2021年05月20日 21:34
※:本記事にはプロモーションを含みます。

先週は、日経平均が一時的に2,000円近く下落する等、株価下落が久しぶりに注目されました。
【日経平均 日足チャート】

また、日経程ではないですが、ダウも一時的に1,500ドル近く下落したように、これまでかなり強気の相場が続いていた中で、「おや?」という動きをしています。
【ダウ 日足チャート】

今回は、先週の相場のレビューと、今後の見通しや、もしやるならこういう戦略かな、というのを書いていきたいと思います。
結論から言うと、以下のように考えています。
また、昨日のFOMCの議事録では「FOMCが設定する目標に向けて経済の急速な進展が継続すれば、今後ある時点の会合で、資産買い入れペースの調整を巡る討議を開始することが適切になる可能性がある」と指摘したとあり、テーパリングはやはり意識されていそうではありますが、短期的にはまたFRBが早期テーパリングを否定して、ただ市場はそれでも疑って・・・・みたいな展開が続くと想定しています。
このように、短期的には上値を追うのはリスクが高くなってきたものの、押し目を待って買い方向で考えつつ、ただし短期で大きなロットを回すときは、いきなり大崩れした時は素直に逃げられるようにしておくのが大事だと考えております。
私の場合は、ダウに日足で大きな陰線ができて、大体32,000~33,000くらいまで落ちてきたら一回打診でノックアウトオプションで買い、30,000の大台割れて29,000あたりまでは買い下がりでついて行こうと思っており、逆にそこでもサポートされないようなら、一旦流れは変わったと見た方が良いかなと思い、少なくとも短期で持つようなロットのポジションは一旦解消して、長期での買い下がりに戦略を変更しようと思っています。
今のような環境で短期トレードをする上では、ノックアウトオプションを使っておけば、少ない資金でも効率的に運用できる&最悪いきなり変なことが起こっても確実に指定したレートでロスカットはされるということで、これでやるのが一番良いと思います。
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今の相場の焦点 金融緩和がどこまで続くか
まずは今の相場のテーマから再確認していきましょう。
今の相場のテーマは、「米国株の強気が維持できるか」という点にあり、その背景として「FRBは金融緩和をどこまで続けるのか」という論点があります。
2020年3月のコロナショック以降、最悪期から立ち直りつつあるとはいえ、経済もかなり傷んでいる中で、それでも株価や商品価格が堅調であったのは、「とにかくどこの国も異次元レベルの金融緩和をしている」「特にその中でもアメリカは凄まじい」ということが背景にあります。
このアメリカの金融緩和については、FRB当局者やパウエル議長は再三「当面は緩和を継続」「利上げは早くても2024年」というように、継続を明言しております。
ただし、市場はそれに対してかなり懐疑的で、例えば短期金融市場では、2022年12月までの金利上昇が100%見込まれているという状況になっています。
U.S. MONEY MARKETS: NOW PRICING IN 100% PROBABILITY OF A 25 BPS U.S. FEDERAL RESERVE RATE INCREASE BY DECEMBER 2022 VS 88% BEFORE U.S. CPI DATA
— zerohedge (@zerohedge) May 12, 2021
長期金利で見ても、短期的に下げることはあれど、基本的には上昇トレンドが続いています。

つまり誰もFRBやパウエル議長の言ってることを信じてないということですねw
何故こんなことになっているかというと、金利というのは基本的には「インフレの時には上げて、デフレの時には下げる」「雇用が良い時は上げて、悪い時は下げる」というのが定石なのですが、今は株価もコモディティも上がっていて、さらに先週発表のCPI(インフレ率)も前年同月比4.2%と非常に高く、傾向としても右肩上がりの傾向にあるように、インフレが警戒される状態にあるからです。

また、もう一つの雇用については、先々週の金曜日に最新のものが発表されたのですが、こちらは非農業部門雇用者数の市場予想が100万人近い増加を見込んでいた中で、結果が26.6万人増加と予想に比べて大きく下回り、情勢としてはかなり悪いものとなります。
雇用が悪いことは当然経済が悪いということなのですが、ただこちらについては、緩和継続の大義名分となる点から株式市場ではポジティブに解釈されることもあり、実際に今月の雇用統計発表直後は一瞬下がりましたが、その後戻したのは緩和継続期待による部分が大きいと考えられます。
何故雇用情勢が悪いかというと、その大きな要因として、「失業給付やコロナによる給付金が高すぎて、失業者が就業機会を探していない」というものはよく指摘されるところで、実際にアメリカでは人手不足が進み、時給も上がっている中でも雇用回復のペースが落ちており、給付プログラムの見直しを主張する声が共和党を中心に上がっております。
このように、金利の背景となるインフレと雇用については、
という状態になっています。
これに対するFRBの動向と、今後の予想
こうした環境下でFRBはそれぞれ何と言っているかというと、
というように、緩和の継続を明言しています。
これについては、今この環境でアメリカが緩和の停止などを示唆しようものなら、それがきっかけで相場がパニックになりかねないので、まあそう言うしかないよな・・・・という感じで、おそらく実際に緩和を継続する意思は当面の間はかなり固いと思います。
ただし、これは今のように「経済再開の見通しは立ってきたが、まだ完全に再開したわけではない」という状況だからこそ起こっていることと言えて、今後本当に経済が再開してきた場合にこのようなスタンスを続けるかというと、かなり怪しいと見ています。
アメリカはワクチン接種も進んだことでコロナの新規感染者数も大きく減少してきており、アメリカより接種が先行しているイスラエルやイギリスではさらに減少しているということを考えると、おそらく当局も「ここが最後の踏ん張り所」くらいに考えていると推測され、少なくとも今月・来月くらいのスパンでは、意地でも緩和姿勢を見せ続けるだろうと考えられます。
【アメリカの感染状況】

【イギリスの感染状況】

【イスラエルの感染状況】

これを見ても分かるように、いち早くワクチン接種を国策として進めたイスラエルとかは凄まじいことになっており、イギリスやアメリカでも今後経済再開が進むというのは、現時点では既定路線と考えられます。
では、このように経済再開が進んだ場合に何が起こるかというと、今度は「コロナの給付をいつどうやって止めるか」「インフレにどう対抗するか」といった次の問題が当然出てくるわけで、そうなった時に今のような緩和&バラマキ政策を続けるかというと・・・・?ということになります。
個人的にはこれについては正直手のひら返しをすることまでは確定していて、問題はいつそれをやるか、というようなレベルじゃないかと思っており、そして多くの人もこう予想しているからこそ金利市場でも利上げがかなり織り込まれているのだと見ています。
このように、短期的には意地でも緩和継続で株価は支えられるとは思うものの、経済再開後はどうなるか分からず、また市場も全体的に疑り深くなっているのが現状です。
昨日のFOMC議事録では、「今後ある時点の会合で、資産買い入れペースの調整を巡る討議を開始することが適正になる可能性がある」というのが入っていましたが、短期的には早期テーパリング観測をけん制しつつも、ある程度経済再開の流れが明確になってきたらいきなりテーパリング色を強める可能性が高そうだなと見ています。
こういう中では、天井を狙うのはなかなか難しいので、今は押し目を待って、もし押し目が来たらそこで拾っていくというスタンスが良いかなと思います。(もちろん「強気相場は懐疑の中に育つ」という言葉もあるように、高値更新を続ける可能性も考えられますが、今ここから入って天井を狙うのはなかなか難易度が高そうです)
当面は下がってもFRBが緩和姿勢を再度表明→株価が下支えされるという展開が第一に考えられ、余程のことでも起きない限りは、今この環境でそのFRBの力でも支えきれない場面にはなりづらいかなと見ています。
なお、個人的にはこの「よほどのこと」として今は2パターン考えていて、
ということはありうるかなと見ており、ここまでのことが起こると、正直どこまで落ちるのかもなかなか想像しがたいなと見ています。
もちろん、この「よほどのこと」が起こっても、いずれはその変異したコロナにも対応できるでしょうし、主要先進国が全部焦土にとかそのレベルにでもならない限りはいずれどこかのタイミングで復興していくのは間違いないとは思いますが、ただ、少なくともレバレッジを積極的にかけて買うような状況ではなく、短期ポジションは切った上で、恐る恐る超低レバや現物で買っていくとかになるのかなと思います。
以上が今の相場環境と、今後の見通しでした。基本的には「下がってきた時に買えるように狙っておく」というのが大事だと思っていて、もし本格的にやばくなってきたら、一旦はその短期での買いはロスカットしつつ、長期での買い下がりに切り替えていくのが重要かなと思います。
こういう相場で短期トレードするならノックアウトオプションがおすすめ
こういう相場での短期トレードでは、IG証券のノックアウトオプションがおすすめで、私も下がってきた時に買うのは、ここでやろうと思っています。
ノックアウトオプションには、
と、守りを固めた上で大きなロットを運用できて、しかも海外業者と違って出金リスクもなく税率も20.315%という特徴があり、こういう「何かが起こるかもしれないが、基本的には買い」みたいな状況では最適な商品と言えます。
ノックアウトオプションだと、週明けに窓開けが起きても、またスイスショックのようなとんでもない事態がいきなり起こっても、最初に設定したノックアウト価格では必ず損切されるので、週末リスクや相場急変リスクを抑えてトレードができます。
今のように相場が神経質になっていて、いきなり変なことが起こるリスクがある環境で大きめのロットで短期トレードをするなら、リスクをどう抑えるかというのが重要なポイントになりますが、その点でノックアウトオプションを使えば、命綱付きでトレードができるので、非常に重宝します。
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