12月FOMCの利上げ可能性と、ドル円、米国株価への影響の最新予想

2018年12月19日 12:10

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(写真出典:Central Banking Website(英語)





本日12/19の28時(12/20の早朝4時)に、FOMC政策金利発表と、パウエルFRB議長の発言があります。これは、年内最後のFOMCであり、また、最近ではFRBの中でもハト派発言が増えたことや、NYダウやナスダック等の株価指数も軟調であることから、非常に注目を集めております。





そこで、今回は、



  • このFOMCで利上げが行われる確率はどのくらいか?

  • どういう点に注目したらいいのか?

  • ドル円や米国株価にどのような影響を与えるのか?



  • といった点について、解説していきたいと思います。











    12月FOMCで利上げの可能性はどのくらい?






    まず、今月のFOMCで利上げが行われる可能性から説明します。




    結論から言うと、現在はかなり高い確率で利上げが行われると予想されております。





    CMEグループが、金利先物の動向から、次の会合で利上げが行われる可能性はどのくらいか?ということを確率で出しているFedeWatchというものがあるのですが、それによると、執筆時現在、利上げ確率は72.3%となっております。





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    出典:FedWatch





    一般的に、70%を超えると利上げの可能性が高いと考えて問題ないものなので、普通にいけば利上げだろうと考えております。





    今週はトランプ大統領が何度も「利上げはありえない」というような内容のツイートをしておりますが、ここで利上げをやめた場合、逆に中銀の独立性について問題視される可能性も高いことから、今回の利上げは行った上で、次回以降の見通しをどう説明するか、ということになるかと予想しております。





    12月FOMCとパウエルFRB議長の発言で注目すべき点は?







    利上げはおそらく行うだろうという前提で、その上で、どういう点に注目すべきかを次に説明します。結論から言うと、これも非常に単純で、「じゃあ来年以降、どのようなペースでどのくらい利上げを行うのか?」という点に注目すべきです。





    9月に発表された予想では、来年の利上げ回数は3回と解釈すべき結果になっておりましたが、ここ最近のパウエルFRB議長、クラリダ副議長のハト派発言や、NYダウやナスダック等の米国株価の軟調さを考えると、利上げのペースをこれまでの想定より落としてくることはほぼ間違いないと考えております。





    最近色々な方にインタビューする機会を頂いて、来年の利上げについて話すと、ほとんどの人が「3月には利上げはさすがにやるだろう。だが、6月の利上げがあるかと言われるとかなり疑わしい。3回目は基本的にないだろう」という感じで予想しており、おそらく1-2回程度と考えている市場参加者が多いと思われます。





    ここから先は完全に個人的な予想ですが、今回のFOMCでは、さすがに今いきなり1回まで減らすと市場へのショックが大きいことから、色々とぼかした上で、1-2回程度という市場予想を肯定するような、そういう微妙な言い回しにするのではないかと思っております。





    逆に、従来通りの3回とかであればサプライズとなりますが、とはいえ、これだけ米国株価が低迷していて、BREXITや米中対立等、様々な不確実性のある中で、そんなことをするとは到底思えないことから、その可能性は基本的に排除して考えております。





    つまり、今日のFOMCでは、「どのくらい来年の見通しについて、踏み込んだ発言をしてくるか、そして踏み込んできた場合、それが多そうなのか少なそうなのか」ということに注目するとよいと思います。





    FOMCのドル円への影響を予想







    今回のFOMCのドル円への予想ですが、かなり予想が困難なので、今日は短期~中期のオーバーナイトのポジションは基本的に持たない方がいいと思っております。





    現在のドル円は、「どちらに転んでもおかしくない瀬戸際」にあり、おそらく今日のFOMC待ちだと考えられる状況にあります。ドル円の日足チャートを見てみましょう。





    USD day1219





    ちょっとチャートがゴチャゴチャしてますが、



  • MACDはデッドクロスして0を割る(売り)

  • 直近安値を下抜いた(売り)

  • 雲を一時的に下抜いた(売り)

  • 90日移動平均線がサポートになっている(買い)

  • 112-114円のレンジが堅く、現在レンジの下の方(買い)





  • というように、どちらかというと売りたいものの、この底堅さを考えると、売りでもエントリーしづらいという状況にあります。





    FOMCでドル円にとってマイナス材料が出ればこのサポートを下抜いて完全に売りになるでしょうし、逆に良い材料が出ればまた112-114円のレンジに何事もなかったかのように戻すでしょうし、かなり見えづらい状況です。





    また、「何を持って良い材料」というかも難しく、


  • タカ派の発言があったとしても、株価下落→リスクオフ→円高となる可能性

  • ハト派の発言があったとしても、株価上昇→ドルは多少安くなるも円安で相殺される可能性

  • 不安視された材料が過ぎたことによる不透明感の後退による買いでドル高



  • と、何が起こっても後付けで説明できる状況で、こういう時は、あまり取引しないのが一番だと思っております。





    そのため、今日は、一日の中でトレードを完結させるか、または、長期でのトレード(自動売買等も含む)を粛々と行うのが良いと思います。





    FOMCのNYダウ、ナスダック等の米国株価への影響を予想







    次に米国株価への影響を予想します。





    こちらは、ドル円に比べるともう少し単純で、

  • タカ派→株安

  • ハト派→株高


  • で良いと思っております。





    ただし、米国株については、最近の下落はアップルのiPhone販売不振、ゴールドマンサックスのマレーシアでの資金横領に関与疑惑、ジョンソンエンドジョンソンのアスベスト混入疑惑等、金融政策云々でない悪材料も出ており、ここで一度上げたとして、そのトレンドが続くかは少し怪しいと思っております。





    NYダウについては、日足で見ると、綺麗にヘッドアンドショルダーの形ができつつあり、また、他の指標で見ても売りの方が入りやすいと見ております。




    NYD day1219





    以上から、NYダウについては、もう少し様子を見て、そろそろ底を打ったなと思えたタイミングで買いで入りたいと個人的には思っております。





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