2022年12月18日 17:11
※:本記事にはプロモーションを含みます。

2022年はロシアのウクライナ侵攻や世界各国で金融引き締めの流れになるなど色々な動きがありましたが、早いもので今はもう12月で、あと2週間後には2023年となりました。
昔から12月は「師走相場」や「年末相場」と呼ばれて特別視されてきたわけですが、今回は、そもそも師走相場とはどういうものなのか、そして今後どのように取引をすればいいのかといったあたりについて、為替や株価、金、原油等の月別アノマリーも踏まえて解説したいと思います。
結論から言うと、アノマリーと現在の状況を考えると、以下の投資戦略が良いと考えています。
というのが良いのではないかと個人的には思っています。
その根拠も含めて、以下の順番で書いていきます。
ユーロズロチやノックアウトオプション等、様々な銘柄が取引できる!
師走相場とはどういうものか?12月の為替・株価の値動きの特徴
まず、師走相場とは何なのかということなのですが、一般的に12月の相場は、「基本動きにくいが、動く時はいきなり動いて分かりづらい」と言われております。
これは欧米はクリスマス休暇に向けて徐々に市場参加者が減っていき、取引量が減っていくのが原因で、取引量が少ないということは、
というように、上でも書いたような「基本動きにくいわりに、動き出すと一気に動く」ということになります。
このように流動性の低さから変な値動きになりやすいのですが、為替相場でも、いきなりリスクオン・リスクオフの流れが変わったり、「動かないなあと思ったら、いきなり大きく動いて、すぐ戻した」といった理不尽な動きをすることが多い印象があります。
ちなみに、個人的には今の相場環境は2018年の年末と雰囲気が近いなと思っていて、あの時も米中間選挙後で、FRBはタカ派、12月に何度か株価急落等もある点に共通性があります。
2018年だと、クリスマスあたりで大きな下落があり、また2019年始にはあの「フラッシュ・クラッシュ」も起こったように、あの時はまさに「相場の流動性が低いとこうなる」というのがよく分かる感じだったなあと思っています。
ただ、印象論だけだとあれなので、次に主要な資産の月別の上下動や、値幅等を検証したいと思います。
為替・株価・金・原油等の月別アノマリー
では、次に為替・株価・金・原油等について、月別の値動きを見ていきたいと思います。なお、データはinvesting.comで月別で資産価格を取り、基本的に1999年9月から(確か何かの資産がそこまでしか取れず、そこを調査の起点にしたので)、ただしダウだけは何故か2002年5月からしかなかったので、そこを起点に取っています。
ATR、平均終値-始値、標準偏差と、上下回数をまとめた一覧が以下の通りです。なお、青く塗っているのが上昇傾向、ピンクに塗っているのが下落傾向です。
為替の月別アノマリー
【ドル円】

【ユーロ円】

【ポンド円】

【豪ドル円】

【NZドル円】

これを見ると、実はスイングレベルで考えると、為替相場のアノマリーとして12月に明確な方向性があるのは「ユーロ、ポンド、豪ドル、NZドルがやたらと強い」という点と、翌月の1月に「上下回数だけ見ると上がることも下がることもあるが、平均的には下がっている(円が強い)」という特徴があることが分かります。
ちなみに、個人的にメインでやっている豪ドル/NZドルとユーロ/ズロチについても統計を取ると、以下のような感じでした。
【豪ドル/NZドル】

【ユーロ/ズロチ】

これらの通貨については、11月、12月はかなり下がりやすい傾向があることが分かります。
実を言うとユーロ/ズロチについて下落が多いというのは個人的には意外で、というのも私は2018年からこの通貨ペアをやっているのですが、12月は流動性の低さから「急上昇してポジションを持てる」ということが割と多く、チャンスのある月だと思っていたからです。
ただ冷静に考えると「12月に持ったポジションは、12月中とか翌年の早い段階で利確まで至っている」ということもあり、確かにトータルで見ると下がりやすい傾向にあるのかと納得しました。
豪ドル/NZドルについては、この時期に下がりやすいというのは体感とも完全に一致していて、今でこそ売りポジションばかり持って下がれ下がれと思っていますが、例年は買いポジションを持って「なんか含み損膨らむし、マイナススワップも痛いなあ」と年末年始に思っていることがほとんどだった気がします(2022年だけは例外)
そのため、為替については、12月相場では
といったトレード戦略が考えられ、個人的にはいつも通り豪ドル/NZドルの売りと、ユーロズロチのチャンスの狙い撃ちを待っていようと思っています。
株価指数の月別アノマリー
次に、株価指数の月別傾向を見ていきたいと思います。
【日経平均】

【NYダウ】

このように、
という傾向が分かります。
今の相場環境はスタグフレーションがかなり現実的になってきており、ただその中で中銀としてはまずインフレ対策で利上げや引き締めをしており、全体的にいつ相場が急落してもおかしくない環境にあるので、積極的に手を出すというよりは、急落を待ちつつ、ただ積立投資くらいは粛々と継続、というのが良いかなと思っています。
原油、金の月別アノマリー
実は、この「月別アノマリー」が一番働きやすそうだったのが、最後に紹介する商品系です。
【金】

【原油】

このように、金や原油は年明けからしばらくは上昇が続く傾向にあり、この辺りは短期トレードであれば、買い方向で持つのがアノマリー的には有利そうです。
師走相場アノマリーも含めて考えた2022年末から2023年始の戦略
以上が月別のアノマリーですが、それと今の状況を合わせて考えると、上でも書いたように個人的には
といった戦略を考えております。
また、原油については年明けからしばらくは上昇しやすいアノマリーが明確に出ており、その点も注目しています。
原油については、ロシアからの供給がどうなるのか、利上げの影響がどうなるか、実需がどうか(冬の寒さや景気動向による)といった様々な要因にもよってくるものの、全体として上がりやすい傾向があるという特徴を頭に入れた上でトレードするとなかなか面白いかもしれません。
このように、色々な資産を見ていれば投資チャンスは非常に多く、特に今は資源価格、ロシア・ウクライナ情勢、各国の金融政策の変化、スタグフレーション懸念・・・・等々、値動きする材料もいくらでもあるので、是非色々と考えながらやってもらえればと思います。
なお、このように色々な資産に投資するチャンスを待つためには、IG証券は絶対に持っておいた方が良いと思っていて、私も実際にIG証券はかなり使っています。
IG証券は
という会社です。
IG証券のCFDだと、ダウ等の株価指数や金・原油と言った商品、さらには個別株式銘柄についても、売りから入ったり、ノックアウトオプションでベア(下落)をトレードすることで「下がる」という場合にも投資ができます(個別株式銘柄はノックアウトオプションの対象外)。
また年末年始特有の流動性の低さや、今のように「いきなり状況が変わって逆行することもありうる」という時は、損切が非常に重要ですが、その点だとはじめに指定したノックアウト価格で必ず損切されるというノックアウトオプションが輝きます。
ノックアウトオプションというのは、
と、守りを固めた上で大きなロットを運用できる商品で、海外業者と違って出金リスクもなく税率も申告分離課税の20.315%という特徴があり、こういう「何かが起こるかもしれないが、基本的にはこの方針でトレードする」みたいな状況では最適です。
ノックアウトオプションだと、年末年始でレートがぶっ飛んでも、窓開けが起きても、またスイスショックのようなとんでもない事態や、為替介入等があっても、最初に設定したノックアウト価格では必ず損切されるので、相場急変リスクを抑えてトレードができます。
今のようにいきなり変なことが起こるリスクがある環境で大きめのロットで短期トレードをするなら、リスクをどう抑えるかというのが重要なポイントになりますが、その点でノックアウトオプションを使えば、命綱付きでトレードができるので非常に重宝します。
また私が2022年のメイン通貨として運用していたユーロズロチについても取扱いがあり、この通貨ペアについて条件が安定して良く、私もここ数年ずっとここを使ってます。
このユーロズロチ、過去には年末に急上昇&いきなり急下降して年越しそばを食べてる間に利益が出ていたこともあり、今年もチャンスが来ないかなと思って待っていますw
ズロチユーロ、なんか年越し蕎麦食べてる間に指値で入れてたのが約定されてて、ポジション持ったことにすら気づかないうちに利確されてた pic.twitter.com/kJ75EbvmVm
— Yuki @FX10年戦士、ブロガー(為替研究所管理人) (@kawaselab) December 31, 2020
こうした点からIG証券は今のような環境では是非持っておきたい口座と言えるので、まだ持ってない方は是非この機会にどうぞ!
なおこのIG証券については、期間限定・先着600名限定で最大5万円キャッシュバックを貰えるキャンペーンをやっており、まだ口座を持ってない人にとっては大チャンスです。
この先着限定キャンペーン、以前は先着150名だったのが、あまりに人気だからなのか300名→600名と徐々に枠が増えて、さらに最大5万円のうち
というように、かなり簡単な条件でも5,000円までは貰えるので、是非この機会にお早めにどうぞ!
口座開設は
IG証券

からできます。