で8%超下落する日もあり、「世界同時株安」を招きました。





    ブラジルレアルのようないわゆる「新興国通貨」は、株安などの「リスク資産が危険」という認識はマイナス要素となること、また、そもそもブラジルにとって中国は最大の貿易相手国であり、実体経済面からもマイナス要素であることから、大きく下落する要因となりました。





    その後、2015年10月に入るとこうした悪材料も出尽くし、また中国経済も底打ちしたような様相を見せたため、ブラジルレアル安も底打ちし、少し戻り始めました。しかし、12月に入ると、再び大きく下落が起こっております。





    ブラジルレアルが2015年末から2016年始に下落した理由







    2015年末から2016年始にはブラジルレアルはまた下落します。





    これは何があったかと言うと、大きく「ブラジルの政局へのさらなる不安視」「原油安」「中国株価の二度目の下落」という3つの要因があります。





    まず1つ目の政局へのリスクについては、12/2にルセフ大統領の弾劾手続きが開始されました。また、他にも財政再建について積極的であったレビ財務相の辞任が12/18にあり、これはかなり為替相場に影響を与えました。





    このように、政局がごたごたしていることが、為替市場で嫌がられ、ブラジルレアルは下がりました。





    また、もう一つの要素として挙げた原油安については、これはロジックとしては、ブラジル自体が資源国であることに加え、いわゆる「新興国通貨」であるため、こういう「原油安」などのリスクに対してネガティブに反応します。これは、ロジックとしては、


    原油安→原油を売ってドルや円などの安全資産を買う→ドルや円が新興国通貨に対して相対的に強くなる


    というイメージで、こうした動きを市場がある種「定石」としているがために、「何かあったら新興国通貨を売ってドルや円を買う」という動きになります。





    このように12月から下落トレンドがあったのですが、2016年1月に入ると、今度は中国経済の影響で、さらに大きく下落しました。2016年1月には、開始早々上海総合指数が7%以上下落し、「サーキットブレーカー」(一定以上株価が下落すると株式の取引を停止するもの。中国では2016年1月に導入され、導入直後に適用された)が適用される等、年始から大きく荒れた展開になり、その影響でブラジルレアルも下落しました。





    なお、その後1月終わりに一瞬上げてすぐ戻したのは、日銀のマイナス金利導入も含めた追加緩和によるもので、これによって一時期全面的に円安が進みましたが、その効果は長続きせず、すぐに戻りました。





    ブラジルレアルが2016年2月以降上昇した理由







    しかし、その後2月終わり以降は上昇に転じました。





    これは、中国の底打ち観測や、また、ブラジル国内の状況としても、ルセフ大統領の弾劾手続きがはじまり、政権交代が実際に起きて、逆に政治が安定するのではないかという期待からでした。






    実際に、2016年の5月12日にルセフ大統領は停職となり、かわりにテメル副大統領が大統領に就任しました。こうした大統領の交代によって、政治が安定するのではないかという期待から、7月くらいまでは30円から32円の間でレンジ相場となり、また、7月に入ると、メイレレス財務相が2017年のプライマリー財政収支(利払い前財政収支)目標を1,390億レアルの赤字というように、現実的かつ市場予想を下回る水準(つまり財政再建をしっかりと実行していく意思を見せる)となったことから、レンジの上だった32円を抜けました。





    その後は33円のところで上値が重く、レンジ相場に戻りましたが、アメリカでトランプ大統領が誕生してから、再び上昇トレンドになりました。直近2年間のチャートを見てみましょう。




    【ブラジルレアル 直近2年間チャート】
    BRL chart1809_2year





    トランプ氏の当選決定後は、世界的にリスクオンとなり、どの通貨に対しても円安が進み、ブラジルレアルについても同様に円安(=ブラジルレアル高)となり、上昇することとなりました。





    なお、上でも書いたように、昨年から何度も利下げを行っているのですが、これについては悪影響を与えることなく、むしろ「景気に良い影響を与え、経済成長が現実的になる」ということで好感されました(金利が下がる→お金を借りやすくなる→景気が良くなる→経済成長というロジック)





    新興国通貨投資の目的には、「経済が強くなって通貨の価値も上がる」、「今保有している分について高金利で運用できる」という二つの目的があるため、基本的な定石としては「利上げ=価格上昇」「利下げ=価格下落」なのですが、このような理由から「利下げしたことを好感して上昇」ということもあります。





    ブラジルレアルが2017年5月に一時急落した理由







    トランプ政権誕生後、ブラジルレアルは安定して推移していたのですが、5月に大きく下がります。これは、テメル大統領の汚職疑惑が浮上したことによるものです。この汚職は、ブラジル大手食肉加工会社JBSがテメル氏からの求めに応じて賄賂を支払ったというものです。





    この汚職疑惑については、前任のルセフ大統領も汚職での弾劾であったことから、ブラジル国内でも非常にイメージが悪く、大統領退任を求めるデモが起こったり、連立与党内でも疑惑が証明された場合には連立解消を主張する声もあり、政局の混乱を嫌いブラジルレアルは大きく下落しました。





    しかし、テメル大統領への起訴は回避され、ブラジルレアルについても元の水準でレンジ相場となりましたが、2018年に入ると下落基調になります。直近1年のチャートを見てみましょう。





    BRL chart1809_1year





    2018年に入ると、年始には全体的に円高が進み、それによって、ブラジルレアルも下落しました。





    その後4月には、円高傾向は解消され、ドル円等は戻す動きを見せているのですが、ブラジルレアルについては、

  • 10月の大統領選挙でどうなるか予想が極めて難しくなっており、不確実性が嫌われている

  • 隣国のアルゼンチンで政策金利40%に緊急利上げいうのもあり、南米への見方が厳しくなっている

  • アメリカの金利が上がることで、「高金利通貨」への人気が相対的に下がっている


  • といったことがあげられます。





    特に、上でも書いたように、ブラジルにとっては年金改革をはじめとした財政構造改革がどうなるかというのが極めて重要なことから、大統領が誰になるか見通せず、構造改革がきちんとなされるかが疑問視されている点が痛く、それによって、2018年は下落基調にあります。





    また、6月からは、上でも書いたブラジルのトラック運転手のストライキによって、ブラジルの物流網がマヒし、景気に悪影響を及ぼすという見通しから、さらに下落しました。





    このブラジルのストライキについては、餌の配達が止まったため約7000万羽の鶏が処分され、牛肉やコーヒー、砂糖、大豆の輸出が支障を来している。何年にもわたる景気後退をようやく脱したブラジル経済自体、足元の微弱な回復基調が損なわれる恐れもある。(出典:ロイターコラム 5/30)というように、非常に深刻なもので、今後もブラジル経済に悪影響を及ぼすリスクもあります。





    以上がこれまでのブラジルレアルの値動きの分析でした。では、今後ブラジルレアルはどうなるか、次で見ていきましょう。





    今後のブラジルレアルの為替見通しの予想







    それでは、次にブラジルレアルの今後の見通しについて予想したいと思います。今後の見通しとしては、「中国経済が今後どうなるか」「ブラジルの政治的混乱が収まるか」「世界のリスクオフがどうなるか(トランプ大統領やBrexitの影響も含む)」というところが論点となると考えられます。





    結論的には、短期的には下落相場の継続と考えられるが、長期的には一時下げることはあれど最終的には上昇すると考えております。





    以下、細かく見ていきます。





    まず、中国については、中国株価(上海総合指数)・経済の今後の見通しで詳しく書いておりますが、結論だけ要約すると、今は安定的に推移しているが、その好調の要因である不動産はバブルである可能性があり、いつになるかは分からないもののバブルが破裂した場合、中国経済に大打撃となるリスクがあると考えております。





    最近では米中貿易戦争の影響もあって、上海総合指数がチャイナショックの時と同レベルにまで下落しており、いつチャイナリスクが再燃してもおかしくないと言われており、中国経済に悲観的な見通しが強まれば、ブラジルレアルもリスク回避で大きく売られて下落すると考えられます。






    次の政局については、今のところを見ていると、財政再建に積極的であることや、また、ブラジルの貿易黒字拡大により経常収支が黒字化したこと等、ブラジル経済については、成長軌道に戻ったといってもいいような状態です。ただし、これらは財政再建に積極的であったテメル大統領の功績という面も大きく、次期大統領選でどうなるかがポイントだと考えられます。





    その2018年10月の大統領選挙については、ルラ元大統領(財政改革反対派)が出馬予定であり、世論調査ではルラ元大統領がトップとなっておりました。しかし、ルラ元大統領は、収賄疑惑についての控訴審が行われているところで、ここで有罪が確定したことによって、出馬をとりやめました。





    それによって選挙戦はかなり混とんとしており、その中であえて誰が優勢かというと、そわずかにリードしているボルソナロ氏は、政敵に対する「銃殺してやる」といった暴言やマイノリティーへの差別発言で知られている人(出典:日経新聞8/17)で、選挙戦でもこの人を嫌う暴漢にナイフで刺されたりもしており、正直に言って、あまり期待しがたい状況となっております。(一時重体となりましたが、容体は安定したようです。Bloomberg 9/13





    そのため、ブラジルの次期大統領についても、そこまで期待は持てず、これもブラジルレアルにとって下落要因となると考えられます。




    最後の世界的なリスクオフについては、これは「テロ」や「戦争」や「原油の暴落」「イギリスのEU離脱の影響がどう波及していくか」「トランプ大統領がどのような政策を実際に行うか」など、正直「起こってみないとわからない」ものであり何とも言えませんが、ただ、最近の世界情勢の不安定さを考えると、こうしたリスクによって急落するリスクに備える必要はあると考えられます。






    トランプ大統領は、最近では中国との通商問題や、追加関税等、タカ派色の強い政策を実行しておりますが、この傾向は、11月に行われるアメリカの中間選挙までは続くと考えられるため、今後もこうしたリスクオフからの円高はありうると思っております。





    以上のように、ブラジルの政局の難しさや、世界的なリスクオフの動向から、ブラジルレアル円については、しばらく下落相場の継続を予想します。





    ただし、長期的にはブラジルは資源・人口大国であり、経済成長も期待できることから、ブラジルレアルについても経済成長に伴って上昇していくことが考えられ、構造改革がきちんとなされた場合、信用格付けも投資適格となり、機関投資家からの資金が入ってくることが予想されるので、安い時に買って、スワップをもらいつつ長期で保有し、上がった時に売るということもありだと考えられます。





    なお、上で書いたように、為替に影響を与える要素は世界情勢、アメリカの動向、その国の特有の事情と、様々な要素がからんでくるもので、そうした情報をどうやって集めればいいのかと思われるかもしれませんが、それについては、無料でFX関係の為替ニュースをリアルタイムに集める方法で解説しているので、よかったらそちらもご覧ください。





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    【注意】政策金利24%に利上げも、トルコリラ年内13円に急落見通しとの記事

    2018年09月14日 15:11

    昨日9月13日にトルコ中銀は政策金利を17.75%から24%に大幅に引き上げ、トルコリラは上昇したものの、18円台で上値が重い値動きとなっております。





    【トルコリラ9/14時点チャート】
    try_0914.png





    これについて、エミンさんがRTされていたBloomberg 9/14(英語)の記事が大変参考になったのですが、この記事が英語だったので、この記事の概要を日本語で説明しつつ、管理人なりの解釈や見通しも解説します。




    何故トルコリラは政策金利が24%まで上がっても伸びないのか?






    上で紹介した記事で書かれている理由としては大きく3つあり、


  • トルコ国内での外貨買い(トルコリラ売り)の実需が大きい

  • アメリカとの関係改善というもう一つ大きな問題が残っている

  • インフレがしばらく続くと予想される



  • ということがあります。





    まず、トルコでは利上げによってトルコリラが上がったタイミングで20億ドルもの外貨を買っております。これへの補足として、以下は、トルコ系エコノミストで、日本で最もトルコリラの事情に精通していると言っても過言ではない、エミン・ユルマズさんのツイートも紹介します。


















    つまり、トルコ国内の企業や家庭が、外貨建て債務の償還のために外貨を買う需要があり、結果的にトルコリラは売られているということです。





    また、冒頭にあげたBloombergの記事では、他の部分で、米国との関係と、利上げしても下がるか不透明なインフレについてもあげております。





    元々最近トルコリラが下がっていたのは、


  • 高すぎるインフレ

  • それなのに利上げができないこと

  • ブランソン牧師問題等、アメリカとの関係が悪化し、経済制裁を受けている



  • ということなので、利上げについては行えても、他2つも解決しないと、なかなかトルコリラは上がりにくいのかもしれません・・・・・


    (8月以降の急落の原因は、トルコリラ16円台まで急落の原因は?2018年の暴落が異常な理由
    インフレの原因や見通しは、【トルコリラ暴落要因】トルコのインフレ悪化の原因と、今後の見通し
    で詳しく書いておりますので、よかったらそちらもどうぞ)






    トルコリラは年内13円台に急落!?Bloombergの記事でのトルコリラの見通し予想







    この記事では、最後に「クレディ・アグリコル(フランスのメガバンク)のストラテジストであるGuillaume Tresca氏が年末にUSD/TRYは8.3くらいまで弱まると予想している」との記載があります。





    USD/TRY8.3というのは、ドル円を110円とすると、13.25円程度の水準であり、史上最安値より大幅に低く、さらにゴ-ルドマンサックスが銀行に大打撃を与えると予想した水準7.1よりも高い(トルコリラにとっては低い)水準であり、注意が必要です。




    当サイトでは、

  • アメリカとの関係:アメリカは中間選挙が近く実績が欲しい、トルコもロシアとシリア問題をめぐって食い違いが出てアメリカに歩み寄らざるを得ないことから、遠からず歩み寄る

  • インフレ:しばらく続くと考えられるが、利上げ姿勢を明確に見せられたことで、どこかで沈静化する

  • 利上げ:今回直前にエルドアンの利下げ発言があった中で625bpの利上げができたように、引き続き利上げ可能性はある


  • と考えており、20-22円程度まで回復することを予想しておりますが、今後果たしてどうなるでしょうか・・・・・

    (当サイトのトルコリラの見通しと、その根拠は、トルコリラ今後の見通し2018年(毎月更新) | トルコリラはどこまで下がる?で書いております)





    いずれにしても、トルコリラの相場は、引き続き油断ならないものとなることが予想されるので、ご注意ください。





    Twitterでも、FXや資産運用についての有益な情報や、様々な通貨の最新の見通し、重要イベントや経済指標の結果予想、経済政策へのコメント等をつぶやいておりますので、是非フォローしてください。







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    トルコリラのスワップポイント投資をあえて今から始める | 月20万円のスワップ生活は本当に可能かを検証

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    【トルコリラ見通し番外編】みらいチャートで9月のトルコリラ相場を予想

    2018年09月07日 16:49

    未来予想





    今回は、これまでも人気が高く、読者の方から「みらいチャートの見方が分かって勉強になりました」というメールを頂いたり、友人からも「毎月やって欲しい」「他の通貨ペアについても書いて欲しい」等のコメントを貰ったりもしたトルコリラをみらいチャートで見るというのをやっていきたいと思います。


    (6月終わりの記事は、【トルコリラ見通し番外編】みらいチャートで大統領選後の推移を予想
    7月終わりの記事は、【トルコリラ見通し番外編】みらいチャートで急落後のトルコリラ相場を予想





    先月は、ブランソン牧師解放を巡ってのアメリカからの経済制裁や、8/10にわざわざ中期経済計画発表を前倒ししたにも関わらずまさかの具体策なし等によって、トルコリラは大きく下落しましたが、それについてみらいチャートの予想と実際の動きの「答え合わせ」と、今後の見通しを見ていこうと思います。





    みらいチャートというのは、みらいチャートの精度と使い方をレビュー | 新機能の売買シグナル追加で詳しく書いておりますが、概要としては、



  • セントラル短資FXのFXダイレクトプラス口座で提供されるツール

  • 過去の為替相場についてのビッグデータを元に、今後の値動きを自動で予想する

  • 移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表、MACD、ストキャスティクス、RSIといったテクニカル指標から売り買いのシグナルを自動で判断




  • といったことができるツールで、ドル円、ユーロ円などの主要通貨だけでなく、トルコリラや南アランドの見通しも見ることもできます。





    そのみらいチャートを使って、あえて政策金利発表前にトルコリラの見通しを見て、今後どうなるかを全く別の視点から確認する、というのが今回の趣旨です。





    なお、みらいチャートを使いたい場合、セントラル短資FX 公式ホームページから口座開設すれば、大体1週間以内に使えるようになるので、みらいチャートを使いたい方は是非どうぞ。





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    7月のみらいチャートの予想と2018年8月のトルコリラの推移を見比べる







    まず、7月のみらいチャートのおさらいから。先月の見通しでは、日足で1ヶ月前後の推移を見ると、



  • 6つのうち3つで23円後半くらいへの上昇を予想

  • 6つのうち1つで今とほぼ横ばいの水準を予想

  • 6つのうち2つで22円~22.5円くらいへの下落を予想




  • ということで、上下どちらにいってもおかしくない難しい相場という見通しとなっておりました。





    実際には、ご存知のようにアメリカの経済制裁や、エルドアン大統領の無策などもあって、トルコリラ円は急落し、7/26執筆時点では23円前後だったのが、8月末には17円前後まで下落しました。





    【2018年8月のトルコリラのチャート】
    TRY august





    悪いシナリオでも22円前後への下落だったので、完全に想定外の下落ということになります(笑





    ただ、みらいチャートがここまで完全に外れるというのは逆に珍しいことで、それはみらいチャートは過去の相場の値動きから近い動きをしたものを参考に未来を予想するツールで、大体どこか似たような動きをしていることはあるためなのですが、今回のトルコリラの動きについては、まさに「前代未聞」と言っていいレベルの値動きだったということが分かります。





    以上が先月の振り返りでした。では、今月の見通しがどうなるかを見ていきましょう。





    2018年9月7日時点で、みらいチャートでトルコリラの今後の見通しを予想







    それでは、次に今月の見通しに移ります。先月と同様、日足で今後1ヶ月強の予想を、週足で1年半くらいの予想を行います。





    まず、トルコリラを日足で見ると、このようになっております。





    【2018年9月7日 トルコリラ日足 同一通貨のみ】
    TRY mirai0907 day try






    【2018年9月7日 トルコリラ日足 全通貨ペア】
    TRY mirai0907 day all





    これを見ると、

  • トルコリラの過去の値動きから見ると、3つのうち2つが下落、1つが17.5まで上昇

  • 全通貨での値動きから見ると、横ばい2つ、1つが15円くらいまで下落


  • と、どちらかというと下落が多い予想となっております。





    先月は予想が完全にばらけており、難しい局面だったのですが、今時点では、チャートだけを見ると、下落する可能性の方が高そうだということが分かります。





    実際には、来週の政策金利発表によって大きく動くことが想定され、この予想がどこまで当たるかは来週になってみないと分からない面もありますが、いずれにしても、テクニカル的に見ると下落可能性が高そうだということが分かります。





    では、次に週足で見てみましょう。





    【2018年9月7日 トルコリラ週足 同一通貨のみ】
    TRY mirai0907 week try





    【2018年9月7日 トルコリラ週足 全通貨ペア】
    TRY mirai0907 week all





    このように、


  • 6つのうち3つが18円までの上昇を予想

  • 6つのうち2つはほぼ横ばいを予想

  • 6つのうち1つは13円台への下落を予想



  • となっており、1年半くらいで見ると、上昇予想が一番多い結果になりました。




    ファンダメンタルズもテクニカルも何でもありで予想しているトルコリラ今後の見通し2018年9月 | トルコリラはどこまで下がる?でも、今はさすがに下がりすぎで、どこかで戻すはずと予想しておりましたが、チャート的に見ても、ある程度それは言えそうだということが分かります(私の予想では20-22円程度までの回復を予想し、みらいチャートでは18円程度までの回復と、上がり幅に違いはあります)





    ただし、その唯一の下落を示したものが、相変わらず2016年2月から2017年4月の期間を見たもので、これはエルドアン大統領のブレーキ役であったダウトール首相が退任した時期の値動きで、今月も同一通貨で見た時の第一近似が、この時の値動きでした(一致率98.5%)





    先月も先々月もこのダウトール首相退任後の値動きを第一近似として出してきて、実際に下げてきたということを考えると、これを単なるマイノリティ票と考えるわけにもいかず、こういうリスクもあるということを前提に考えるべきだと思います。





    以上がみらいチャートで見たトルコリラの今後の見通し予想でした。結論としては、

  • 短期的には下落の可能性が高い

  • 1年半くらいのスパンで見ると、少し戻すというのが基本線だが、さらに下落している可能性もある


  • ということで、自分の肌感覚と合わせても、そんなに違和感のない予想だと思っております。





    なお、このみらいチャートは、セントラル短資FXのFXダイレクトプラス口座を持っていれば誰でも無料で使うことができて、トルコリラ以外にも主要な通貨ペアは見ることができるので、他の通貨ペア(ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、NZドル円や南アフリカランド円なども対応)も見たい場合、口座を持っておくことをおすすめします。




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    NZドル今後の見通し予想2018年9月 | 経済や金利の見通し解説

    2018年09月07日 12:57

    NZ国旗






    今回は、現在先進国通貨で最高レベルの金利を誇り、FXでも高いスワップで人気のNZドル(ニュージーランドドル)について、今後どうなるかの見通しを書いていきたいと思います。





    この記事を要約すると、


    【ニュージーランド経済】


  • ニュージーランドは、日本より1人あたりGDPが高く、経済成長も続いている豊かな国である

  • また、ニュージーランドの財政状態は非常に健全

  • 経済的に中国との結びつきが強い




  • 【金利】


  • しばらく据え置きが想定される(利上げ開始時期は2020年夏頃)

  • FXであれば、ヒロセ通商のスワップが一番高く、1万通貨で年間スワップ約15,000円、レバレッジ3倍ならスワップ年収益率約6.3%




  • 【NZドル見通し】


  • 短期的にはまだ下落基調が続き、2018年内の下値は68円程度までありうる

  • 中国経済の見通しが好転し、利上げ見通しも立てば中長期的には90円くらいまでは上昇する


  • (執筆時現在72.8円程度)



    となっております。





    以下、具体的に


  • ニュージーランド経済の基本

  • NZドルという通貨の特徴

  • ニュージーランドの金利見通し

  • これまでのNZドルの為替推移とその理由

  • ニュージーランドドル今後の見通し



  • という順番で書いていきたいと思います。







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    ニュージーランド経済の基本








    ニュージーランドというと、「牧歌的」「自然豊か」といったイメージがあり、また、FXをやる人であれば「高金利」というイメージがあるため、「新興国」という印象があるかもしれませんが、実は、どのような指標で見ても先進国に分類される国です。






    先進国というのは、色々と定義があり、例えばOECD加盟国の中で高所得であるとか、IMFが経済先進国と認定しているかとか、8つくらい指標はありますが、そのすべてで先進国と認められております。1人あたりGDPでも、2016年末で5万4,921米ドルであり、同時点の日本の3万8,882米ドルより多く、豊かな国と言えます。





    主要な輸出品は、酪農製品、食肉、木材で、輸出の相手としては、1位が中国で21%、2位がオーストラリアで17%、3位がアメリカ11%となっており、中国が一番の相手先であり、2位のオーストラリア経済も中国経済の影響を受けやすいことから、ニュージーランド経済は直接的にも間接的にも、かなり中国経済の影響を受けやすいと言えます。





    このように中国経済の影響を受けやすいニュージーランドですが、2015年8月や2016年始に中国経済に陰りが見えた中でも、ニュージーランドの経済成長は続いており、実質GDP成長率は、2010-2011年度1.5%、2011-2012年度2.2%、2012-2013年度2.2%、2013-2014年度2.5%、2014年-2015年度4.1%、2015-2016年度も4.5%、2016-2017年度も3.0%の成長、2018年も1-3月期に前年同期比2.7%の成長と、安定的に経済成長が続いております





    何故中国経済が悪化しても経済成長を続けられたのかというと、以下2つの要因があげられます。


  • 移民の流入による消費増があった

  • 中国経済に陰りが見えた時にニュージーランド中央銀行(RBNZ)が景気下支えのために大幅な金融緩和を行った







  • 移民の流入については、ニュージーランドは経済が安定しており、治安も良く、自然も豊かであるため、移住先として人気が高く、今年2017年の3月までの1年間で人口2.1%増(約10万人増加)、その内7万人が移民となっており、移民が増加しております。そしてこうした移民の増加による人口増加は消費・生産も拡大し、景気にプラスの要素となっております。






    次の金融緩和(利下げ含む)については、これによって国内景気が良くなり、中国経済のショックを和らげることに成功しました(利下げを行うと、市場は中央銀行からお金を借りやすくなるため市場にお金が回り、景気を回復する効果があります)。






    そして、この利下げが、経済にとっては中国の影響を和らげる要因となり経済成長が続けられた一方で、為替においては「金利狙いの需要」が減ることによって、ニュージーランドドルが下がった原因ともなりました。






    最後に、ニュージーランドの財政状態については、かなり良好で、政府総債務残高対GDPが2015年度に30.25%と非常に低く(OECD諸国の中で最も低いレベル。日本が233.8%、アメリカが110.1%、ドイツでも75.8%)、高金利通貨にしては珍しく、「通貨危機」のリスクが極めて低い通貨とも言えます。






    以上まとめると、ニュージーランド経済は、



  • 中国経済の影響を受けやすい

  • ただし移民の増加もあって内需が堅調であるため、中国経済が多少悪化しても経済成長は続いている

  • 利下げを含む金融緩和によって為替はNZドル安になったが、景気は維持されている

  • 財政状態は極めて良好




  • という状態にあります。





    NZドルという通貨の特徴








    NZドルの特徴は、やはり何と言っても、利下げしたとはいえ先進国でトップクラスの高金利通貨であることです。






    ニュージーランドの政策金利は1.75%で、アメリカの2.0%よりは低いものの、例えば日本は0.1%、イギリスも0.75%、EUにいたっては0.05%、豪ドルも1.5%と、先進国が軒並み低金利な中、相対的にかなり高い金利となっております。






    こうした金利の高さは、FXでもスワップポイントに反映され、例えばスワップが一番高いヒロセ通商では執筆時現在1日42円のスワップポイントを得ることができますが、これは年間算するとスワップだけで15,000円、今NZドルは73円程度なので、レバレッジ1倍(外貨建て預金と同じ)でも収益率2.1%、3倍なら6.3%と、非常に高いスワップをもらうことができます。





    最近では、預金で入れてもほぼ無利息の状態であることを考えると、レバレッジ1倍でそれだけの収益率を得られるというのは、かなり大きな魅力と言えます。






    もちろん、例えば南アフリカランドやトルコリラやメキシコペソなど、もっと高金利な通貨もありますが、そうしたところはいわゆる「新興国」であり、リスクが高いがゆえに金利も高いという、いわゆる「ハイリスク・ハイリターン」な通貨であるのに対し、NZドルは豪ドルと並んで、「ローリスク・ミドルリターン」な通貨と言えます。





    このように、NZドルは、通貨危機といった財政リスクが少なく、一人当たりGDPも高く成長している先進国であるため、長期的に安定した成長が期待できる高金利通貨と言えます。





    なお、上でも書いたように、NZドルにスワップ投資をする場合、ヒロセ通商のスワップが一番高く、また、ヒロセ通商はNZドル円のスプレッドも業界最狭水準で、1,000通貨単位の取引にも対応しているため、NZドル円を取引する場合、まずここがおすすめです。





    ヒロセ通商は、豪ドルについても毎日50円と安定した原則固定スワップで、オセアニア通貨ならまずヒロセといっても過言ではないような会社で、また、当サイトから口座開設を申し込むと、当サイト限定で2,000円の特別キャッシュバックもあるので、もしまだ口座を持っていない人は、この機会に是非どうぞ(もちろん、口座開設や口座維持手数料などは一切無料です)





    口座開設は、

    ヒロセ通商
    ヒロセ通商


    からできます。





    ニュージーランドの金利見通し







    次に、このNZドルの高金利というアイデンティティにも関わってくる、ニュージーランドの金利動向についてみていきましょう。




    結論から言うと、金利動向については、しばらくは据え置きになると予想され、利上げ開始時期は2020年夏頃と予想されております。





    これについては、8月の会合で、RBNZ(ニュージーランドの中央銀行)のオア総裁が、「「19年から20年ごろまで金利を据え置くことを予想する」との見方を示ており、現時点では利上げも利下げも予定されておりません(出典:日経新聞 8/9





    RBNZ(NZ中央銀行)のスタンスとしては、一昨年である2016年11月の利下げで緩和姿勢はひと段落という姿勢で、実際に2018年8月まで、利上げも利下げも行われておりません。





    これについては、住宅価格の高騰という、金利を引き上げなければいけない事態と、一方でインフレ率が低いということや、中国経済の見通しが不透明等金利を引き下げないといけない事態が両方発生しており、そのどちらも問題であるため、今の状態をキープして、今後どうなるかを見極めたいためと考えられます。





    なお、では逆に利上げを行うかというと、それについては、同声明で、2020年第三四半期(7-9月期)の利上げを示唆しており、従来の見通しより1年後倒しになったことで、利上げ観測は遠ざかっております。




    以上のように、ニュージーランドではしばらく金利据え置きが予定されており、言い換えると今は利下げをするという心配はそこまでない一方で、利上げをして上がるという期待を持つにはまだ早い、という状態です。





    では、次にニュージーランドドルの今後の見通しを検討するため、まずは過去10年間でどういう推移をとって、そこで動いた理由が何だったのかを見ていきましょう。





    これまでのNZドルの為替推移とその理由







    まずは、長期のスパンとして、ここ10年間のNZドルの推移を見てみましょう。




    【NZドル円 過去10年間チャート】
    NZD chart1809_10year




    このようにNZドル円は、


  • 2008年にリーマンショックで急落する

  • その後少しずつ戻していく

  • 2012年末からはアベノミクスによる円安もあり大きく上昇

  • 2015年6月から大きく下落

  • 2016年11月にアメリカのトランプ大統領誕生による円安で上昇

  • 2018年は下落基調



  • ということが分かります。





    それぞれ、何故動いたのかを解説していきます。




    リーマンショックがNZドルに与えた影響






    まず、2008年に大きく下落しておりますが、これは、リーマンショックによる「世界的なリスクオフ」と、「RBNZによる大幅な金利引き下げ」が合わさっての下落でした。この時は、90円台から40円台まで、なんと5割以上の下落率となりました。





    RBNZの利下げは、リーマンショックに反応しての大幅な金融緩和が行われ、ニュージーランドの政策金利は2008年9月まで7.5%だったのが、10月には1%ポイント一気に利下げして、さらに追加の金利引き下げも示唆しました。(利上げ、利下げをするにしても通常0.25%ポイントずつの動きにすることが一般的で、1%ポイント一気に下げるのは極めて異例です)





    その後も金融緩和の姿勢が続き、その半年後の2009年4月には2.5%まで下がっているというように、RBNZは、良くも悪くも金利の上げ下げにためらいがないのが特徴です(そうした姿勢もあって、逆に言うと景気回復も早いというメリットもあるのですが)





    その後は利下げペースも落ち着き、また世界経済も少しずつ回復していく中で、NZドルは少し戻し、また、2012年終わりに日本で政権交代が起こり、いわゆるアベノミクスで日本が金融緩和を行うことで、NZドル円は2015年6月までは基本的に右肩上がりで戻しました。





    しかし、2015年6月から下落、特に8月に大きく下落しました。




    2015年6月から中国株価下落でNZドル円も下落






    2015年の6月から2016年1月にかけてのNZドルの変動要素は、ほとんどが中国経済の影響によるものでした。上海総合指数は6月から下落をはじめ、8月に特に大きく下落、その後12月までは戻すものの、2016年始に急落というように、NZDは上海総合指数とほぼ同じ動きとなっておりました。





    上海総合指数が大きく下落した理由は、簡単に説明すると、「2015年6月まで、他に投資先がないからという理由で買われていた株が一気に売られ、それが売りが売りを呼ぶパニック状態になり、8月に一度底を打ち、2015年の間は少し持ち直す動きを見せました。




    NZドル2016年の推移とその理由






    2016年に入ると、年始にNZドルは急落します。2016年以降のチャートを見てみましょう。




    【NZドル円 2016年以降チャート】
    NZD chart1809_2016





    まず1月に大きく下がったのは、再び中国経済の影響や、サウジアラビアとイランの対立によるリスクオフが原因でした。中国株価(上海総合指数)は、例えば年始には「連日株価が7%下落したためサーキットブレーカーが発動した」というのを聞いたかと思いますが、これによってNZドル円も1月にふたたび大きく下落しました。





    2016年2月以降は、中国経済についての底打ち観測が強まり、その結果、中国経済から大きな影響を受けるNZドルについても、レンジ相場となりました。NZドル円については、2月から10月まで72円から76円くらいの間でレンジ相場となりました。





    6/24にイギリスのEU離脱の国民投票で離脱派勝利という、世界的なサプライズによって一時的に70円割れまで起こしましたが、その後はやはりレンジ相場に戻り、レンジの範囲についても、そこを除けばあまり大きく動きませんでした。





    何故NZドルがレンジ相場になっていたかというと、上げ材料としては「住宅市場が過熱しており、金利をあげないといけない」「ニュージーランドの主要輸出物である乳製品価格が高い」「先進国の中で相対的に金利がトップクラス」な一方、下げ材料として「RBNZがNZドル高を警戒している」「インフレ率が低く、それが金利引き下げ要因にもなる」と、上げ材料も下げ材料もあったことが理由です。





    このようにレンジ相場が続いていたNZドルですが、11月には明確に78円を上抜けし、12月の前半まで上昇基調にありました。





    これについては、アメリカの大統領選挙とそれに伴う世界的なリスク選好の変更(どのくらいリスクを許容できるか)によるものです。





    2016年11月には、大統領選挙でトランプ氏の勝利が決まりました。





    市場はトランプ大統領決定までは「トランプ大統領と言う何をするか分からない存在」に対する警戒心が強く、トランプ氏優勢と伝わるたびに円高、クリントン氏が盛り返したときには円安というような展開になっておりましたが、トランプ大統領が決定すると、その後は円安の方向にシフトしました(「リスクオフ」としての性質が強い円は、リスクが高まった時に買われて円高に、逆に下がった時に円安になります。これは対NZドルでも同様です)





    これは当選後トランプ氏もしばらくは「おとなしく」していたことや、保守的な政策よりも財政支出や減税等の「ドルを強くする」政策が強調されたこともあり、米ドルが強くなり、逆に「安全資産」である円は売られ、対円ではほとんどの通貨が上昇し、NZドルも例外ではなく上昇トレンドとなりました。






    2017年のNZドルの推移とその理由






    2017年に入ると、NZドルは76-84円のレンジとなります。




    2017年1月にはトランプ氏による「メキシコとの国境に壁を作る」「入国規制」等の発言によって世界的にリスクオフとなるような事態が起こったことや、また、RBNZによる通貨高けん制発言や乳製品価格の下落等のマイナス要素もあり、下落基調になりました。




    3月に入ると、RBNZによるNZドル安歓迎のスタンス、トランプ大統領の医療保険制度改革(オバマケアの撤廃と新制度の導入)が否決されたことにより、トランプ政権の実行力に疑問が呈され、上で書いたのと逆のロジックでドル安・円高が進んだことにより、NZドル円も円高の影響で下落しました。また、4月に入ると北朝鮮問題が大きくクローズアップされるなど、世界的にリスクオフの動きを見せ、そのことも為替相場にも影響を与えました。





    ただ、4月終わりからは北朝鮮の情勢への注目度も落ち、フランス大統領選やイギリス総選挙等もあったものの、「世界的なリスクオン・リスクオフ」に影響を与えるような結果でもなく、またRBNZのNZD安スタンスについても、声明では市場の予想ほどNZドル安を志向したものではなかったこともあり戻しました。





    その後8月に入ると、北朝鮮の動向がまた騒がしくなったことや、また、RBNZも「インフレ率をあげるためにNZドル安が望ましい」と発言したこともあり、若干下落傾向が見られました。




    しかし、9月に入ると、9日の北朝鮮の建国記念日に特に何も起こらず市場の注目も落ちたこと、また、ニュージーランドの総選挙において与党の国民党優勢との報道が出たこと等から、戻す動きを見せておりました。





    ただしこのように戻したのもそう長くは続かず、9月23日の総選挙の結果、与党の国民党は第一党は維持したものの過半数を維持できず、その後10月19日には第二党の労働党と第三党のNZファーストの党が連立を組んで政権交代ということもあり、9月下旬以降は下落しました。





    この政権交代で何故NZドルが下がったのかというと、大きく2つの理由があり、


  • 政権交代というのは現状からの変更であり、見通しが難しくなるためとりあえず保有高を減らす動きになりやすい

  • 現在の政権与党の方針として移民制限、TPPへの反対等、NZ経済に悪影響を出しかねない



  • といったことがあげられます。





    12月に入ると、資源価格が上昇したことや、11月にレンジの下限である76円くらいまで下がったことへの反動で、若干上昇しました。




    2018年にNZドルが下落している理由






    2018年に入ると、NZドルは基本的に下落基調となっております。2018年以降のチャートを見てみましょう。





    【NZドル円 2018年以降チャート】
    NZD chart1809_2018





    これについては、


  • 1-3月まではNZドル安というよりは、円高による影響

  • 4月以降はNZドル安になったことによる下落



  • です。参考までに、NZD/USDの直近3年間のチャートを見てみましょう。




    【NZD/USD 2016年以降チャート】
    NZD USD chart1809_2016





    2018年に入ると、全体的に円高傾向にあり、特に2月には、NYダウが一時期暴落したこともあって、市場はリスクオフとなり、NZドル円についても下落しました。




    4月以降NZドルは対米ドルでも下落しており、これについての大きな要因は、


  • アメリカの政策金利利上げ、長期金利の上昇で、アメリカとニュージーランドの金利が逆転した

  • 米中貿易問題で、中国経済への見通しが悪化した

  • 上で書いたように、ニュージーランドの利上げ見通しが後倒しになった



  • というものがあります。




    以上のように、2018年は、年初は円高による影響で、それ以降はNZドル安による影響で、基本的には下落基調となっておりました。




    では、今後どうなるかについて、次に見ていきましょう。





    ニュージーランドドル今後の見通し







    では、NZドルについて、今後どうなるかの見通し予想を書いていきたいと思います。結論としては、2018年の間は引き続き下落(下値68円程度)、中長期的には一部リスクはあれど上昇と考えております。





    ですから、FXで取引する場合は、長期保有を前提に買うことや、ナンピンで下がった時に買って保有する、ということが良いと思います。





    上でも書いたように、スワップが一番高いヒロセ通商では執筆時現在1日42円のスワップポイントを得ることができますが、これは年間算するとスワップだけで15,000円、今NZドルは73円程度なので、レバレッジ3倍なら6.3%と、非常に高いスワップをもらうことができます。





    NZドルは、通貨危機といった財政リスクが少なく、一人当たりGDPも高く成長している先進国であるため、一時的に下がることはあっても、長期的には安定した成長が見込まれる通貨であるため、下がった時に買って、スワップを貰いながら保有し続けるというのが基本戦略になります。





    以下、詳しく書いていきます。





    まず、前提として、ニュージーランドという国は、財務リスクが低く、経済成長もしていることから、中長期的な成長は期待できます。そのため、短期的にはレンジ相場を形成したり、何かリスク要素が顕在化した時に下落をすることはあると考えられますが、中長期的に保有している場合、高い金利を受け取りつつ、将来的な成長も期待できると考えており、長期的には上昇を予想します。





    ただし、短期的には下落トレンドにあり、その理由も「米中貿易摩擦によるリスク」「利上げ観測の後退」等、それなりに長引きそうな要因であるため、しばらくは下落基調が続くと予想します。




    下値としては、NZD/USDで見たとき、以下のように直近での節目が0.65(ドル円110円とすると71.5円程度)、2015年の安値の時(チャイナショックでの下落時)に0.62で68.2円なので、そのくらいの水準が一つの目安となると考えて、68円程度が下値と予想します(逆に言うと、チャイナショックの時を超える程の下落材料もないと考え、そこまで下がれば底打ちすると予想しております)





    【NZD/USD 10年間チャート】
    NZD USD chart1809_10year





    長期的な「リスク要素」について考えると、これまでも相場に大きな影響を与えた、「金利動向」「ニュージーランド新政権の動向」「アメリカの動向(米中貿易摩擦含む)」「中国経済」「リスクオフ(北朝鮮情勢やBrexitも含む)」について書きます。





    まず金利動向については、上でも書いたように基本的に据え置きが続くと予想されており、この見通しが変化しない限りは、あまり大きな影響を与えないと考えられます。では、どういった時に金利動向が変わるかというと、今の最大の懸念点はインフレ率と中国経済なので、以下見ていくように、新政権の動向や、中国経済の動向によって影響を受けると考えられるので、下でそれぞれ見ていきます。





    次のニュージーランドの新政権の動向については、移民制限や、貿易・外資の制限等を実際に実行した場合にリスク要素となると考えております。





    ただ、現時点では、ニュージーランドはこうした制限を検討している段階であり、少なくとも今すぐ移民制限をするという段階ではないというように、新政権もそこまで過激な政策を打ち出しておらず、新政権の「暴走」については、そこまで大きなリスクではないと考えております。





    ニュージーランドでは、第二党である労働党、NZファースト党、グリーンズ党の3党の連立によって新政権が成り立っておりますが、第一党は元与党である国民党であることから、政権基盤がそこまで盤石なものではなく、良くも悪くも「そこまで大きな動きをとれない」状態であるため、新政権によるリスクというのは、そこまで大きなものではないと考えております。





    アメリカの動向については、まず経済面で言うと米ドル円今後の見通し予想2018年 | 今年末の米ドル円レート予想でも書いたように、アメリカ経済は引き続き堅調に推移すると考えられ、またトランプ大統領も「減税」というハードルの高い公約を実現したように、徐々に2016年の就任時の「市場の期待」に応えられるようになっていることから、基本的にはそこまで大きなリスクはないと考えております。





    米中貿易摩擦については、本日8月23日にアメリカが対中関税の第二弾が発動され、中国も同等の報復関税を課すなど、泥沼化してきておりますが、アメリカにとっても中国にとっても、こうした状態が長期化することは望ましくないと考えられ、実際に米中貿易協議も再開していることから、どこかのタイミングで落ち着くと考えられます。




    ただし、2018年11月にはアメリカの中間選挙があり、それまではトランプ大統領も「強いアメリカ」「強いトランプ」をアピールしたいと考えられるため、しばらくはアメリカの対外強攻策は続くと予想され、その際にはNZドル円もリスクオフから下落すると予想します。





    次に、「中国経済」については、これは潜在的なリスクとして考えられます。




    これについては、中国経済の好調の大きな要因である不動産でバブルが起こっている可能性があり、そこについて中国政府も注意しているものの、バブル対策は失敗する可能性もあり、そうなった場合に中国経済は大打撃を受ける可能性があります。




    このように、中国経済にダメージがいった場合、それ自体もさることながら、再び利下げ等によって対応される可能性があり、そうなった時には豪ドルは下落することも考えられます。最近では、米中貿易戦争への懸念から、上海総合指数は大きく下落しており、中国経済への懸念はいつ再燃してもおかしくなく、警戒が必要です。





    次に、「世界的なリスク動向」という点については、北朝鮮動向、Brexit、NYダウからの世界的な株安傾向、米中貿易摩擦等、様々な「リスク」が出ています。こうしたリスクについては、「ふたを開けてみないと分からない」面もあり、今後も新しい「リスク要因」が出てくることもあると思いますが、現時点で考えられるリスクについて、分析を行いたいと思います。





    北朝鮮情勢については、最近では米朝首脳会談が実施され、非核化に向けて進んでおり、しばらくは大きな問題が起こらないと考えられます。





    イギリスのEU離脱については、離脱交渉がついに開始しましたが、経済への実体的な打撃は「実際に離脱してみないと分からない(離脱するまではイギリスも従来通りの条件でEUとの交易や往来が可能)」上に、その影響もポジティブに予想する人もいれば、ネガティブに予想する人もいて、見通しは極めて難しい状態になっております。来年3月には実際にBrexitが行われ、その時期が近づいてくれば様々な見通しが出てくると考えられますが、現時点でどうなるかを見通すのは難しいと考えております。





    NYダウからの世界的な株安傾向については、NYダウ見通し予想2018年 | 最近のダウ暴落の理由と今後の見通しで詳しく書いておりますが、結論だけ書くと、「下落したとはいえNYダウはまだ割高水準であり、今後も短期的には調整が続く可能性がある。ただし、NYダウの性質や過去数十年のトレンドを見ても、NYダウが低調であり続けることは考えづらく、長期で見た時にはかなり高い確率で上昇する」と考えております。





    このように米中貿易摩擦等のトランプ政権による対外強硬策、中国経済への懸念の再燃、EUの状況等、リスク要素はあると考えており、こうしたリスクが顕在化した場合、まずはレンジの下限である68円をターゲットにし、そこを超えると、次は63円(ドル円105円、NZD/USD0.6)あたりがターゲットになると予想します。





    ただし、一時的に下がることはあったとしても、ニュージーランドという国自体がかなり内需が堅調であり、経済成長も続いているように、最終的には元の水準以上に戻す可能性が高いため、そうしたリスクの時には、むしろ「仕入のチャンス」と思って買うことをおすすめします。





    中長期的に見ると、ニュージーランドは非常に安定して経済成長が継続しており、国内経済も景況感はかなり良く、どこかのタイミングで利上げも期待できることから、中長期的にはほぼ間違いなく上がると期待され、仮に一時的に落ちるとしても、先進国トップクラスの金利水準で、スワップがもらえるのは間違いないため、中長期で保有するつもりで、下がった時に買い、スワップをしばらくもらう、という戦略が基本的におすすめです。





    なお、NZドルにスワップ投資をする場合、ヒロセ通商のスワップが一番高く、また、ヒロセ通商はNZドル円のスプレッドも業界最狭水準で、1,000通貨単位の取引にも対応しており、さらに当サイトから口座開設を申し込むと、当サイト限定で2,000円の特別キャッシュバックもあるので、もしまだ口座を持っていない人は、この機会に是非どうぞ(もちろん、口座開設や口座維持手数料などは一切無料です)





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    なお、例えば今後のニュージーランドの新政権の動向、アメリカの動向、中国経済等、様々な国での事件等をどうやって今後もウォッチすればいいかについては、無料でFX関係の為替ニュースをリアルタイムに集める方法で解説しているので、よかったらそちらもご覧ください。





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    【参照したサイト】

    ニュージーランド基礎データ|外務省

    債務残高の国際比較(対GDP費)|財務省

    ジェトロ 経済動向




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    【トルコリラ暴落要因】トルコのインフレ悪化の原因と、今後の見通し

    2018年09月05日 18:36

    turkey inflation




    先日発表の9月のトルコの消費者物価指数(インフレ率)は17.9%と、前回発表の15.9%から比べても大きく悪化しました。そこで、「そもそも何故トルコはここまでひどいインフレが起こっているのか?」「今後インフレはどうなるのか?」という疑問を持つ人は多いと思いますが、そこに触れている記事は、日本語ではなかなか見あたりませんでした。





    そこで、今回は、海外の記事も含めて、色々な記事や自分の前提知識も合わせて書くことで、何故トルコでインフレが起きていて、今後どうなるのか、ということについてまとめていきたいと思います。





    以下の順番で書いていきます。




    1 トルコのインフレの原因は3つ

     1-1 AKPによる景気刺激策

     1-2 エネルギー価格の上昇

     1-3 トルコリラ安による輸入価格の上昇

    2 トルコのインフレの今後の見通し

    3 インフレ抑制のためにトルコに必要なことは?





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    1 トルコのインフレの原因は3つ






    トルコでは、2018年に入ってからインフレ率が大きく上昇しております。





    【トルコ消費者物価指数 2018年の推移】
    tukey infla





    トルコのインフレが起きている原因は、目次で既に書いておりますが、以下の3つが原因です。



  • AKP(エルドアン大統領も所属するトルコの与党)による景気刺激策

  • エネルギー価格の上昇

  • トルコリラ安による輸入価格の上昇




  • 以下、それぞれ詳細に見ていきましょう。





    1-1 AKP(エルドアン大統領も所属するトルコの与党)による景気刺激策






    英語でトルコリラのインフレの原因について調べると、まず出てきたのがこの論点でした。トルコは、クーデター後経済立て直しのため、経済を維持するためのインセンティブを与え、国内消費を刺激した結果、インフレが起きたというものです。(出典:Daily News1/8(英語))





    この景気刺激策というのは、具体的には、例えば家電や家具といった耐久消費財の購入に対する税の減免措置や、中小企業を対象として与信を拡大(=お金を借りやすくする)するための信用補償基金の拡充などがあります(出典:第一生命経済研究所





    こうした景気刺激策を行うと、国民は物を買ったり、中小企業がお金を借りてそのお金を投資や雇用拡大に回すことによって、物の値段が上がる(=インフレが起こる)ことになります。





    こうした景気刺激策は、デフレ不況などの時には有効な政策ですが、インフレの時にはインフレをより悪化させてしまう一方で、国民からは「税金が安くなった」「お金が借りやすくなった」と人気が出やすい政策でもあり、「バラマキ」と揶揄されることもあります。





    このように、トルコのインフレの一つの原因に、AKPによる景気刺激策(バラマキ)があります。





    1-2 エネルギー価格の上昇






    トルコの今月発表のインフレで、もう少し詳しい内容としては、


  • エネルギー指数 21.34%増加

  • 食料品価格 19.4%


  • となっており、また、トルコでは電気料金とガス料金の値上げが最近あったため、今後35bp(0.35%ポイント)の引き上げが予想されます。(出典:IrishTimes9/3(英語記事))





    2018年に入ってからの原油や天然ガス価格の上昇が、エネルギー価格の上昇を招き、それがインフレの大きな原因となっております。





    エネルギー価格の上昇は、単純に電気やガス、ガソリン等の値段が上がるというだけではなく、例えば何か製品を作ったり、それを運ぶためにもそれらのエネルギーを使う必要があることから、二重の意味でインフレ率を引き上げる要因となります。





    1-3 トルコリラ安による輸入価格の上昇







    トルコリラは、年始から比べると40%以上下落しております(詳しくは、トルコリラ今後の見通し2018年 | トルコリラはどこまで下がる?で書いております)





    トルコリラの下落は、輸入品価格の上昇を招き、日経新聞の8/29の記事によると、食料品から工業原材料まで多くを外国に頼るトルコでは、通貨安で輸入コストが大きく上昇し、街中では数週間で2~3割値上がりした商品も珍しくないという状態になっております。





    また、上で書いたエネルギー価格の上昇にもこのトルコリラ安は影響しており、トルコのエネルギー自給率は約30%程度なので、エネルギーについても輸入に頼る割合が大きく、トルコリラ安によって、ただでさえ上がっているエネルギー価格が、トルコリラ安の効果もあってより大きく上昇しているという側面もあります。





    そして、このようにトルコリラ安がインフレを起こし、インフレによってさらなるトルコリラ安を起こすという、負のスパイラルに陥っているというのが、トルコの現状です。





    以上がトルコのインフレの原因についての分析でした。では、次に今後どうなるかを見ていきましょう。





    2 トルコのインフレの今後の見通し






    次にトルコの今後のインフレの見通しを書きます。結論から言うと、仮に利上げ等の金融引き締めを行ったとしても、しばらくインフレは続く可能性が高いと考えられます。





    先ほどから書いている、17.9%のインフレというのは、消費者物価指数という、消費者にとってのインフレ率のことで、一般にインフレ率というと、これが使われます(CPIなのかコアCPIなのかコアコアCPIなのかといったマニアックな論点は今回は割愛します)





    実は、今回発表されたインフレ率は、消費者から見たインフレ率だけではなく、生産者が出荷した価格に基づいて算定される生産者物価指数という指標も発表されており、この結果は、32.1%の上昇となっております。





    何故消費者物価指数と生産者物価指数でここまで差が出るかというと、要因は様々あるのですが、ものすごく単純化して言うと、「生産者が卸に売ってから、消費者に届くまでの間のどこかでコストカットがされたか、誰かが価格転嫁できずに負担している」ということになります。





    そのため、どこかのタイミングでは消費者価格にも転嫁されると考えられ、インフレが今後加速すると考えるエコノミストもおります(出典:Bloomberg 9/3





    他の予想でも、基本的にはインフレが今後も続くと考える予想が多く、日経新聞 9/3では、地場銀行のエコノミストは「9月にはインフレ率が20%を超え、年末以降も高止まりする」と指摘する。「下降に向かうのは2019年後半になる」とみるが、それも中銀が十分な金融引き締めを実施するとの条件付きだ。とあります。






    こうしたことから、仮に中銀が適切に対処したとしても、しばらくインフレ傾向は続くと考えられます。





    3 インフレ抑制のためにトルコに必要なことは?






    上でも書いたように、トルコのインフレの原因は、


  • AKPによるバラマキ

  • エネルギー価格の上昇
  • トルコリラ安



  • が原因です。2番目のエネルギー価格については、世界情勢なども関係しており、トルコ一国でどうこうできる問題ではないので、ポイントは、AKPによるバラマキをやめることと、トルコリラ安を止めることです。




    トルコリラ安の大きな原因は、トルコリラ今後の見通し2018年 | トルコリラはどこまで下がる?でも書いているように、最近ではブランソン牧師を巡ってのアメリカとの対立と、利上げができない中銀というのが大きな要因となっております。





    そのため、


  • バラマキをやめて緊縮財政に移行する

  • 利上げを行う

  • 対米関係の改善に努める



  • といったことがトルコにできることであり、実際に、トルコについての専門家のエミン・ユルマズさんも最近そのようなことをおっしゃっております。









    トルコは来週9/13に政策金利発表があります。ここで利上げがあるのか、あるとしてどこまで利上げするのか、というのが、まず次の注目ポイントです。





    なんとかインフレを抑えて、トルコの経済も安定してほしいものです・・・・・





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