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RBAの見通し予想と豪ドル/NZドルへの影響を考察 2023年9月版

2023年09月04日 20:16

※:本記事にはプロモーションを含みます。

RBA見通しと 豪ドルNZドルへの影響 (1)-min



今回はタイトルの通り、2023/9/5開催のRBAについて、その事前見通しと豪ドル/NZドルへの影響の予想を書いていきたいと思います。



結論から言うと、9/5のRBAについては、ほぼ据え置き確実&声明文も大して動かなさそうという感じで、「まあ値動きしたらラッキー」くらいで見ています。



豪ドル/NZドルについては、個人的な予想としては、明日のRBAは多少値動きするも大勢には影響せず引き続き1.07-1.1のレンジ継続、ただし2年債利回りの差が意識される展開になれば1.05を目指してもおかしくないという感じで、基本は上がったら売り目線を引き続き継続し、私自身もRBAを前に1.087台ということもあって、少しだけノックアウトオプションでベア(下落)を持ちました







そんなに長期保有する予定ではなく、「シナリオが崩れて上昇したらごめんなさい」するポジションなので、資金効率が良く、ダメだった時に確実に損切もできるノックアウトオプションから入ることにしました。



参考 豪ドル/NZドルのノックアウトオプション戦略の解説




まずRBAの予想について、一番簡単に書かれているみんかぶサイトだと、明日の予想は4.1%のまま据え置きとなっておりました。



RBA minkabu2309-min

出典:みんかぶサイト RBAページ



ただじゃあどのくらいの確度で据え置きと織り込まれているのかを英語情報も含めて調べると、


  • ロイターによるエコノミスト調査だと、36人中34人が据え置き、2人が0.25%利上げと予想

  • 豪4大銀行の予想だと、全会一致で今月は据え置きと予想

  • 今後については、2023年末までだとANZ、CBA、ウェストパックは据え置き、NABは11月にあと1回利上げして4.35%と予想

  • エコノミスト予想では、35人中3人は2回利上げがあって4.6%、18人は4.35%、14人は据え置き


  • という感じでした(出典:ロイター 2023/9/1(英語)



    なので、今月の据え置きはほぼ確実視されつつ、今後の見通しがどうなるか声明文に注目が集まる感じになりそうです。



    ただし、前月までの声明文がインフレを警戒しながらも「今後利上げするかどうかはデータ次第」を強調するもので、先日ブロックRBA副総裁も「再利上げの可能性もあるが、データを注視している」「どの中央銀行も追加利上げ幅に頭を悩ませている」と発言していることから、個人的には今月は声明文も前月コピペの可能性が高いと予想しており、「まあ動いたらラッキー」くらいにしか期待できないと見ています。



    ではその上でどのくらい値動きしそうかと言うと、2023年のデータを取ると、豪ドル/NZドルのATRは77.5pipsなのですが、RBAがあった日は全てTRが高く、特にサプライズ利上げのあった5月・6月は133pips、124pips動くという感じで、基本的には値動きは期待できるものの、ただここ最近のRBAはずっと「利上げするか据え置きするかどっち!?」みたいな感じだったので、今月みたいに「据え置きほぼ確実」な状況でどこまで動くかと言うと・・・・という感じで見ています。



    2023年ATR77.5
    2月RBA116
    3月RBA142
    4月RBA100
    5月RBA133
    6月RBA124
    7月RBA84
    8月RBA93




    この「今月くらい事前予想が一致してる状況で本当に動くのかなあ」というのは、実はRBNZの方を見てもそうなりそうな感じがあり、ほぼ事前予想が一致していた7月、8月のRBNZについては値動きが極めて小さかったというのもあり、その点からも「あんまり値動き期待できないなあ」というのが今時点の予想です。



    2023年ATR77.5
    2月RBNZ129
    4月RBNZ166
    5月RBNZ171
    7月RBNZ85
    8月RBNZ64




    8月とかお盆シーズンの「ザ・夏枯れ」の日とはいえ、RBNZでATRほども動かないのか・・・・という感じだったのも踏まえると、今月のRBAもあまり大きな期待はしづらいなと思っています。



    そのため、明日については、据え置きはほぼ確実、声明文も多分コピペだけど、そこが動いて来ればかなり値動きがありそう、あとは欧米のトレーダーが夏休みから帰ってきての値動きに期待という感じで、「過度な期待はせず、値動きすればラッキー」くらいで見ていようと思っていますw



    ただし、最近は豪2年債利回りとNZ2年債利回りがまた差が付き始めており、その点で本来豪ドル/NZドルはもう少し下がってもおかしくはなく、1.07も割っていく展開になれば、1.05も見えてくるのではないかと考えています。



    AUDNZD and rimawari0904-min



    また先日発表の豪消費者物価指数も予想5.2%ながら結果4.9%とかなり低く、豪失業率も予想3.5%に対して結果3.7%、雇用者数も予想1.5万人に対して結果-1.47万人と、今この状況でRBAが強気になる要因もないと考えているので、今の1.08台後半なら売り目線で良いかなと思って、個人的には売りでポジションを持ちました。



    以上が9/5のRBAの事前予想とそれに対しての豪ドル/NZドルの見通しでした。



    なお、豪ドル/NZドルをトレードする場合には、今のスペックだと、

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  • 最近はスプレッドも2.5pips程度のことが多く、スワップもそれなりに高めの水準で、スペックも決して悪くない


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    RBNZの見通し予想と豪ドル/NZドルへの影響を考察 2023年8月版

    2023年08月15日 14:47

    ※:本記事にはプロモーションを含みます。

    RBNZ-min.png



    今回はRBNZ(2023/8/16、日本時間11時発表予定)について、その事前見通しと、豪ドル/NZドルの相場への影響を予想していきたいと思います。



    結論から言うと、2023年8月16日のRBNZについては据え置きがほぼ確実視され、声明文も大きく動かなさそうという感じで、正直無風通過もありえるんじゃないかくらいに思っています。



    なので想定レンジとしては引き続き1.07-1.1くらいをメインと考え、その流れが明日変わる可能性はそこまで高くないと予想しています。



    ただし、最近はかなりNZドルが売られている中で「声明文のちょっとした部分や、オア総裁のちょっとした発言を拡大解釈する」という可能性や、あと実は今豪とNZの2年債利回りの差が相当広がっている(NZの利回りの方が高い)割に豪ドル/NZドルが高い(豪ドルが強い)状態にあるので、もしかしたらこのイベント通過で何か起こるかもだし、自動売買的には何か起こればラッキーくらいの感じだと思ってます。



    あとで詳しく分析しますが、実はRBNZの日は他の日と比べて動きやすい傾向もあるので、あまり期待しすぎない範囲で、とはいえ若干期待して見てる、くらいの気持ちで今はおりますw(RBNZの日に動きやすいのは当たり前っちゃ当たり前ですが)



    それぞれ解説していくと、まずRBNZの予想について、一番簡単に見られるみんかぶサイトだと、明日の予想は5.5%のまま据え置きとなっておりました。



    RBNZ minkabu2308-min

    出典:みんかぶサイト RBNZページ



    ただこの「据え置き」というの、全会一致で据え置き予想のものから、ほぼ半々なものまで色々と「濃淡」はあるのですが、今回のRBNZについては、ブルームバーグのエコノミスト20人全員一致で据え置きと予想し、2024年まで今の据え置きが続くだろうと予想されているレベルで一致しています。

    出典:Bloomberg 2023/8/15(英語)



    同記事によると、ANZ銀行とウェストパックは2023年末までにあと1回、0.25%の利上げがあるだろう予想しているようですが、ただ少なくとも今回については利上げ予想するというのはなさそうです。



    個人的にも先月のRBNZ声明文が

  • 最大限の持続可能な雇用を維持しながらインフレを年間1~3%の目標に戻すため、金利をしばらく制限的な水準に維持

  • 世界経済の成長は弱く、インフレ圧力は緩和、インフレ率は低下し続けている

  • NZのインフレは引き続き低下と予想される

  • 住宅価格は持続可能な水準に戻った

  • ただインフレはまだ高すぎる

  • 中国の経済が急速に減速している

  • 世界的にはまだインフレは高く、一部の中銀は利上げをまだ続けてる

  • NZは「他の多くの国より早期により制限的なレベルに達した


  • というもので、他の中銀のお決まり文言の「今後利上げするかどうかはデータ次第」というようなものすらなく、また5月の利上げも5対2で2票据え置きに入ったくらいだったことを考えると、まあ今月利上げはさすがにないなと思っています。



    そのため、今回のRBNZの据え置きはほぼ確実と思われ、問題は声明文の方ですが、ただ先月の声明文が上の通りで、状況は全然変わっていないことから、多少の変化がある可能性は否定できないものの、個人的には95%くらいの確率で単なる前月コピペのようなものになるんじゃないかと思ってます。(残り5%はマジで予想できない驚きのものを想定。元々RBNZは結構サプライズの多い中銀で、5月の0.25%利上げの時も市場では0.5%と読む人もそれなりにいる中で、その上で5:2で2据え置きというのもかなりのサプライズでした)



    このようにRBNZについては据え置き&声明文もコピペという可能性が一番高いと予想しており、無風通過も全然ありうると思っていますが、ただ過去の傾向を見ると、RBNZの日には通常の日よりも豪ドル/NZドルは動きやすい傾向にあったり、また特に目新しいことがなくても「イベント通過の安心感」とか「ほんのちょっとした文言を取っての上げ下げ」とかはよくあることなので、まあそういうのがあれば良いなと期待してますw



    【2023年ATRとRBNZの日のTR(単位はpips)】
    2023年ATR80
    2月RBNZ129
    4月RBNZ166
    5月RBNZ171
    7月RBNZ85




    こんな感じでRBNZの日は相当動きやすい傾向にあるのですが、ただ今月と同じような状態だった7月RBNZはほぼ「普段通り」の値動きしかしておらず、なので上でも書いたように「動けばラッキー」くらいに思っておくのが良いかなと考えてますw



    ただ、豪ドル/NZドルと連動性がそれなりに高い2年債利回りの差で見ると、今はかなり広がっている(NZの方が高い)中で、豪ドル/NZドルは高い水準にある(豪ドルが強い)という感じで、普段の連動性と若干異なる動きを見せているので、この辺りが意識されるようになれば、また1.05とかを目指しても全然おかしくはないかなと思っています。



    【2年債利回りの差と豪ドル/NZドルのチャート】
    ADUNZD and kinri0815-min

    出典:investing.comサイトのヒストリカルデータより管理人作成



    以上が明日のRBNZの見通しと、豪ドル/NZドルへの影響の予想でした。



    なお、豪ドル/NZドルをトレードする場合には、今のスペックだと、

  • スプレッドを重視するならセントラル短資FXかみんなのFX・LIGT FXが頭一つ抜けている

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    AUDNZD hikaku0812-min

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  • セントラル短資FX:5,000円のキャッシュバック+当サイト限定チャート分析レポート

  • みんなのFX、LIGHT FX:当サイトオリジナルのFX投資戦略マニュアル(豪ドル/NZドルの裁量戦略と、ユーロ/ズロチの裁量戦略を解説)


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  • トレード画面も、FXをやっている人なら違和感なく使える見た目となっている

  • 最近はスプレッドも2.5pips程度のことが多く、スワップも悪くなく、また保有期限も2024年8月と、今からなら1年以上持つこともできるというように、スペックも決して悪くない


  • という感じで、資金効率良く、また「最大損失額がいくらか」を常に意識しながらトレードすることができます。



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    2022年10月相場短観 | 為替介入、ウクライナ情勢、中台リスク、米中間選挙等を解説

    2022年10月21日 22:36

    ※:本記事にはプロモーションを含みます。

    2022年10月相場短観 為替介入、ウクライナ情勢、 中台リスク、米中間選挙-min



    今回は、相場全体の短観と、今のトレード戦略を書いていきたいと思います。



    最近だと「為替介入の可能性」「ロシアの核使用可能性」「中国の台湾侵攻リスク」等、大きめの話題も多く、また米中間選挙も近づいてきたことから、その辺りも踏まえて書いていきたいと思います。



    ざっくりと結論をまとめると、以下の通りです。

  • 為替介入の可能性は高まっており、「ドル円は下げればチャンス」という向きが多く、それ自体は否定しないものの、過去のドル円の値動き傾向や今の円安水準がさすがに異常なことも含めて考えると、自分がどの辺りで撤退するかを強く意識しながらやるべき(短期的には買い方向で考えてます)

  • ロシアのウクライナ侵攻情勢については、最近はほとんど相場に影響がなくなってきたが、「核使用」「NATOを巻き込んだ戦争」といった展開になった場合にはさすがに大きく動くはずで、そしてそのリスクは高まってきている

  • 中国の台湾侵略リスクは高まっていると見られているが、相場にはほとんど影響を与えていない。これについては中間選挙のためのネタである可能性もあるが、もし本当に起こった場合はロシアのウクライナ侵攻以上の影響になるので、注意が必要

  • 米中間選挙は上院の1/3改選、下院は全議席の改選となり、下院は共和党優勢、上院は接戦というのが今時点での予想

  • 最近は全体的に「一度トレンドができると、それが否定されるまでその流れが続く」というように、ある意味で「王道順張りトレード最強」になってきているので、短めのトレードでもトレンドラインを割ったあたりでの損切を意識しつつ、順張りを意識するのが良さそう


  • という感じで考えています。



    このように、「為替介入がいつ来るか」「ウクライナへの侵攻が本気でNATOを巻き込んだ核戦争になる可能性や、逆に停戦になる可能性」「中台リスク」「米中間選挙」等、相場の不確実性が非常に高まっていますが、全体的に「方向性が決まった時はとことん行くところまで行く」「しかしいきなりはしご外しが来る」という、ある意味で「損切も入れながら順張り」という、昔からトレードの世界で「王道」とされてきた戦略が有効になっていそうです。



    こういう相場環境では、「リスクを管理した上で攻めていくこと」「旬の銘柄の見極め」がこれまで以上に重要になりますが、そういう点で

  • ノックアウトオプションやノースリッページ注文でリスクを限定して攻めた取引できる

  • スワップもかなり貰えることから人気が高まっているEUR/PLNのトレードができて、こんなマイナー通貨ペアでもノックアウトオプションを使ってトレードできる

  • CFD銘柄を17,000銘柄以上取り扱っており、個別株式銘柄についてもレバレッジをかけての取引や、売りからも入ることができる



  • というIG証券は、今の環境では絶対に持っておいた方が良い口座と言えますが、このIG証券、今は期間限定・先着600名限定で最大6万円キャッシュバックを貰えるキャンペーンもやっています。



    この先着限定キャンペーンについては、以前は先着150名だったのが、あまりに人気だからなのか300名→600名と徐々に枠が増えており、さらに最大6万円のうち


  • IG証券に口座開設+Twitterフォロー+キャンペーン申込

  • 口座申込後30日以内に初回取引で5,000円(FX,CFD共通)

  • さらに他社取引報告書提出で10,000円(CFDの場合)


  • というように、かなり簡単な条件でも15,000円までは貰えるので、是非この機会にお早めにどうぞ!



    IG証券は、口座開設をすれば、FXもCFDもどちらも取引できて、上のキャンペーンについては「どちらで申し込むか」の違いだけなので、もし他社でCFD口座を持っているなら、キャンペーンはCFDで申し込んで、CFD取引もやってみた方がさらに1万円上乗せされるので個人的にはおすすめです。



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    為替介入の可能性とトレード戦略





    ドル円については、145円台で一回介入があって140円まで落ちた後、「145円台で介入来るか?」「32年ぶり高値の147.7円で来るか?」「150円の大台で来るか?」と言われながら、今時点で151円まで来てもまだ介入は行われていません。



    為替介入については、財務省としても言ってしまった手前やらないわけにはいかないが、やったところで意味がなく、むしろ狙い撃たれることが分かり切っているという点で、非常に厳しい立場にあるのは間違いないと思われます。



    今のドル高円安については、バイデン大統領自身がドル高容認発言をしていたり、イエレン財務長官も「為替市場で決まるレートがドルにとって最良」とコメントする等、アメリカは完全にドル高歓迎状態で、これについてはインフレ退治がアメリカの最重要課題になっていることも踏まえると、「そりゃそうだろうなあ」という感じで(ドル高は輸入価格の下落→インフレ抑制方向に働くため)、そしてアメリカがそうである以上、今の日本が何かしたところで・・・・という状態になっています。



    世界的にも一昔前は「自国通貨安競争」だったのが、今は世界的にインフレが問題となり、その中でできれば自国通貨高に持っていきたいというのが本音な中で、先進国では日本だけが金融緩和を継続しており、「そりゃ売られる」という状況の中で、為替介入も初回の不意打ちですら140円すら抜けなかったことも踏まえると、基本的には「介入は絶好の買いチャンス」という、今多くの人が見ている見方は正しいと思われます。



    ただし、ドル円という通貨ペアを長期で見た場合には、こういう「月足での急上昇」の後は、いきなり下げに転じて、しかもそれがしつこいという傾向があります。



    【ドル円月足チャート】
    USD chart1021month-min



    「けどアメリカも利上げが続くし、日本も緩和するし、一体なんで下がるの?」と思われるかもしれませんが、それにしても年始の115円から、今の150円というのは30%以上の上昇で、「さすがに織り込みすぎでは」という感じもあることや、また9月の日本のCPIが3.0%と、「普通であれば緩和はやめる水準」までは来ていることも踏まえると、ハシゴ外しリスクについては警戒しておく必要があると思います。



    実際日本円については、2022年に入ってからはあまりに最弱すぎて、トルコリラと良い勝負、他の新興国通貨(南アフリカランドとかポーランドズロチとか)には余裕で負けているレベルなので、「いつまでも円安が続く」という見通しは、さすがに厳しいだろうと思っています。



    そのため、ドル円については「基本的に介入待ちでそのタイミングで買えば良いと思うものの、ハシゴ外しリスクは警戒して、トレードとしては損切をしっかり入れる必要がある」と考えています。「最悪塩漬けてドル建てにする」という考えもありといえばありですが、それだと140円台とか150円台でわざわざ仕込むメリットもあまりないので、やはりトレード戦略としては損切を前提とした方が良いと思います。



    ロシア・ウクライナ情勢と中台情勢





    ロシアとウクライナについては、今は完全にウクライナが優勢になっており、ヘルソン市奪還もかなり近いと見られています。



    ただし、最近では相場はロシア・ウクライナ情勢に興味を失っている感はかなりあり、これについてはコロナの時も初めは感染者の増減やロックダウンに一喜一憂していたのが、段々と反応しなくなっていったのと同じで、今後も大きな出来事がなければ相場もあまり大きくは動かなくなりそうです(クリミア大橋爆発というかなりやばいレベルのことが起こってもほとんど動かずでした)



    ではその「大きな出来事」としては何がありうるかというと、

  • ロシアの核や化学兵器の使用

  • ロシアでクーデターが起こる(これはあっても成否や、成功してもその後政権を握るのが誰になるかによっても大きく違うので良いことか悪いことかは不明)

  • 停戦する(インフレ抑制を目指す西側諸国がある程度ロシアに妥協して「面子を潰さない」範囲での停戦をリードする可能性

  • NATOの参戦


  • 辺りで、これらについては「確率は低いものの、リスクとしてはある」というような状態かと思われます。



    ロシアは今時点ではラブロフ外相が「国家存亡の危機のみに核兵器使用」という等、核使用の脅しを一旦控えつつあるような感じですが、ただこのまま負け続けて兵器もなくなっていく中で「最後の悪あがき」として核使用をするリスクは依然残っているというか、むしろそのリスクはウクライナが優位になればなるほど高まっているのではないかという気もしています。



    ウクライナ情勢がさらに緊迫した場合には、ウクライナの隣国であり、武器の供給拠点ともなっているポーランドのリスクは当然意識されるので、ユーロズロチについては大きく上がるリスクがあり、私もユーロズロチのポジションは今時点で19万通貨ほど持っていることから、その点については注意を払っています。



    また最近では中台情勢の緊張も高まっており、アメリカは軍高官もブリンケン国務長官も「これまで想定していたよりも早く中国による台湾侵攻がありうる」と言っております。



    これについては、中間選挙を前に中国の脅威を論じているだけという可能性もありますが、ただこれまではこういう発言があっても誰かが「火消し」に入るところ、今のところそういう火消し発言も特になく、むしろそうした声がどんどん増えている点から、実際にリスクは高まっているのだろうと思われます。



    台湾侵攻については、アメリカはウクライナと違って「防衛」を明言しており、また台湾は世界の半導体受託製造のシェアを60%以上も誇る国であることも踏まえると、中国の台湾侵攻はウクライナ侵攻どころではない圧倒的な「大事件」であり、これが起こった場合には、金価格の上昇、ドル高、株安は間違いなく起こると考えられます。



    アメリカの中間選挙





    アメリカの中間選挙は11月8日(火)にあり、これも当然ながら非常に重要なイベントですが、ただ今時点の見通しはかなりの激戦になることが予想されており、全議席改選の下院は共和党が優勢、1/3改選の上院も接戦との見通しとなっています。



    例えば選挙予想サイトとして有名なTHE COOK POLITICAL REPORTでは、下院については共和党優勢な議席が211、民主党優勢が193議席で、31議席が拮抗とあり、過半数が435議席の過半数218議席であることを考えると、共和党がかなり優勢と言えそうです。



    kain1021-min.png

    出典:THE COOK POLITICAL REPORT



    また上院については、35議席改選で、その内訳は共和党が21議席、民主党が14議席となっており、改選対象者は共和党の方が多く、その中で共和党優勢が19議席、民主党優勢が12議席、拮抗が4議席となっております。



    join1021-min.png

    出典:THE COOK POLITICAL REPORT



    上院は元々50:50ながら、同数の場合は議長(カマラ・ハリス副大統領)が決定票を投じることで、事実上民主党が過半数という状態なので、民主党としては14議席確保でOKで、その点で拮抗4議席のうち2つを取れるかという、大接戦が予想される状態となっています。



    仮に上院か下院のどちらか(あるいは両方)を共和党が取る「ねじれ」になると、法案や予算案等が通らなくなるリスクが高まることや、またウクライナへの支援が縮小するリスクがあります(共和党の下院トップのマッカーシー氏が「ウクライナに白紙の小切手を切らない」と発言したりもしています)



    「中間選挙の後は株価が上がりやすい」というアノマリーはあり、また共和党もウクライナへの支援はともかくとして、対中強硬路線は変わらないこと、そして共和党は良くも悪くも「アメリカファースト」であることを考えると、その点で言えばどちらかといえば株価にはポジティブな材料な気もしていますが、ただしインフレ退治が最重要課題であることは変わらず、その点で金融引き締めはいずれにせよ継続されると予想されることから、多少上がるにしても積極的に買いたい状況ではないよなとは思っています。



    不確実性が高い中でのトレード戦略





    このように、為替介入、ロシア・ウクライナ情勢、中台情勢、米中間選挙と色々と不確実性が高まっておりますが、最近の相場の傾向としては、とにかく「順張り」に有利な相場になってきたなという印象があります。



    例えば、ドル円、豪ドル/NZドル、ダウ、金、原油等、全然資産性が違うものを並べてみたのですが、以下のようにかなり「順張り」が有利に働いていたことが分かります。



    【ドル円】
    USD chart1021-min



    【豪ドル/NZドル】
    AUDNZD chart1021-min



    【ダウ】
    dow1021-min.png



    【金】
    gold1021-min.png



    【原油】
    oil chart1021-min



    本来はレンジ通貨の豪ドル/NZドルまで「順張り向け通貨」になっていたせいで、私も色々とダメージを受けたりしましたが(笑)、これを見ると、今の相場が「トレンドはそれが否定されるまでは続く」という法則が強く働いていることが分かります。



    実はここ数年は株価が上昇していたことを除けば、全体的にはレンジになりやすい傾向があったのですが、それがここ最近ではかなりトレンドが明確に出やすいものが増えてきた印象です。



    ただ、トレンドについても「続いている間はいいが、いきなり終わって逆流する」という傾向もあるため、トレード戦略としては順張りをメインにしつつも、流れが変わるリスクも考えて、損切をきちんと入れた「王道なトレード」が良いのかなと思われます。



    こういう環境では、やはりいきなり状況が大きく変わった時のことも考えてリスクを限定するのが必須で、そういう時にノックアウトオプションは非常に便利です。



    ノックアウトオプションというのは、

  • 短期トレードをやる上で資金効率が非常に良い

  • ノックアウト価格をはじめに設定するのが必須で、窓開けや急変があろうともそこで必ず損切されるので、リスクが限定される

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  • 金融庁の認可を受けており、税率も申告分離課税の20.315%


  • と、守りを固めた上で大きなロットを運用できる商品で、海外業者と違って出金リスクもなく税率も20.315%という特徴があり、こういう「何かが起こるかもしれないが、基本的にはこの方針でトレードする」みたいな状況では最適です。



    ノックアウトオプションだと、週明けに窓開けが起きても、またスイスショックのようなとんでもない事態や、またいきなり為替介入や核戦争や第三次世界大戦が起こっても、最初に設定したノックアウト価格では必ず損切されるので、週末リスクや相場急変リスクを抑えてトレードができます。



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    またウクライナ情勢の影響で上でも書いたようにユーロ/ズロチが今非常に高値圏にありますが、この通貨ペア、売りでスワップが貰えて今はレートが高く、今後ロシア・ウクライナが停戦に至れば大きく下がることも期待できるという点で狙い目でもあり、私も現在19万通貨ポジションを持っています。



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    2022年9月時点相場短観 | 資源国通貨高の流れやウクライナ情勢も解説

    2022年09月15日 21:26

    ※:本記事にはプロモーションを含みます。

    2022年9月時点の相場短観 資源高・ウクライナ情勢も解説-min



    今回は、久しぶりに相場全体の短観を書いていきたいと思います。



    今の相場は

  • 世界各国のインフレと金融引き締め、そしてそれと対照的な日本の緩和姿勢

  • エネルギー問題

  • 最近あまり相場に影響を与えていないものの、めちゃくちゃ動きまくっているロシア・ウクライナ情勢


  • 等、様々な要因で動いており、非常にややこしいところではあるのですが、今それぞれどういう状態になっていて、その中でどういうトレード戦略があるのかということも書いていきたいと思います。



    結論をざっとまとめると、以下の通りです。


  • 短期的にはとにかく資源国通貨高の流れが強い

  • その資源国通貨高の原因となるエネルギー問題については、今ヨーロッパで言われている対策で解決する気が全くしないが、ただロシアへの接近という「禁じ手」をギリギリになって発動する可能性や、イラン核合意復帰等の可能性もそれなりにあり、正直全く読めない

  • ロシア・ウクライナ情勢は良い方向にも悪い方向にも転びうるターニングポイントとなってきており、最近は相場での存在感が薄いものの、本来はもっと注目されても良いと思われる

  • 基本的には今だとドル円の買いが一番無難と思われるが、日銀の政策が変わってきた場合には注意が必要。また私のメイン通貨だと、ユーロズロチについては引き続き急上昇待ち、豪ドル/NZドルは強制ロスカットにならない範囲で気絶継続

  • 株価指数については、当面上がる要因があまりなさそうだが、こういう下落局面こそ積立等でしっかりとポジションを持っていくのが大事




  • このように、色々と不透明性の高い情勢となっていますが、短期的には「強い通貨と弱い通貨」がある程度明確になっているので、短期トレードで損切をしっかりと入れていくようなやり方だと、それなりに勝ちやすいのかなとも思っています。



    こういう相場環境では、「リスクを管理した上で攻めていくこと」「旬の銘柄の見極め」がこれまで以上に重要になりますが、そういう点で


  • ノックアウトオプションやノースリッページ注文でリスクを限定して攻めた取引できる

  • スワップもかなり貰えることから人気が高まっているEUR/PLNのトレードができて、こんなマイナー通貨ペアでもノックアウトオプションを使ってトレードできる

  • CFD銘柄を17,000銘柄以上取り扱っており、個別株式銘柄についてもレバレッジをかけての取引や、売りからも入ることができる



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    エネルギー問題と資源国通貨高の流れ





    相場のテーマは最近だと「インフレと金融引き締め」「資源」という感じですが、ここ1か月で見ると、完全に資源国通貨高の流れができています。



    【通貨強弱 1か月】
    strength0915-min.jpg



    こんな感じで、ドル、ユーロを除けばほぼ資源国通貨が上という分かりやすい状況になっています。



    ちなみにドルとユーロについてはここ1か月はかなり対照的な動きになっていますが、これについては

  • ECBが7月に0.5%の利上げ、9月には初の0.75%の利上げと、ついにマイナス金利から脱出し、完全に利上げモードに入ったことで、ドル一強体制ではなくなった(取引量が多いのはEUR/USD、USD/JPY、つまりドル、ユーロ、円が上位3通貨だが、ECB利上げまではドルだけが利上げ通貨であった

  • しかし先日発表の米消費者物価指数で前月比+0.1%、前年比+8.3%(予想-0.1%、8.1%)、コア指数だと前月比+0.6%、前年比+6.3%(予想0.3%、6.1%)とアメリカのインフレが非常に根強いことが判明し、米の利上げ観測がさらに高まったことでドルがまた盛り返した


  • というのが大きな要因です。



    それに対して日本は最近ではレートチェックをしたり為替介入を示唆したりはして、若干円高に振れたものの、今でも声明文には「必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置」というお約束の一文が残っており、さらに今月の日銀会合でもコロナオペの文言削除は検討されているものの、緩和バイアス自体は維持される見通しという感じで、まあ全く引き締めモードに入っておらず、その点で円最弱がお約束となっております。



    ちなみにレートチェックというのは、読んで字のごとく「レートをチェック」するだけで、具体的にやったことは「ドル円のレートを銀行に聞く」とかいう、「んなもんFXトレーダーなら毎日やっとるわ!!!!!」というようなものです(一応介入の前準備ではありますが、やったことはレートを聞いただけ)



    そんな感じでドル、ユーロ、円の力関係は説明がつくのですが、他については、先ほどの通貨強弱を見て貰っても分かるように、見事に資源国通貨が強いという傾向が出ております。



    この背景には、ノルドストリーム問題などに代表されるガス供給問題で、最近は原油価格は落ち着いてきたものの、天然ガス価格がまた高騰してきております。



    【原油価格チャート】
    oil chart0915-min



    【天然ガス価格チャート】
    GAS chart0915-min



    エネルギー問題については、ヨーロッパでは様々な助成金や減税等で対応しようとしていますが、エネルギー問題の根本的な原因として「そもそもエネルギーが必要なのに、入ってこない」という部分がこれらの対策では一切解決するはずがなく、また企業や家計にとっては仮に助成金で負担が減るにしても、資源価格に対してはむしろ上昇要因となる点からも、これらの対策で解決するとは全く思えんよなあというのが正直な感想です。



    解決策としてありうるとしたら、

  • 増産

  • 利用量の減少(原発の利用含む)

  • イラン核合意復活

  • ロシアへの歩み寄り


  • あたりですが、増産もそう簡単ではなく、利用量の減少といっても限度があり、イラン核合意復活はずっと言われながらもなかなか実現しておらず、ロシアへの歩み寄りというのが一番現実的な解決策ではあるものの、今時点でそれは「禁じ手」となっており、またロシア側もそれで足元を見ようとしている点から、どう決着するんだろうなあと思いながら見ています。



    ただし、じゃあロシアへの歩み寄りがありえないかというと、別にあってもおかしくはない状態で、最近のウクライナの快進撃も、「冬が近づく中で西側諸国の支援が減るリスクがある」といった背景もあるので、次にウクライナ情勢も簡単に解説します。



    ロシア・ウクライナ情勢





    ロシアウクライナ情勢については、ニュースでも散々報道されているように今はウクライナの反攻が非常に上手く行っており、東部・南部の領土奪還も日を追うごとに800㎡→1000㎡→2000㎡→3000㎡→6000㎡→8000㎡と、とんでもないペースで増えております。



    特にハルキウから「再編成」という名目での撤退はロシア国内でもボロクソに叩かれており、反戦派からは「さっさと撤退しろ」と言われ、右派からは「国民総動員して核使え」と言われております。



    この中で戦局を変えられる可能性があるとしたら割と真面目に「核使用」「他国の協力」くらいしかなさそうですが、これらの事態になった場合NATO諸国がどう反応するかという点も含め、また侵攻直後のような緊張感のある状況になりそうで、その点は個人的には結構なリスクだよなあと思いながら見ています。



    撤退や停戦の可能性は個人的にはかなり薄いとは思っていますが(何もせずに戦局がまた膠着するの方が可能性が高そう)、とはいえそれもないとは言えず、その点で良い方向にも悪い方向にも転びうるというのが現状かなと思っています。



    こうした環境を踏まえた上での投資戦略





    以上が今の相場の分析ですが、こういう状況であれば、やはり基本的にはドル円の買い方向でのトレードが一番やりやすいかなと思っています。



    というのも、結局アメリカの利上げ方針は相変わらず強く、日本も色々と言ってはいるものの打つ手は特になく、またアメリカ自体も世界最大の資源国であるという点もあります(天然ガス・原油ともに生産量世界1位はアメリカ)であり、その点で言えば、一番強弱が分かりやすいのはこれなのかなというのが理由です。



    日本が本気で円高・インフレ対策として引き締めに転じる場合はシナリオが変わってきますし、今も相当な高値圏ではありますが、ただ当面の目線としては、やはりドル円は上方向なのかなと思っています。



    他の通貨については、私のメイン通貨の豪ドル/NZドルは、これまでも書いてるように「短期的には非常に嫌な形で上昇している」「資源国通貨高の流れもある」という点から考えると、今は短期的には上方向のリスクが高いかなと見ています。



    ただし、本来はこの通貨ペアは金融政策に連動しやすい通貨で、資源国通貨高の流れも結局は「そういうブーム」という面もあること、さらには長期ではあまり資源価格との連動性もなく、RBAが利上げの減速を示唆したこともあって、「どこかのタイミングでは落ちるだろう」とは思っており、強制ロスカットにはならないようにしつつも、売りポジションは引き続き持って気絶していますw



    ユーロズロチについては、ECBが利上げを始めた&ポーランドは利上げそろそろ打ち止めモードということや、また上でも書いたようにウクライナ情勢が急にきな臭くなるリスクもある点から、その点で「今はスワップ目的で軽く持つくらいにしておいて、本番は急上昇した後に取っておく」というのが良いかなと思っています。



    株価指数については、短期的には相場のセンチメント以外ではあまり上がる理由が見当たらないなというのが正直なところではありますが、ただS&P500連動ETFやダウ等は、結局「最強のアメリカ」を背景に長期的には上がると思うので、積立投資を継続しつつ、安くなったところで拾っていく方針で見ています。



    以上が相場の見通しとトレード戦略です。



    このように、色々と不透明性の高い情勢となっていますが、短期的には「強い通貨と弱い通貨」がある程度明確になっているので、短期トレードで損切をしっかりと入れていくようなやり方だと、それなりに勝ちやすいのかなとも思っていて、そういう時に短期トレードしたいのであれば、ノックアウトオプションは非常に便利です。



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    今のようにいきなり変なことが起こるリスクがある環境で大きめのロットで短期トレードをするなら、リスクをどう抑えるかというのが重要なポイントになりますが、その点でノックアウトオプションを使えば、命綱付きでトレードができるので非常に重宝します。



    また最近はスワップも増えたことで人気のユーロ/ズロチについても、スワップが安定して高い&ノックアウトオプションでリスクを限定することもできる点から、IG証券がおすすめです。



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    今は上で書いたようにウクライナ情勢もかなり動いてきており、今後良い方向にも悪い方向にも動く可能性があり、その点でウクライナのすぐ隣のポーランドのズロチは、今後大きく動く可能性があると見ており、個人的にも注目しています。



    またこの会社は米国個別株も含めてCFDは17,000銘柄以上も取扱いがあり、「ここになければないですね」というレベルで品ぞろえが豊富なので、今後新しい材料が出て何かの銘柄が注目されだした時にその旬の銘柄をトレードすることもできます。



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    インフレ&円安ほぼ確定!?今後の相場見通しと戦略を解説 | ウクライナ情勢も解説

    2022年03月25日 20:23

    ※:本記事にはプロモーションを含みます。

    インフレ&円安確定!? 相場見通しと短期戦略 ウクライナ情勢も 複数のシナリオを検証-min



    2022年も早くも3か月も経過し、またロシアがウクライナに侵攻してからも1か月が経過しました。ロシア・ウクライナの戦争は現在膠着状態にありますが、色々と動きも出てきそうで、また他にも世界的に利上げ傾向が明確になるなど、相場が大きく動きそうな感じも出てきたので、今回は今時点の相場見通しを、いくつかのパターンに分けて考えていきたいと思います。



    ざっくりと要点を書くと、以下のような感じです。

  • ウクライナ情勢については、市場にとって一番ポジティブなのがプーチン大統領失脚&ロシアへの制裁の段階的緩和パターン、次点が現状の膠着継続=停戦、最悪なのがNATOへの拡大や核使用で、正直どれもありうるのが悩ましい

  • 金融政策については、各国中銀が引き締めに回る中で日銀だけが緩和継続なので円安方向がしばらく続きそうだが、今後日銀がいきなり引き締めに動く可能性も十分にあるとみており、そうなると為替については流れが変わりそう

  • ある程度短期のトレードであれば、ドル円の買い方向でのトレードが良さそうで、次点が原油やオセアニア通貨の買いで、基本的にはトレンドに逆らわないのが良さそう(私のユーロ/ズロチや豪ドル/NZドルは短期トレードではないので逆張りしてますw)




  • このように相場の中心材料であるウクライナ情勢については、今の膠着状態が続くのであれば段々相場への影響が小さくなっていくとは思うものの、バイデン大統領が「生物・化学兵器使用検討の兆候がある」と言ったり、イギリスでも「化学兵器を扱う部隊がウクライナに投入された」と報道されたり、さらにはロシア側も「ロシア存亡の脅威あれば核兵器使用ありえる」と言ったりと、エスカレートする兆候も見えており、その点で注意が必要です。



    ただ、一方で逆にロシア内部でもプーチン大統領への不満は確実に高まっているようで、その点でクーデター等が起こる可能性もあり、もしこのパターンであればアメリカもわざわざ「プーチン」と名指ししているように、ロシアへの制裁を段階的に解いていく可能性が極めて高く、どちらにも転びうるのが悩ましいと思っています。



    ちなみに、最近はあまり進展がないようですが、仮に「停戦」が決まったとしても、一時的にはリスクオンに傾くとは思うものの、ロシアへの制裁は止まらず、そうなると経済への影響という点では特に大きな影響がないため、最終的には膠着状態とそこまで変わらないと思われます(ズロチのように、ロシアの脅威が直接的に影響しているものについては話は別)



    また金融政策についても、各国引き締めに移る中で、日銀だけが緩和スタンスを継続しており、その結果今は円安がかなり進行しています。



    これについては日銀が緩和を続けるのであればこの傾向は続かざるを得ない一方で、資源や食料を輸入に頼っている日本で今の環境で円安なのが良い状態なはずがなく、その点でそう遠くないどこかのタイミングで引き締めに転じると思われて、円安傾向が出ている日の短期トレードとかであればともかく、スイング以上で「円安方向で追い続ける」というのもそれはそれで危ないかなと思っています。



    このように、ウクライナ情勢の展開も、為替についても色々なパターンがありえる点でかなり難しいですが、ある程度短期目線のトレードであれば、「今の方向についていく」というのが良いかと思い、今だと特にドル円やオセアニア通貨、原油の買い方向でのトレードが一番無難なのかなと思っています。



    ドル円については、基本的にはウクライナ情勢がどう転ぼうがあまり関係なく上方向で見るしかなく、ただあえてリスク材料としては上で書いた「日銀の方針転換」や、あるいはスタグフレーションが明確になった後での「FRBの引き締めの鈍化」、他だと「ドル高補正のための各国協調介入」みたいなパターンくらいかなと思っています。



    原油については「プーチン失脚パターン」のリスクオンや「他の産油国の増産(特にアメリカのシェールオイル・シェールガス)」で大きく下げるリスクがあったり、また「例えばインドや中国等がロシアから引き続き資源を安く買う結果、それらの国の他の国からの輸入が減り、トータルで見た時にそこまで原油価格が上がらない」という可能性があること、さらには中長期だと保有コストが馬鹿にならないという弱点もありますが、ある程度短期でトレードするのであれば、買い方向しかないかなという感覚です。



    オセアニア通貨は、個人的には豪ドル/NZドルを売っているように、どちらかといえばNZドル推しではありますが(笑)、最近の短期のトレンドとしては豪ドルの方が強いことから、今の段階であれば豪ドル円、ただし豪ドル/NZドルが落ち始めたらNZドル円にシフトしていくと良いかなと思います。



    いずれにしてもこういう相場環境では、「リスクを管理した上で攻めていくこと」「旬の銘柄の見極め」がこれまで以上に重要になりますが、そういう点で

  • ノックアウトオプションやノースリッページ注文でリスクを限定して攻めた取引ができる

  • ウクライナ情勢で大きく動いており、スワップもかなり貰えるEUR/PLNのトレードもできて、この通貨ペアでもノックアウトオプションでトレードできる

  • CFD銘柄を17,000銘柄以上取り扱っており、2020年、2021年に相場の旬となった銘柄もほぼ網羅している圧倒的品ぞろえの良さがある

  • 個別株式銘柄についてもレバレッジをかけての取引や、売りからも入ることができる



  • というIG証券は、今の環境では絶対に持っておいた方が良い口座と言えます。



    このIG証券、今は期間限定・先着300名限定で最大6万円キャッシュバックを貰える神キャンペーンをやっており、その期間が2022年3月に更新されたばかりで大チャンスでもあります。



    この先着限定キャンペーン、以前は先着150名だったのが、あまりに人気だからなのか300名まで枠増えて、さらに最大6万円のうち

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    IG証券は、口座開設をすれば、FXもCFDもどちらも取引できて、上のキャンペーンについては「どちらで申し込むか」の違いだけなので、もし他社でCFD口座を持っているなら、キャンペーンはCFDで申し込んで、CFD取引もやってみた方がさらに1万円上乗せされるので個人的にはおすすめです。



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    以下の順番で書いていきます。


  • ウクライナ情勢の現状と今後のパターン

  • インフレはほぼ確定した中での各国中銀の動き

  • 短期でのトレード戦略

  • こういう環境ではノックアウトオプションが非常に輝くという話




  • ウクライナ情勢の現状と今後のパターン





    今の相場の中心はウクライナ情勢ですが、これについては色々な情報が出ていますが、少なくとも今膠着状態であるのは間違いなく、ただ今後どうなるかは予想が極めて難しい状況(そして動くのも近そう)という感じです。



    この戦争がロシアの侵攻から始まったように、基本的にバトンがあるのは常にロシア側なのですが、膠着状態といいうのはロシアからするととんでもない戦費がかさみ続けるわけなので、ウクライナが粘っている以上、ロシア側としてはどこかで膠着を打破する必要が出てきます。



    この場合大きく4パターンありえて、

  • ロシア国内での蜂起でプーチン失脚(相場にとって一番ポジティブなシナリオ)

  • このままミサイルを中心とした攻撃を加え続けて、ウクライナが折れるのを待つ(膠着継続)

  • NATO加入を諦める等を手土産にして停戦合意する

  • ABC兵器(核生物化学兵器)を使用


  • といったことが考えられます。



    相場にとってはプーチン失脚が一番リスクオンになるのは言うまでもなく、アメリカもわざわざ「プーチンの戦争」と言っているように、要は「プーチンの首を持ってきて謝るなら許してやる」ということで、この場合はロシアへの制裁も基本的には段階的に解除されていくと考えられ、これが一番相場にとってポジティブなシナリオと言えます。



    ただし、これがあると原油価格等はこうした制裁解除を見込んで一気にドカンと下がるので、資源や食料の買いでのトレードでは注意すべきシナリオと言えます。



    次の膠着継続と停戦は相場にとっては中長期では正直そんなに変わらず、停戦合意があれば短期的にはご祝儀として物凄くリスクオンになるとは思うものの、経済環境にとって一番の問題である「ロシアへの制裁」が解除される可能性は低く、結局インフレリスクは何も変わらず・・・という展開になりそうです。



    この場合はもし停戦合意で資源価格が大きく下がったりしたら、買いで入ればいいかなあと思っています。



    一方最悪なのがABC兵器の使用パターンで、バイデン大統領も「プーチンが生物・化学兵器使用の検討の明確な兆候がある」と言っていたり、イギリスでも「化学兵器使用の部隊をウクライナに投入」という情報が出ていたりすることを考えても、化学兵器使用はそれなりにありえて、さらに確率は低いものの核使用の可能性も当然あります。



    今までのNATOの発言を見ている限り、化学兵器の時点では直接介入はないと思われるものの、核使用となると衝突の可能性もあり、実際にアメリカのリード上院軍事委員長は「核兵器を使用して、放射線が隣接する国々に飛散すればNATOへの攻撃と十分にみなすことができる」と言ったりもしています(化学兵器や生物兵器でも同様だとは言っているものの、これまでのNATOの発言を見ている限り、化学兵器の時点では動く気はなさそうだなという印象はかなりあります)



    この発言は「だから国境付近とかでは撃つなよ」という牽制でもあるものの、実際に核使用となるとさすがに国際世論的にどうなるかが全く読めず、核使用だと第三次世界大戦に発展する可能性もそれなりにあるだろうと見ています。



    このパターンだと、相場は見たこともないようなリスクオフになると思われますが、その中で買われるものとしてはまず米ドルになると考えられるので、ドル円については、プーチン失脚や膠着・停戦では普通に金融政策の差からのドル買い円売り継続、ABC兵器使用パターンでは「有事のドル買い」と考えられ、ウクライナ情勢がどうなろうともドル円は結局買いなんだろうなと思っています。



    インフレはほぼ確定した中での各国中銀の動き





    このようにプーチン失脚以外のパターンではインフレが確定し、仮にプーチン失脚があったとしても当面ある程度はロシアへの制裁は続き、さらに元々コロナ禍での金融緩和の反動としてのインフレの兆候はあったことも合わせて考えると、インフレは確定&それに対応して各国中銀の引き締めも確定状態となっています。



    FRBやBOE、RBNZ等は元々引き締めモードでしたが、最近はECBやRBAすらついに引き締めモードになってきております。



    ただそんな中で日銀は「大規模な金融緩和を維持」を明言しており、それもあって最近はとんでもなく円安が進行しており、ドル円も120円を超えてきて、それでもまだ止まる気配もない状態です。



    【通貨強弱 直近1ヶ月】
    currency strength0325-min



    正直弱すぎて引くレベルで弱いです(笑



    最近は資源や食料がある国の通貨が強い傾向があり、そんな中で資源もない、食糧も輸入に頼っている、ついでに核兵器もない日本が緩和姿勢を続けていたらそりゃ円は売られるでしょうねという感じで、この傾向は日銀が緩和政策を続ける限り続くだろうなと思っています。



    もちろん円安の進行ペースがあまりに早すぎる点はあり、その点で調整する日が出てくるのは間違いないのですが(今日も全体的に調整の円高傾向があります)、ただ大きな流れとしては円安方向で見ておくしかないかなというのが今の感覚です。



    ただ、では日銀がこの緩和を続けるのかというと、実はその可能性はそんなに高くないと考えられ、というのも資源や食料を輸入に頼っている以上、このような環境下で緩和を続けることは間違いなく今後国内からの批判が高まり、また引き締めの副作用である「株価への悪影響」も、そもそも岸田首相な時点でそんなに気にするとも思えず、正直そう遠からず引き締めに転じるだろうと思っています。



    そのため、基本的にはクロス円は買い方向で良いと思う反面、いきなり「ハシゴ外し」がある可能性は十分に念頭に置いた上で入るのが重要だと思います。



    短期でのトレード戦略





    こうした環境でのトレード戦略としては、一番無難なのがドル円の買い方向でのトレード、次点が原油等の資源やオセアニア通貨の買い方向でのトレードかなと思っています。



    ドル円については、ウクライナ情勢がどう動こうともドル優位は変わらず、あえてリスク材料を挙げるとすれば「日銀の引き締め転換」「スタグフレーションへの懸念が高まった時のFRBの引き締めの後退」くらいですが、ただそれらがあったとしても「じゃあドルより円を買うの?」と言われると・・・・・という感じでもあり、基本的には買い方向で見ていればいいのかなと思っています。



    原油については、ロシアの制裁解除や増産がリスク要因としてはあり、また保有コストもかかる点がドル円より劣るポイントではありますが、それでも短期的には弱くなる要因があまりなく、押し目買い方向で短期トレードであれば、それなりに勝ちやすいかなと思います。



    ただし、中長期ではリスクがあるのは間違いなく、特にアメリカのシェール増産については、色々と言われていたものの結局やる方向(2022年12月時点でロシア産の2割程度の増産目途)にあり、他国も増産基調にあります。

    参考:米シェール、日量100万バレル増産へ ロシア産を代替 日経新聞3/17



    また、中国やインドはロシアから安価に原油を購入するという報道もあり、もしそうなってくる場合、これらの国の西側からのエネルギーの輸入量が減ることで、「実は思っていた程エネルギーが値上がりしない」という可能性もあります。インドや中国にしても、エネルギー資源の必要量は決まっているわけで、その中でロシアから安価に変えるのであればそちらの比率が高まり、逆に西側諸国の高い資源を買う必要が減り、「西側諸国産のエネルギー資源の需要が減る」みたいなイメージですね。



    こうした点から安全性はドル円よりは一歩劣るものの、ただ最近の値動きの大きさを考えると、短期トレードでやる旨味はそれなりにあると思います。



    またドル円以外の通貨だと、ユーロやポンドはロシア情勢の影響を大きく受けすぎ、新興国通貨は今は強いもののリスクオフが来ると真っ先に売られ、しかもインフレが止まらなくなるリスクは新興国の方が高いことを考えると、消去法的にオセアニア通貨なのかなと考えており、今だと特に資源国通貨でもある豪ドルは買いやすいかと思っています。



    オセアニア通貨については、私は「豪ドル/NZドルの売り」を持っていて、つまりは中長期でのNZドル推しなわけなのですが(笑)、短期的には豪ドル/NZドルは上昇基調にあり、その点も考えると、この上昇基調が転換するまでは、短期トレード的には豪ドルの方が良いかと思います。



    ただし、豪ドルという通貨は全体的に資源と連動しやすい傾向はあるものの、最近程の「強い連動性」まではなく、また豪ドル/NZドルという通貨ペアで見ると、短期的に連動することはあっても、中長期で連動することはなく、いきなりはしご外しが来るという特徴もあるので、その点で注意は必要です。



    【参考 豪ドル/NZドルと原油価格】
    AUDNZD and oil0304-min



    こうした点から、一番買いやすいのはドル円、次点が原油やオセアニア通貨なのかなというのが今の相場見通しです。



    株価指数については、ロシアの動きもあれば、またこれだけの引き締めになった時にどう動くかがいまいち読みづらい点はありますが、ただ米国株であれば中長期では買い方向で良いので、積立投資くらいを粛々とやっているのが良いかなと思っています。



    金については、私もホールドしていますが、ここからさらに上げるかと言われるといまいちよく分からず、これも「インフレ対策のためのリスク分散」として積立のような買い方ならともかく、今から短期トレードで買うかと言われると、それなら別のを買った方が良いかなと個人的には思います。



    こういう環境ではノックアウトオプションが非常に輝くという話





    このように、ドル円はそれなりに狙いやすそうなものの、「ロシア情勢」「利上げへの反応」「スタグフレーションのリスク」と、3つも大きな不確定要素があり、いきなりはしご外しが来てもおかしくはない環境にあります。



    とはいえ、逆に言えばその分相場のボラティリティが高く、短期トレードで大きな利益をあげるチャンスでもあります。



    こういう環境では、やはりいきなり状況が大きく変わった時のことも考えてリスクを限定するのが必須で、そういう時にノックアウトオプションは非常に便利です。



    ノックアウトオプションというのは、

  • 短期トレードをやる上で資金効率が非常に良い

  • ノックアウト価格をはじめに設定するのが必須で、窓開けや急変があろうともそこで必ず損切されるので、リスクが限定される

  • IG証券のノックアウトオプションだと、為替だけではなく株価指数や金・原油等も取引可能(他社だと為替のみ)。また為替でもユーロ/ズロチのような超マイナー通貨も対応している

  • 金融庁の認可を受けており、税率も申告分離課税の20.315%



  • と、守りを固めた上で大きなロットを運用できる商品で、海外業者と違って出金リスクもなく税率も20.315%という特徴があり、こういう「何かが起こるかもしれないが、基本的にはこの方針でトレードする」みたいな状況では最適です。



    ノックアウトオプションだと、週明けに窓開けが起きても、またスイスショックのようなとんでもない事態や、またいきなり核戦争や第三次世界大戦が起こっても、最初に設定したノックアウト価格では必ず損切されるので、週末リスクや相場急変リスクを抑えてトレードができます。



    今のようにいきなり変なことが起こるリスクがある環境で大きめのロットで短期トレードをするなら、リスクをどう抑えるかというのが重要なポイントになりますが、その点でノックアウトオプションを使えば、命綱付きでトレードができるので非常に重宝します。



    また今回のテーマである「短期トレード戦略」からは少しずれますが、ウクライナ情勢の影響でユーロ/ズロチが今非常に高値圏にあり、この通貨ペア、売りでスワップが貰えて今はレートが高く、今後ロシア・ウクライナが停戦に至れば大きく下がることも期待できるという点で狙い目でもあり、私も現在18万通貨ポジションを持っています。



    この通貨ペアについては、チャンスであると同時にリスクもあり、例えばもしロシアがウクライナを超えてNATOも巻き込んだ戦争のリスクが高まるとズロチ大幅安からのユーロ/ズロチが大幅に上昇する可能性もありますが、そういうリスクについてもノックアウトオプションを使えば「確実にここまで行けば損切される」というように、確実に限定することもできます。



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    2022年の為替・株式相場を予想!おすすめの投資戦略は?

    2022年01月19日 20:39

    ※:本記事にはプロモーションを含みます。

    2022年の相場の方向性を予想! おすすめの投資戦略は?-min



    今回は2022年の相場のテーマがどうなるかと、全体的な予想を簡単に書いていきたいと思います。当然2022年中に起こった出来事によっては全然違う方向性に行くこともありえますが、「今時点ではこういう方向で相場を見ていくと良いだろう」という大まかな流れを把握するみたいな感じで見てもらえれば幸いです。



    まずこれまでの相場の大きなテーマを振り返ると、2020年は完全にコロナ一色で、その対策(ワクチン・治療薬・経済対策)がどうなるかといったものであり、2021年についてはその中の特に経済対策の反動としてインフレが世界的に問題となり、また世界的にWithコロナの機運が高まる中で経済も一定程度回復していき、今度は「いつ引き締めに転じるか」という流れになりました。



    このような流れの中で、2022年のテーマと、今時点で考えられる大まかな方向性や投資戦略を書いていきたいと思います。



    結論から言うと、以下のように考えています。

  • 相場のテーマで一番確実に来るのは、「世界各国のインフレVS金融引き締め」であり、引き締めや利上げの時期がどうなるか、そしてそれが相場にどう影響するかが重要

  • コロナについては、基本的には最早余程大きな動きでもないとテーマにはならなさそうだが、最近ではオミクロン株のように大幅に変異したウィルスが出てきたり、その一方でファイザーCEOが「春頃には元の生活に戻れる」と発言したりと、大きな動きが出てくる可能性は否定できない

  • こういう流れの中では、為替については余程のリスクオフでも来ない限りは大きな流れとしては基本的には円安方向で考えておいた方が無難で、特にドル円は上方向で見やすい

  • 株価については、FRBもある程度気にしながらの金融引き締めになると考えられるものの、ただ特にナスダックはここ数年の上昇ペースが異様に高いことも踏まえると、調整する可能性は十分にある

  • ただし株価指数については年間通してマイナスになる可能性は過去の推移を見てもかなり低いので、売りで入るよりは「下がった時に買う」という方が無難




  • このように相場のメインテーマが2020年は「コロナVSコロナへの対応(ワクチン・治療薬・金融緩和・経済対策)」、2021年は「コロナでゴリゴリに金融緩和や生産が縮小した結果のインフレVS金融引き締め見通し」だったのが、2022年はいよいよ実際に先進国が引き締めモードに入り、「インフレVS金融引き締め」となると予想しています。



    また新型コロナについても最近は多少のことでは相場も「コロナ慣れ」して反応しなくなっていますが、今年については「ワクチンや治療薬も効かない形に変異する」という可能性も、逆にファイザーのブーラCEOがいうようにワクチンや治療薬の効果で「ちょっとやっかいな風邪」くらいになる可能性も両方あり、そこまで大幅な流れの変化があればさすがに相場にも影響を与えてくると考えられます。



    このように相場のテーマが変わる以上、当然相場で注目される銘柄も変わってくると考えられ、また実際に金融引き締めが始まることで、相場の上下動もこれまで以上に大きくなる可能性も出てきます。



    こういう相場環境では、「旬の銘柄の見極め」と「予想を外した場合のリスク管理」がこれまで以上に重要になりますが、そういう点で

  • CFD銘柄を17,000銘柄以上取り扱っており、2020年、2021年に相場の旬となった銘柄もほぼ網羅している圧倒的品ぞろえの良さがある

  • 個別株式銘柄についてもレバレッジをかけての取引や、売りからも入ることができる

  • ノックアウトオプションやノースリッページ注文でリスクを限定して取引できる


  • というIG証券は、やはり今年もかなり活躍の機会の多い口座になりそうです。



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    以下の順番で書いていきます。



  • 2022年の相場の大きなテーマ

  • 2022年の為替相場の方向性を予想

  • 2022年の株式相場の方向性を予想

  • 2022年の相場環境では、IG証券口座がおすすめ




  • 2022年の相場の大きなテーマ





    まず相場のテーマとしては、一番大きいのはやはりいよいよ本格的に始まる「金融引き締めがいつどのタイミングで行われ、そしてそれがどういう影響を及ぼすか」という点になります。



    今年公開されたFOMC議事要旨でも「高インフレへの対応に向けて、予想より早期の利上げや、バランスシートの縮小が必要になる可能性」との見解もあり、また12月の消費者物価指数も7%と、市場予想通りとは言えとんでもない数字で、こうした流れの中では金融引き締めに向かわざるを得なくなると考えられます。



    ただ、こうしたタカ派よりの声明については、これまでのパウエル議長の傾向を見ていると「株式市場が調子が良さそうならタカ派的なことを言って、逆にそこで株価が落ちると今度は落ち着かせようとする」みたいな傾向があり、株価を壊さないように気を付けているのは感じられ、実際最近でも議会証言ではインフレを警戒しつつも、「利上げのタイミングや回数はデータ次第」というような発言をして市場が「思ったよりはハト派だった」というような反応をしたこともありました。



    このように、株式市場には気を使ってはいるものの、さすがに今のインフレの状況やこれまでのFRB関係者の声明の推移を考えていても、余程のことがなければ今年の間に引き締めに転じて利上げも行われるのはほぼ確実と考えられ、その金融引き締めでインフレをどこまで抑制できるのかというのが大きなテーマになると考えられます。



    そしてこのインフレが問題になっているのは日本以外の先進国では大体共通で、EUですら12月の消費者物価指数が5%上昇で「インフレ率は予想を上回るリスクがある」とまで言い出している状況であり、他の国についても金融引き締めがどのタイミングで来るのか、というのが一つのポイントになりそうです(EUについては利上げに転ずるのは日本を除く先進国よりは遅くなりそう)



    またもう一つ、コロナについては、最近は相場も「Withコロナ」モードに入っていますが、去年末からオミクロン株が拡大したり、逆にファイザーCEOが「春ごろには通常の生活を取り戻せる可能性がある」と発言したりと、どちらの方向にも大きく流れが変わる可能性は相変わらずあります。



    オミクロンはブースターも打てばある程度ワクチンが有効で、また治療薬も一定の効果がありそうで、さらにいえば重症化リスクもデルタ等と比べると低いものの、ただやはり「変異株でいきなり流れが変わることがある」ということを改めて認識する材料となりました。



    その一方で、ワクチンや治療薬がある程度行きわたり、そしてその有効性が続くのであれば、逆にコロナ騒動が終息する可能性もあります。これは新型コロナが根絶するというようなものではなく、「若干たちの悪い風邪」くらいになって、経済活動は元に戻るようなイメージです。



    このように、インフレVS金融引き締めであったり、コロナがどうなるかといったあたりが今年の大きなテーマになりそうです。



    他にも引き続き中国との地政学リスクも警戒する必要はあり、特に今年は秋にアメリカの中間選挙も中国の共産党大会もある中で、またガチャガチャとしてくる可能性は大いにあります。



    これについてもいつも通り「さすがに本格的な衝突はメリットがなさすぎるので行きつくとこまで行く可能性は低い」とは思うものの、その瞬間であれば大きく相場が動くこともあるので、その点は注意が必要です。



    2022年の為替相場の方向性を予想





    為替相場の方向性としては、基本的には「余程のリスクオフや、日本国内での急なインフレでもない限り基本は円安方向」と見ております。



    これについては、日本だけが相も変わらず「必要であれば躊躇なく追加緩和」とか言っており、また消費者物価指数もいまだに1%にすらなっていないという点で、他の国が「引き締めからの利上げ」と言っている中で、日本だけが引き続き緩和方向にあり、また大きな流れとしては「脱コロナ」の方向性であることも考えると、大きな流れとしては円安と考えざるをえないと考えています。



    買う通貨ペアとしては、ドルはやはり基本となるかなと見ており、逆に新興国通貨系はこうしたインフレが進む中で買っていくのはリスクが高く、その中で買うならやっぱりメキシコペソなのかなとは思います。



    オセアニア系は、クロス円で買うよりは相変わらず豪ドル/NZドルでトレードすることを考えており、今はいつも言っているように売り方向で見ていますが、今年の年内に豪も強気化しそうな時に安値圏であれば、「そろそろ買いに転じます」となる可能性もそれなりにあるとは思っています。



    【公開運用で利益150万円】豪ドル/NZドルの裁量トレードのやり方と実績

    豪ドル/NZドルは、豪ドルとNZドルがどちらもオセアニア通貨で、値動きの特徴もほぼ同じであることから、長期で相場がレンジになりやすい&動くときも非常に方向性が予想しやすい通貨ペアで、個人的には一番好きな通貨ペアだったりします。この豪ドル/NZドルについては、レンジ相場を狙って自動売買でトレードする人が多く、私も自動売買もかなりやっていますが、それ以外に裁量トレード(スイング)もやっており、それで2020年には...





    他だとユーロ/ズロチも相変わらず面白い通貨で、値動きにかなり癖があることや、特に最近はスワップもかなり貰えるようになっている点からも、また急激に上昇するような動きがあれば狙い撃ちたいと考えています。



    ユーロ/ズロチの最新見通しと投資戦略解説2021年12月版

    今回は今かなり熱い通貨で、うちのブログでも人気が高まっているユーロ/ズロチについて、最新情報に基づいて投資戦略や今後の見通しを解説したいと思います。この通貨ペア、値動きにかなり分かりやすい癖があるので、2021年は基本的に為替差益狙いで投資しており、トレード回数は少ないものの、着実に勝ちを拾っていって、2021年はトータル28万円+2022年に18万円の利益を出しています!また最近だと為替差益だけでなく、私のポジ...





    2022年の株式相場の方向性を予想





    株式市場については、色々な人が「引き締めに伴ってついに大暴落が来る」と言っていますが、正直これについては「来るかもしれないし、来ないかもしれない」みたいな感じでしか言いようがなく、あまりどちらにもスタンスを置きすぎない方が良いかなと思います。



    というのも、金融引き締めが株価にマイナスの影響を与えるのはそれはそうなのですが、FRBもその辺りは当然気にしていますし、また上で書いたように「脱コロナ」パターンであれば経済的にポジティブな方向の影響があり、逆に「やばい変異株」パターンだとその中で引き締めを強行するとも考えづらいというのがあります。



    そのため、「金融引き締めでバブルがはじけて大暴落」みたいなのは、もちろんありうる話ではありますが、それはある意味で「大地震が来るかどうか」みたいな話と近く、「そりゃ来ないとは言えないし、嫌な兆候がないとは言わないけど、絶対来る前提で行動するのは無理だよね。ただもちろん警戒は必要で、最低限の準備はしておこうね」みたいなイメージです。



    ただ、リーマンショックやコロナショッククラスの大暴落が来るかどうかは知りませんが、「ある程度大きな調整」や「思ったほど値上がりしない」くらいのことが起こる可能性は割と高いと思っていて、というのも、ここ数年間の米株価指数の上昇幅が明らかに異常なペースで、さすがにそろそろ息切れしそうというのはあります。



    【米株価指数推移】
    stock suii-min



    【米株価指数上昇率】
    stock joushouritu0119-min



    このように、ここ数年間相場を引っ張ってきたNASDAQ100の上昇の勢いが落ちてきており、その点で少なくともここ数年間程の好調なパフォーマンスを維持できるかと言われると若干疑問が付くのは事実です。



    ただ、とはいえこの推移を見ても分かるように、年間通してマイナスになることの方が珍しいのが米株価指数の特徴でもあるので、「高いから売る」というのは相変わらずNGで、基本的には「下がった時に買う」というのが正解なのは変わりません。



    2022年の相場環境では、IG証券口座がおすすめ





    このように相場のテーマがまた変わりそうな中では、IG証券口座は今年も活躍機会が多くなりそうです。



    この会社は

  • CFD銘柄を17,000銘柄以上取り扱っており、2020年、2021年に相場の旬となった銘柄もほぼ網羅している圧倒的品ぞろえの良さがある

  • 個別株式銘柄についてもレバレッジをかけての取引や、売りからも入ることができる

  • ノックアウトオプションやノースリッページ注文でリスクを限定して取引できる


  • という特徴があり、こういう相場のテーマが変わり、逆行してしまった時のリスク管理も大事な環境では、使い道が多くなります



    IG証券のCFDの銘柄の豊富さについては、例えばコロナショック以降で大きく話題になったものとして

  • コロナショックで日経平均やダウが急落した

  • 原油価格も急落し、一時価格がマイナスになった

  • 金価格がコロナショックで下がった後高値を更新した

  • インターネット会議のZoomやアビガンの富士フィルム、レムデシビルのギリアド、ワクチンのモデルナ等、「コロナ銘柄」と呼ばれる会社の株価上昇

  • トランプ大統領が新型コロナで入院し、リジェネロンの抗体カクテルを使用し、トランプ大統領も絶賛(その後治療薬として正式に承認)

  • ファイザー、モデルナのワクチンでの株価上昇

  • テスラが株価を大きく伸ばし、1年で約10倍に


  • 等がありますが、これら全部IG証券で当たり前のように取り扱っており、今後また何か新しい話題が出ても、きっとその会社もあるんだろうなという信頼感があります。



    また、IG証券の個別銘柄は個別株CFDなので、米国個別株でもレバレッジを最大5倍かけられ、さらに売りから入ることもできます。



    日本国内の証券会社だと米国株の信用取引はできず、基本的にはレバレッジ1倍での現物買いになりますが、IG証券のCFDであれば、レバレッジをかけて少額から大きな利益を狙ったり、下がりそうな場面で売りから入って下落相場も味方につけることもできます。



    さらに為替や株価指数CFDであれば、ノックアウトオプションというリスクを限定しながらFXやCFD以上に高い資金効率も狙える金融商品で取引できたり、また個別株式銘柄でもノースリッページ注文という、一定の保証料を払うことで、金融危機があろうとも、窓開けがあろうとも、必ず指定レートで決済される逆指値注文も入れることができて、リスク管理という点でも非常に有用です。



    このようにIG証券は2022年の相場でも非常に活躍の機会が多そうですが、このIG証券については、現在期間限定・先着300名限定で最大6万円キャッシュバックを貰える神キャンペーンをやっており、その期間が2022年1月に更新されたばかりで、まだ口座を持ってない人にとっては大チャンスと言える状況です。



    この先着限定キャンペーン、以前は先着150名だったのが、あまりに人気だからなのか300名まで枠増えて、さらに最大6万円のうち

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  • 口座申込後30日以内に初回取引で5,000円(FX,CFD共通)

  • さらに他社取引報告書提出で10,000円(CFDの場合)


  • というように、かなり簡単な条件でも15,000円までは貰えるので、是非この機会にお早めにどうぞ!



    IG証券は、口座開設をすれば、FXもCFDもどちらも取引できて、上のキャンペーンについては「どちらで申し込むか」の違いだけなので、もし他社でCFD口座を持っているなら、キャンペーンはCFDで申し込んで、CFD取引もやってみた方がさらに1万円上乗せされるので個人的にはおすすめです。



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    来週のFOMC、コロナ、中国恒大の相場への影響・見通しは?トレード戦略も解説

    2021年09月19日 11:11

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    コロナ、中国恒大、FOMC 相場見通しとトレード戦略-min



    先月はジャクソンホール会議があり、9月分の雇用統計も出ました。



    ジャクソンホールでは、FRBメンバーが全体的にかなりタカ派よりの発言をする中で、パウエル議長は年内テーパリングを示唆しながらも、インフレは一時的な可能性や、デルタ株の感染拡大を懸念事項とし、テーパリングと利上げは無関係だと述べるなど、テーパリングや利上げに対して前のめりになりすぎないような発言をしていました。



    また、コロナについてはデルタ株に対しては感染予防という点ではワクチンは万能ではないことが共通見解になってきたことや、また新しく出てきたミュー株については、ワクチンオン中和抗体がほぼ働かないという研究結果が出てきたり、さらに最近では中国恒大のデフォルト懸念から若干リスクオフ気味に動くなど、またきな臭い材料も増えてきました。



    このような環境の中で、今回は相場全体の大きな流れと短期的なトレード戦略について、今後の見通しを書きたいと思います。



    結論から言うと、以下のように考えています。

  • テーパリングやその後の利上げについては慎重に行いそうであり、現時点では見通しがかなり難しいが、まずは今月21日のFOMCに注目

  • 最近若干落ちてるとは言え「押し目」レベルで、基本的にはリスクオンの流れが続いており、短期トレードではリスクオン方向で付いていくしかなさそうで、買うならNASDAQ100かS&P500、またはハイテク銘柄のETFや、コロナがあっても業績が落ちないタイプの個別銘柄が無難そう

  • ただし、コロナ情勢を中心に、いきなりはしご外しが来る可能性は引き続きあり、また最近では中国恒大の問題も出てくるなど、急激に下げるリスクも否定はできないので、買いで入るなら低レバでゆっくりと買っていくか、またはロスカットもしっかりと入れながらトレードをしていくのが重要




  • このように、色々と不透明な面もありながら、ただ現時点では市場はリスクオン方向に向いているので、ここで無理やり逆張りしていくよりは、とりあえずはハイテク銘柄多めのNASDAQあたりの「仮にコロナが広まっても業績への悪影響が小さそうで、逆に収束したところでIT化の流れが変わるはずもない」みたいなものを買っていくのが無難だと思います。



    買い方としては、半値になっても余裕で耐えられるくらいの低レバ(ほぼ現物からレバレッジ2倍まで)で「下がればラッキー」と思う買い方か、またはそれなりにレバレッジを効かせて、もしダメなら一旦ロスカットして出直しというようなやり方がおすすめで、その点で、短期で付いていく場合には、ノースリッページ注文、ノックアウトオプション等を使って、リスクを限定しながらやっていくのが良いと思います。



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    ノックアウトオプションの解説記事

    【IG証券】ノックアウトオプションとは?メリット・デメリットや取引方法も解説

    今回は、最近億トレーダーや専業トレーダーを中心に人気が広まっているIG証券のノックアウトオプションとはどういうもの?この記事では、ノックアウトオプションのメリット・デメリットや、取引方法について解説していきます。ノックアウトオプションは、「為替や株価指数に投資して、利確・損切も自分のタイミングでできる」という点で、FXやCFDともかなり似たような感じでトレードできる金融商品なのですが、FXやCFDと比べて資金...





    GMO CFDの記事

    何故GMOクリック証券はCFD国内シェア70%と圧倒的なのか?

    今回は、証券CFDではなんと国内シェアの約72%※も占めており、私もCFD取引ではメイン口座の一つとして使っているGMOクリック証券のCFDについて、何故そこまで人気なのか、逆に短所はないのか、といったことについて解説したいと思います。※GMOクリック証券調べ(2019年10月~2020年3月)GMOクリック証券のCFDは、日経平均やダウといった株価指数、金・原油・コーンといった商品CFD、米国VI等にも幅広く投資可能なので、そういった色...





    いずれにしても、米株については基本的には下がれば買うチャンスなので、チャンスが来た時にいつでも買えるように準備だけはしておいてください!



    以下の順番で書いていきます。



  • ジャクソンホール会議と米雇用統計からのテーパリング観測

  • 新型コロナの最新情勢 ワクチンの有効性、ミュー株

  • 相場の状況と今後のトレード戦略2021年9月時点




  • ジャクソンホール会議と米雇用統計からのテーパリング観測





    ジャクソンホール会議では、FRBメンバーが次々とタカ派的なコメントをする中で、注目されたパウエル議長講演では、テーパリング年内実施に言及しつつも、かなり慎重な姿勢を見せており、ドル円もパウエル議長発言までは上昇基調だったのが、パウエル議長の講演からどんどん下がっていくみたいな動きをしました。



    より具体的な内容に踏み込むと、

  • テーパリングについては、年内開始が適切になりうると始めてパウエル議長自身がコメント。また7月のFOMCでの年内テーパリングが適切だと考えた中に議長自身も含まれていることを明言

  • ただし一方でテーパリング開始時期とペースは利上げについてのシグナルではなく、それらは別物であると説明

  • またデルタ株の感染拡大の中で不確実性が高まっていることも説明


  • というもので、市場としては、この発言を「ハト派的」と解釈し、個人的にも「FRBメンバーがタカ派的な発言をする中で、全くテーパリングに振れないわけにもいかないが、あまり積極的にやりたいわけではないんだろうな」と感じました。



    そして、そのジャクソンホール後の雇用統計では、市場予想では72.8万人増の中で23.5万人増とかなり悪く、その原因としては、やはりデルタ株の感染拡大が影響し、内訳としてはレストラン・バー業界や小売業は雇用が減少し、旅行・宿泊業もこれまでは増加傾向だったのが横ばいとなりました。



    また人種では黒人失業率の上昇、年代では10代の失業率が増加というように、「弱者へのダメージ」が特に多い傾向となっております。



    最近はFRBの中でもタカ派的な発言が増えている中で、パウエル議長はかなりのハト派というように、内部ではかなり割れているんだろうなというのが見て取れて、この雇用統計の結果を見ると、その分裂はより深まりそうだなあと見ています。



    今時点で注目すべきは、やはり来週21日のFOMCで、ここではテーパリング開始への言及の有無に加えて、金利のドットプロットが発表されますが、その中で来年2022年の利上げ予想がどのくらい増えているかなのかなと見ています。



    前回6月のFOMCでは18人中7人が2022年内の利上げを予想していましたが、これがどうなっているかは非常に重要な材料となりそうです。



    ただ、今時点では上でも書いたようにパウエル議長自身はかなりハトよりなことに加え、FRBの中でも割と分断がありそうなので、この結果を予想してどうこうするのは割とギャンブルに近く、もしそれをやる場合は、しっかりとロスカットを入れた上で、「外したらごめんなさい」のスタンスでやった方が良いかなと思います。



    新型コロナの最新情勢 ワクチンの有効性、ミュー株





    コロナについては、「デルタ株に対してはワクチンの効きが弱い、または抗体の時間とともに低下によって、ブレークスルー感染が増えている」というのはよく聞くと思いますが、その先例として、イスラエルやイギリスの状況を見てみましょう。



    イスラエルはワクチン接種可能な人口の8割近くが2回接種を完了しておりますが、以下のようにコロナの感染者数が前回のピーク時を超えて増加しています。



    israel covid0919-min

    出典:新型コロナウィルス感染 世界マップ



    ちなみに、医療崩壊という観点から重要な入院患者数だとどうなのかなと思って調べたところ、イスラエルのMinistory of Healthにデータがあり、ただ言語がヘブライ語しかなく、それをGoogle先生にも頼りながら解読していったところ、なんとか入院患者数の推移の生データを発見できたので、貼っておきます。



    israel covid hospital0919-min

    出典:イスラエル Ministry of Healthデータベース



    かなり頑張って調べました(笑)



    このように感染者数は前回の山を越えてきた一方で、入院患者数は半分程度で済んでおります。とはいえ、これだけワクチン接種率が高まっても入院者数は半分にしかならないということを考えると、少なくとも現時点のワクチン2回接種完了だけでは、医療崩壊の抑制という目的には不足しているということが分かります。



    ちなみにもう一つワクチン先進国のイギリスについても、やはり感染者数は増加傾向にあり、入院患者数も増加傾向にあります。



    UK covid0919-min

    出典:新型コロナウィルス感染 世界マップ



    UK covid hospital0919-min

    出典:Public Health England



    こちらは英語で、元々チャートの形だったのですんなりと入院患者数も発見できました(笑



    このイギリスとイスラエルの傾向を見ると、やはりワクチン接種が広がっても感染はするし、入院は減るものの、それでも患者が増えると増加し、そしてイスラエルの方が入院患者数の増加ペースが速いことを考えると、よく言われる「抗体の期限切れ」というのも起こっているのだろうなというのが生データを見るとよく分かります。



    また、最近ではミュー株について、ワクチンの中和抗体がかなり効きづらいという研究も出ており、少なくとも「ワクチンがあるから大丈夫」という少し前の世界情勢とは全く違ってきていることが分かります。



    このコロナの動向については、


  • ワクチン3回目以降のブースターの中長期での有効性、副反応

  • 治療薬や今後のワクチン開発

  • 世界的な「決め」の問題(もうリスクをとってでも経済再開するしかないみたいなあきらめムードが割とある)



  • が色々と複雑に関わってきてなかなか難しい所ではありますが、ただ少なくとも「世界的に経済再開→テーパリング」という少し前までの「既定路線」は、そうとも言い切れなくなっているのは間違いないかと思います。



    相場の状況と今後のトレード戦略2021年9月時点





    こうした状況であり、また巷では「中国恒大の影響でリスクオフ」等とも言われていますが、チャートを長い目で見ると、市場は今もリスクオンモードが継続しています。



    【米株価指数3種類の動き】
    US stock chart0919-min



    【8月以降の通貨強弱】
    currency strength0919-min



    このように、最近は中国恒大のリスクが意識されるなどリスクオフ的な空気が出ているものの、長い目で見た時には単なる押し目レベルであり、全体的には上昇基調は変わっておらず、また8月以降は通貨ペアで見てもNZドル>ランド>ドル>円>豪ドル>ポンド>ユーロ>カナダドル>スイスフランというように、正直そこまで大してリスクオフになっていないことが分かります。



    中国恒大についても、正直かなり昔から言われていた話で何で今更感があり、さらにいえば中国政府としても今この環境で金融ショックを起こすわけにはいかないので、個別企業として倒産することがあっても、それが金融ショックに波及しそうであれば当然対応してくるはずで、今時点ではあまり心配はしておらず、基本的には押し目と見て良いかなと思っています。



    7月や8月に株価指数が下落し、VIXも上昇した時は若干期待しつつ、ただ「どうせいつものなんちゃってリスクオフだろうなあ」と思って冷めた目で見ていたところ、案の定その傾向が続いており、こうなってくると、短期的にはリスクオンで乗って、落ちたところは拾う以外の選択肢は難しいのかなと思っています。



    パウエル議長がハト派的なスタンスを続けているのも「今こういう環境下で変なことすれば一気に崩れかねない」というのが分かっているからでしょうし、市場がリスクオンで続いている以上は、少なくとも売りに回るのはまだ早いかなという感じですね。



    そして何を買うかという点で言えば、やはり今のようにコロナがどう転ぶか分からない以上は、仮に今後コロナがまた広まった時にも業績がそこまで落ちない(むしろ伸びる会社も多い)ハイテク系を中心としたナスダック100や、ETFの中でもハイテク系のものを買っていくのが無難で、実際にチャートを見ていても、その辺りが伸びていることからも、順張り方向で付いていくならまずはそこになるのかなと思います。



    ただし、上でも書いたように相場が大きく転びうるリスク要因は常にあり、例えばコロナについてはやっぱりまたある程度経済を抑えてでも抑制しなければならないという方向になり、そこから市場全体が下げてくるかもしれなければ、中国恒大ネタも今時点では「何をいまさら」感があるものの、実はサブプライムやリーマンの時もあれほど長期で世界全体に波及すると予想してる人は少なかったことを考えると、「基本順張り、ただし警戒は常に怠らず」というのが重要だと思います。



    また、短期でレバレッジを大きくかけていた人は7月や8月の「なんちゃってリスクオフ」ですらロスカットになったことも考えると、短期トレードで入るならロスカットを入れることは必須と言えて、その点では、今のような環境ではノックアウトオプション等を使って、リスクを限定しながらやっていくのが良いと思います。



    ノックアウトオプションというのは、

  • 短期トレードをやる上で資金効率が非常に良い

  • ノックアウト価格をはじめに設定するのが必須で、窓開けや急変があろうともそこで必ず損切されるので、リスクが限定される

  • IG証券のノックアウトオプションだと、為替だけではなく株価指数や金・原油等も取引可能(他社だと為替のみ)

  • 金融庁の認可を受けており、税率も申告分離課税の20.315%


  • と、守りを固めた上で大きなロットを運用できる商品で、海外業者と違って出金リスクもなく税率も20.315%という特徴があり、こういう「何かが起こるかもしれないが、基本的にはこの方針でトレードする」みたいな状況では最適です。



    ノックアウトオプションの解説記事

    【IG証券】ノックアウトオプションとは?メリット・デメリットや取引方法も解説

    今回は、最近億トレーダーや専業トレーダーを中心に人気が広まっているIG証券のノックアウトオプションとはどういうもの?この記事では、ノックアウトオプションのメリット・デメリットや、取引方法について解説していきます。ノックアウトオプションは、「為替や株価指数に投資して、利確・損切も自分のタイミングでできる」という点で、FXやCFDともかなり似たような感じでトレードできる金融商品なのですが、FXやCFDと比べて資金...





    ノックアウトオプションだと、週明けに窓開けが起きても、またスイスショックのようなとんでもない事態がいきなり起こっても、最初に設定したノックアウト価格では必ず損切されるので、週末リスクや相場急変リスクを抑えてトレードができます。



    今のようにいきなり変なことが起こるリスクがある環境で大きめのロットで短期トレードをするなら、リスクをどう抑えるかというのが重要なポイントになりますが、その点でノックアウトオプションを使えば、命綱付きでトレードができるので非常に重宝します。



    またノックアウトオプションは、主に中上級者に人気が高い金融商品ですが、FX経験者であれば仕組みを理解することは難しくありませんし、「ここまで来ればロスカット」というのを嫌でも意識することになるため、裁量トレーダーにもおすすめです。



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    いずれにしても、米株については基本的には下がれば買うチャンスなので、チャンスが来た時にいつでも買えるように準備だけはしておいてください!



    株価暴落!?何故先週から株価が落ちているのかと、今後の見通し・短期戦略を解説

    2021年05月20日 21:34

    ※:本記事にはプロモーションを含みます。

    株価暴落!?現在の相場分析と 短期でのトレード戦略-min



    先週は、日経平均が一時的に2,000円近く下落する等、株価下落が久しぶりに注目されました。



    【日経平均 日足チャート】
    nikkei chart0514-min



    また、日経程ではないですが、ダウも一時的に1,500ドル近く下落したように、これまでかなり強気の相場が続いていた中で、「おや?」という動きをしています。



    【ダウ 日足チャート】
    NYD chart0514-min



    今回は、先週の相場のレビューと、今後の見通しや、もしやるならこういう戦略かな、というのを書いていきたいと思います。



    結論から言うと、以下のように考えています。

  • 株式相場が下げた背景には、先々週の雇用統計は凄まじく悪く、逆に先週のCPIは高いことで、相場心理が不安定になっていたことがある

  • これらに対して、FRBはインフレを一時的と判断&雇用回復に全力というスタンスで、緩和継続を明言している

  • 基本的には当面(最低でも今月・来月くらいの単位で)はFRBは意地でも金融緩和を続け、それによって株価はある程度維持されると想定し、下げたら買いたい(ダウやS&P500を想定)と思っている。市場がかなり疑り深くなってきており、短期的な下落の可能性はありそうで、そこを狙いたい

  • むしろ本当のリスク要因はアメリカで経済再開が現実に起こった後であり、そうなると「FRBがいつ手のひら返しをするか」というような世界観になる

  • また別のリスクとしては、mRNAワクチンの有効性が著しく落ちるような新型コロナの変異が起こることや、中国周りで緊張が大きく高まることがあり、これが起こった時は本気で凄まじい落ち方をするリスクもあり、この時は安易に買うというよりは、「最悪数年放置で良いや」と思いながらゆっくりゆっくり買い下がるのが吉




  • また、昨日のFOMCの議事録では「FOMCが設定する目標に向けて経済の急速な進展が継続すれば、今後ある時点の会合で、資産買い入れペースの調整を巡る討議を開始することが適切になる可能性がある」と指摘したとあり、テーパリングはやはり意識されていそうではありますが、短期的にはまたFRBが早期テーパリングを否定して、ただ市場はそれでも疑って・・・・みたいな展開が続くと想定しています。



    このように、短期的には上値を追うのはリスクが高くなってきたものの、押し目を待って買い方向で考えつつ、ただし短期で大きなロットを回すときは、いきなり大崩れした時は素直に逃げられるようにしておくのが大事だと考えております。



    私の場合は、ダウに日足で大きな陰線ができて、大体32,000~33,000くらいまで落ちてきたら一回打診でノックアウトオプションで買い、30,000の大台割れて29,000あたりまでは買い下がりでついて行こうと思っており、逆にそこでもサポートされないようなら、一旦流れは変わったと見た方が良いかなと思い、少なくとも短期で持つようなロットのポジションは一旦解消して、長期での買い下がりに戦略を変更しようと思っています。



    今のような環境で短期トレードをする上では、ノックアウトオプションを使っておけば、少ない資金でも効率的に運用できる&最悪いきなり変なことが起こっても確実に指定したレートでロスカットはされるということで、これでやるのが一番良いと思います。



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    今の相場の焦点 金融緩和がどこまで続くか





    まずは今の相場のテーマから再確認していきましょう。



    今の相場のテーマは、「米国株の強気が維持できるか」という点にあり、その背景として「FRBは金融緩和をどこまで続けるのか」という論点があります。



    2020年3月のコロナショック以降、最悪期から立ち直りつつあるとはいえ、経済もかなり傷んでいる中で、それでも株価や商品価格が堅調であったのは、「とにかくどこの国も異次元レベルの金融緩和をしている」「特にその中でもアメリカは凄まじい」ということが背景にあります。



    このアメリカの金融緩和については、FRB当局者やパウエル議長は再三「当面は緩和を継続」「利上げは早くても2024年」というように、継続を明言しております。



    ただし、市場はそれに対してかなり懐疑的で、例えば短期金融市場では、2022年12月までの金利上昇が100%見込まれているという状況になっています。







    長期金利で見ても、短期的に下げることはあれど、基本的には上昇トレンドが続いています。



    kinri0514-min.png



    つまり誰もFRBやパウエル議長の言ってることを信じてないということですねw



    何故こんなことになっているかというと、金利というのは基本的には「インフレの時には上げて、デフレの時には下げる」「雇用が良い時は上げて、悪い時は下げる」というのが定石なのですが、今は株価もコモディティも上がっていて、さらに先週発表のCPI(インフレ率)も前年同月比4.2%と非常に高く、傾向としても右肩上がりの傾向にあるように、インフレが警戒される状態にあるからです。



    CPI chart-min



    また、もう一つの雇用については、先々週の金曜日に最新のものが発表されたのですが、こちらは非農業部門雇用者数の市場予想が100万人近い増加を見込んでいた中で、結果が26.6万人増加と予想に比べて大きく下回り、情勢としてはかなり悪いものとなります。



    雇用が悪いことは当然経済が悪いということなのですが、ただこちらについては、緩和継続の大義名分となる点から株式市場ではポジティブに解釈されることもあり、実際に今月の雇用統計発表直後は一瞬下がりましたが、その後戻したのは緩和継続期待による部分が大きいと考えられます。



    何故雇用情勢が悪いかというと、その大きな要因として、「失業給付やコロナによる給付金が高すぎて、失業者が就業機会を探していない」というものはよく指摘されるところで、実際にアメリカでは人手不足が進み、時給も上がっている中でも雇用回復のペースが落ちており、給付プログラムの見直しを主張する声が共和党を中心に上がっております。



    このように、金利の背景となるインフレと雇用については、

  • インフレは進んでいて、金利上昇要因

  • 雇用は想定程回復しておらず、一般的には緩和要因であるが、ただし、給付金が原因であれば、金融緩和で解決する問題ではない


  • という状態になっています。



    これに対するFRBの動向と、今後の予想





    こうした環境下でFRBはそれぞれ何と言っているかというと、

  • インフレ:一時的・経済が再開すれば物価上昇圧力はかかるものである

  • 雇用:労働市場の短期見通しは、経済活動見通しより不確定・雇用が十分かつ完全に回復するまでは経済を支援するあらゆる措置を実施することを確約する


  • というように、緩和の継続を明言しています。



    これについては、今この環境でアメリカが緩和の停止などを示唆しようものなら、それがきっかけで相場がパニックになりかねないので、まあそう言うしかないよな・・・・という感じで、おそらく実際に緩和を継続する意思は当面の間はかなり固いと思います。



    ただし、これは今のように「経済再開の見通しは立ってきたが、まだ完全に再開したわけではない」という状況だからこそ起こっていることと言えて、今後本当に経済が再開してきた場合にこのようなスタンスを続けるかというと、かなり怪しいと見ています。



    アメリカはワクチン接種も進んだことでコロナの新規感染者数も大きく減少してきており、アメリカより接種が先行しているイスラエルやイギリスではさらに減少しているということを考えると、おそらく当局も「ここが最後の踏ん張り所」くらいに考えていると推測され、少なくとも今月・来月くらいのスパンでは、意地でも緩和姿勢を見せ続けるだろうと考えられます。



    【アメリカの感染状況】
    USA-min.png



    【イギリスの感染状況】
    UK-min.png



    【イスラエルの感染状況】
    isuraeru-min.png



    これを見ても分かるように、いち早くワクチン接種を国策として進めたイスラエルとかは凄まじいことになっており、イギリスやアメリカでも今後経済再開が進むというのは、現時点では既定路線と考えられます。



    では、このように経済再開が進んだ場合に何が起こるかというと、今度は「コロナの給付をいつどうやって止めるか」「インフレにどう対抗するか」といった次の問題が当然出てくるわけで、そうなった時に今のような緩和&バラマキ政策を続けるかというと・・・・?ということになります。



    個人的にはこれについては正直手のひら返しをすることまでは確定していて、問題はいつそれをやるか、というようなレベルじゃないかと思っており、そして多くの人もこう予想しているからこそ金利市場でも利上げがかなり織り込まれているのだと見ています。



    このように、短期的には意地でも緩和継続で株価は支えられるとは思うものの、経済再開後はどうなるか分からず、また市場も全体的に疑り深くなっているのが現状です。



    昨日のFOMC議事録では、「今後ある時点の会合で、資産買い入れペースの調整を巡る討議を開始することが適正になる可能性がある」というのが入っていましたが、短期的には早期テーパリング観測をけん制しつつも、ある程度経済再開の流れが明確になってきたらいきなりテーパリング色を強める可能性が高そうだなと見ています。



    こういう中では、天井を狙うのはなかなか難しいので、今は押し目を待って、もし押し目が来たらそこで拾っていくというスタンスが良いかなと思います。(もちろん「強気相場は懐疑の中に育つ」という言葉もあるように、高値更新を続ける可能性も考えられますが、今ここから入って天井を狙うのはなかなか難易度が高そうです)



    当面は下がってもFRBが緩和姿勢を再度表明→株価が下支えされるという展開が第一に考えられ、余程のことでも起きない限りは、今この環境でそのFRBの力でも支えきれない場面にはなりづらいかなと見ています。



    なお、個人的にはこの「よほどのこと」として今は2パターン考えていて、

  • 新型コロナがmRNAワクチンも効かないような変異を遂げて再流行する

  • 中国周りの情勢がさらに危なくなって、大規模戦争のリスクが高まる


  • ということはありうるかなと見ており、ここまでのことが起こると、正直どこまで落ちるのかもなかなか想像しがたいなと見ています。



    もちろん、この「よほどのこと」が起こっても、いずれはその変異したコロナにも対応できるでしょうし、主要先進国が全部焦土にとかそのレベルにでもならない限りはいずれどこかのタイミングで復興していくのは間違いないとは思いますが、ただ、少なくともレバレッジを積極的にかけて買うような状況ではなく、短期ポジションは切った上で、恐る恐る超低レバや現物で買っていくとかになるのかなと思います。



    以上が今の相場環境と、今後の見通しでした。基本的には「下がってきた時に買えるように狙っておく」というのが大事だと思っていて、もし本格的にやばくなってきたら、一旦はその短期での買いはロスカットしつつ、長期での買い下がりに切り替えていくのが重要かなと思います。



    こういう相場で短期トレードするならノックアウトオプションがおすすめ





    こういう相場での短期トレードでは、IG証券のノックアウトオプションがおすすめで、私も下がってきた時に買うのは、ここでやろうと思っています。



    ノックアウトオプションには、

  • 短期トレードをやる上で資金効率が非常に良い

  • ノックアウト価格をはじめに設定し、窓開けや急変があろうともそこで必ず損切されるので、リスクが限定される

  • IG証券のノックアウトオプションだと、為替だけではなく株価指数や金・原油等も取引可能(他社だと為替のみ)

  • 金融庁の認可を受けており、税率も分離課税の20.315%


  • と、守りを固めた上で大きなロットを運用できて、しかも海外業者と違って出金リスクもなく税率も20.315%という特徴があり、こういう「何かが起こるかもしれないが、基本的には買い」みたいな状況では最適な商品と言えます。



    ノックアウトオプションだと、週明けに窓開けが起きても、またスイスショックのようなとんでもない事態がいきなり起こっても、最初に設定したノックアウト価格では必ず損切されるので、週末リスクや相場急変リスクを抑えてトレードができます。



    今のように相場が神経質になっていて、いきなり変なことが起こるリスクがある環境で大きめのロットで短期トレードをするなら、リスクをどう抑えるかというのが重要なポイントになりますが、その点でノックアウトオプションを使えば、命綱付きでトレードができるので、非常に重宝します。



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    損切設定したのにとてつもない損失が!?コロナ相場の週末リスクと対策

    2020年03月09日 14:48

    ※:本記事にはプロモーションを含みます。

    コロナで週明け相場急落!? 週末リスクと対策とは?-min



    今回は、最近の相場が新型コロナウィルスによって左右される中で、週末にポジションを持ち越すこと(例えば日経平均を買ってそのまま週末を迎える等)のリスクと、そのリスクをどうやって抑えるのかということについて解説したいと思います。



    この週末リスクについて、何も知らなければ、「ちゃんと逆指値で損切り注文を入れていたのに、そこで約定されずとんでもない損失になってしまった!」という事態に陥ったり、最悪「ロスカットされても証拠金が足りず、追証が求められた!」となる可能性すらあるので、それに備えるために是非ご覧ください。



    FXやCFDでは週末持ち越すと、「窓開け」というリスクがある





    FXやCFDでは、土日は市場が閉まっているため取引ができません。



    そのため、週末に出た材料については、週明け開始と同時に相場に一気に織り込まれることになり、週末のレートと、週明けのレートに大きな乖離が出ることがあり、これを「窓開け」と言います。



    最近だと、2/24(月)に大きめの窓開けがあったので、そのチャートをご覧ください。



    【日経平均 時間足】
    nikkei window1-min



    【NYダウ 時間足】
    daw window-min



    このように、週末のレートから300pips近く急落して週明けスタートとなりました。



    この背景には、

  • 2/22(土)、2/23(日)には、韓国やイタリア等で新型コロナの感染者が急増、死者も出たことで、これまで中国や日本のリスクと思われていた新型コロナ問題が、世界的なリスクとして緊張が高まった

  • 2/24が日本の祝日(天皇誕生日の振替休日)であり、普段株価を買い支える日本勢がいないこと


  • 等がありますが、特に前者のように土日に急に悪材料が出た場合は、相場が開いていないので対応しようがありません。



    そして、この窓開けの恐ろしいところは、例えば日経平均について、23,000でロスカット注文を入れていたとしても、その注文は執行されることなく、22,900までいきなり飛ぶということです。



    今回の窓開けは約300円飛んでいたので、最悪の場合「想定していたものより300円も悪いレートで損切された」ということになりかねず、そうなった場合は、想定以上の損失が出て資産が吹っ飛んだり、最悪ロスカットしても証拠金が足りず追証(追加入金が必要な状態)となってしまうリスクもあります。



    このように窓開けというのはかなり恐ろしいものなのですが、今のこの「コロナ相場」では、その恐ろしさは特に大きなものとなっていると考えられます。



    新型コロナウィルス相場の中で、実際週末にどんなことが起こった?





    では、最近の週末にどのようなことが起こったか振り返ってみましょう。



  • 2/22(土) イタリアで感染者100人超え、2人目の死者、韓国でも感染者が433人→556人に急増するなど、新型コロナの影響が日中以外でも拡大する

  • 2/29(土) 中国製造業PMIが35.7とリーマンショック超えの史上最悪の値に、アメリカで新型コロナによる初の死者確認、アメリカから韓国・イタリアへの渡航制限、イタリアの感染者が1,000人超え

  • 3/1(日) 韓国の感染者3,700人超、死者22人に、ワシントン州で米国で2人目の死者、ルーブル美術館で職員が勤務拒否→休館に

  • 3/7(土) ニューヨーク州が非常事態宣言、中国の新型コロナウィルス隔離施設用ホテル倒壊

  • 3/8(日) イタリアでロンバルディア州(ミラノを含む)全域を封鎖、サウジがOPECでの減産合意が取り付けられなかったことに起こって原油増産を決定




  • ・・・・振り返るとなかなかとてつもないなあと改めて思いました(特に韓国やイタリアの感染者数は急増したなあと思ってましたが、数字で見ると改めて異常な増え方でした)



    3/7、3/8については、明日の相場がどうなるかは明日になってみないと分からないのでまだ何とも言えませんが、サンデーダウと呼ばれる、IG証券が出しているレートによると、25,800→25,300と、500ドル以上急落しており、週明けは窓開けの可能性が高そうと見ております。







    【3/9追記】案の定とんでもない窓開けになりました・・・・・



    【日経平均 時間足]】
    nikkei window2-min



    【ダウ時間足】
    daw window2-min (1)



    窓開けで700pips近くの下落、為替相場もドル円がいきなり1円近くの窓開けしてスタートという、大惨事でした・・・・



    やはり今のような環境では、土日の間にとんでもないことが起こる可能性も十分あり、週末リスクというのは、今まで以上に意識する必要があるのではないかと思います。



    週末リスクを抑える方法は2つ





    では、この週末リスクをどうやって抑えるのか、次に見てみましょう。



    結論的には、

  • 多少下がってもびくともしないくらいのポジションにする

  • 短期トレードであれば、ノックアウトオプションやノースリッページ注文で、確実に損切が執行されるようにしておく


  • というのが重要かなと思っております。



    それぞれ説明します。



    ロスカットまでかなり余裕を持ったポジションだけを持ち越す





    まず窓開けといっても、例えば日経平均やダウで2,000、3,000と下落する可能性は、さすがに高くないと考えられます(ダウだと1日の下落は1,190ドルが史上最大。なおつい最近の2/27に更新されました)



    また、為替の世界では2019年年初にあった「フラッシュクラッシュ」でも、ドル円は109円弱から4円程度の下落、豪ドルも76円から5円程度の下落というくらい(FX会社によってはもっと下落したレートが提示されたところもあったようですが・・・・)なので、さすがにドル円が10円、20円窓開けする可能性はあまり考えづらいと思います。



    そのため、「かなり余裕のあるポジション」だけ持ち越すというのが一つの方法です。



    例えば私のポジションだと、

  • ズロチユーロ:史上最高値の4.95超えに耐える(今4.3程度で、昨年も4.4くらいが上値目途)

  • メキシコペソ円: 4円まで耐える(史上最安値4.85円、現在5.2円)

  • ダウ:14,000まで耐える(2018年のショック時での安値21,500。現在25,700)

  • トルコリラ円:11円まで耐える(史上最安値15.4円。現在17.3円)


  • というように、「さすがにこれでロスカットされたらほぼ誰も助からないかな・・・・」というレベルで余裕を見て、ゆっくりとポジションを持つようにしてます。



    このように、相場が多少急変したところで余裕なポジションだけ持つようにするというのが一つの方法としてあります。



    ただ、とはいえ、こういう「超ゆったりポジション」は、ある程度資金を入れないと利益額が小さくなってしまうので、そうではなく、普通のトレードで週末にポジションを持ち越したい!という人もいると思います(例えば、ダウや日経で500pips逆行では損切したいとか、ドル円で1円逆行で損切したいというレベル)



    そういう人にとっておすすめなのが、次の方法です。



    窓開けても大丈夫なノックアウトオプションやノースリッページ注文を活用する





    もう一つは、ノックアウトオプションやノースリッページ注文という、絶対に指定したレートではロスカットされるものでトレードするということです。



    あまり聞きなれない人もいるかと思いますが、このノックアウトオプションとノースリッページ注文というのは、どちらもIG証券が提供しているサービスで、

  • ノックアウトオプション:為替や株価指数、金などに投資できるオプション取引(FXやCFDとは違う金融商品)で、はじめにノックアウト価格を設定してオプション料を決定し、それ以上の損失には絶対にならないもの

  • ノースリッページ注文:IG証券のFXやCFDの逆指値注文(損切注文)の方法の一つで、「絶対に何があってもそのレートで損切する(そこで損切になった場合のみオプション料が発生)」という注文


  • で、どちらにしても、「窓開けがあろうと、相場急変があろうと、絶対に指定したレートでは損切できるので、安心してポジションを持つことができる」という特徴のあるものです。



    この2つって何が違うの?と思われるかもしれないので、ざっくりと比較表を作ると、以下のような感じです。



    ノックアウトオプションノースリッページ注文
    商品ノックアウトオプションという商品FX、CFDの注文方法の1つ
    取引出来るもの為替、株価指数、金等なんでも為替、株価指数、金等なんでも
    損切り絶対できる絶対できる
    窓開け対応対応
    スリッページなしなし
    必要資金(オプション料)FXやCFDより少額から可能FX、CFDに準じる
    税率20.315%分離課税20.315%分離課税
    手数料無料(ノックアウトされた時のみわずかな手数料が発生)無料(逆指値が約定された時のみ発生(維持証拠金額の約0.2%程度))
    スプレッドFXやCFDよりは広いFX、CFDに準じる狭いスプレッド
    ポジション保有期限1年以内無期限




    このように、

  • 少額から資金効率よく投資したいならノックアウトオプション

  • スプレッドを重視したり、1年超のポジションを持つならFXやCFDでノースリッページ注文


  • という感じで使い分けると良いかと思います。



    また、IG証券のスプレッドは、FXやCFD全体の中でも狭い方であり、短期トレードで重要な取引コストの面からもおすすめできます。



    【FX会社スプレッド比較】
    会社名スキャル
    歓迎宣言
    ドル
    ユーロ
    ポンド
    豪ドル
    IG証券(FX)×0.20.510.7
    IG証券(ノックアウトオプション)0.61.121.3
    セントラル短資FX0.20.40.90.5
    みんなのFX×0.20.40.80.6
    LIGHT FX×0.20.40.80.6
    アイネット証券×2354
    DMM FX×0.20.510.7
    FXプライムbyGMO0.30.61.10.9
    外為オンライン(店頭)×1233
    外為オンライン(くりっく365)×変動変動変動変動
    マネーパートナーズ×0.30.40.90.6
    GMOクリック証券【FXネオ】×0.20.510.7


    ※ 単位は銭、特に表記がないものは原則固定。ただしFXプライムbyGMOは例外あり、1回の取引で50万通貨以下の場合



    【CFD会社スプレッド比較】
    日経ダウ
    IG証券(CFD)71.6
    IG証券(ノックアウトオプション)7-301.6-9.8
    GMOクリック証券【CFD】5前後2-3
    DMM CFD73




    このように、

  • 取引手数料は無料で、スプレッドも十分狭い

  • 窓開けリスクも含めて、絶対に指定したレートで損切できる


  • という点で、週末にポジションを持ち越すときは、IG証券を使うのがおすすめです。



    IG証券については、今は期間限定で非常にお得な口座開設キャンペーンをやっており、具体的には先着150名限定で、最大6万円、初回取引するだけでも5,000円ものキャッシュバックで、CFDを他社で取引している場合は取引報告書送付でさらに1万円貰える、はっきり言って破格のキャンペーンなので、口座開設をするなら、今がおすすめです(先着150名なので、終わってたらすみません・・・・)



    口座開設は


    IG証券
    application_orange_b_320_100.png


    からできます。



    なお、ノックアウトオプションについての詳しい使い方やメリット、デメリット、やり方の画像付きの解説は、下の記事で詳しく書いてあるので、興味があればこちらの記事もご覧ください。

    ノックアウトオプション(IG証券)の取引方法と攻略のコツ



    また、ノースリッページ注文については、やり方は非常に簡単で、持っているポジションの逆指値を指定する時に、「ノースリッページ注文」と指定するだけで、具体的に言えば以下のようにやります。



    no slip1-min



    no slip2-min



    このように、逆指値注文のやり方として、ノースリッページ注文と選べば、それだけでOKです。



    ちなみにこのノースリッページ注文、FXではなくCFDでも使えます。



    【ダウのノースリッページ注文 取引画面】
    no slip3-min

    ※IG証券のCFDでダウは「ウォール街株価指数」という名前になってます



    このように、非常に簡単に設定できるので、興味があれば是非やってみてください。



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    豪ドル円の今後の見通し(2019年・2020年)は?短期・長期(5年、10年)で予想

    2019年10月04日 21:02

    ※:本記事にはプロモーションを含みます。

    豪ドルの見通しは どうかな? (1)-min



    今回は、FXでも長期投資派から人気の高い豪ドル(オーストラリアドル)について、今後の見通しを予想し、その上で豪ドルをトレードする場合のおすすめの戦略について解説します。(2019年10月更新!)



    豪ドルは、

  • オーストラリアは27年連続で経済成長を遂げており、この27年間の間にはITバブル崩壊、リーマンショック、チャイナショックなども含まれている

  • 公的債務残高が低く、国債の信用格付けも最高ランク

  • 最近は金利が低下しているが、元々は高金利通貨で、長期で見れば利上げも期待できる


  • というように、長期投資に向いている通貨である一方で、現在は利下げフェイズにあり、ついに政策金利は1%割れの0.75%まで落ちて、為替レートも下落基調にあるので、今後どこまで下げる可能性があるのか、将来的に値上がりが期待できるのか?といったことを書きたいと思います。



    結論から書くと、


  • 2019年の予想は68-76円を想定し、戻り売り推奨

  • 2020年は米中協議が余程うまくいかない限りは下目線で、60円割れも視野に入れつつ投資するべき

  • 一方で、利下げもそろそろ限界に近づき、売りポジションもある程度溜まっていること、さらには緩やかながら堅実な成長、高い財政規律等から、中長期ではいずれ上がると考えられる

  • 個人的には、政策金利をもう1、2回利下げして、その時60円台であればそこから少しずつ買い下がりで入りたい



  • と考えております。



    短期的には、まだしばらく利下げフェイズが続く可能性が極めて高く、また米中対立も再燃しており、世界経済も停滞見通しもあることから、基本的には今後よほどの好材料が出てこない限りは、戻り売りが良いと考えております。



    一方で、豪ドルを長期で見た場合には、見通しが悪化したとはいえ経済成長も2.8%は予想され、公的債務残高も小さく安定性があること、資源国で、元々は高金利でもあり、売りポジションも限界近くまで溜まってきていることから、このままどこまでも落ちていくとは考えづらく、どこかのタイミングで反発するとは考えており、長期では買いで良いと思います。



    そのため、豪ドルへの投資をする場合、以下のような取引が良いと考えております。


  • 豪ドルを買うなら、60円割れまで前提にして、豪ドル円をレバレッジ3倍以内でゆっくりと買い下がる

  • 豪ドルと同じように動くNZドルも絡ませた、豪ドル/NZドルでトレードする



  • そして、それぞれの手法でおすすめの会社は、以下の通りです。




    トレイダーズ証券[みんなのFX]

    豪ドル円の買いでおすすめ!

  • 豪ドル円のスプレッドが0.4銭原則固定と業界最狭
  • 豪ドル円のスワップポイントも業界最高
  • 1,000通貨単位で取引可能
  • 当サイトからの申込限定で3,000円特別キャッシュバック
  • トレイダーズ証券【LIGHT FX】

    みんなのFXと合わせて持っておきたい口座

  • スプレッド、スワップはみんなのFXと同じ
  • つまりスプレッド、スワップともに業界最高
  • 1,000通貨単位で取引可能
  • 当サイトからの申込限定で3,000円特別キャッシュバック
  • アイネット証券

    豪ドル/NZドルの自動売買でおすすめ

  • 管理人も380万円公開運用
  • 利回り40%近くの戦略もあり
  • 自動売買手数料無料
  • 豪ドル/NZドルのスプレッドが自動売買の中で最狭
  • 1,000通貨単位でも手数料なしで自動売買可能
  • 当サイト限定で3,000円分Amazonギフト券がもらえる!




  • 豪ドル円の買いでは、どちらもみんなのFXとLIGHT FXがおすすめなのですが、この2社は、どちらも同じトレイダーズ証券という会社が運用しているFXで、スプレッド、スワップポイント、取引単位など、基本的な条件が全部同じになっているところです。



    そのため、このどちらで取引しても大丈夫ですが、この2社は豪ドル以外でも、ドル円、トルコリラ等、様々な通貨でスプレッドもスワップもトップクラスという会社なので、両方とも持っておいて、状況次第で使い分けるというのがおすすめです。



    口座開設や口座維持手数料は一切無料で、口座登録自体も5分から10分程度でできて、また、みんなのFX、Light FXの両方とも、当サイトからの申し込み限定で、通常のキャッシュバックに加えて、3,000円の特別キャッシュバックも貰うことができるので、まだ持っていない場合は、是非この機会にどうぞ。



    口座開設は、


    みんなのFX
    button2.png


    LIGHT FX
    button2.png


    からできます。



    次に個人的には一番おすすめで、私も380万円を投資して、利回りが高いものでは40%近い戦略もある豪ドル/NZドルのトレードについては、アイネット証券のループイフダンがおすすめです。(私の公開運用のポジションや、その設定根拠、実績などは、

    【利回り40%近く】ループイフダン豪ドル/NZドルVSコアレンジャー、360万円比較の設定

    【設定公開】ループイフダン豪ドル/NZドルの低リスク長期向け設定検証【5年分バックテスト】

    豪ドル/NZドルでグルトレ!私の設定、具体的なやり方、実績も公開

    をご覧ください)



    アイネット証券のループイフダン口座も、口座開設や維持手数料は一切無料で、また、当サイトから口座開設を行うと、当サイト限定で、3,000円のAmazonギフト券が貰えるタイアップもあるので、口座開設は当サイトからがおすすめです。



    口座開設は、


    アイネット証券
    button2.png


    からできます。



    以下の順番で豪ドルの見通しを説明していきます。

  • オーストラリア経済の基本

  • 豪ドルの政策金利の見通し | 何故最近利下げをしている?今後利上げはある?

  • これまでの豪ドル円の為替推移の分析

  • 豪ドル投資のリスク | 何が起きると相場は動く?

  • 豪ドル為替の今後の見通し予想

  • (参考)野村証券の豪ドル見通し




  • オーストラリア経済の基本





    豪ドルはオーストラリアの通貨であり、その為替相場の見通しには、オーストラリア経済が今後どうなるか、ということも影響してくるため、まずは簡単にオーストラリア経済の基本について説明します。



    オーストラリア経済は、先進国でありながら、継続的に経済成長していて、財政リスクが低い(公的債務比率が低い)という特徴があります。



    まず、オーストラリアの一人当たりGDPは、日本より高い56,351ドル(日本は39,305ドル)と、豊かな国です。



    国内の産業構造としてはサービス産業等の第三次産業が74%、工業等の第二次産業が23.4%、農業等の第一次産業が2.6%というように、典型的な先進国型の経済となっております(出典:外務省 オーストラリア連邦基礎データ



    国外への輸出としては、鉄鉱石(15.2%)、石炭(15.0%)、教育関連旅行サービス(8.0%)の順番であり、基本的に資源と旅行サービスを輸出することに強みを持った国といえます。輸出の相手先としては、上位3か国が中国30.6%、日本12.7%、韓国5.9%というように、特に中国との結びつきが強くなっております。



    また、主要な輸出品である資源についても、中国が世界一の資源消費国であるため、資源価格は中国経済の影響を大きく受けることとなり、このように様々な面からオーストラリアは中国経済の影響を受けやすくなっております



    ただ、中国経済の影響を受けるとはいえ、2015年の8月や2016年はじめに中国株価の暴落(いわゆるチャイナショック)が起こった時にもオーストラリア経済は安定して成長を続け、1991-1992年にかけての成長から27年連続で経済成長が続いております。



    この27年連続経済成長というのは、経済成長期間の長さとして、世界最長記録を現在進行形で更新しております、今後も2-3%で成長していく見通しとなっており、最近も経済成長の見通しが引き下げられたとはいえ、それでも2019年2.1%、2020年2.8%と予想されております。(出典:ニッセイアセットマネジメントレポート IMF世界経済見通し(2019年7月時点))



    この27年間には、アメリカのITバブル崩壊、リーマンショック、欧州債務危機、中国株価大幅下落も当然含まれていおり、その中でもずっと経済成長を続けられているということで、オーストラリア経済がいかに強いかがよくわかります。



    このように経済成長を続けているオーストラリア経済ですが、そういう成長を遂げている国にとっては珍しく、公的債務の残高が世界的に見ても非常に低いレベルであり、通貨危機のリスクが極めて低いという特徴もあります。



    政府純債務残高対GDP比は19%程度と、世界的に見ても非常に低い水準であり、その結果として、ムーディーズ、S&P、フィッチという代表的な格付け会社三社の評価すべてでAAAとされており、財政面での健全性については、世界的にも強い信頼があります。



    以上、まとめると、オーストラリア経済は、最近では中国経済や資源価格の低下の影響を受けつつも、それでも安定して成長しており、かつ、財務的にも非常に安定しているということができます。



    豪ドルの政策金利の見通し | 何故最近利下げをしている?今後利上げはある?





    豪ドルというと、少し前まで「先進国トップクラスの高金利通貨」だったのですが、残念ながら2019年10月現在、オーストラリアの政策金利は0.75%と、そこまで高いとは言えない水準まで落ちてきております。



    【オーストラリア 政策金利推移】
    RBA kinri1910-min



    そして、ロイターのレポートによると、2020年2月と5月に0.25%ポイントずつ利下げが続くと予想されております。

    出典:RBA meeting next week - quick preview 9/27



    今が0.75%なので、もしこの記事の通りあと2回利下げが行われると、オーストラリアの政策金利は0.25%となります。何故このように利下げを続けているのかというと、大きく理由は3つあり、


  • インフレ率が目標より低く、利下げ方向になる

  • 米中対立等で、世界的に経済見通しが悪い

  • 世界的に金融緩和競争(利下げ競争)が起こっている



  • ということがあります。



    オーストラリアの利下げの理由1 インフレ率が低い





    オーストラリアの金融政策(政策金利をどうするかということを含む)はインフレターゲットを採用しております。インフレターゲットというのは、消費者物価上昇率等のインフレ率の指標について、マイルドなインフレ率を目標値を決めて、その目標値に入るように金融政策を決めるもので、日本でも採用されております。



    インフレターゲットでは、今のインフレ率が目標より低ければ利下げ、逆にインフレ率が目標より高ければ利上げをすることが基本となり、オーストラリアの目標インフレ率は2~3%となっておりますが、最近はインフレ目標である2~3%のレンジより低いインフレ率であったため、利下げ方向で金融政策が行われておりました。



    【オーストラリア消費者物価指数(インフレ率)推移】
    AUD inflation1910-min



    何故インフレ率が低いと利下げをするかというと、非常に簡単に説明すると、インフレ率が低いというのは、物が売れにくくなって値段が下がるということで、それを直すためには、政策金利の引き下げ(=銀行への貸付金利の低下)によって、銀行が金を借りやすくなる→企業や消費者が銀行から金を借りやすくなる→金が市中に回って使われるようになる→物が売れてインフレ率が上がるというようなロジックです。



    このように、インフレ率が目標値より低いことから最近までは豪ドルは利下げのトレンドにあります。



    オーストラリアの利下げの理由2 米中対立等で、世界的に経済見通しが悪い





    2018年からはじまった米中貿易戦争は2019年10月現在も止まるどころか、全体的には激化傾向にあり、その影響や、また中国の不動産バブル崩壊での景気減速等も重なって、2019年は世界的に景気後退への懸念が強まっております



    例えば、中国の経済指標は軒並み悪化し、ドイツやアメリカでも「リーマンショック以来」というような悪い数字も出始めていること、さらにはアメリカで景気後退の前触れである「逆イールド」が発生する等、「景気後退の兆候」は色々と出ております。



    このように景気見通しが悪化すると、景気対策のためにも金融緩和が必要になります。



    オーストラリアの利下げの理由3 世界的に金融緩和競争(利下げ競争)になっている





    2019年に入ると、アメリカ、ニュージーランド、南アフリカ、トルコ、メキシコ等、様々な国で利下げが行われております。



    このように世界的に利下げの流れになると、「金融緩和をしない→その通貨が買われる→自国通貨高→輸出が不利になる」ということで、他の国も追随して金融緩和や利下げを行おうとすることになります。



    この流れの中で、オーストラリアも金融緩和の方向に向かっております。このように、金利の見通しについては、短期的にはかなりネガティブなものとなっております。



    ただし、長期的なスパンで見ると、オーストラリアの今の政策金利は史上最低水準であり、安定して経済成長を続けていれば、いずれは「いつ利上げするか」ということが注目されるようになり、利上げトレンドに戻した場合、豪ドル円も大きく上昇することが期待されます。(通貨は、金利据え置きや利下げトレンドから利上げトレンドに変わった時に、大きく、かつ長い上昇トレンドに入りやすいです)



    そのため、豪ドルに投資する場合は、短期的なスワップポイント狙いというよりは、安いうちに仕込んでおいて、しばらくはスワップポイントを貰ってゆっくり待ちながら(利下げされて下がる可能性はあっても、マイナスになるとは考えづらい)、中長期での利上げトレンドに転じたときの為替差益を狙うというのが良いと思います。



    これまでの豪ドルの為替推移の分析





    では、これまでの豪ドルの推移を分析し、何故動いたのか、ということから見ていきましょう。まずは、長めに、直近10年ちょっとのチャートを見てみましょう。



    【豪ドル円 過去10年超 月足チャート】
    AUD chart1910_10year-min



    このように、豪ドルの過去10年間の推移としては、

  • 2008年のリーマンショック後急落

  • その後戻すも、2015年7月、8月に下落

  • 2015年9-12月終わりまでは戻す基調であったものの、2015年年末から2016年年始にかけて下落

  • その後はレンジであったものの2016年4、5月にふたたび下落

  • 2016年10月以降は上昇トレンド

  • 2018年以降は下落基調


  • となっております。



    豪ドルは2008年のリーマンショックで大きく下落





    まず、2008年には、リーマンショックにより、豪ドルは大きく下落しました。



    リーマンショックではほぼ全ての通貨で円高に振れているのですが、豪ドルは、「公的債務残高が少ない」「高金利」ということから、リーマンショック前は特に人気の強い通貨ペアだったのですが、2008年10月に政策金利を7%から6%と一気に1%ポイント引き下げ、その後の利下げも示唆したことから、それまでの人気の反動もあって豪ドルは大きく下落し、一時期100円超であったのが50円台と、なんと4割超も下落しました。(一般的に利上げにしても利下げにしても0.25%ポイントずつ行うのがほとんどで、1%ポイントと言うのは異例の下落幅です)



    2009年から2015年まで豪ドルは上昇トレンド





    しかし、その後は豪ドルの財務の安定性、経済成長、先進国の中での相対的な高金利といったことから、豪ドルは徐々に買い戻され、一時的に上下することはあれど、2015年7月くらいまでは全体としては上昇トレンドにありました。



    豪ドル円が2015年7月、8月、2016年1月に「チャイナショック」で下落





    その後2015年7月、8月、2016年始に大きく下落します。



    直近4年ちょっとのチャートをご覧ください。



    【豪ドル円 週足チャート】
    AUD chart1910_2015-min



    これは、いわゆる「チャイナショック」と呼ばれる、上海総合指数の急落からの中国経済への警戒心の高まりで、豪ドルは大きく売られました。



    このあたりでは、豪ドルだけではなく、ほとんどすべての通貨で円高に振れたのですが、中国との関係が深い豪ドルについては、特に強く売られました。



    豪ドル円が2016年5月に下落した理由





    その後5月にふたたび大きく下落しますが、これは5月3日にRBA(オーストラリア準備銀行)が0.25%ポイントの金利引き下げを発表したこと、及び、5月6日には、中国経済への懸念から、インフレ目標を2-3%から1-2%に引き下げることを発表するなどによるもので、この時レンジの下限であった81円を破り下落しました。



    とはいえ、その一方で、住宅建設許可件数(住宅需要の動向が分かる指標)、貿易収支、小売売上高等の指標は市場予想よりも良い等、オーストラリアの実体経済面の強さもあり、下値も78円でとまり、こうした実体経済の強さと、金融政策の動向が拮抗した結果、5月以降は78円から80円の間で、小幅なレンジ相場となっておりました。



    豪ドル円は2016年6月にBREXITの国民投票で大きく下落





    2016年6月末には大きく下落しました。これはご存じのように、日本時間で6/24にイギリスのEU離脱の国民投票の結果、まさかの離脱派勝利によるもので、このときには全面的に円高になりました。



    しかし、その後実体経済への影響は今のところ大きく見られず、また、7月10日にあった日本の参院選の結果、自民党が圧勝したことで今後も引き続きアベノミクス(追加緩和等)がより力強く継続されるという見通しから、ポンドやユーロ以外の通貨については、元の水準に戻りました。



    2016年11月からアメリカでトランプ大統領就任による円安で上昇基調に





    豪ドルは10月から11月上旬にかけて若干の上昇基調を見せ、一度大きく下落して、その後節目の80円を上抜けしまし、2017年中ごろまでは上昇基調になっておりました。



    これについては、10月の上昇と、11月~12月半ばまでの上昇で若干理由が異なるので、分けて説明します。



    まず、10月には、アメリカの大統領選挙において、クリントン優勢と伝えられ、これによって全体的に円安トレンド(=豪ドル円については豪ドル高)になっておりました。



    これは、トランプ氏というのが政治経験が全くなく、様々な問題発言もあったトランプの大統領就任はマーケットでリスク要因と認識され、トランプ氏有利ならリスクオフの円高、クリントン氏有利ならリスクオンの円安、というような動きになるためです。



    そんな中、日本時間で11月9日、市場の事前予想に反し、アメリカの大統領選挙でトランプ氏が大統領に選ばれました。



    これに対しての市場の反応は、はじめは上で書いたように「定石通り」一時的に大きく下落しましたが、その後トランプ氏もしばらくは「おとなしく」していたことや、保守的な政策よりも財政支出や減税等の「ドルを強くする」政策が強調されたこともあり、米ドルが強くなり、逆に「安全資産」である円は売られ、対円ではほとんどの通貨が上昇することとなり、豪ドルも例外ではなく12月半ばまで上昇トレンドとなりました。



    2016年12月以降は、その時その時で見るといくつかの材料によって動いておりますが、全体としての動きは小さく、緩やかな上昇の中で、レンジの値動きをするような形となりました。



    豪ドル円2017年の推移とその理由





    3月の終わりからの下落の理由は、トランプ大統領の医療保険制度改革(オバマケアの撤廃と新制度の導入)が否決されたことにより、トランプ政権の実行力に疑問が呈され、上で書いたのと逆のロジックでドル安・円高が進んだことによるものです。また、4月に入ると北朝鮮問題が大きくクローズアップされるなど、世界的にリスクオフの動きを見せ、そのことが為替相場にも影響を与えました。



    しかし、6月に入ると、オーストラリアの小売り、雇用統計等の指標が好調で、7月に入るとRBAが議事録でも「ポジティブ」という表現を多用する等、オーストラリア経済については、かなり良い状態にあることが分かり、それによって上昇しました。



    また、このように好調になってくると、今度は逆に「景気の過熱」、特にその中でも住宅市場に資金が集まりすぎてバブルが発生することを防ぐことから、「利上げ」の可能性も一部で指摘され始め、たとえば6月にはRBAの元理事であるジョン・エドワーズ氏が「18年と19年に0.25ポイントの利上げが計8回行われる明確な可能性があるように私には思われる」とコメントする等もありました。



    8月に入ると、上昇材料についてもある程度織り込まれ、また北朝鮮情勢やインフレ率、資源価格等、その時の材料を拾って上下するも、全体としてトレンドになるほどの材料もなく、レンジが続きました。



    豪ドル円2018年の推移とその理由





    2018年に入ると下落基調に入り、それが今も続いております。2018年以降のチャートを見てみましょう。



    【豪ドル円 日足チャート 2018年以降】
    AUD chart1910_2018-min



    このように、豪ドル円は2018年に入って下落しましたが、これは大きく


  • 3月までは円高トレンドであった

  • 豪ドルも米ドルとの金利差の逆転したことで米ドルに資金が流れている

  • 米中貿易問題もあって中国経済への見通しが悪化している



  • という、3つの要因があります。



    2018年に入ると、1月は大きな材料がない中で、日銀の金融緩和終了という噂が出たこともあり、若干円高基調となりました。



    2月になると、NYダウの急落があり、為替相場は全体的にリスクオフの円高となりました。これについては、簡単に言うと、「NYダウが高くなりすぎていたことにより、その調整の下落」であり、ダウが大きく下落したことで市場は動揺し、全体的にリスクオフの円高になりました。



    ただし、こうした円高トレンドも、4月以降は市場もそうしたリスクオフ要因にも徐々に慣れはじめ、アメリカ経済の好調さや長期金利が高く推移していることから、米ドル円については少しずつ円安トレンドとなっておりますが、豪ドル円は、基本的にはレンジ相場というように、上げ切らない状態になっておりました。



    8月に入ると、トルコリラの暴落で全体的にリスクオフ相場になったことによる円高に加えて、オーストラリアのターンブル首相への退陣要求で政情が混乱する等で下落したことも嫌われて下落しました。



    政情の混乱については、結局ターンブル首相が退陣し、モリソン新首相が誕生したことで一度落ち着きを取り戻しましたが、9月に入ると政策金利のところでも書いた、「大手銀行による住宅ローン金利の引き上げ」によるオーストラリア経済へのマイナスの影響が懸念されて下落し、その後リスクオンによる円安もあって82.5円まで戻したものの、南シナ海で米中の駆逐艦が衝突の危機に陥る等で、米中対立が意識されて、豪ドルはまた下落しました。



    10月は、NYダウが27,000近い水準だったのが一時24,100まで落ちるというように、米国株が再び下落し、それによるリスクオフで若干下落基調となりました。



    しかし、10月終わりから11月頭にかけては、米国株も戻してきたことや、トランプ大統領が中国との貿易協議に向けて合意草案の作成を指示といった報道もあって、米中対立緩和期待から豪ドルは上昇し、米中首脳会談で追加関税の一時見送りが決定されると、一時的に84円まで上昇しました。



    しかし、それも利確売りや、ファーウェイCFO逮捕、NYダウ安等によって戻し、さらに12/19のFOMCでアメリカが「2019年に2回、2020年に1回の利上げ」というように、「市場が思っていたよりも利上げをちゃんとする見通し」が示されたことで、世界的に株安となり、その影響もあって豪ドルも77円台まで下落しました。



    2019年1月のフラッシュクラッシュ、2月のロウ総裁発言での急落





    豪ドルは、2019年に入って、さらに下落します。2019年以降のチャートを見てみましょう。



    【豪ドル円 2019年以降 日足】
    AUD chart1910_2019-min



    2019年に入ると、まず1月3日に、「フラッシュクラッシュ」「アップルショック」ともいわれる相場の大暴落があり、豪ドル円も大きく下げて、FX会社によっては、一時70円割れをしました。



    これは、

  • アップルが業績を大幅に下方修正

  • その後のNY時間と東京時間の間で、さらに東京勢も新年休みであったため、流動性が非常に低い時に、投機筋が売り仕掛け

  • 投機筋の売りによって相場が急落し、それにAIの追撃売りや、ロスカットの売りも巻き込んで、売りが売りを呼ぶ大暴落


  • というもので、相場のオーバーシュート(行き過ぎ)が如実に表れたものでした。



    その後元の水準にすぐ戻して、さらに1月中は緩やかに上昇基調であったものの、2019年2月6日にロウ総裁が「利上げの可能性も利下げの可能性もどちらもある」と発言したことで利下げの可能性が市場で意識され、豪ドル円は大きく下落し、さらに2月8日にもRBAの四半期金融報告で、経済成長見通しとインフレ見通しが大幅に引き下げられたことでさらに下落しました。



    しかし、その後は米中の対立緩和見通しや、また3月の中国PMIが良かったことから中国の景気回復見通しが出たことによって、豪ドルは徐々に戻していき、4月には一時80円超えもありました。



    2019年4月から5月にかけて豪ドルが下落した理由




    しかし、4月16日のRBA議事録公開で、「インフレや失業率によっては利下げが適切」「インフレを鑑みると、目先の利上げの可能性は低い」といった内容が嫌われて豪ドルは再び下落し、さらには4月24日にはオーストラリアの消費者物価指数(インフレ率)が1.3%と、非常に弱い結果であったことから、5月にも利下げがあるのではないかという見通しが強まり、豪ドルは下落しました。


    その後5月に入ると、

  • これまで順調アピールされていた米中通商協議について、トランプ大統領が突然ちゃぶ台返しをして、関税の引き上げを行った

  • ファーウェイへの制裁発動や、Google等もファーウェイとの取引停止といった米中対立の激化が嫌われた

  • 5/21のロウ総裁の発言で、「6月の利下げを検討する」というものがあり、6月の利下げの可能性が高まった



  • といったこともあって、軟調な状態が続くも、大崩れはせずにおりました。



    2019年8月~9月の豪ドルは米中対立の激化やBREXIT等で上下





    8月に入ると、トランプ大統領が「9月1日から中国製品に10%の追加関税を課す」と発言したことで、世界的にリスクオフの流れが強まり、豪ドルも急落しました。



    しかし、9月に入ると、

  • 米中対立は落ち着きを見せはじめ、10月に米中通商協議再開予定が立つ

  • BREXITについて英下院で合意なき離脱を阻止するための離脱延期法案が可決され、合意なき離脱への懸念が後退

  • 香港デモの主要な原因でもあった逃亡条例の撤回


  • 等、リスクオフ→リスクオンの流れになり、その中で、豪ドルも上昇しました。



    しかし、RBAのロウ総裁が講演で金融緩和の必要性について述べて、10月の利下げの可能性が高まると豪ドルは徐々に下げていき、10月に入ると実際に利下げが行われたこと、さらにアメリカの経済指標が悪く、相場全体が円高になったこともあって下落基調にあり、今後どうなるか・・・・というのが今の状態です。



    以上が豪ドルのこれまでの推移でした。



    豪ドル投資のリスク| 何が起きると相場は動く?





    ここまで過去の豪ドルの動きを見てきましたが、豪ドル円相場に大きな影響を与えるリスク要因は、主に以下です。


  • 中国経済への見通しや米中対立など、中国の動向

  • 政策金利の見通し

  • 世界的なリスクオフでの円高



  • それぞれ詳しく説明します。



    豪ドルは中国経済の見通しによって大きく相場が動く





    オーストラリアの主要な貿易相手が中国であり、また、オーストラリアは資源国で、その資源価格の動向には世界最大の消費国である中国の景気状況が大きくかかわるので、豪ドル相場は、中国経済の影響が非常に大きいです。



    そのため、チャイナショックの時のように中国経済への悲観論が高まったり、最近では米中対立が激化する等があれば、豪ドルは、他の通貨以上に下落しやすい傾向にあります(こういう状況では他の通貨も円高にはなりやすいのですが、豪ドルはその影響を特に受けやすいという意味)



    豪ドルは政策金利が下落する見通しだと下がる





    豪ドルは、元々「高金利通貨」であり、最近も利下げの影響で下落しているように、政策金利がどうなるか、というのは豪ドル相場にも大きく関係してきます。



    そのため、豪ドルについては、スワップポイントを短期的に狙って投資していると、利下げがあった時に

  • スワップポイントが減る

  • 為替相場も下がる


  • というように、ダブルパンチになる点はリスクとしてあります。



    ただし、これは逆に言うと、利下げフェイズが終わり、「今後どのタイミングで上げてくるか」というような状態になれば、

  • 為替相場は戻していく

  • 利上げすればスワップポイントも高くなる


  • というように、両方狙うことができるということでもあるので、個人的にはあと1、2回利下げした後に良い買いのチャンスが来るのではないかと思っております。



    世界的なリスクオフで円高になった時に豪ドル円は下がる





    これは「豪ドル」のリスクというよりは、どちらかというと「円」という通貨に由来するものなのですが、例えばBREXIT周りで合意なき離脱見通しが高まったり、どこかで戦争が起こったり、世界的に景気見通しが悪化する等あれば、安全資産である円が買われ、相対的に外貨は何を買っていても落ちるという特徴があります。



    円という通貨は、日本人にとっては当たり前すぎて意識しづらいのですが、実は世界的に見てかなり独特の動きをする通貨でもあり、

  • 世界的にリスクが高まると円買い(外貨が安くなる)

  • 世界的にリスクが下がると円売り(外貨が高くなる)


  • という特徴があります。



    この理由には、

  • 日本が世界最大の対外債権を持った国である

  • 政府債務残高が多いとは言え、ほとんどが国内で消化されている

  • リーマンショックの時にアメリカのドルも信頼しきれなくなった中で相対的に円が買われ、その名残で安全資産となっている


  • 等々、様々な説はあるのですが、いずれにしても、今の相場の世界では、リスクが高まれば円買いというのがほぼ確実に起こっております



    そのため、豪ドル円は、世界的に何かリスクが高まれば、円が高くなることで相対的に豪ドル円が安くなることになります。



    以上が豪ドル円投資のリスク要因でした。では、それも踏まえて、今後の豪ドル円の見通しを次で予想します。



    豪ドル為替の今後の見通し





    さて、それでは、豪ドルの今後の見通しを予想したいと思います。



    結論から書くと、冒頭にも書いたように、

  • 2019年の予想は68-76円を想定し、戻り売り推奨

  • 2020年は米中協議が余程うまくいかない限りは下目線で、60円割れも視野に入れつつ投資するべき

  • 一方で、利下げもそろそろ限界に近づき、売りポジションもある程度溜まっていること、さらには緩やかながら堅実な成長、高い財政規律等から、中長期ではいずれ上がると考えられる

  • 個人的には、政策金利をもう1、2回利下げして、その時60円台であればそこから少しずつ買い下がりで入りたい


  • で、短期的には戻り売り、長期的には「安い時に買いを入れて、長期でスワップをもらう」というのが良いと思います。その理由を説明していきます。



    豪ドル円為替の2019年の見通し予想





    豪ドル円について、2019年の見通しとしては、下がる可能性の方が高いと予想しており、レンジとしては68-76円と予想します。



    豪ドルに影響を与える要素としては、引き続き

  • 利下げの時期

  • 中国経済の動向

  • 米中貿易戦争

  • 世界的なリスクオフの動向



  • といったあたりだと考えますが、もう1-2回の利下げの可能性は高く、また米中対立は色々と錯綜しているものの、全体として見ると激化の一途をたどっていること、さらに世界的経済の見通しも景気減速が懸念されていることから、上がるよりは下がる可能性の方が高いと考えております。



    ただし、では今この瞬間に売りかというと、それもそうと言い切れず、というのも、豪ドルはドルストレートで見た時に現在「下落トレンドには明確にあるが、下値も固くなっている」というような状態にあり、また、IMM通貨先物で見ても売られすぎの状態にはあり、「ここからさらに下げる」とは一概には言えない状態だからです。



    【豪ドル/ドル(AUD/USD)日足チャート】
    AUD USD chart1910-min



    【豪ドル/ドル IMM通貨先物】
    aud imm-min



    このように、豪ドルは確かに下落基調ではありますが、かといって、今ここで下抜けをするかと言われると難しいところで、売るとしたら、トレンドラインの抵抗線に近づいてきたり、問題が何も解決していない中で市場が過度に楽観視しはじめた時に戻り売りという戦略が良いと思います。



    2019年の下値としては、豪ドル/ドルのコアの動きをチャネルにした時の2019年12月の下値が、ちょうど節目の0.65近辺なので、豪ドル/ドル0.65、ドル円105円と考えて、68円を当面の下限と考えます。



    一方で、上限としては、これから2020年にかけて豪ドルは利下げがほぼ確実視される中で、0.7の節目を再び超えるのは難しいと考えられ、この時ドル円が109円として、76.3円なので、76円を上限と考えます。



    以上から、2019年の豪ドルレンジは、68-76円と予想します。



    豪ドル円の2020年以降の見通し





    2020年は、引き続き

  • オーストラリア中銀はどこまで利下げをするかが争点になる

  • 米中対立も解決しているとは考えづらい

  • チャート的にもチャイナショック時の安値は既に抜けており、次のターゲットはリーマンショック後の0.6


  • といったことから、基本的には下目線で見ております。



    【豪ドル/ドル 長期チャート】
    AUD USD chart1910_10year-min



    下値余地としては、リーマンショック直後の豪ドル/ドルが0.6くらいで、ドル円が100円まで落ちたと仮定すると豪ドル円が60円なので、60円割れがあってもおかしくはないと思っております。



    ただし、2020年に1-2回利下げすると、インフレ率も今でも1%台後半はあり、ゼロ金利やマイナス金利までは実際には至らないと考えられること、さらに他国も「これ以上どこまで緩和できるのか?」という問題が出てくると考えられることから、どこまでも落ち続けるということは考えづらく、60円台まで落ちてくれば、そろそろ長期での買い仕込みをしていきたいと考えております。



    こうしたことから、2020年には買いチャンスが来る可能性が高いのではないかと考えております。



    豪ドル円の長期見通し(5年後、10年後)





    これまで短期見通しでは豪ドルは下落を予想しておりましたが、豪ドル円については、「長期的には基本的には買い」と考えております。



    オーストラリアは一番はじめにも書いたように、債務残高が小さく、GDP成長率も安定してプラスで成長している、住宅需要や貿易収支、景気指標も好調というように、基本的にはプラス要素が多く、また、オーストラリア経済自体から「リスク」が発生することはあまりなく、外部要因(中国経済、アメリカ経済、資源価格等)による影響を、金融政策でいかに調整していくか(豪ドル金利がどうなるかを含む)、ということにかかっているためです。



    過去10年間のチャートを見てもらっても分かるように、元々は100円超えの水準の通貨であり、それが下がったのもオーストラリアの経済自体に何か大きな欠陥があったというよりは、世界的なリスク状況によるものなので、長期的にはリーマンショック前の水準である90円くらいの水準には戻すと考えております。



    このように、オーストラリア経済は中長期で見た時に安定感があり、金利動向も利下げの可能性が大きく減少したことから、基本的には買いポジションで、下がれば買い、上がれば売り、ロスカットまでいかない範囲の下げ幅であればスワップをもらいながら上がるのを待つ、というのが良いと思います。



    以上が豪ドルについての見通しです。まとめると、一時的に下落するリスクはあるものの、全体的には良好な経済環境と安定した財務環境から、長期的には高い確率で上昇するというのが妥当かと思っております。



    オーストラリアは世界でも珍しい公的債務残高の少ない低リスクな投資先でありながら、成長性もあり、今は価格が落ちているとはいえ資源もあるというように、非常に安定感のある投資先であり、こうした安定性について中長期的には必ず注目を浴びる機会が来て、その時には大幅に値上がりすることが期待でき、その値上がりするまでもプラスのスワップをもらえるので、安い間に買って持っておくのが良いと考えております。



    ですから、長期目線で取引をするなら、安くなった時に買い、中長期で保有する、というのが良いと考えております。



    このように、

  • 短期的には上値が重い展開が続くと思いながらも、今ここでつっこみ売りも怖い

  • 長期的には上がるとは思うが、それがいつなのかは正直分からない


  • という状態なので、おすすめのトレードとしては、



    そのため、豪ドルへの投資をする場合、以下のような取引が良いと考えております。


  • 豪ドルを買うなら、60円割れまで前提にして、豪ドル円をレバレッジ3倍以内でゆっくりと買い下がる

  • 豪ドルと同じように動くNZドルも絡ませた、豪ドル/NZドルでトレードする




  • だと考えております。



    そして、まず豪ドル円の買いでは、どちらもみんなのFXとLIGHT FXがおすすめなのですが、この2社は、どちらも同じトレイダーズ証券という会社が運用しているFXで、スプレッド、スワップポイント、取引単位など、基本的な条件が全部同じになっているところです。



    そのため、このどちらで取引しても大丈夫ですが、この2社は豪ドル以外でも、ドル円、トルコリラ等、様々な通貨でスプレッドもスワップもトップクラスという会社なので、両方とも持っておいて、状況次第で使い分けるというのがおすすめです。



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    【利回り40%近く】ループイフダン豪ドル/NZドルVSコアレンジャー、360万円比較の設定

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    豪ドル/NZドルでグルトレ!私の設定、具体的なやり方、実績も公開

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    (参考)野村証券の豪ドル見通し予想





    最後に、参考として、当サイトの予想以外にも、野村証券がどのような見通しを持っているかについて書きます。



    野村証券 5月13日(今後1年間)
    野村證券では、2019年後半の豪州景気回復を予想していますが、利下げ打ち止め感が広がるまで、豪ドルは上値を重くするとみています。向こう1年間の豪ドルの対円相場レンジを1豪ドル=67.0~78.0円と予想します(従来予想は同69.0~78.0円)。



    野村証券でも、豪ドルはやはり短期的には上値が重そうな展開が予想されております。