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メキシコペソの見通し | 最新の長期(円)の予想を解説2020年3月

2020年03月23日 21:23

※:本記事にはプロモーションを含みます。

mexico samune-min



メキシコペソは、政策金利6.5%の高金利通貨でありながら、南アフリカランドやトルコリラといった他の高金利通貨と比べると、

  • メキシコは世界最強の国であるアメリカの隣国であり、アメリカの成長に伴って成長が期待される

  • メキシコ自体も今後人口の増加が予想されており、経済成長も期待されている

  • 高い失業率、債務残高、インフレ率といった新興国ではよくある問題がない

  • メキシコは産油量世界6位、銀生産量世界2位等、世界有数の資源大国


  • と、高金利通貨の中では比較的リスクが低い通貨として人気が高く、実際に、格付会社による格付けも、他の高金利通貨の国と比べると一段階高くなっております。



    ムーディーズS&Pフィッチ
    メキシコA3BBB+BBB
    南アBaa3BBBB+
    トルコB1BB+BB-
    ブラジルBa2BB-BB-




    このようにメキシコペソは高金利通貨の中で信頼性が高い割りにスワップポイントも非常に高く、高いところだと10万通貨で1日110円(セントラル短資FXのレート)、つまり年間4万円以上、メキシコペソのレートが今大体4.5円くらいなので、利回り換算するとレバレッジ1倍でも年利回り10%近くにもなり、FXトレーダーの間でも、高金利通貨の中では優等生な通貨としてどんどん人気が高まっております。



    しかし、その一方でメキシコペソは2020年の新型コロナウィルスの影響や、原油価格の急落もあって現在暴落しており、「本当に投資しても大丈夫なのか?」「どこまで下がるのか?」といった不安の声もよく聞くようになりました。



    そこで、今回はこのメキシコペソについて、今後の見通しを予想し、どのように投資したらいいのかを解説していきます。



    結論を要約すると、


  • 短期的には「新型コロナウィルス」「原油価格」次第であるが、どちらかと言えばポジティブな見通し

  • ポジティブなシナリオの場合、今後1か月くらいで5円くらいまで戻し、2-3か月で5.6円まで戻すことを想定

  • 一方ネガティブなシナリオの場合、3円くらいまで下落する可能性もある

  • 数か月単位で見た場合には、上昇する可能性が高い (ただしこのコロナショックで大型倒産、大規模な戦争等が起こらないことが前提)

  • 今から投資する場合は、3.5円くらいまで買い下がれるようにしつつ、その後3円まで耐えられるような投資法がおすすめ



  • と考えており、メキシコペソの見通しは、一時下落することはあっても、中長期で見ると、安くなってる今少しずつ買っておきたいと考えております。



    メキシコペソは、南アフリカランド、トルコリラといった他の高金利通貨と比べると、財務面や経済面から比較的低リスクで、世界最強の国であるアメリカの隣国として、将来的にも安定した成長が期待できて、さらに1万円以内の少額からも投資できることから、最近どんどん人気が高まっている通貨なので、是非試してみてほしい通貨です。



    なお、メキシコペソにFXで投資する場合は、

  • 最近のスワップポイントの高さならFXプライムbyGMO

  • 昔からの安定したスワップポイント&スプレッドの狭さならセントラル短資FX

  • ボラティリティの大きい相場で自動売買で利益を積み重ねたいならマネーパートナーズ


  • がおすすめです。



    まずスワップポイントについて最近安定してトップの状態が続いているのがFXプライムbyGMOです。



    この会社はスワップポイントは110-150円で安定しており、最近ではトップをずっとキープしている、今メキシコペソで最も熱いFX会社です。



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  • スワップポイントも業界トップ水準を続けている

  • 1,000通貨単位と細かく取引もできて、1万円以内からも投資できる


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    このFX投資戦略マニュアルでは、「何故貯金だけだと危険なのか」ということについて、「日本が破綻するというのは、実際のところどこまで本当なのか?」ということも含めて分かりやすく解説し、その解決策として、初心者でもやりやすい、長期で堅実に投資する方法を紹介したものです。



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    関連記事:【メキシコペソ円の実績】スワップ&自動売買の利益をブログで公開



    この連続予約注文は、設定自体は非常に簡単ながら、「どのレートで買うか」「いくらで決済するか」を細かく設定することもできて、おすすめです。



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    そのため、メキシコペソで自動売買したい場合には、ここがおすすめです。口座開設は、


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    以下の順番で書いていきます。


    メキシコ経済は長期で成長が期待されている。その理由は?

     メキシコは世界最強の国アメリカの隣国で、アメリカと関係が深い

     メキシコは人口増加が期待されている

     メキシコは資源大国でもある

     メキシコ経済は、2050年に世界5位になるとゴールドマンサックスが予想

    メキシコペソは、高いスワップポイント(金利)と信頼性からFXで大人気!

     メキシコペソを買えば年利10%近いスワップポイント(金利)を貰える

     メキシコペソはトルコリラや南アフリカランドと比べて信頼性が高い

    メキシコペソ円の現在レートと、リアルタイムチャート

    メキシコペソ円の長期推移を10年チャートで確認。何故上昇、下落した?←3/23更新

    メキシコペソ下落の主なリスク要因

     新型コロナウィルスの感染拡大で経済停滞見通しが強まればメキシコペソは売られる←3/23更新

     原油の見通しが改善しなければメキシコペソは売られる←3/23更新
     
     アメリカの景気や株価が下落した時、メキシコペソも売られる

     対米関係が悪化すればメキシコペソは下落する

     メキシコの政策金利が低下見通しになれば、メキシコペソは下落する

     世界的にリスクオフの流れが出たら、メキシコペソは下落する

    メキシコペソは今後どうなる?短期・長期での底値も含めて見通しを予想

     メキシコペソの短期見通し予想 メキシコペソはどこまで下がるか←3/23更新

     メキシコペソの長期見通し予想 経済成長に伴って長期では上昇と予想←3/23更新

    野村証券のメキシコペソ円の見通し予想←3/23更新

    メキシコペソのおすすめの投資方法とFX会社←3/23更新



    メキシコペソ見通しの前提 メキシコ経済は長期で成長が期待されている





    メキシコペソは、名前の通りメキシコの通貨なのですが、このメキシコの経済がどうなっているのか、簡単に説明したいと思います。結論から言うと、メキシコは

  • 世界最強の国アメリカの隣国で、関係が深い

  • 人口も今後増えていくことが予想されている

  • 資源大国でもある


  • ということから長期的な経済成長が期待されており、実際にゴールドマンサックスは、メキシコが2050年には世界5位の経済規模になると予想しております。



    メキシコペソの強み-min



    メキシコは世界最強の国アメリカの隣国で、アメリカと関係が深い





    メキシコはアメリカと隣接した国で、輸出の約8割がアメリカというように、アメリカ経済と密接な関係を持っております。



    そのアメリカ経済はリーマンショックのあった2008年、2009年を除けば、かなり長い期間プラス成長になっており、その結果、GDPの規模は、他の国を置き去りにして圧倒的な伸び方となっております。



    【主要国名目GDP推移】
    主要国名目GDP推移



    アメリカでは、GoogleやApple等のIT企業の好調であったり、シリコンバレーに優秀な企業や人が集まることで、さらに世界中から優秀な人が集まるというような状態になっており、経済成長がさらなる経済成長を呼ぶという好循環となっております。



    このように経済成長が続いているアメリカの隣国であり、経済的なつながりも大きいメキシコでは、21世紀に入ってからは、実質GDPについてリーマンショックの影響があった2009年を除いて全てプラス成長となっており、経済成長が続いております。



    【メキシコ名目GDP推移】
    メキシコ名目GDP推移



    アメリカ、メキシコ、カナダの3国は、NAFTAと呼ばれる自由貿易協定(今はUSMCAと改称)があり、そのため、メキシコはアメリカの安価なシェールガス(ヨーロッパや日本で使っている天然ガス価格の3分の1の価格とも言われます)を利用することができ、また、輸出する際もアメリカに対して原則関税がかからず、このこともメキシコの経済成長の要因となっております。



    そして、このNAFTAは再交渉が行われた結果、2018年9月末に無事にアメリカ、メキシコ、カナダの三国で貿易協定が結ばれ、USMCAと名称変更されたうえで継続されました。



    このように、世界最強の国であり、現在も成長を続けているアメリカと密接な関係を築けていることが、メキシコにとって大きな成長材料となります。



    メキシコは人口増加が期待されている





    次の人口という点ではメキシコでは、現在人口は継続的に増加しており、今後も増加が見込まれます



    【メキシコ人口推移】
    メキシコ人口推移



    また、人口が増加している中でも、上で書いたようにアメリカ向けの輸出等で経済が好調であることから、新興国にしては珍しく、失業率も低い水準にあり、2016年は3.88%、2017年も3.61%、2018年も3.33%、2019年も3.45%となっております。



    このように、世界最大の国であるアメリカの隣国であり、国力の源泉である人口も増加しており、その中でもきちんと就業機会があって失業率も低いということから、メキシコは今後も経済成長が期待されております。



    メキシコは資源大国でもある





    最後の資源国であるということについては、メキシコは産油量世界6位、銀生産量世界2位、また、世界一の広さの天然塩田があること等から、世界有数の資源大国とされております(出典:外務省



    このように、メキシコ経済は、

  • 世界最強国であるアメリカとの関係が非常に強く、アメリカの成長に伴い成長すると期待される

  • メキシコ自体も人口が今後増加し、失業率も低い

  • 天然資源も豊富


  • ということで、長期的な成長が期待されております。



    メキシコ経済は2050年に世界5位になるとゴールドマンサックスが予想





    メキシコ経済の成長性については、専門家も高く評価しており、例えば2050年時点のGDP予想では、ゴールドマンサックスの予想では世界5位、PWCの予想でも世界7位(購買力平価ベース)となっているように、今後大きく成長することが期待されています。

    【出典】

  • ゴールドマンサックスの予想:MONEY VOICE 2016年

  • PWCの予想:PWC 2050年の世界




  • このように、メキシコ経済の成長性については、プロの間でも高く評価されております。



    メキシコペソは、高いスワップポイント(金利)と安定した見通しからFXで大人気!





    高金利通貨というと、「南アフリカランド」「トルコリラ」あたりが人気ですが、最近はメキシコペソの人気が高まっております。その理由は、大きく「メキシコペソが高金利でスワップポイントが多く貰える」「高金利通貨の中で信頼性が高く、リスクが低い」という点があります。



    メキシコペソを買えば年利10%近いスワップポイント(金利)を貰える





    メキシコペソのスワップポイントは、高いところで1日110円(10万通貨)、365日で4万円以上であり、メキシコペソのレートが約4.5円であることを考えると、レバレッジ1倍でもスワップ収益率が10%近くと、非常に高くなっております。(セントラル短資FXの数値)



    なお、このスワップポイントは、低い会社では70円と、半分になってしまうこともあるので、FXでトレードする場合、スワップポイントの高い会社で取引することが重要です。



    スワップポイントが高いのは、

  • 2020年に安定してトップのFXプライムbyGMO

  • 2019年からの実績はトップ、2020年もトップクラスを維持しているセントラル短資FX


  • の2つです。



    FXプライムbyGMOには、当サイト限定で3,000円のキャッシュバック、セントラル短資FXには当サイト限定5,000円キャッシュバック+オリジナルレポートのキャンペーンも行っておりますので、口座開設は当サイトから行うのがおすすめです。



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    メキシコペソはトルコリラや南アフリカランドと比べて信頼性が高い





    その中でメキシコペソは高金利通貨の中で比較的低リスクということが、メキシコペソが最近人気が高まっている大きな理由となります。失業率、インフレ率(名目消費者物価指数)、政府債務残高対GDP比を、比較してみると、以下のようになります。



    単位は全てパーセント
    失業率インフレ率債務残高対GDP比率
    メキシコ3.44.5554.18
    トルコ10.617.953.2
    南アフリカ27.44.551.57
    (参考)日本2.50.6236.3




    このように、あくまで参考として並べた日本の政府債務残高対GDP比率が一番悪いのはご愛嬌として(笑)、メキシコは、失業率、インフレ率、債務残高に特段の問題がなく、高金利通貨の中で比較的「優等生」と言えるのが分かります。



    そして、この信頼性の高さは、格付け機関からも評価されており、他の高金利通貨の国よりメキシコの格付けは良いです。



    ムーディーズS&Pフィッチ
    メキシコA3BBB+BBB
    南アBaa3BBBB+
    トルコB1BB+BB-
    ブラジルBa2BB-BB-




    こうした安定性から、メキシコペソは高金利は欲しい、でもそこまでリスクが高い通貨は嫌という人から人気が高まっております。



    メキシコペソ円の現在レートと、リアルタイムチャート





    次にメキシコペソ円の現在レートと、リアルタイムでのチャートをご覧ください。



    【メキシコペソ円現在レート】
    提供は Investing.com




    【メキシコペソ円 リアルタイムチャート】

    Investing.comInvesting.com 日本 によって機能された外国為替チャート。




    このように、キシコペソ円は、少し前までは大体5円~6円の間で推移しておりましたが、最近は「コロナショック」の影響もあって史上最安値を更新しております。



    なので、1,000通貨なら5~6,000円くらいの金額で、非常に少額からでも無理なく取引ができます。



    メキシコペソ見通しの前提 メキシコペソ円の長期推移を10年チャートで確認





    メキシコペソが今後どうなるかを予想する前に、そもそもこれまでどのように推移してきたのかをまず見てみましょう。まずリーマンショックも含めった、月足チャートをご覧ください。



    【メキシコペソ 月足チャート】
    MXN chart month0322-min



    以下、それぞれ何故上昇したり下落したのかを説明していきます。



    2008年、リーマンショックでメキシコペソは下落





    まず、リーマンショックでは、ほぼ全ての通貨でリスクオフから円高が進行しましたが、メキシコペソも例外ではなく、リーマンショック前は11円だったメキシコペソ円が一時6円まで45%の下落となりました。



    その後少しずつ戻す傾向にあったのですが、円高を容認する姿勢をとっていた民主党政権下では、2011年にはドル円も80円を割って70円台の期間が長く続くなど、円高が進行し、それによって2011年にはメキシコペソ円は一段安となりました。



    2012年末から2013年、2014年はアベノミクスでメキシコペソ円は上昇





    その後2012年12月に自民党が政権をとり、アベノミクスによる金融緩和が行われたことで円安が進み、その中でメキシコペソ円も上昇しました。



    5.5円くらいであったメキシコペソは、一時8.7円と、逆に58%の上昇というように、大きく伸びました。



    2015年半ばから2016年始は、上海総合指数急落による円高でメキシコペソ下落





    このように上昇基調にあったメキシコペソ円ですが、2015年8月、2016年年始に、再び大きく下落します。



    これは中国の上海総合指数が大きく下落したことに伴うもので、2015年8月にはそれまでずっと120円台をキープしていたドル円が120円割れを起こし、世界中の株式市場で株安が起こる等の混乱があったり、2016年始には年始早々上海総合指数が暴落し、「サーキットブレーカー(一定以上の下落が起こった時に取引を停止する仕組み)」が発動し、ここでも世界的な円高・株安が進んだことが原因でした。



    2016年にトランプ大統領当選でメキシコペソは史上最安値をつける





    2016年は、アメリカで大統領選があり、そこで大統領候補であったトランプ氏(現大統領)が「不法入国」「メキシコとの国境に壁」等の発言を繰り返しており、対米関係の悪化を懸念してメキシコペソは売られ、その後、実際にトランプ大統領の就任が決定すると、メキシコペソは一時期急落しました。



    この時メキシコペソは、史上最安値の4.9円をつけました。



    しかし、その後は、トランプ大統領の減税や公共投資といった政策を市場が評価し、全体的に「リスクオンによる円安」となり、その結果、メキシコペソ円も上昇しました。



    2017年は利上げで上昇も、NAFTA交渉の不透明さから伸び悩む





    このように、トランプ大統領で安値をつけたことで、このメキシコペソ安に対抗するため、メキシコ中銀が継続的に利上げを行い、また、為替介入も行うことで、メキシコペソは2017年の前半は堅調に推移しました。


    しかし、2017年9月下旬からは、NAFTAの見直しについての不透明感から、メキシコペソは下落しました。こうした不透明感からのメキシコペソの下落傾向はしばらく続き、2018年も「明確に下落とはいえないが、全体的に軟調」なものとなっておりました。



    2018年は前半はNAFTAの不透明さや米中対立で下落も6月から上昇





    2018年に入ってもメキシコペソは上で書いたNAFTAの不透明さ、2月以降のNYダウの下落や米中貿易対立による円高、対米強硬派のオブラドール氏が大統領選で有利などの情報から軟調な推移となっていたのですが、6月に入ると一転上昇しました。



    2018年6月に上昇したのは、メキシコが利上げし、政策金利を7.5%→7.75%にしたことによる影響でした。



    また、7月には大統領選でオブラドール氏が実際に当選し、「Buy the rumor, sell the fact(噂で買って、事実で売る)」の逆の動きをしたこともあり、メキシコペソは上昇基調にあります(オブラドール氏の当選は、選挙前から確実視されていました)



    8月終わりには、メキシコとアメリカのNAFTA再交渉で2国間合意が締結されたことで、メキシコペソは上昇し、9月に入ると新興国通貨不安から一時的に下落したものの、その後トルコで利上げが行われて新興国通貨不安が後退したことから、再び上昇に戻しました。



    また、これは現時点でそこまで相場に影響を与えていないと考えられますが、アメリカとの二国間合意の中には、通貨安を目指さないという為替条項が含まれております(出典:日経新聞 9/5



    この記事にもあるように、メキシコは元々通貨安を目指さないことを国際的に約束しており、また、中銀のこれまでの行動もどちらかというと「通貨防衛」の観点が多かったことから、現時点ではそこまで影響を与えておりませんが、中長期的にはメキシコペソ安の一つの歯止め材料となる可能性があります。



    2019年4月までメキシコペソはアメリカの利下げ見通しで上昇





    2019年に入ってからのチャートを見てみましょう。



    MXN chart0322 2019



    このように、2019年に入ると、アメリカが利上げを停止するという見通しや、むしろ利下げするという見通しが出てきたことで、「アメリカへの資金集中の解消→高金利通貨でアメリカとも関係の深いメキシコペソが買われる」ということで、メキシコペソは上昇しておりました。



    2019年5月末、アメリカがメキシコに制裁関税を課すと発表しメキシコペソ急落





    しかし、その後5月末にメキシコペソは急落します。これは、アメリカがメキシコに対して、不法移民対策(メキシコ→アメリカに流れる不法移民をストップさせる対策)が不十分だとして、制裁関税を課すと発表され、メキシコペソは5.75円→5.45円と急落しました。



    しかし、この制裁関税については、最終的には無期限延期が決定され、それによってメキシコペソは7月には5.75円まで戻します。



    2019年8月~9月は、米中対立の激化やBREXIT等のヘッドラインで上下





    メキシコペソは、2019年7月までは戻す動きを見せていたのですが、8月に入ると、トランプ大統領が「9月1日から中国製品に10%の追加関税を課す」と発言したことで、世界的にリスクオフの流れが強まり、メキシコペソも急落しました。



    しかし、9月に入ると、

  • 米中対立は落ち着きを見せはじめ、10月に米中通商協議再開予定が立つ

  • BREXITについて英下院で合意なき離脱を阻止するための離脱延期法案が可決され、合意なき離脱への懸念が後退(その後紆余曲折はあったものの、最終的には合意あり離脱に)


  • 等、リスクオフ→リスクオンの流れになり、その中で、メキシコペソは上昇し、2020年の2月には久しぶりに6円までいきました。



    ただ、その後、地獄のような下落が起こります。



    2020年の新型コロナウィルス問題の波及&OPECプラスでの減産合意不成立からの原油価格暴落でメキシコペソ急落





    新型コロナウィルスは、2020年1月下旬くらいから中国での感染拡大からの武漢封鎖、ダイヤモンドプリンセス号での感染拡大問題など、大きな話題となっておりましたが、2月24日までは相場はあまり反応しておりませんでした。



    しかし、「中国と日本くらいの問題」と思われていた新型コロナウィルスが、2/22、2/23の土日の間にイタリアや韓国で感染者が急増していることが判明&死者も発生したことで、一気に「世界的なリスク」とみなされるようになり、そこからは歴史的なレベルでの暴落相場となっております(下落スピードはリーマンショック以上)



    さらに、3/8にはOPECプラスで原油の減産を協議したところ、ロシアが拒絶して不成立→サウジが激怒して増産表明ということで、原油価格も急落し、産油国でもあるメキシコペソはとにかく売られております。実際に、高金利通貨の南アフリカランド、トルコリラと比べてもメキシコペソは現在下げ方が大きくなっております。



    MXN TRY ZAR chart hour0322-min



    メキシコペソは、上でも書いたように「高金利通貨の優等生」であり、しかも今は

  • トルコ:インフレ率より金利が低い(実効金利マイナス)にも関わらず利下げを続けており、またシリア情勢も不安定

  • 南アフリカ:停電問題、ムーディーズ格下げリスクなどもある


  • というように、普通に考えればメキシコペソ以上にトルコリラや南アフリカランドの方が状態が悪いにも関わらず、それらの通貨以上の下落幅となっており、そして逆に原油の輸入が経常赤字の大きな原因となっているトルコリラは、持ち直しつつあります。



    このことからも、メキシコペソの現在の下落の理由は、コロナショックによるリスクオフに加えて、原油価格の急落もかなり大きな要因であるということが分かります。



    以上がこれまでのメキシコペソの長期推移とその理由の分析でした。その上で、では今のメキシコペソにはどういうリスクがあるのか、ということを次で見ていきましょう。



    メキシコペソ下落の主なリスク要因





    今のメキシコペソ相場にとっては、


  • 新型コロナウィルスの感染拡大で、世界経済が停滞見通しが強まれば、メキシコペソは売られる

  • 原油価格が下げ続ければ、メキシコペソは下げる



  • というのが最大のリスクです。



    また、今の「コロナ相場」では上記要因以外はあまり影響しないのですが(例えば最近の相場では金利の上げ下げはほぼ完全無視状態)、平時であれば、以下のような点がリスク要因となります(ここについてはあえてコロナショック以前の記載をそのままにしてます。一番最後のリスクオフの話は、今のコロナや原油動向みたいなイメージです)



  • アメリカの景気や株価が下落した時、メキシコペソも売られる

  • 対米関係が悪化すればメキシコペソは下落する

  • メキシコの政策金利が低下見通しになれば、メキシコペソは下落する

  • 世界的にリスクオフの流れが出たら、メキシコペソは下落する




  • それぞれ見ていきましょう。



    新型コロナウィルスの感染拡大で経済停滞見通しが強まればメキシコペソは売られる





    メキシコペソのような新興国通貨は、「景気が良い時には高金利に期待して買われやすいが、一方で経済が冷え込んだ時はそれどころじゃなくなるので売られる」という傾向があります。



    そのため、この新型コロナウィルスの感染拡大や、それによる経済の停滞(感染拡大防止のための都市封鎖の影響等も含む)があれば、どうしてもメキシコペソは売られやすくなります。



    また、今の時点ではそこまでメキシコではコロナウィルスは猛威を振るっておりませんが、今後もしメキシコで感染拡大のような事態があれば、今以上に売られるリスクもあります。



    ただし、感染症の影響というのは、一時的には大きな経済的打撃になるものの、このウィルスの特性上「これが直接的な原因となって国が亡びる」というようなものでもないと見られているので、こういう要因で下げた時は、感染拡大→都市封鎖などの材料が出尽くしたところで、中長期投資のつもりで買いを入れるのはありかもしれません。



    原油の見通しが改善しなければメキシコペソは売られる





    最近のメキシコペソは原油価格との連動性が非常に強く、原油が下げるとメキシコペソも下げるというような状態になっております。



    【原油価格とメキシコペソの比較チャート】
    MXN and oil0322-min



    この原油価格の下落については、OPECプラスでの減産合意不成立→サウジの増産によって引き起こされたもので、サウジ、ロシア、さらにはアメリカのシェール企業も含めて、どこにとっても今の20ドル台の原油価格は受け入れられないものではあるのですが(どこも採算を採ったり、予算の制約を考えると、40ドルは絶対に必要)、今はチキンレース状態になっております。



    一応ロシアもサウジも「協議再開」について可能性を閉ざしてはおらず、アメリカも仲裁しようとはしているものの、3/20(金)にはロシアがアメリカによる仲裁を拒絶したこともあって、この状態がいつまで続くのか見えづらくなっております。



    また、原油は供給サイドは上記の通り足並みが揃わないというのがあることに加えて、需要側でも新型コロナウィルスの感染拡大→経済悪化観測から需要減少が見込まれており、原油価格下落→メキシコペソの一段下落というのは、当面の大きなリスク要因となっております。



    ただ、これについても、「サウジとロシア、アメリカもいつまでも原油を安くはしておけない」という中でのチキンレースであり、「いつかは折り合いがつく」はずであり、逆に本当に折り合いがつかなければ、中東情勢がかなりきな臭くなって原油価格も上がるということになるので、原油が15ドルとかになってきた時は逆に買いだと考えております(後者のパターンはあまり望ましくないので、できればどこかで折れてくれるのが良いのですが・・・・・)



    以上が今の「コロナ相場」に特化したリスクでした。以下、「通常時のリスク」について書いていきます(あえてコロナショック前から変えてません)



    アメリカの景気や株価が下落した時、メキシコペソも売られる





    メキシコは一番はじめにも書いたように、アメリカとの関係が非常に強く、アメリカの成長に伴って成長する、という側面があります。そのため、アメリカの調子が悪くなると、メキシコにとっても悪影響が大きく、メキシコペソ円は下がります



    アメリカ経済については、今時点では経済指標もまだ悪くはなっておりませんが、それでも昨年と比べると「ピークアウト」した感じはあり、また、「逆イールド※」と呼ばれる景気後退に入る前のシグナルも出ていることから、2019年後半から2020年くらいには悪化することが予想されており、この点については引き続き警戒が必要です。

    ※「逆イールド」というのは、これが起こると2年以内に景気後退が起こると言われているもので、それも単なるジンクスではなく、きちんとした理屈があるものであり、これが起こったということ自体が、リスクオフ要因となります。



    「何故逆イールドが起こると景気後退になるの?」というと、簡単に説明すると、

  • 通常国債利回りは長期債>短期債となり、これは長期間資金が拘束されるのだから、その分高い利回りを求めるという、ある意味「自然」な行動


  • それが長期債<短期債と、不自然な状態になったのが逆イールド


  • 何故そうなるかというと、短期の見通しが暗く、むしろ「短期債を持っている方がリスクが高いから、より高い利回りを要求している」という状態ということ



  • ということで、逆イールドは短期的に景気後退が起こることが懸念されている時に起こる現象です。この逆イールドがアメリカでは既に発生していることから、そう遠からずアメリカの景気後退が起こるのではないか、というのが市場の予想です。



    対米関係が悪化すればメキシコペソは下落する





    2016年のトランプ大統領就任前や、2018年にオブラドール現大統領がまだ候補者段階で、「反米姿勢」を強く見せていた時、あるいは5月末からのアメリカの制裁関税の時にメキシコペソが大きく下落していたように、「メキシコとアメリカの関係が良いか」というのは、メキシコペソにとって非常に重要な要因となります。



    この点について、メキシコのオブラドール大統領の方は大統領就任後はそこまで反米色を出さず、メキシコ側からのリスクは小さい一方、トランプ大統領は、「対外強硬策」を頻繁に繰り返すことから、またトランプ大統領の矛先がメキシコに行った場合には、メキシコペソが下落する可能性もあります



    ただし、トランプ大統領も就任前は「メキシコの費用負担で壁を作る!!」とまで言っていたのがどんどんトーンダウンしており、最近の追加関税も結局無期限延期にしたように、メキシコとの経済関係の重要性は理解していることから、短期的にリスクが出て下がることはあっても、長期的にはそこまで大きな影響を与えないと考えております。



    メキシコの政策金利が低下見通しになれば、メキシコペソは下落する





    メキシコペソは「高金利通貨」ということで人気が高い通貨なので、その「金利」が低くなると、当然売られやすくなります。



    そして、メキシコは利下げを続けており、また、メキシコのインフレ率(消費者物価指数前年比)が3.78%と、金利と比べても圧倒的に低いこと、さらに世界的にも「金融緩和(利下げを含む)」の流れになっていることを考えると、今後も利下げが何回か行われる可能性はあり、その点についても注意が必要です。



    世界的にリスクオフの流れが出たら、メキシコペソは下落する





    上の推移でも見てきたように、例えば米中対立の激化や、中国経済への悲観見通し、合意なき離脱リスクが高まるなど、世界的に「何かリスクが出てきた」という時には、メキシコペソのような新興国通貨は売られやすい傾向があります。



    今は米中対立が短期的に落ち着いているものの、ある程度長い目で見れば全く何も解決せず悪化していること、ドイツや中国等の経済指標も悪化し、さらにはサウジの石油施設攻撃等、地政学リスクも高まっていることから、こうしたリスクの高まりによって、メキシコペソが下落する可能性は、今後も注意してく必要があります。



    以上がメキシコペソについてのリスク要因でした。では、それも踏まえて、今後メキシコペソがどうなるか見通しを予想したいと思います。



    メキシコペソは今後どうなる?短期・長期での底値も含めて見通しの最新予想




    メキシコペソについては、


  • 短期的には「新型コロナウィルス」「原油価格」次第であるが、どちらかと言えばポジティブな見通し

  • ポジティブなシナリオの場合、今後1か月くらいで5円くらいまで戻し、2-3か月で5.6円まで戻すことを想定

  • 一方ネガティブなシナリオの場合、3円くらいまで下落する可能性もある

  • 数か月単位で見た場合には、上昇する可能性が高い (ただしこのコロナショックで大型倒産等が起こらないことが前提)


  • と予想しております。



    メキシコペソの短期見通し予想 メキシコペソはどこまで下がるか





    上でも書いたように、メキシコペソの今の相場に影響しているのは、コロナウィルスと、原油がほぼ全てです。



    では、これらについてですが、基本的にはある程度ポジティブな見通しが今後強まっていくと考えております。



    その理由は、世界各国で「都市封鎖(ロックダウン)」が起こっていることであり、新型コロナの特徴として、人と人との接触を断てば感染は広がりようがなく、潜伏期間が1-2週間ある以上、効果が出るまで当然タイムラグはあるものの、基本的には感染拡大ペースは一旦は緩まるのではないかと考えております。



    この間に経済が停滞して大型倒産→実態経済へのダメージとなる可能性もありますが、ただし今は世界中で現在金融緩和→経済対策をしており、どこの国も大型倒産が起こったらどうしようもなくなることが分かり切っている中で、みすみす倒産を許す可能性は低く、ありとあらゆる手を使って融資・助成金等の支援をすることが予想されるので、大型倒産が今起こる可能性はそこまで高くないと見ており、基本的にはポジティブな見通しなのかなと見ております。



    ただし、結局はコロナ次第なのと、後は「国がどういう支援をするか」というのも各国によって違いが出そうであることを考えると、「絶対に大丈夫」と言えるような事態ではなく、「基本的には」という注釈を付けざるを得ないかなと思います。



    もう1つの原油価格については、どこの国にとっても今の水準が安すぎて、この水準を続けられないのは確実な中で、「いつ」「どう」折れるかというのがポイントとなります。



    これについては、予想がかなり難しいと思っておりますが、ただ、過去の値動きを見ていると、直前高値から78%程度まで落ちるのが一応の限度と考えられるのも合わせると、直近高値の65ドルから考えて、15ドルくらいが下値の限度で、おそらくその前に20ドルを割りそうになったら、さすがに「何かポジティブなニュース」を流すことで牽制していくのではないかと見ております。



    【過去30年原油チャート】
    oil 30year-min



    原油15ドルということは、3月頭からの下落率が40%で、ちょうどこれがもう一度起こるくらいのレベル感なので、メキシコペソも3月での下落率18%がもう一度来ると考えると、3.7円くらいが一つの下値目途となります。



    ただし、今は「有事のドル買い」が進んで、円がそこまで買われていないことも合わせると、今度は円高が来た時に、今のドル円水準110円から10%円高(ドル円99円)であれば3.3円、20%の円高(ドル円88円)となると2.95円なので、円高がどのくらい来るかにもよりますが、3円までの下落は悪いシナリオとして考えておくべきかと思います。



    一方で、感染拡大でのネガティブなニュースが飛び交っていた3/10に5円台を回復したことを考えると、原油価格が30ドル台まで戻せばまずは5円弱、ロックダウンの影響でコロナの新規感染者が減っていくなどのポジティブ要素があれば1か月以内に5円台を回復し、2-3か月後には原油価格も40ドル前後までは戻し(逆にそこまで戻っていなければ、どの国も相当なダメージを受けているはず)、3月頭の5.6円くらいまで戻すことは現実的だと思います。



    こういうボラティリティが大きく、また、「コロナ」「原油」と不確実性が大きい相場なので予想レンジも広くなってしまわざるを得ないですが、今時点の短期予想としてはこういう感じです。



    ちなみに、参考として、早い段階から感染拡大で問題となっていたイランの通貨であるイランリヤルは年始から約30%下落となっており、これをメキシコペソに当てはめるとほぼ4円くらいの水準なので、3円までの下落を見ていれば、ある程度は大丈夫かなと思っており、また今の水準から見ると、基本的には「下値余地はそこまで大きくない」と考えている根拠の一つでもあります。



    メキシコペソの長期見通し予想 経済成長に伴って長期では上昇と予想





    一方で、中長期で見た場合には、新型コロナによる感染拡大が都市封鎖でも解決せず影響が長期化&有効な治療法も開発されないとか、これが原因で戦争が起こるとか、大型倒産が発生して金融危機にまで波及するとか、そこまでの事態に至らなければ、高確率で上昇し、状況次第では「バブル」のレベルになる可能性もあると見ております(例示したようなリスクもないとは全く言えないのですが、そこまでになったら、メキシコペソへの投資どうこう言ってる場合じゃないような気もしてます)



    その理由としては、メキシコは基本的にアメリカに大きく左右されますが、アメリカはFRBの金融緩和も、経済対策の規模も、他国とは桁が違い、世界の中で比較的立ち直りが早いと考えられるためです。



    また、メキシコは先日緊急利下げした際も7%→6.5%というように、いまだに高金利を維持していることを考えると、ゼロ金利のアメリカへの投資から少しずらした形で、高金利通貨のメキシコペソが買われる可能性も十分あると見ております。



    一方で、今回の新型コロナを契機に排外主義が強まり、また実需の低下から、メキシコからの輸入が減る&アメリカの雇用を守るために輸入をさらに減らすといったことがあれば、メキシコにとっては逆風となり、この可能性もあると思います。



    ただし、ある程度アメリカで経済活動が戻ってきた場合、逆に当面の製造低下の反動&チャイナリスクへの意識の高まりからメキシコの受注が増える可能性もあり、これについては、正直「どっちに転ぶかは今予想しようがない」と思っており、投資する上では、「下がる可能性がある」と見て、やはり3円くらいまでの下落は見た上での投資が良いのかなと思います。



    このように、今回のコロナ問題や原油問題がどう転ぶかによって大きく展開が変わってくるので予想は難しいのですが、それを抜きにすれば、

  • 世界最強のアメリカの隣国であり、その成長に伴って成長すると考えられる

  • 人口動態、資源の点からも、長期的な経済成長が期待される

  • ゴールドマンサックスやPWCも長期的なメキシコの成長性を高く評価している

  • 政策金利も、利下げがあるとはいえ、相対的に高金利を維持すると考えられる


  • ということを考えると、長期的には上昇方向に向かうと考えており、安くなったところで拾っていくのが良いのではないかと思っております。



    野村証券のメキシコペソ円の見通し予想





    最後に、プロがどうメキシコペソを予想しているのか、という観点から、野村証券の最新の予想を確認して見ます。野村証券は、今のメキシコペソについて、状況を説明するのみで、見通しは書いておりませんでした



    3月6日の主要産油国による協調減産協議の決裂を受けて原油価格が急落し、世界的なリスクオフの動きが加速したことから、ペソは急落しました。円高の進行もあり、メキシコペソは対円で一時1ペソ=4.6円台半ばと史上最安値を更新しました。


    メキシコの通貨当局は外貨ヘッジプログラムによる為替安定化措置を講じたものの、世界景気の減速懸念が増す中、メキシコ政府が効果的な景気対策を打ち出せないことが市場で嫌気され、ペソは対ドルでも最安値を更新しました。3月13日15時現在、対米ドルでは1ドル=21ペソ台後半、対円では1ペソ=4.8円台前半で推移しています。

    野村証券 マーケットアウトルック



    まあ、今予想は出しづらいかなというのはよく分かります(苦笑



    メキシコペソのおすすめのFX会社





    最後にこれからメキシコペソに投資したい場合のおすすめFX会社を紹介します。



    メキシコペソにFXで投資する場合は、

  • 最近のスワップポイントの高さならFXプライムbyGMO

  • 昔からの安定したスワップポイント&スプレッドの狭さならセントラル短資FX

  • ボラティリティの大きい相場で自動売買で利益を積み重ねたいならマネーパートナーズ


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    このFX投資戦略マニュアルでは、「何故貯金だけだと危険なのか」ということについて、「日本が破綻するというのは、実際のところどこまで本当なのか?」ということも含めて分かりやすく解説し、その解決策として、初心者でもやりやすい、長期で堅実に投資する方法を紹介したものです。



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    関連記事:【メキシコペソ円の実績】スワップ&自動売買の利益をブログで公開



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    そのため、メキシコペソで自動売買したい場合には、ここがおすすめです。口座開設は、


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    EUR/PLNは何故急上昇してる?サヤ取りは始め時?今後の見通しを解説

    2020年03月20日 23:11

    ※:本記事にはプロモーションを含みます。

    ズロチユーロが含み損! EUR_PLNの上昇理由を考察-min



    ズロチとユーロと言えば、

  • ズロチとユーロは値動きが似ている

  • ズロチは高金利、ユーロは低金利

  • そのためズロチを買ってユーロを売ることで、リスクを抑えてスワップポイントを貰える


  • ということで、スワップポイントのサヤ取り手法として非常に人気があり、また、それにプラスして、個人的には狭いレンジの中で為替差益も狙うトレードもしており、年利20%以上のペースで運用している手法です。



    【関連記事】

    ズロチユーロFXスワップサヤ取りを解説 | 相関を使った年利20%の投資方法

    【新戦略】ズロチユーロ半自動売買、設定と実績 | スワップサヤ取りの改良版



    このズロチユーロについては、EUR/PLN(ユーロを買って、ズロチを売るという通貨ペア)とちょうど逆の関係にあるため、

  • EUR/PLNという通貨ペアが上昇すると、含み損

  • EUR/PLNが逆に下落すれば、含み益


  • ということになります。



    そして、このEUR/PLNは、最近急上昇しており、サヤ取りや半自動売買でも含み損に困惑している人も増えてきております。



    EURPLN chart0320 day-min



    ここまで上昇すると、通常だと「良いはじめ時」「ポジションを増やそう」となるのですが、最近はコロナショックで相場が急変していることや、また、この上がり方もあまりに急激であったので、「本当に大丈夫なのかこれは」と思う人も多いと思います。



    そこで、今回は、何故今EUR/PLNが急上昇しているのか、今後どうなるのかについて、解説していきたいと思います。



    結論から言うと、

  • EUR/PLN急上昇の理由は、ポーランドの利下げ、株価の下落が直接の原因というよりも、「パニック的なユーロの買戻し」が原因と考えられる

  • このユーロの買い戻しトレンドについては、いずれは収まると考えられ、今ははじめ時としては良いが、上値を予想するのも難しい

  • 1つの目安として、リーマンショック時も超えられなかった史上最高値4.95より少し上の節目5.0はポイントになりそう

  • ズロチユーロをこれから始める場合は、かなりチャンスではあるが、一方で最悪の場合に備えてロスカットも設定しておくのが良い


  • と考えております。



    なお、今からズロチユーロを始める場合は、

  • EUR/PLNで取引ができるため、指値注文、Ifdone注文も設定できる

  • スワップポイントはトップ、スプレッドも狭い

  • 絶対に追証がありえなくできるノースリッページ注文というロスカット注文が唯一出来る会社で、リスク管理もできる


  • という点で、IG証券がおすすめです。



    IG証券については、今なら先着150名限定で、最大6万円ものキャッシュバックという破格の口座開設キャンペーンも行われており、その内5,000円は口座開設して、50万円以上入金して、30日以内に1回新規取引というように非常に簡単な達成条件で貰えるので、興味がある方は是非この機会にどうぞ(先着150名限定なので、終わってたらすみません・・・・)



    このキャンペーンは、期間限定&先着順なので是非お早めに!



    口座開設は、


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    ちなみに、IG証券でのズロチユーロサヤ取りのやり方については、こちらのページで画像付きで解説しているので、よろしければそちらもご覧ください。

    関連記事:IG証券でのズロチユーロサヤ取り(EUR/PLN売り)のやり方を画像付きで解説



    なお、この原因分析や、今後の見通しについては、あくまで私個人の意見であるため、投資判断は自己責任でお願いいたします。



    以下の順番で書いていきます。


    EUR/PLNは何故急上昇しているのか?

      EUR/PLN上昇は、ポーランド中銀の利下げ(政策金利1.0%)のせいか?

       EUR/PLN上昇は、新型コロナウィルスで株価が急落したからか?

      EUR/PLN上昇は、ポーランドでコロナウィルス感染者が出たためか?

       EUR/PLN上昇は、原油価格急落が原因か?

      EUR/PLNは結局何故急上昇しているのか?

    EUR/PLNの今後の見通し(2020年3月時点、コロナショックも含めて考察)

    EUR/PLNでおすすめのノースリッページ注文のやり方



    EUR/PLNは何故急上昇しているのか?





    まず、最近EUR/PLNが何故上がっているのか、ということから考えてみましょう。



    いくつかぱっと思い浮かぶこととして、

  • 最近ポーランド中銀が利下げした

  • 新型コロナウィルスの影響で株価が急落したから

  • ポーランドでコロナウィルス感染者が出たから

  • 原油価格が急落したから


  • ということがありますが、それぞれの説が正しいのかどうか、データで検証してみましょう。



    EUR/PLN上昇は、ポーランド中銀の利下げ(政策金利1.0%)のせいか?





    まず1つ目の説として、ポーランド中銀の利下げ(1.5%→1.0%)ですが、これについては、時系列から考えて、原因と考えるのは難しいと思います。



    EUR/PLNは、以下のように、3/12ごろから徐々に上がり始め、3/17から上昇の勢いが加速しております。



    【EUR/PLN 時間足】
    EURPLN hour0320-min



    しかし、このポーランドの利下げは、3/18の0時前後のことであり、これが原因と考えると、時系列がおかしくなります。



    もちろん、「実際に利下げする前から、利下げするのではないかと思われた」という可能性もあり、実際に3/16にはFRBやRBNZ等が相次いで緊急利下げをしたことから、ポーランドも利下げするのでは・・・・という思惑があった可能性はあります(実際、私も「ポーランドも利下げするのでは」と少し心配しておりました)



    ただ、それについても、

  • 最近の相場は、高金利通貨含めて、どの通貨を見ても利下げの影響はほぼ無風である

  • またEUR/PLNという通貨ペアを長期で見ても、金利差とレートの間にはそこまで関連性がない


  • ということから、やはり利下げが原因とは考えづらいと思います。



    【EUR/PLNとポーランド、EUの政策金利差のチャート】
    EURPLN vs kinri-min



    このように、EUR/PLNは長期で見てもあまり金利差とレートの間に関連性がなく、また、今のように「金利全無視」の相場でここだけピンポイントに影響下とも考えづらいことから、この利下げがEUR/PLNの急上昇の原因である可能性は、かなり低いと考えてます。



    ちなみに余談として、同じレンジ通貨でも、豪ドル/NZドルだと露骨に金利差と相関するのですが、今の相場ではこの通貨ペアですら金利の影響をほぼ受けておらず、今の相場では、金利の動きはかなり無視されやすいと考えられます。



    EUR/PLN上昇は、新型コロナウィルスで株価が急落したからか?





    次に、ぱっと思いつくのが、最近のコロナショックでの株価の下落が原因ではないか?というのがあります。



    これについては、「この影響は確実にあるが、株価下落が直接の要因ではなく、間接的な要因である」と考えております。



    直接の影響がないという理由は非常にシンプルで、株価とEUR/PLNの値との間には、長期で見てほぼ無関係であったためです。



    【EUR/PLNとダウ価格のチャート】
    EURPLN and daw-min



    例えば

  • リーマンショックの時に株価下落、EUR/PLN上昇

  • 2016年始のチャイナショックの時に、株価下落、EUR/PLN上昇


  • というように、同じように動いた時もありますが、基本的にはダウは右肩上がり、EUR/PLNはそれとは無関係にレンジで上下を続けており、また、株価が急落した2015年夏や2018年末にほぼ影響がないというように、「株価とEUR/PLNは必ずしも連動しない」ということが分かると思います。



    ただし、後で詳しく書きますが、今回のEUR/PLNの上昇については、結果として「株価下落」が引き金を引いた可能性はかなり高いと見ており、そういう意味で、直接的ではないものの、間接的な影響はあったと考えております。



    EUR/PLN上昇は、ポーランドでコロナウィルス感染者が出たためか?





    最近のニュースは何を見ても「コロナ」であり、ポーランドでも新型コロナウィルスの感染拡大が広まっていることから、「コロナが原因なのでは?」と見る向きもあると思います。



    しかし、ポーランドの感染者が初めて発生したのは3/4、その後確かに患者数は増加傾向にありますが、イタリアやスペイン、フランスを含むEU圏よりは増加ペースも少ないことを考えると、その可能性は高くないと思います。



    ちなみに、ポーランドの感染者数は、3/20現在の執筆時点で325名、死者5名です。

    新型コロナウィルス感染 世界マップ(日経新聞社)



    それに対して、例えばイタリアであれば感染者41,035名、死者3,405名と、文字通りけた違いの状況であり、この環境下でポーランドだけより強く売られるというのは、考えにくいかなと思います。



    EUR/PLN上昇は、原油価格急落が原因か?





    最後に、コロナショック以外にもう一つ重要な「事件」として、OPEC減産合意不成立→サウジの報復増産からの原油急落が影響しているのではないか?という説について検証したいと思います。



    こちらについても、やはり時系列を考えると、この説は採用しづらいかなと考えております。



    実際に、原油とEUR/PLNを並べたチャートをご覧ください。



    【EUR/PLNと原油価格のチャート】
    EURPLN vs oil-min



    このように、原油価格急落は3/8のOPEC合意不成立を受けてのものなので、原油は3/9には窓開けで急落しておりますが、そこからしばらくEUR/PLNはほぼ無風で、3/12くらいから徐々に上昇し、3/17から上昇が加速しているように、かなりのタイムラグがあります



    また、そもそもポーランドは産油国ではなく、さらに長期で見ても、原油価格とEUR/PLNの間には相関関係がなく、今になってここが影響してきたと考えるのは、無理があるかなと思っております。



    【EUR/PLNと原油価格チャート 長期】
    EURPLN vs oil long term-min



    以上のことから、利下げの影響、ダウの下落、原油価格の下落も、どれもEUR/PLNの急上昇の直接の理由としては説明しづらいと考えてます。



    では、その上で何故急上昇しているのか考えたいと思います。



    EUR/PLNは結局何故急上昇しているのか?





    EUR/PLNが上昇している理由については、色々な通貨を分析すると、単純に「ユーロが強くなっているだけではないか」ということが考えられます。



    実際に、クロスユーロの新興国通貨ペアは、全て3月に入って上昇基調にあり、ユーロが強くなっているのが分かります。



    【クロスユーロの複数通貨ペアチャート】
    EUR PLN VS other-min



    この背景には、株価急落で現金ニーズが高まり(追証対策や買い支え資金としての必要性)、今まで投資していたものを引き上げて、自国通貨に戻す動きがあるためと考えられ、実際に通貨ペアの強弱を見ると、

    ドル>>円=ユーロ>ランド=ポンド>豪ドル

    というようになっており、豪ドルとランドの位置はともかくとして、基本的には「先進国の通貨が買われやすい」という状況になっております。



    【3月月初を1としたときの現在までのチャート(指数)】
    通貨強弱-min



    この「現金化ニーズ」については、株価急落時にもかかわらず、安全資産である金まで「換金」のために売られていることからも分かるように、非常に強いものがあります。



    こうした換金ニーズについては、世界で2番目に流通量の多いユーロと、流通量がかなり少ないズロチとでは大きな差があるのは当然であり、その結果、ユーロ>ズロチということから、EUR/PLNは上昇していると考えられます。



    以上のことから、現在のEUR/PLNの上昇については、「株価急落による現金化ニーズの高まり」「その場合、世界2番目の流通量を誇るユーロの方が圧倒的に需要が強く、EUR/PLNは上昇」ということだと考えております。



    では、その上でEUR/PLNは今後どうなるか見通しを予想したいと思います。



    EUR/PLNの今後の見通し(2020年3月時点、コロナショックも含めて考察)





    では、EUR/PLNは今後どうなるかを予想すると、結論から言うと、今からだと中長期で見れば下がる可能性の方がかなり高い(=サヤ取りを始めるのに適している)と見ております。



    その理由としては、今の水準は長期で見てもさすがに高すぎる水準であり、また、その理由も上で分析したように「パニックのユーロ買い」である以上、このパニックが収まれば、下がると考えられるためです。



    機関投資家からすれば、今だけならともかく、金利もつかないユーロを持ち続けて投資をしないということはありえないので、この市場のパニック状態が収まれば、今のユーロ高もある程度是正されて落ちると考えられます。



    このことはチャートで見ても分かり、EUR/PLNという通貨ペアは、「一瞬パニック的に急上昇した後に、かなり鋭角的に急降下する傾向」があります。



    【EUR/PLN 長期チャート】
    EURPLN month chart0320-min



    このように、EUR/PLNという通貨ペアは、急上昇した後に急降下する傾向にあり、この急上昇ペースさえ落ち着けば、いきなり利確チャンスが来るという可能性も十分にあります。



    「ポーランドの金利が下がって、今後も金利が下がる可能性があるけど、それは大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、上でも見たように、EUR/PLNという通貨ペアと、金利差はそこまで大きな関連性がないことを踏まえると、確かにこれまでの水準と比べると若干高めのレートになる可能性(4.3台半ばくらいまでしか落ちてこない等)はあれど、そこまでクリティカルな影響にはならないと考えております。



    一方で、「じゃあ、どこまで上がるのか?」と言われると、実はこれがかなり難しいというのはあります。



    というのも、今の状況は結局は「パニック」であり、「いつまでパニックを起こしているか」「それでどこまで行くか」というのが全く見えず、ダウについても「史上最大の下落幅」「先日の史上最大の下落幅を超える下落幅」「さらにそれをも超える下落幅」というような状態である以上、「ここまで見てれば大丈夫」というのは言いづらいためです。



    ただ、その中であえて言うとすれば、やはり史上最高値であり、リーマンショック時ですら超えられなかった5の節目(厳密には4.95)は1つの目途になるかなとは思っており、特に今のようにヨーロッパ圏こそが一番のパンデミック状態という中で、ユーロが上がり続けることも考えづらいことから、5を少し超えたあたりが一つの目途かなと見ております。



    個人的には、最悪窓開けやレートぶっ飛びがあってもいいように、5.1にノースリッページ注文(窓開けがあってもレートぶっ飛びがあっても、指定したレートで絶対に損切で切るIG証券独自の注文法)で損切を入れており、これで最悪何があっても追証などはありえないようにしております。



    こういうパニック相場では、やはり窓開けやレートぶっ飛びには警戒するべきで、その点で確実にリスクを限定できるノースリッページ注文は、重要だと思っております。



    IG証券は、元々

  • EUR/PLNでトレードできる

  • スワップポイントはトップ(ズロチとユーロに分けるやり方だとみんなのFXやLIGHT FXとも互角だが、EUR/PLNの中では圧倒的トップ)

  • スプレッドも悪くない


  • ということからおすすめしておりましたが、今のような相場環境だと、窓開けでもレートぶっ飛びでも対応したリスク管理ができるという点で、非常におすすめです。



    このIG証券については、今なら先着150名限定で、最大6万円ものキャッシュバックという破格の口座開設キャンペーンも行われており、その内5,000円は口座開設して、50万円以上入金して、30日以内に1回新規取引というように非常に簡単な達成条件で貰えるので、興味がある方は是非この機会にどうぞ(先着150名限定なので、終わってたらすみません・・・・)



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    EUR/PLNでおすすめのノースリッページ注文のやり方





    最後に、EUR/PLNでのノースリッページ注文のやり方を、画像付きで解説します。スマホ版だとかなり簡単にできるので、スマホで解説します。



    まず、自分の持っているポジションを開いて、その中で設定したいポジションをタップしてください。



    eurpln no slip1-min



    すると、こういう画面が出てくるので、「ポジション変更」をタップしてください。



    eurpln no slip2-min



    そこに「ストップ水準」というのがあるので、そこにレートを設定し、さらに逆指値種類のところで、ノースリッページを選べば、それでOKです。



    eurpln noslip3-min



    このように、かなり簡単に設定できるので、今既にポジションがあって、リスク管理をしたい人は、今のうちに設定しておくのをおすすめします。



    このノースリッページ注文ができるのはIG証券だけで、IG証券については、今なら先着150名限定で、最大6万円ものキャッシュバックという破格の口座開設キャンペーンも行われており、その内5,000円は口座開設して、50万円以上入金して、30日以内に1回新規取引というように非常に簡単な達成条件で貰えるので、興味がある方は是非この機会にどうぞ(先着150名限定なので、終わってたらすみません・・・・)



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    関連記事

    【限定タイアップ】LIGHT FX 口座開設で当サイト限定レポートが貰えます!

    2020年03月19日 19:45

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    LIGHT FXと限定タイアップ! 豪ドル_NZドル、ズロチユーロ トレード戦略レポートが貰える-min



    LIGHT FXに口座開設を考えている方に新情報です。



    今回当サイトはLIGHT FXとタイアップが決定し、当サイトからの口座開設で限定FX戦略レポートを貰えるようになりました!



    このレポートは、私自身も投資している

  • ズロチユーロ

  • 豪ドル/NZドル


  • という一風変わった通貨ペアについて、がっつりと解説したものです。



    具体的には

  • そもそもこれはどういう通貨ペアなのか

  • 何故この通貨ペアがおすすめなのか

  • どういうトレードがおすすめなのか

  • この通貨ペアはどういう時に値動きするのか

  • 具体的なトレード戦略


  • を、様々なデータ(国のデータ、長期のチャート分析、政策金利の長期分析、価格帯の推移の分布、バックテストデータ(最新版)等)も含めて、徹底的に解説しております。



    これらについては、当サイトでも色々な記事で書いたり、Twitterでも呟いたりしてることもありますが、それらの情報が一覧になっている上に、パワポのレポートなので様々な表やグラフ、画像も使って分かりやすく解説し、さらにレポートを書いている上で、「そういえばこのデータは公開したことなかったな」と思うようなものまで、徹底的に書いているので、是非ご覧いただければと思います。



    LIGHT FXは、これらの通貨ペアをトレードする口座としても非常におすすめの口座なので、興味がある方は是非口座開設をして、レポートを入手して見てください!



    口座開設は


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    トレイダーズ証券【LIGHT FX】


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    関連記事

    損切設定したのにとてつもない損失が!?コロナ相場の週末リスクと対策

    2020年03月09日 14:48

    ※:本記事にはプロモーションを含みます。

    コロナで週明け相場急落!? 週末リスクと対策とは?-min



    今回は、最近の相場が新型コロナウィルスによって左右される中で、週末にポジションを持ち越すこと(例えば日経平均を買ってそのまま週末を迎える等)のリスクと、そのリスクをどうやって抑えるのかということについて解説したいと思います。



    この週末リスクについて、何も知らなければ、「ちゃんと逆指値で損切り注文を入れていたのに、そこで約定されずとんでもない損失になってしまった!」という事態に陥ったり、最悪「ロスカットされても証拠金が足りず、追証が求められた!」となる可能性すらあるので、それに備えるために是非ご覧ください。



    FXやCFDでは週末持ち越すと、「窓開け」というリスクがある





    FXやCFDでは、土日は市場が閉まっているため取引ができません。



    そのため、週末に出た材料については、週明け開始と同時に相場に一気に織り込まれることになり、週末のレートと、週明けのレートに大きな乖離が出ることがあり、これを「窓開け」と言います。



    最近だと、2/24(月)に大きめの窓開けがあったので、そのチャートをご覧ください。



    【日経平均 時間足】
    nikkei window1-min



    【NYダウ 時間足】
    daw window-min



    このように、週末のレートから300pips近く急落して週明けスタートとなりました。



    この背景には、

  • 2/22(土)、2/23(日)には、韓国やイタリア等で新型コロナの感染者が急増、死者も出たことで、これまで中国や日本のリスクと思われていた新型コロナ問題が、世界的なリスクとして緊張が高まった

  • 2/24が日本の祝日(天皇誕生日の振替休日)であり、普段株価を買い支える日本勢がいないこと


  • 等がありますが、特に前者のように土日に急に悪材料が出た場合は、相場が開いていないので対応しようがありません。



    そして、この窓開けの恐ろしいところは、例えば日経平均について、23,000でロスカット注文を入れていたとしても、その注文は執行されることなく、22,900までいきなり飛ぶということです。



    今回の窓開けは約300円飛んでいたので、最悪の場合「想定していたものより300円も悪いレートで損切された」ということになりかねず、そうなった場合は、想定以上の損失が出て資産が吹っ飛んだり、最悪ロスカットしても証拠金が足りず追証(追加入金が必要な状態)となってしまうリスクもあります。



    このように窓開けというのはかなり恐ろしいものなのですが、今のこの「コロナ相場」では、その恐ろしさは特に大きなものとなっていると考えられます。



    新型コロナウィルス相場の中で、実際週末にどんなことが起こった?





    では、最近の週末にどのようなことが起こったか振り返ってみましょう。



  • 2/22(土) イタリアで感染者100人超え、2人目の死者、韓国でも感染者が433人→556人に急増するなど、新型コロナの影響が日中以外でも拡大する

  • 2/29(土) 中国製造業PMIが35.7とリーマンショック超えの史上最悪の値に、アメリカで新型コロナによる初の死者確認、アメリカから韓国・イタリアへの渡航制限、イタリアの感染者が1,000人超え

  • 3/1(日) 韓国の感染者3,700人超、死者22人に、ワシントン州で米国で2人目の死者、ルーブル美術館で職員が勤務拒否→休館に

  • 3/7(土) ニューヨーク州が非常事態宣言、中国の新型コロナウィルス隔離施設用ホテル倒壊

  • 3/8(日) イタリアでロンバルディア州(ミラノを含む)全域を封鎖、サウジがOPECでの減産合意が取り付けられなかったことに起こって原油増産を決定




  • ・・・・振り返るとなかなかとてつもないなあと改めて思いました(特に韓国やイタリアの感染者数は急増したなあと思ってましたが、数字で見ると改めて異常な増え方でした)



    3/7、3/8については、明日の相場がどうなるかは明日になってみないと分からないのでまだ何とも言えませんが、サンデーダウと呼ばれる、IG証券が出しているレートによると、25,800→25,300と、500ドル以上急落しており、週明けは窓開けの可能性が高そうと見ております。







    【3/9追記】案の定とんでもない窓開けになりました・・・・・



    【日経平均 時間足]】
    nikkei window2-min



    【ダウ時間足】
    daw window2-min (1)



    窓開けで700pips近くの下落、為替相場もドル円がいきなり1円近くの窓開けしてスタートという、大惨事でした・・・・



    やはり今のような環境では、土日の間にとんでもないことが起こる可能性も十分あり、週末リスクというのは、今まで以上に意識する必要があるのではないかと思います。



    週末リスクを抑える方法は2つ





    では、この週末リスクをどうやって抑えるのか、次に見てみましょう。



    結論的には、

  • 多少下がってもびくともしないくらいのポジションにする

  • 短期トレードであれば、ノックアウトオプションやノースリッページ注文で、確実に損切が執行されるようにしておく


  • というのが重要かなと思っております。



    それぞれ説明します。



    ロスカットまでかなり余裕を持ったポジションだけを持ち越す





    まず窓開けといっても、例えば日経平均やダウで2,000、3,000と下落する可能性は、さすがに高くないと考えられます(ダウだと1日の下落は1,190ドルが史上最大。なおつい最近の2/27に更新されました)



    また、為替の世界では2019年年初にあった「フラッシュクラッシュ」でも、ドル円は109円弱から4円程度の下落、豪ドルも76円から5円程度の下落というくらい(FX会社によってはもっと下落したレートが提示されたところもあったようですが・・・・)なので、さすがにドル円が10円、20円窓開けする可能性はあまり考えづらいと思います。



    そのため、「かなり余裕のあるポジション」だけ持ち越すというのが一つの方法です。



    例えば私のポジションだと、

  • ズロチユーロ:史上最高値の4.95超えに耐える(今4.3程度で、昨年も4.4くらいが上値目途)

  • メキシコペソ円: 4円まで耐える(史上最安値4.85円、現在5.2円)

  • ダウ:14,000まで耐える(2018年のショック時での安値21,500。現在25,700)

  • トルコリラ円:11円まで耐える(史上最安値15.4円。現在17.3円)


  • というように、「さすがにこれでロスカットされたらほぼ誰も助からないかな・・・・」というレベルで余裕を見て、ゆっくりとポジションを持つようにしてます。



    このように、相場が多少急変したところで余裕なポジションだけ持つようにするというのが一つの方法としてあります。



    ただ、とはいえ、こういう「超ゆったりポジション」は、ある程度資金を入れないと利益額が小さくなってしまうので、そうではなく、普通のトレードで週末にポジションを持ち越したい!という人もいると思います(例えば、ダウや日経で500pips逆行では損切したいとか、ドル円で1円逆行で損切したいというレベル)



    そういう人にとっておすすめなのが、次の方法です。



    窓開けても大丈夫なノックアウトオプションやノースリッページ注文を活用する





    もう一つは、ノックアウトオプションやノースリッページ注文という、絶対に指定したレートではロスカットされるものでトレードするということです。



    あまり聞きなれない人もいるかと思いますが、このノックアウトオプションとノースリッページ注文というのは、どちらもIG証券が提供しているサービスで、

  • ノックアウトオプション:為替や株価指数、金などに投資できるオプション取引(FXやCFDとは違う金融商品)で、はじめにノックアウト価格を設定してオプション料を決定し、それ以上の損失には絶対にならないもの

  • ノースリッページ注文:IG証券のFXやCFDの逆指値注文(損切注文)の方法の一つで、「絶対に何があってもそのレートで損切する(そこで損切になった場合のみオプション料が発生)」という注文


  • で、どちらにしても、「窓開けがあろうと、相場急変があろうと、絶対に指定したレートでは損切できるので、安心してポジションを持つことができる」という特徴のあるものです。



    この2つって何が違うの?と思われるかもしれないので、ざっくりと比較表を作ると、以下のような感じです。



    ノックアウトオプションノースリッページ注文
    商品ノックアウトオプションという商品FX、CFDの注文方法の1つ
    取引出来るもの為替、株価指数、金等なんでも為替、株価指数、金等なんでも
    損切り絶対できる絶対できる
    窓開け対応対応
    スリッページなしなし
    必要資金(オプション料)FXやCFDより少額から可能FX、CFDに準じる
    税率20.315%分離課税20.315%分離課税
    手数料無料(ノックアウトされた時のみわずかな手数料が発生)無料(逆指値が約定された時のみ発生(維持証拠金額の約0.2%程度))
    スプレッドFXやCFDよりは広いFX、CFDに準じる狭いスプレッド
    ポジション保有期限1年以内無期限




    このように、

  • 少額から資金効率よく投資したいならノックアウトオプション

  • スプレッドを重視したり、1年超のポジションを持つならFXやCFDでノースリッページ注文


  • という感じで使い分けると良いかと思います。



    また、IG証券のスプレッドは、FXやCFD全体の中でも狭い方であり、短期トレードで重要な取引コストの面からもおすすめできます。



    【FX会社スプレッド比較】
    会社名スキャル
    歓迎宣言
    ドル
    ユーロ
    ポンド
    豪ドル
    IG証券(FX)×0.20.510.7
    IG証券(ノックアウトオプション)0.61.121.3
    セントラル短資FX0.20.40.90.5
    みんなのFX×0.20.40.80.6
    LIGHT FX×0.20.40.80.6
    アイネット証券×2354
    DMM FX×0.20.510.7
    FXプライムbyGMO0.30.61.10.9
    外為オンライン(店頭)×1233
    外為オンライン(くりっく365)×変動変動変動変動
    マネーパートナーズ×0.30.40.90.6
    GMOクリック証券【FXネオ】×0.20.510.7


    ※ 単位は銭、特に表記がないものは原則固定。ただしFXプライムbyGMOは例外あり、1回の取引で50万通貨以下の場合



    【CFD会社スプレッド比較】
    日経ダウ
    IG証券(CFD)71.6
    IG証券(ノックアウトオプション)7-301.6-9.8
    GMOクリック証券【CFD】5前後2-3
    DMM CFD73




    このように、

  • 取引手数料は無料で、スプレッドも十分狭い

  • 窓開けリスクも含めて、絶対に指定したレートで損切できる


  • という点で、週末にポジションを持ち越すときは、IG証券を使うのがおすすめです。



    IG証券については、今は期間限定で非常にお得な口座開設キャンペーンをやっており、具体的には先着150名限定で、最大6万円、初回取引するだけでも5,000円ものキャッシュバックで、CFDを他社で取引している場合は取引報告書送付でさらに1万円貰える、はっきり言って破格のキャンペーンなので、口座開設をするなら、今がおすすめです(先着150名なので、終わってたらすみません・・・・)



    口座開設は


    IG証券
    application_orange_b_320_100.png


    からできます。



    なお、ノックアウトオプションについての詳しい使い方やメリット、デメリット、やり方の画像付きの解説は、下の記事で詳しく書いてあるので、興味があればこちらの記事もご覧ください。

    ノックアウトオプション(IG証券)の取引方法と攻略のコツ



    また、ノースリッページ注文については、やり方は非常に簡単で、持っているポジションの逆指値を指定する時に、「ノースリッページ注文」と指定するだけで、具体的に言えば以下のようにやります。



    no slip1-min



    no slip2-min



    このように、逆指値注文のやり方として、ノースリッページ注文と選べば、それだけでOKです。



    ちなみにこのノースリッページ注文、FXではなくCFDでも使えます。



    【ダウのノースリッページ注文 取引画面】
    no slip3-min

    ※IG証券のCFDでダウは「ウォール街株価指数」という名前になってます



    このように、非常に簡単に設定できるので、興味があれば是非やってみてください。



    口座開設は


    IG証券
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    からできます。


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