2020年05月03日 16:36

トルコリラは、政策金利8.75%の超高金利通貨で、値動きも非常に激しい通貨です。
こういう通貨について、レンジを広くとって自動売買を行えば、
ということで、ある程度リスクを抑えながら儲けられるのではないか?という仮説を立て、トルコリラのループイフダン運用を開始しました。
また、このループイフダン設定は、実際にやってみると、利回り20%前後で、4円下がった時も含み損込でプラスを維持してるというなかなか優れた戦略だったので、6月からポジションを追加し、B50とB25の両方を運用しております。
トルコリラのループイフダン、B50とB25を追加しました!
— Yuki 為替研究所管理人 (@kawaselab) 2019年6月5日
✔️元本25万円
✔️9.2円までの下落を想定
✔️B25は1,000単位、B50は2,000単位
という設定です(B50は半分の12万円が想定1単位で、元本そろえるために2単位にしました)
今後どっちが運用成績が良いかの比較記事も書いていく予定です。 pic.twitter.com/uQbfpcJDhX
そこで、私の設定を解説し、その上で今運用実績がどうなっているのかを報告していきます(運用実績は毎週更新)
今時点の実績は、
となっております。
B50(元祖) | B25(6月追加) | B50(6月追加) | |
売買利益 | 12,095 | 9,750 | 8,104 |
スワップ利益 | 18,780 | 6,443 | 7,787 |
利益合計 | 30,875 | 16,193 | 15,891 |
年換算 | 21,840 | 17,856 | 17,523 |
利回り(年) | 16.8% | 7.1% | 7.% |
(参考)含み損 | -39,562 | -39,400 | -37,220 |
(参考)含み損込利益 | -8,687 | -23,207 | -21,329 |
16円だと2018年開始の方はギリギリプラスだったのですが、やはり15円台まで落ちると含み損込でも赤字になるようです(笑
ただ、元々「急落しても大丈夫な設定」と言っていましたが、今回のコロナショックでもまだ全然余裕なレベルであり、その上利回りもそれなりに出せているので、なかなか良い設定を組めたのではないかと思ってます(不調の昨年6月開始のB25とB50も、今後落ちたり上がったりを繰り返す中で利回りは伸びると思います)
このトルコリラのループイフダンは、アイネット証券で口座開設をすれば誰でもできます。口座開設や口座維持手数料は無料なので、興味があればお気軽にどうぞ!
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以下の順番で書いていきます。
なお、今の実績以外は設定の運用開始した時のレートに基づくものですので、その点はご了承ください。
そもそもループイフダンって何?概要を解説
ループイフダンというのは、はじめに通貨ペアと売買の方向と通貨量、値幅、最大本数を設定したら後は全部自動で売買してくれるという自動売買で、取引のイメージとしては以下のような感じです。

このように、「下がったら買う、上がったら売る」といった取引を、非常に簡単な設定で全自動で行ってくれるものです。
また、ループイフダンは設定が簡単であることに加えて、手数料が無料で、スプレッドも自動売買にしてはかなり狭く、スワップポイントも高いことから、初心者からも人気の高いものです。
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ループイフダンのトルコリラを運用しようと考えた理由
ループイフダンでトルコリラを運用しようと考えた理由は大きく4つで、
※運用開始時点のレートです
ということがあります。それぞれ説明します。
トルコリラの自動売買の中で、ループイフダンが一番スペックが良い
まず、トルコリラを自動売買する場合、いくつかできるものがありますが、その中でスプレッド、スワップ、取引単位で考えると、ループイフダンのスペックはトップクラスです。
他の自動売買と比較してみましょう。
自動売買 | スプレッド (銭) | 手数料 | 合計コスト (1万通貨) | スワップ (1万通貨) | 取引単位 |
ループイフダン | 7 | 0 | 700 | 115 | 千 |
トラリピ | 8 | 0 | 800 | 47 | 千 |
iサイクル注文 (くりっく365) | 3.98 | 400 | 798 | 116 | 1万 |
iサイクル注文 (店頭) | × | × | × | × | × |
トライオートFX※ | 9.5 | 0 | 950 | 90 | 千 |
トラッキングトレード | × | × | × | × | × |
※トライオートFXは、1,000通貨単位の手数料で計算。
このように、トルコリラで見ると、手数料(スプレッド含む)、取引単位どれをとってもループイフダンがトップで、スワップポイントについてもくりっく365と1円差で2位とはいえ、ほぼトップと言えるスペックとなっております。
このように、トルコリラを自動売買したい場合、スペックで考えると、まずループイフダンが第一の選択肢として考えられます。
ループイフダンのトルコリラのスワップポイントはFX業者でトップクラス(利回り20%程度)
上で書いたスワップポイントについていうと、ループイフダンは自動売買の中でトップクラスというだけではなく、FX業者全体で見てもトップクラスです。
会社名 | スワップ |
サクソバンク証券 | 125 |
外為オンライン(くりっく365) | 116 |
ヒロセ通商 | 116 |
アイネット証券 | 115 |
みんなのFX | 115 |
SBIFXトレード | 107 |
セントラル短資FX | 95 |
GMOクリック証券【FXネオ】 | 94 |
FXプライムbyGMO | 85 |
FXトレード・フィナンシャル | 82 |
フィリップ証券 | 60 |
(※運用開始時点のレートです。今もFX会社の中でトップクラスであることは変わりありませんが、政策金利の利下げに伴いスワップポイントは下がっております。)
このように、ループイフダンのトルコリラスワップは、業界全体の中で見てもトップレベルの水準にあります。1日115円のスワップということは、年間41,975円スワップが貰えるということで、今トルコリラが約21円であることを考えると、スワップ利回りは約20%となります。
トルコリラはFXで取引できる通貨の中では金利が一番高く、政策金利はなんと24%というレベルの通貨なので、こうした高金利通貨としてのメリットを享受できる高いスワップポイントがあるというのがFX業者選びで非常に重要な要素となりますが、アイネット証券のループイフダンであれば、スワップポイントはトップクラスなので、自動売買としてそこまで動かなかったとしても、高金利通貨のスワップポジションと思えば問題ないと考えられるというのも、ループイフダンを選んだ理由として大きなものとなっております。
ループイフダンでは、12万円程度の資金でトルコリラ11.6円まで耐えるリスクを抑えた設定が可能
ループイフダンでは1000通貨単位の取引が可能で、一番値動き幅が狭いものでも50銭下がったら買い、50銭戻せば売りというものなので、50銭刻みで20本のループイフダンを運用(今後11.6円まで落ちても大丈夫)したとしても、必要証拠金は12万円ですみます。

トルコリラの史上最安値は、いわゆる「トルコショック」が起こった時の15円台前半で、この時は、
という、まさに「泣きっ面に蜂」の状態で市場も完全にパニックを起こしていた時につけたレートなので、さすがにそこを超えてさらに11円まで落ちるというのは、しばらくはないだろうと考えております。
このように、かなり保守的に見て、リスクを抑えた設定でも少額から投資できるので、ではまずやってみようということで、検証をしてみることにしました。
トルコリラであれば、ループイフダンのB50でもある程度約定されると考えた
ループイフダンでは、高金利の新興国通貨(トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソ)は50銭刻みでしか取引できず、自動売買としては値幅が広く、約定されにくいのではないかとよく言われております(※ 現在は25銭刻みも取引できるようになっております)
これについて、確かにメキシコペソ(当時5.7円程度)や南アフリカランド(当時8円程度)については、50銭というのは1年で何回動くかなあというレベルである一方で、トルコリラ(現在21円程度)であれば、ある程度約定されるのではないかと考えました。
実際に、過去の値動きを見ても、1日に高値と安値の差額は平均すると0.5円程度は動いており、終値と始値の差額(絶対値)の平均でも0.25円程度は動いていることから、50銭(=0.5円)であれば、月に数回くらいは約定するのではないかと考えました。
【トルコリラ年度別1日の値動きの平均】
年度 | 終値-始値 (絶対値) | 高値-安値 |
2018年 | 0.26 | 0.5 |
2017年 | 0.19 | 0.38 |
2016年 | 0.27 | 0.58 |
2015年 | 0.24 | 0.51 |
2014年 | 0.24 | 0.53 |
2013年 | 0.31 | 0.66 |
実際運用してみると、相場としては緩やかな上昇でほぼ動きがない中でも、週1回は利確されており、今後相場が動けば何回も動くようになるのではないかと考えております。
以上のように、
と考えて、まず試しに運用を開始してみることにしました。
管理人のループイフダンのトルコリラの設定を公開
以上のようにループイフダンをはじめることにしたのですが、次に私の設定を説明します。
2018年11月運用開始のトルコリラループイフダンB50の設定
私の設定は、
というものです(ループイフダンを止めたり再開したりするのは手動でやります)
まずB50を選んだのは、トルコリラの高金利通貨としての買いスワップを活かしたいので、B(Buyの意味)で、その中で一番値幅が狭いのが50銭単位だったので、B50としました。
損切は、下がった時はスワップを貰いながら耐えるというのが高金利通貨の基本で、もし本当に損切が必要になったら手動で損切をすればいいと考え、今回はなしにしております。
この設定を入れるとこういう感じになります。

22円で稼働を止める、21円で再開というのは、トルコリラについては、基本的に年内に22円ちょっとまで上げてもおかしくはないと思っているものの、それ以上はインフレや対外債務の問題もあって上がりにくいと予想しているので、レンジが上がっても嫌なので、その場合は一度自動売買の稼働を止めたいというのが理由です。
なお、この設定については、画像付きでやり方を解説しているので、もし分からなければ下のページをご覧ください。
ループイフダンのトルコリラのやり方(設定方法)を画像付きで分かりやすく解説
2019年6月運用開始のB25とB50の設定
上で書いたトルコリラのループイフダンの調子が良く、また5月末に25銭間隔という新しい戦略(B25)が追加されたので、6月に入ってからB25とB50の両方を追加して、比較検証しております。
この2つの戦略は、どちらも9円台まで耐えられる設計で、設定としては以下にしております。
B25 | B50 | |
元本 | 25万円 | 25万円 |
本数 | 39 | 20 |
取引単位 | 1000 | 2000 |
損切 | なし | なし |
同じ元本で投資した方がどちらが利益が出るか分かりやすいので、B50だとB25の2倍のポジションを持つように、2000通貨単位で取引するようにしました。
以上が私の設定と、その理由です。では、これが実際に運用してみてどうだったのか、次に説明します。
トルコリラのループイフダンB50の運用実績
では、まず2018年から運用している方のこれまでの実績を書きます。今週までのトルコリラループイフダンによる不労所得は確定利益12,095円、保有ポジションの未決済スワップ18,780円で、合計30,875円でした。ちなみに、含み損が-39,562円なので、含み損を入れてると-8,687円の赤字です。
確定利回りとしては、元本が13万円で、運用日数が515日間なので、利回り約16.8%と、なかなか悪くない結果かなと思っております。
また、トルコリラは開始時から見ると下落基調にあり、さらに先週はコロナショックでの急落もあり、開始した時から見ると5円くらい落ちて、今はほぼ史上最安値のゾーンにいるのですが、それでも若干のマイナスで済んでいるというのが、この自動売買の良いところだなと思っております。
【トルコリラ円 日足チャート】

基本的にしばらくトルコリラは下落基調だと思っており、まだマイナスを深掘る時期も来るかなと思っておりますが(笑)、ただ、トルコリラが長期的には下落トレンドといっても、上がる時もあって、そこで下がって上がれば利益が出るのと、最後11円台まで落ちなければロスカットはないので、そこはむしろ「下がった時にどうなるか」というのを期待して見ております。
利回りとしては、これまでもここ数か月の全く約定されない時期には20%を下回りましたが、そこを除けば大体毎週利回り20%くらいで安定して推移しており、このくらいなのかな、と思っております。
トルコリラループイフダン、B50とB25はどっちが儲かるのか?比較検証
2019年6月からはじめたB50とB20については、現時点までの実績は、以下のようになっております。
B25(6月追加) | B50(6月追加) | |
売買利益 | 9,750 | 8,104 |
スワップ利益 | 6,443 | 7,787 |
利益合計 | 16,193 | 15,891 |
年換算 | 17,856 | 17,523 |
利回り(年) | 7.1% | 7.% |
(参考)含み損 | -39,400 | -37,220 |
(参考)含み損込利益 | -23,207 | -21,329 |
このように、今のところほぼ互角ですが、2019年6月以降は、最近の「コロナ相場」を除けば異常に値動きが小さい特殊な環境なので、今時点では「どちらの方が良い」とは言いづらいかなと思っております。
上でも書いたようにB50は本来20%超の利回りを出せる戦略であり、今は全く調子が出ていないだけと考えられるので、その点でも今時点でどちらがいいかは言えないかなと思っております。
B50の実績が2018年からやっているものと近づいてきたり、またはB25が利回り30%を超えたりしたら、比較してある程度の結論は出せるのかなと思いますが、現時点ではまだどちらが良いかは分からないので、引き続き運用して検証したいと思います。
以上が私のトルコリラループイフダンの設定と実績でした。
このようにかなりリスクを抑えた上で、
ということが可能で、また、史上最安値を大幅に下回る11円台まで耐える設定が10万円ちょっとでできるという点で、なかなか良い設定だと個人的には思っております。
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ループイフダンのトルコリラのやり方(設定方法)を画像付きで分かりやすく解説
最後にこの設定について、やり方を画像付きで解説します(2018年11月にはじめたB50の設定画面です。トルコリラのレートは変わっているものの、ループイフダンの設定画面は変わっていないので、B25でやる場合もこちらを参考にして頂ければと思います)
まず、アイネット証券にログインすると、こういう画面が出るので、ループイフダン注文をクリックしてください。

すると、どの通貨をどのように取引するか出てくるので、以下のように設定してください。

次へを選ぶと最大ポジション数を指定する画面が出るので、ここで設定します。

ここまで選べば、最後に自分の設定が間違っていないかということと、必要目安資金を確認して、開始をクリックしてください。

これで後は全自動で取引してくれます。
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