2022年10月29日 12:20
※:本記事にはプロモーションを含みます。

今回は、ズロチユーロサヤ取りの進化系にして、スワップに頼らずとも年利20%くらいも目指せるという、私のオリジナル戦略、ズロチユーロ半自動売買戦略について解説します。
この戦略は、ズロチユーロサヤ取をやっている時にずっと思っていた、「これ、EUR/PLNという通貨ペアで自動売買したら、かなり儲かるんじゃない?」ということについて、実際に戦略を作ってみて、今ちょうど1年くらい運用している戦略です(コロナショックや、その後のズロチのスワップ低下も経験しております)
この手法は、
という設定で、なかなか面白いものを作れたのではないかと思っています。
また最近ではスワップもかなり高くなってきて、私のポジションだと19枚保有で1日4,500円くらい貰えています。
【裁量ポジションも含めた最近のスワップ金額】

※10/26に15枚ほど利確したのでそれ以降は少なくなってます
このように利上げに伴ってスワップ水準が上がってきた結果、今だとスワップ年利益率40%以上も狙えるようになりました。またレート的にも今は高値圏で、この通貨ペアだと売りでスワップを貰うのがメインで、レート的にも有利にスワップ投資ができるという点から、IG証券のズロチユーロは最近どんどん人気が高まっています。
【IG証券でズロチユーロを取引する(先着600名限定、簡単に1.5万円貰えるキャンペーンあり!】
そこでこのズロチユーロ半自動売買の設定を公開し、実際に230万円を自腹で運用した実績も公開していきます。
また、この設定を行う前に、ロスカットされないように必要資金額を計算したり、過去の日足データを使ってEUR/PLNのバックテストをして最適な戦略も検討したので、それについても書いていければと思います。
【2022/10/29追記】
今のところ、以下のような実績になっております。
決済利益 | -299,916 |
スワップポイント | 655,108 |
合計確定利益 | 355,192 |
含み損益 | 0 |
含み損益込利益 | 355,192 |
年確定利益想定 | 114,325 |
年利回り換算 (含み損益考慮せず) | 5.2% |
実際稼働期間 | 1004日 |
利回り換算 (運用期間のみ) | 5.6% |
今週は8,167円の利益でした。半自動売買と言いながら、最近は完全にレンジアウトしてスワップ戦略になっていた&今スワップ戦略と考えた場合には利確時だと判断したので、この戦略は一旦終了としました。
4.33から売りスタート、4.53ストップだったのに、4.735で止めて最終的に+35.5万円なので、いかにスワップ水準が凄まじかったかがよく分かりますw
なお、確定損益がマイナスになっているのは、ロシア・ウクライナ情勢を見て「かなりの確度でまた下がるとは思うけど、ユーロ買い介入とか核使用とかがあったら一瞬とんでもないレートが出てそこで追証食らったら嫌だな」と考えて、一旦切ってノックアウトオプションで持ち直したのが原因です。
ちょっと今思いついたこととして、ユーロズロチ、最悪の事態に備えて一回全切り&同じタイミングでノックアウトオプションに同じ枚数移行というのありかも
— Yuki @FX10年戦士、ブロガー(為替研究所管理人) (@kawaselab) March 6, 2022
やりました。200万円以上確定損出ましたが、元々17枚持ってたのに今のレートだとさらに5枚足して22枚にしました
— Yuki @FX10年戦士、ブロガー(為替研究所管理人) (@kawaselab) March 7, 2022
ノックアウトは52500(5.25)で5.2くらいに一応逆指値入れてます https://t.co/BbfmxNLqlP
こんな感じでポジションの持ち直しで確定損失が出ておりますが、最終的にスワップも含めると余裕でトータルプラスで終えることができました。
EUR/PLNは以下のような値動きをしており、4.7前後の今がちょうどいいやめ時かなと思って、また急上昇した時に改めて裁量で持ち直したいと思っています。
【EUR/PLN 日足チャート】

【EUR/PLN 週足チャート】

EUR/PLNについては、半自動売買はレンジアウトしていることが増えてきて、最近は裁量での売りをメインにしていたのですが4.6の辺りからまた売りで勝負を始めていたところ、そちらの方はこのノックアウトオプションでの持ち直しを除けば合計103万円ほど利益が出ています。










裁量戦略については、👇の記事で書いていますが、しばらくはこっちをメインでやろうと思います。
ユーロ/ズロチの2022年最新見通しとトレード戦略 | ウクライナ問題の影響も解説
今回は値動きに分かりやすい癖がある&スワップ収益率も14%近く貰えることで人気が高まっているユーロ/ズロチについて、最新情報に基づいて投資戦略や今後の見通しを解説したいと思います。この通貨ペア、値動きにかなり分かりやすい癖があるので、2021年は基本的に為替差益狙いで投資しており、トレード回数は少ないものの、着実に勝ちを拾っていって、2021年はトータル28万円+2022年に24万円の利益を出しています!また最近だと...
このようにロシアのウクライナ侵攻で、ウクライナと隣接しているポーランドズロチは大幅に下がっておりますが、ただ個人的には「さすがにここまで来たらユーロ/ズロチ売りで勝負して分があるのでは」と思っており、裁量でもところどころ手を出すようにしており、それで上でも書いたようにかなり利益も出ております。
なので今これからやる場合は、上でも書いたように裁量戦略でやるのがおすすめで、今は正直半自動売買とかではない気がしますが、あえて半自動売買でやるのであれば「4.7~5.0あたりに0.1刻みに入れて、0.1下がれば利確」くらいのバクッとしたルールでやるのが良いかなと思っています。
なお、ユーロ/ズロチをトレードするには、
という点からIG証券のFX口座がおすすめなので、この戦略に興味があって、もしまだ口座を持っていない人がいれば、この機会にどうぞ(もちろん口座開設手数料などは一切無料です)
IG証券については、今なら先着600名限定で、最大6万円ものキャッシュバックという破格の口座開設キャンペーンも行われており、その内5,000円は口座開設して、30日以内に1回新規取引というように非常に簡単な達成条件で、さらにCFDで他社の口座を使っている人は、取引報告書送付で1万円と、非常に簡単に1.5万円を貰えるので、興味がある方は是非この機会にどうぞ。
口座開設は
IG証券

また、口座開設の申込をして、さらにキャンペーンにも申し込む必要があり、そのキャンペーンページは以下のリンクから飛んで、FXかFX以外か選んで申し込みを行ってください(FX以外の方が他社乗換で+1万円があるので、もしCFD等を他社でやっている方はそちらの方がおすすめです。キャンペーンにFX以外で申し込んでも、もちろんFX取引はできます)
IG証券 キャンペーンページ
以下の順番で書いていきます。
ズロチユーロサヤ取りだけではもったいない!EUR/PLNを自動売買する理由
ズロチユーロ(EUR/PLN)ではIG証券がおすすめ。スプレッド、スワップ、取引単位は?
IFD注文を使えば、ズロチユーロ(EUR/PLN)の半自動売買が可能
ズロチユーロ(EUR/PLN)半自動売買戦略の設定
レンジはEUR/PLNの4.33~4.53までに売りで仕掛ける
EUR/PLN半自動売買戦略の必要資金は230万円。ただし刻みを変えれば少額からでも可能(12/27更新!)
EUR/PLNのバックテスト結果から、利幅は0.05に設定
参考)もしEUR/PLNの自動売買を4.33以上の時にはじめるなら、最初のポジションをどうするか?
参考)全て利確された後の「スリープモード」設定をどうするか?
参考)もし今からEUR/PLN半自動売買を始めるならどうするか?←4/4追記
半自動売買をやるならサクソバンク証券かIG証券のどっちがいい?バックテスト結果で検証
ズロチユーロ(EUR/PLN)半自動売買戦略のやり方をIG証券の画面付きで解説
ズロチユーロ(EUR/PLN)半自動売買戦略の実績をブログで公開
ズロチユーロサヤ取りだけではもったいない!EUR/PLNを自動売買する理由
ズロチとユーロというと、
ということから、ズロチ・ユーロサヤ取りという非常に人気の投資手法でお馴染みの通貨ペアです。
関連記事:【実績利回り26%】ズロチ・ユーロサヤ取り運用実績
このズロチを買って、ユーロを売るというのは、「EUR/PLN」という通貨ペアの売りと同じことなのですが、このEUR/PLNというのは、ユーロとズロチの値動きが似ている関係で、非常にレンジ相場になりやすい通貨ペアです。
【EUR/PLN 直近5年超チャート】

このように、EUR/PLNは、直近5年間で3.98から4.53の間と、たったの15%の値動きしかしておりません。ちなみに、同じ時期にドル円は100円から125円まで25%、ユーロ円は110円から150円まで36%、豪ドル円は72円から102円まで41%値動きしております。
そして、このように「狭い範囲でレンジ相場になりやすい」ということは、自動売買にも向いているということで、「ただ持ってスワップを貰っているだけではもったいないのでは?」とずっと思っておりました。
また、特に比較的高めのレートの時に、売りで自動売買で入れば、
というように、動いても動かなくてもどっちでもありがたいという展開にできるので、このEUR/PLNで自動売買をしたいとずっと思っておりました。
ズロチユーロ(EUR/PLN)ではIG証券がおすすめ。スプレッド、スワップ、取引単位は?
ズロチ・ユーロサヤ取りでは、ポーランドズロチ円のスワップポイントが安定して高いFXプライムbyGMOを使って、ズロチ円の買い、ユーロ円の売りを組み合わせるものでした。しかし、このように、ズロチ円とユーロ円に分けてトレードすると、EUR/PLNがいくらになったら売る、いくらになったら利確する、というような自動売買的な取引が原理的に不可能でした。
これをやるためには、EUR/PLNという通貨ペアそのものを扱っていないといけないのですが、この扱っているIG証券、サクソバンク証券とヒロセ通商の条件を比べると、以下の通りです。
スプレッド | スワップポイント | 取引単位 | |
IG証券 | 675円-1215円 (25-45pips) | 52.6 | 万 |
サクソバンク証券 | 平均720.9円 (平均26.7pips) | 36.4 | 千 |
ヒロセ通商 | 945円-1,161円( 35-43pips) | 0 | 千 |
※スプレッドの単位はpips、スワップの単位は円(2020年2月平均)
このように、取引単位はサクソバンク、スワップポイントはIG証券、スプレッドは状況次第だが平均で見るとサクソバンクが若干有利となっております。そして、色々と考えた結果、サクソバンク証券よりIG証券を使った方が有利だろうと考え、今まではサクソバンク証券を使っていたところ、IG証券に乗り換えることにしました。理由は、
ということがあります。
広めに利幅を取る場合、スプレッドの差は誤差になる
スプレッドが広いというと、取引コストが高いということであり、そのイメージは間違っていないのですが、厳密に言うと少し違うところがあります。
例えば、分かりやすいように100円のものがあって、スプレッドが0.1円とすると、買値100円 売値99.9円みたいな形になり、約定した瞬間に-0.1円分の含み損を抱えることになります。
ただし、その後指値注文で101円に決済注文を入れた場合、これは99.9円→101円へと、1.1円分上がらないといけないということで、ここで決済された場合、1円分の利益となります。
これがスプレッドが全く0の会社であれば、100円→101円と、1円上がればOKで、そこでもやはり1円分の利益となります。
つまり、この場合、0.1円のスプレッドは、取引コストというより、決済のされやすさの問題であって、最終的に決済が入りさえすれば、利益金額は結局同じになるということです。
このズロチユーロ半自動売買の場合、利幅は0.05と、かなり広めに設定している以上、そのちょっとしたスプレッドの差で約定、未約定の差が出る可能性は低いと考えられ、また、ズロチユーロ自体がスワップポイントも高く、最悪約定されなければポジションを持ってスワップを貰い続けてもそれはそれでOKということを考えると、重視すべきはスプレッドよりもむしろスワップポイントではないかと考えました。
サクソバンク証券のスプレッドは変動スプレッドで、平均ばかり見てもあまり意味がなさそう
サクソバンク証券のスプレッドは変動スプレッドで、値が大きく動いている時は広がりやすく、逆に相場が大人しい時、あるいは多くのトレーダーが取引している時間は比較的狭めになりやすいです。
そして、その平均値としてみると21.2pipsなのですが、正直実際に使っていて、それより広いことも、それより狭いことも多くあり、「平均値」で見ても仕方ないかなという印象がありました。
そして、上でも書いたようにスプレッドの差というのは、「決済されるかどうか」なので、その「決済されるタイミングの時に、スプレッドがどうなっているか」が重要で、正直それについては、「その時次第」としか言えず、この点もあまりスプレッドを重視しても仕方ないかなと思った理由でした。
平均スプレッドをコストと考えても、1か月以内でスワップで逆転できる
では、それでも仮にスプレッドを取引コストと考えて計算して、スワップとのバランスでどうなのかという点も考えました。
スプレッドについて、IG証券は25-45pips、サクソバンク証券が平均21.2pipsでした。これは日本円換算すると、675円-1,215円と、572.4円の違いで、102.6円-642.6円の違いということになります。
そして、スワップポイントの差額が18円なので、スプレッドが狭い所だと6日、広い時でも36日で逆転できて、1か月以上ポジションを持つ場合は、IG証券の方が有利と言えます。
「どれくらいポジションを持つのか?」ということについては、相場次第なので一概には言えませんが、私の場合、これまでスイングをしていて、大体2か月くらいで利確することが多く、また、この戦略は元々「中長期でスワップを貰う」という戦略であったことも考えると、やはりスワップポイント重視の方が良いかと思いました。
これから大きく踏みあげられて、いつポジションが利確されるかも分からない・・・・という不安な状態になったとしても、スワップポイントが高ければ、「まあ、ロスカットされない程度に踏みあげられても、スワップ貰っていればいいや」と思えるというのは、かなり精神的にもアドバンテージがあると思うので、私はスワップポイント重視でIG証券でやることにしました。
IG証券については、今なら先着300名限定で、最大6万円ものキャッシュバックという破格の口座開設キャンペーンも行われており、その内5,000円は口座開設して、30日以内に1回新規取引というように非常に簡単な達成条件で、さらにCFDで他社の口座を使っている人は、取引報告書送付で1万円と、非常に簡単に1.5万円を貰えるので、興味がある方は是非この機会にどうぞ。
口座開設は
IG証券

また、口座開設の申込をして、さらにキャンペーンにも申し込む必要があり、そのキャンペーンページは以下のリンクから飛んで、FXかFX以外か選んで申し込みを行ってください(FX以外の方が他社乗換で+1万円があるので、もしCFD等を他社でやっている方はそちらの方がおすすめです。キャンペーンにFX以外で申し込んでも、もちろんFX取引はできます)
IG証券 キャンペーンページ
IFD注文を使えば、ズロチユーロ(EUR/PLN)の半自動売買が可能
FXで自動売買というと、トラリピやループイフダンを思い出す人が多いと思いますが、あれらは何をしているかというと、要は「IFD注文を何度も繰り返す」ということです(ループイフダンは、名前からしてIFD注文(イフダン注文)を繰り返しているのが分かると思いますが)
IFD注文というのは、指値や逆指値注文に、さらに利確注文も設定できるというもので、例えば、「EUR/PLNが4.33になったら新規で売りを入れる、売りが入れば同時に決済注文として4.28での買戻しを入れる」というような注文が可能です。
【IFD注文図解】

画像出典:ZaiFX
そして、IG証券でもこのIFD注文は可能なので、これを使えば、半ば自動売買のような取引が可能になります。
自動売買との違いは、「普通のIFD注文だと、決済注文まで入ったら、IFD注文をもう一度入れなおさないといけない」という点で、トラリピやループイフダン等は決済後にもう一度新規のIFD注文の入れ直しまでやってくれるというものなのですが、残念ながらサクソバンク証券では、そこでの注文の入れ直しは自分でやらないといけません。
ただし、下で書くように、私の設定は、「1日2日では利確されないような利幅」でやるため、週に一回くらい利確されたかを確認して、利確されていたら空き時間に再度注文を入れなおす、というくらいで十分で、ちょっとした空き時間にスマホがあれば対応できるレベルの設定です(そして、バックテストもすると、このくらいの利幅が一番効率も良さそうです)
そのため、私の設定であれば、EUR/PLNのIFD注文ができれば「半自動売買」くらいの気持ちで臨んでも大丈夫だと思います。
ズロチユーロ(EUR/PLN)半自動売買戦略の設定
それでは、具体的に私の設定を書いていきます。私の設定は、以下のような設定です。
※注意!!前回は0.01でやってましたが、今回再稼働する際は0.02にします
以下、それぞれ詳細に説明します。
レンジはEUR/PLNの4.33~4.53までに売りで仕掛ける
EUR/PLNの売りレンジは以下のようにしております。
【EUR/PLN半自動売買戦略 売りレンジと利確ライン】

4.33という下値は、直近5年で上位20%くらいで、「まあ売っても大丈夫であろう」というレートであり、かつ、直近1年くらいで見ても「ここまで上がれば反落することも多い」というラインなので、ここを下値としました。
【直近1年超EUR/PLNチャート】

そのため、この下限の4.33の時点で、既にそれなりに安全性を重視したエントリーポイントと言えます。
上値としては、直近5年間の最高値である4.53までついて行くこととして、4.33~4.53を売りレンジとしました。
EUR/PLN半自動売買戦略の必要資金は230万円。ただし刻みを変えれば少額からも可能
直近10年間の最高値が4.6なので、少し余裕を見て4.65まで耐えることを考えて必要資金を計算すると、以下のように1万通貨単位であれば230万円という結果を得られました。

そのため、証拠金230万円で運用します。
ちなみに、少しアレンジ版として、
ということをした場合の必要証拠金は、以下のように、それぞれ45万円、200万円、430万円となります。
【資金を少なくする設定(本数を減らす)】

【4.6を上限とする場合】

【5を上限とする場合】

私としては、ちょうどイメージとして利回り20%くらいを目指していたので、230万円設定で行こうと思いますが、このように資金量やポジションの数を調整すれば、リスクとリターンをいじることができます。
【2/29追記】
今回は、0.02刻みでやることにします。
というのも、今はコロナウィルス問題で相場が非常に荒れており、また、実態経済への悪影響を考えると、今時点では株価も底が見えておらず、このまま混乱が収束せずに株式相場があと何段階か下げ続けた場合、状況次第でリーマンショックも含めての史上最高値である4.95を超えるリスクもなくはないと思うので、5.0まで耐えられるようにしたかったためです。
230万円の資金、4.53までついて行く設定で5.0まで耐えるには、0.02刻みであればちょうどいいという計算結果になったので、今回は少し安全性を重視して0.02刻みにすることにしました。
【0.02刻みの場合の安全性チェック】

EUR/PLNのバックテスト結果から、利幅は0.05に設定
こういう自動売買では「利幅をどうするか」というのがいつも悩みどころなので、エクセルでバックテストを行いました。
なお、日足はヒロセ通商からCSVデータで吐き出し(日足1,000本分)、スプレッドは中央値の0.0035、スワップポイントは10月実績平均の60.3円として、計算を行った結果が、以下の通りです。
【EUR/PLN利幅ごとのバックテスト結果】

このように、基本的に利幅が大きい方が利益が大きいが、実際に運用している期間の利回りで見ると、0.04をピークに下がって行くことが分かります。
これは、過去の相場では、かなり大きく下落した時期があったため、利幅をかなり大きくしても結果としては利確され、そのため利幅を大きくした方が有利な一方で、そういう大きく下落する時を待つためには、ポジションを長く拘束する必要があり、結果資金効率は悪くなる、ということです。
私の設定は、下値を4.33とこの時点でかなり高くしていることから分かるように、「ポジションを持たなくてもいい時は、できれば持たず資金を自由にしていたい」という思いがあり、利回りを重視する一方で、「実際に運用している期間の資金効率」という点も気にして設定したいと思いました。
さらに言うと、バックテストで利幅を大きくしたら良かったのは、「過去においては、結果的に大きく下がった時期があって、その時に大きく利確できた」ということが原因で、じゃあ今後もまたそこまで大きく下落するのか?と言われるとよく分からないということもあり、あまり利幅を大きくしすぎるのも良くないと考えました。
そのため、0.04か0.05のどちらにしようか考えたのですが、一番下値である4.33のポジションにとっては、利確ポイントが4.28か4.29かという違いで、直近1年くらいで見ると、4.28くらいまでは一旦潜ることが多く、それなら4.28の方が良いかなということで、0.05にしました。
【EUR/PLN4.28~4.33のレンジ】

以上から、利確幅は0.05にしました。この場合、利回りは21.3%、実際にポジションがある時の利回りが85.7%と優秀なので、今後どうなるか期待しながら見ております。
参考)もしEUR/PLNの自動売買を4.33以上の時にはじめるなら、最初のポジションをどうするか?
この記事を書いた時点では、EUR/PLNは4.38と、既に取引レンジの中に入っておりました(今はレンジより下ですが)
こういう時、最初のポジションの持ち方としては、
というのがありますが、個人的には前者の「今成り行きで持つ」方がよいと考えております。
というのも、逆指値注文でのエントリーというのは、本来短期売買等で、「このポイントを超えた時に順張りで乗っていく」というようなものであって、ある程度長いスパンでポジションを持つことを考える場合、使ったところでただ不利なレートで約定されるだけで、だったら今ポジション持った方が、有利なレートでポジションを持つことができるので、こっちの方がいいと思っております。
また、EUR/PLNは上で書いたように1単位売りを持つだけで30円とそれなりにスワップポイントもあるので、その点からも、わざわざより都合の悪いレートになるまでポジションを持たない、という理由はあまりない気がしております。
ただ、一気に大きくポジションを持つのが嫌だというのであれば、本来持つ本数が6本だとして、今回は3本だけにしておくとか、そのように対応すると良いかと思います。
また、利確ポイントについては、これは
という2つの考え方がありますが、これについては、正直どちらの考え方もありかと思っていて、前者は4.33で全部利確したので、次4.34になった時からまたポジションを持てて、回転が早まるメリットがあり、後者は大きく下落した時に利幅をしっかりとることができるというメリットがあり、どちらでも良いと思っております。
ただ、私であれば、EUR/PLNは動くときにはとことん行くことも多く、そうである以上ある程度落ちた時に大きく利幅を取れた方がいいかなと思うので、後者のように「1本1本そのレートで持っていたと仮定して少しずつ利確していく」というやり方を取ります。
参考)全て利確された後の「スリープモード」設定をどうするか?
EUR/PLNが4.28を割ったことで、全てのポジションが利確され、この半自動売買設定は「待ち」の状態になりました。
EUR/PLNという通貨ペアは、動くときはいきなり動いてすぐ戻すこともあるので、「ポジションがないから、全額出金して、注文もなくす」というのはもったいない一方で、とはいえポジションがない中で、241万円も入れておくのも、それはそれでもったいないので、「軽量化できないか」ということを考えました。
ズロチユーロ半自動売買、今ポジション全て利確されて何もない状態ですが、EUR/PLNのチャート見る感じだと、いつ4.33まで戻ってくるか、かなり不透明ですね・・・・
— Yuki 為替研究所管理人 (@kawaselab) October 18, 2019
さすがに全く動かない所に241万円置いておくのも微妙なので、週末に必要資金を軽量化する方法考えて、一部出金しようと思います pic.twitter.com/32ubQFtAbz
そこで、考えている内に一案が浮かんだので、以下のような設定にしようと思います。
こうすることによって、
ということが可能で、個人的にはこのくらいがちょうどいいかなと思っております。
まず、5まで耐えられるというのは、以下のようにエクセルで計算した結果、この設定での必要額が1000通貨あたりで12.8万円、つまり1万通貨なら128万円となったので、すこし余裕を見て130万円残すことにしました。

この残った注文だけ見ると、以下のようになっております。

「少し余裕を見すぎでは?」と思われるかもしれませんが、半自動売買のように「利益を生んでいる中」でリスクをとって、それで負けるならいいですが、「待機状態」で知らぬ間にロスカットというのはさすがにつらすぎるので(笑)、少し余裕を見てこういう設定にしました。
もちろん、0.05pips刻みにするとか、取引単位を減らすと言ったことでも対応は可能なのですが、取引単位を減らすと、動いて「じゃあもう一回稼働しよう」となった時に、中途半端に少ない単位があっても分かりづらく、また0.05刻みにすると、4.33の次が4.38、その次が4.43で、「それはさすがに粒度が荒いなあ」と自分としては感じたので、取引単位は変えず、0.03刻み、ただし、ロスカットレートは史上最高値超えまで耐えるというような設定にしました。
こうしたことから、私はこのような設定にしましたが、もちろん自分なりにリスクやリターンを考えて、別の設定にして頂いても全然OKで、そこは色々な考え方がある部分なのかなと思います。
参考)もし今からEUR/PLN半自動売買を始めるならどうするか?
2020年5月30現在、EUR/PLNは4.45となっており、スタートするところより高めになっております。
逆に言えば、今から始めるとかなりチャンスでもあるということなので、まだやっていなかった人から「これから始めるとどうですか?」という質問を多く貰うようになりました。
そこでお答えすると、結論から言えば、私の設定の下で持つべきポジションを今のレートで一気に持つ(今だと4.33、4.35、4.37・・・・4.45までの7単位)か、または上で書いた設定に全て+0.07してもらえればいいのではないかと思っております。
前者の今一気に持つやりかたは、上の方(参考)もしEUR/PLNの自動売買を4.33以上の時にはじめるなら、最初のポジションをどうするか?)で解説したので後者について解説すると、つまり仕掛けるレンジは4.4~4.6にして、上限レンジは5.1になります。
もちろん、ここからコロナショックで二番底が来て、EUR/PLNもまたさらに上昇する可能性もありますが、ただ今がかなりの高値圏に来ていて、上値が重くなっていることは間違いなく、少なくとも早めにスタートした人よりはかなりのアドバンテージを持てることは間違いないかと思います。
なので、今から始めたい場合は、上の私の設定を+0.07して、「4.4~4.6」で読み替えてもらえれば良いのではないかと思います(もちろん投資は自己責任でお願いします)
半自動売買をやるならサクソバンク証券かIG証券のどっちがいい?バックテスト結果で検証
上でも書いたように、
という関係にありますが、私の設定でバックテストを行うと、以下のようになりました。

このように、確定利益はスプレッドの分サクソバンク証券が有利、スワップポイントはIG証券が有利で、トータルで見ると僅差ながらIG証券の方が上回っていることが分かります。また、上でも書いたように、現実的にはスプレッドは利確金額のマイナスではないということを考えると、スプレッドの差分によるIG証券の不利さはそこまで問題にならないと考えました(このバックテストでは、簡易的に計算するため、スプレッド分を確定利益から引く計算式でやっております)
ちなみに、もう少し長く持つ設定である、利確0.06や、0.07でもIG証券が有利で、その有利さも広がる結果となっており、やはりスワップの差が大きいと考えられます。
【0.06幅のバックテスト結果】

【0.07幅のバックテスト結果】

このように、
ということから、ポジションをIG証券に移すことにしました。
ズロチユーロ(EUR/PLN)半自動売買戦略のやり方をIG証券の画面付きで解説
EUR/PLNの注文だと、スマホからさくっとやることの方が多いと思うので、IG証券のスマホアプリでやり方を解説します。なお、上で書いたように、今から始める場合は+0.2くらいで読み替えてもらって、4.53~4.73とかで設定してもらえればと思います。
まず、銘柄検索のところに「eurpln」と入れて検索してください。すると、以下のようになるので、EUR/PLNのところをタップしてください。

すると、以下のような画面が出るので、売値の方をタップしてください。

そうすると、注文入力画面が出てくるので、
を入れてください。

最後に、これが少し特殊なのですが、IG証券の指値は、「指値レート」ではなく、「利確幅」で入れるのが特徴です。
この会社は、pips損益での利幅となり、1pips=0.0001なので、4.33エントリー、4.28利確だと、0.05なので、500pipsとなり、指値に500と入れます。
これが例えば、4.34エントリー、4.28利確なら600、4.32エントリー、4.25利確なら700、みたいに、エントリーから利確までの幅を入れてもらえればOKです。
なお、指値幅のすぐ下のところに、指値のレートが出てくれるので、そこを見ながら入れてもらえればいいかと思います。
ちなみに、現在スリープモード設定を入れているのですが、それを入れると、このような注文状態になります。
【スマホ版】

【PC版(利確設定も一覧で見れる)】

以上がIG証券でのズロチユーロサヤ取り(EUR/PLN売り)のやり方でした。私も、今はズロチユーロサヤ取りのポジションをほぼ利確しているので、この指値注文を入れて、約定されるのを待とうと思います。
ズロチユーロ(EUR/PLN)半自動売買戦略の実績をブログで公開
私の現在までの利益と保有状況について書きます。まとめると、以下のようになっております。
決済利益 | -299,916 |
スワップポイント | 655,108 |
合計確定利益 | 355,192 |
含み損益 | 0 |
含み損益込利益 | 355,192 |
年確定利益想定 | 114,325 |
年利回り換算 (含み損益考慮せず) | 5.2% |
実際稼働期間 | 1004日 |
利回り換算 (運用期間のみ) | 5.6% |
今週は8,167円の利益でした。半自動売買と言いながら、最近は完全にレンジアウトしてスワップ戦略になっていた&今スワップ戦略と考えた場合には利確時だと判断したので、この戦略は一旦終了としました。
4.33から売りスタート、4.53ストップだったのに、4.735で止めて最終的に+35.5万円なので、いかにスワップ水準が凄まじかったかがよく分かりますw
なお、確定損益がマイナスになっているのは、ロシア・ウクライナ情勢を見て「かなりの確度でまた下がるとは思うけど、ユーロ買い介入とか核使用とかがあったら一瞬とんでもないレートが出てそこで追証食らったら嫌だな」と考えて、一旦切ってノックアウトオプションで持ち直したのが原因です。
ちょっと今思いついたこととして、ユーロズロチ、最悪の事態に備えて一回全切り&同じタイミングでノックアウトオプションに同じ枚数移行というのありかも
— Yuki @FX10年戦士、ブロガー(為替研究所管理人) (@kawaselab) March 6, 2022
やりました。200万円以上確定損出ましたが、元々17枚持ってたのに今のレートだとさらに5枚足して22枚にしました
— Yuki @FX10年戦士、ブロガー(為替研究所管理人) (@kawaselab) March 7, 2022
ノックアウトは52500(5.25)で5.2くらいに一応逆指値入れてます https://t.co/BbfmxNLqlP
こんな感じでポジションの持ち直しで確定損失が出ておりますが、最終的にスワップも含めると余裕でトータルプラスで終えることができました。
EUR/PLNは以下のような値動きをしており、4.7前後の今がちょうどいいやめ時かなと思って、また急上昇した時に改めて裁量で持ち直したいと思っています。
【EUR/PLN 日足チャート】

【EUR/PLN 週足チャート】

EUR/PLNについては、半自動売買はレンジアウトしていることが増えてきて、最近は裁量での売りをメインにしていたのですが4.6の辺りからまた売りで勝負を始めていたところ、そちらの方はこのノックアウトオプションでの持ち直しを除けば合計82万円ほど利益が出ています。










裁量戦略については、👇の記事で書いていますが、しばらくはこっちをメインでやろうと思います。
ユーロ/ズロチの2022年最新見通しとトレード戦略 | ウクライナ問題の影響も解説
今回は値動きに分かりやすい癖がある&スワップ収益率も14%近く貰えることで人気が高まっているユーロ/ズロチについて、最新情報に基づいて投資戦略や今後の見通しを解説したいと思います。この通貨ペア、値動きにかなり分かりやすい癖があるので、2021年は基本的に為替差益狙いで投資しており、トレード回数は少ないものの、着実に勝ちを拾っていって、2021年はトータル28万円+2022年に24万円の利益を出しています!また最近だと...
このようにロシアのウクライナ侵攻で、ウクライナと隣接しているポーランドズロチは大幅に下がっておりますが、ただ個人的には「さすがにここまで来たらユーロ/ズロチ売りで勝負して分があるのでは」と思っており、裁量でもところどころ手を出すようにしており、ポジション持ち直しのロスカットを除けば早速32万円ほど利益がでました。
なので今これからやる場合は、上でも書いたように裁量戦略でやるのがおすすめで、今は正直半自動売買とかではない気がしますが、あえて半自動売買でやるのであれば「4.7~5.0あたりに0.1刻みに入れて、0.1下がれば利確」くらいのバクッとしたルールでやるのが良いかなと思っていて、少なくとも私が今やってるような設定ではないかなと思いますw
以上がこの戦略の解説と、これまでの実績でした。
この戦略は、
というように、余程ロスカットに近づかない限りはどんな動きをしてもありがたいというコンセプト通りに2年近く動いてくれて、実際にコロナショックの時はかなり期待通りに動いてくれたものでした。
ユーロ/ズロチをやるには、IG証券のFX口座がおすすめなので、この戦略に興味があって、もしまだ口座を持っていない人がいれば、この機会にどうぞ(もちろん口座開設手数料などは一切無料です)
IG証券については、今なら先着600名限定で、最大6万円ものキャッシュバックという破格の口座開設キャンペーンも行われており、その内5,000円は口座開設して、30日以内に1回新規取引というように非常に簡単な達成条件で、さらにCFDで他社の口座を使っている人は、取引報告書送付で1万円と、非常に簡単に1.5万円を貰えるので、興味がある方は是非この機会にどうぞ。
口座開設は
IG証券

また、口座開設の申込をして、さらにキャンペーンにも申し込む必要があり、そのキャンペーンページは以下のリンクから飛んで、FXかFX以外か選んで申し込みを行ってください(FX以外の方が他社乗換で+1万円があるので、もしCFD等を他社でやっている方はそちらの方がおすすめです。キャンペーンにFX以外で申し込んでも、もちろんFX取引はできます)
IG証券 キャンペーンページ