2021年02月23日 21:49

豪ドル/NZドルの見通しはどう?
豪ドル/NZドルは、とにかくレンジ相場になりやすく、自動売買でも裁量トレードでも非常にやりやすい通貨ペアで、私も合計500万円以上投資しております。
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しかし、この通貨ペアで見た時に、「今週の見通しはどうなのか」「重要指標発表スケジュールはどうなっているのか」といった情報があまりないなと思ったので、当面の間、日曜午後から月曜午前くらいの間に、不定期で週間予報をアップすることにしました。
【新企画】
— Yuki 為替研究所管理人 (@kawaselab) October 23, 2019
全く需要あるか分かりませんが、今週末から、豪ドル/NZドルの週間予報みたいなのやります。
・経済指標などの発表予定
・IMM通貨先物ポジション
・チャート分析
などを、日曜夕方から月曜午前くらいに書くイメージです。
とりあえず1ヶ月やってみて、それで需要ありそうなら続けますw
というわけで、早速今週(2021/2/22週)の見通しを書きたいと思います。
結論を要約すると、
という感じです。とにかく11月以来3か月ぶりのお祭り、RBNZ&オア総裁発言を楽しみましょう!というのが今週の最大のポイントです。ちなみに、市場のメインシナリオは現状維持継続っぽい感じです。
なお、この豪ドル/NZドルをトレードする場合は、
がおすすめで、これらの口座については、どれも当サイトからの申込限定特典もあるので、興味があれば是非この機会にどうぞ(もちろん口座開設や口座維持手数料は一切無料です)
裁量口座については、ずっとみんなのFXかLIGHT FXが良く、私も使ってきたのですが、去年の12月くらいからセントラル短資FXがスプレッド1.0pips、スワップポイントは買いも売りも0で安定しており、ほぼ1か月間この感じだったので、そろそろおすすめを変えようと思って変えました。
また、当サイトからの口座開設限定特典として、
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特に、マネースクエアのレポートでは、この豪ドル/NZドルという通貨ペアについて、基本的な情報から、過去にサイトでも公開したことのないようなバックテスト情報まで、様々なデータを分かりやすくパワーポイントにまとめており、豪ドル/NZドルをトレードする上では非常に役に立つレポートだと思うので、興味があれば是非どうぞ。
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以下の順番で書いていきます。
なお、前回からの主な更新点は、
という感じです。
豪ドル/NZドル関係の経済指標等発表スケジュール
まず、豪ドル/NZドルにとって、一番重要な指標と言っていい政策金利の見通しの推移から見ていきましょう。
コロナショック前の2020年2月は豪側ではRBAで据え置き、ただし、金融政策報告によると、年内に0.25%ポイントの利下げはありそう、NZの方もRBNZで据え置き、今後はコロナウィルスの状況にもよるが、基本的には据え置きという方針が示され、どちらかといえば豪の方が弱気な状態になっておりました。
そのため、2月までは「レンジ相場ではあるが、上値はかなり重い」という展開が続いておりました。
そして、3月のいわゆる「コロナショック」が起こると豪ドル/NZドルもさすがに無風とはいかず、乱高下する中で、一時1.0にタッチする等、急落しました。
そんな中で政策金利としては、
となり、コロナウィルスで不透明性が高まる中で、両行ともに「当面この水準を維持」「量的緩和政策への含み」を示し、足並みが揃った状態になりました。
さらに5月は、RBNZが声明文で追加緩和について触れたため、NZドル下落→豪ドル/NZドル上昇ということで、一段と豪ドル/NZドル高が進みました。

コロナショック後の相場では金融政策の発表でここまで大きく動いたのは主要国通貨含めてかなり珍しく、また、じゃあ豪と比べてそこまで相対的に弱気になったかと言われるとそこまででもないので、この動きについては正直かなり驚きました。
また、8月にもRBNZ声明で「追加緩和」「マイナス金利導入も選択肢」というものがあったことで上昇傾向が強まり、
ということから、豪ドル/NZドルで見ると、金融政策の面からは上がりやすい状態になっておりました。
ただし、9月に入るとNZのロバートソン財務相が、
と発言してNZドルへの見通しが好転し、さらにRBAの政策金利についても、11月3日のRBA会合で0.1%への利下げというのが徐々に市場でも織り込まれ始めたことで徐々に下がってきて、実際に11月3日のRBAでは利下げが行われました。
その後一度1.042まで下がりましたが、その後戻して1.07くらいに来ております。豪ドル/NZドルは金融政策の違いに反応しやすい通貨ペアなのですが、まあ、教科書通りの値動きだなと思いながら見ております(とはいえ、1.05を割ったのは「ああ、そこまで反応したか」という感想もありました)
そして、そういう中で、今週のスケジュールは以下の通りです。
日付 | 豪 | NZ |
2021/02/22 | ||
2021/02/23 | 第4四半期小売売上高 | |
2021/02/24 | RBNZ政策金利・声明 オア総裁発言 | |
2021/02/25 | 第4四半期民間設備投資 | ANZ企業景況感 |
2021/02/26 | ANZ消費者信頼感指数 |
今週は、とにかくRBNZとオア総裁発言につきます。去年の11月以来3か月ぶりで、豪ドル/NZドルはRBNZの時が一番動くので、今週はとにかく値動きが期待できそうです。
2月のRBAは、要は「RBAの金融緩和は4月以降も継続しますよ」ということで、ある意味予想通りのものながら、何故か相場が一瞬大きく反応して1.055近くまで落ちたという感じでした。
これについては、RBA声明、ロウ総裁発言、四半期金融報告の全てで方向性が同じであったので、豪が現状維持という方向性は、一旦は確定したものと見て良いと思っています(RBAがよくやるパターンで、声明は普段通りながら、ロウ総裁発言や四半期金融報告でいきなり全然違うことをぶっこんでくるというのがありますが、今回はそれもなし)
そこで次に重要になるのが、「じゃあNZはどうするのか」という点ですが、それについては今週2/24にRBNZ政策金利・声明発表があります。RBNZは12月、1月と会合がなく、3か月ぶりとなるので、注目度も非常に高いです。
11月のRBNZ以降の経済指標系はどれも堅調であったことを考えると、元々あった「2021年4月以降でのマイナス金利導入」というのはかなり可能性が低くなってきたと考えられ、「金融緩和を継続するのか、縮小ないし停止するのか」「将来の利上げの可能性を匂わすか」というのがポイントになると思われます(さすがに利上げはしばらくはないと思います)
今時点での市場のメインの予想は、「以前に言っていたマイナス金利の可能性は消滅」「ただし緩和の継続を明言」という感じのようで、例えば以下のような記事が参考になるかと思います。
RBNZ Seen Quashing Talk of Tightening Despite V-Shaped Recovery Bloomberg2/23
RBNZ monetary policy meeting 24 February - preview ForexLive2/22
これらの記事は英語なのですが、まあ言ってることは大体上で書いてるような内容なので、英語が苦手ではなく、かつ興味がある方はしっかり読んでもらえればと思いますが、絶対読まないといけないという程の内容はないです(というかあれば私も訳しますw)
この辺りの予想は、豪ドル/NZドルが1.08を超えたととも整合しており、また、RBNZとしてもNZドルだけが高くなることは好まないであろうことを考えると、このメインシナリオに落ち着く可能性が一番高いと私も考えています。
ただし、この場合は、要は「2020年後半からの流れが全く同じまましばらく続く」という、自動売買派にとっては一番喜ばしい展開であり、また今のレートは1.08前後と1.06-1.08のレンジと考えても高値圏にいるので、今ポジションを持つなら売りだと考えており、私は裁量+グルトレで売りを持っています。
もしこのメインシナリオ通りの現状維持であれば、若干上がる可能性はあるとは思いますが、結局は「豪もNZも今まで通り」というだけで、豪ドル/NZドルとして1.1を超えていくほどの材料にもならないと思うので、オーバーシュートしても1.1あたりまでと今時点では予想しています。
ただ、今1.08あたりとメインレンジの中では高めの位置なので、もしかしたら「予想通り現状維持だけど何故か下がる」というパターンも可能性としてはあるかなと見ています。
一方で、ここでもし緩和の縮小や停止、ないしは将来の利上げのにおわせをしたりしようものであれば、まあ1.06は割るだろうとは思うものの、ただその可能性はそこまで高くないとも思っています。
以上のように、基本的に豪ドル/NZドルは一旦は下方向で予想しており、私も売り方向でポジションを持っています。
とはいえ、今の状況としては、政策金利は0.15%の金利差で、どちらも当面の金利の上下はないであろうことから、下値目途として、1.04割れから若干オーバーシュートして1.03くらいまでならともかく、継続的に大きく上げる要因も下げる要因も見当たらないと考えており、下がってきたら買いたいし、上がってきたら売りたいと引き続き思っています。
緩和をどこまで続けるかというのももちろん重要ではありますが、豪ドル/NZドルという通貨ペアに一番大きな影響を与えるのはやはり金利であり、また緩和についても豪とNZで発表のタイミングのずれとそこでの値動きはあるにしても、最終的にそこまで方向性が大きく違うことは想定しづらい点から、基本はやはりレンジという目線でいます。
ちなみに、最近世界的にも接種が始まっているワクチンについては、豪もNZもそれを理由に今時点でどうこうするとも思えなので、豪ドル/NZドルにとって短期的にはそこまで重要材料ではないと見ております(中長期では、世界経済を一変させうるものなので、当然影響はあるでしょうが、今どう影響するかを予想するのは不可能)
実際11/9のワクチン相場の時に、株価も為替もすさまじく動いている中で、豪ドル/NZドルは全く平常運転であったように、この通貨ペアは基本的にリスクオン・オフと上下に関係ないものなので、「相場にボラティリティが出て巻き込まれて動く」とか、あるいは「中長期的に金融政策に影響」ということはあるかもしれませんが、今時点ではこの通貨ペアにとってはそんなに重要な材料ではないと思っております。
以上のように、今の相場の材料的には当面レンジ相場、ただし、1.06-1.08というレンジについては、下抜けリスクの方をより警戒した方がいいかなと見ております。
豪ドル/NZドルのチャート分析
豪ドル/NZドルの日足チャートを見てみましょう。
【豪ドル/NZドル 日足チャート】

このように、チャートを見ると、上昇トレンドが否定→下落トレンドも否定→上昇トレンドも否定→下落トレンドも否定という感じのレンジ相場ですが、トレンドの否定も早まってきております。
これを普通にチャート分析をするなら、「三角保ち合いのブレイク」を意識するところなのですが、ただ豪ドル/NZドルのようなゴリゴリのレンジの合成通貨でそこはあまり気にする必要はないかなと見ていて、基本的にはレンジ相場と見て良いと思っており、今時点では1.06-1.08継続をメインで考えています。
これまでの値動きについて簡単に解説すると、3月にここまで急落したのは、コロナショック&OPEC減産合意不成立もあって、資源国通貨である豪ドルが売られたのが原因で、豪ドルはドルストレートで見たときに、リーマンショック時の最安値近辺の節目である0.6を割るのでは・・・・?という見通しが出た(そしてその後実際に割った)ことによるものです(オーストラリアは特に産油国というわけではないですが、資源国ではあるため、原油などの資源価格が下落した時には売られやすい)
実際に、当時の豪ドル/NZドルと原油価格の動きを見比べると、かなり近い動きをしていることが分かります。

ただし、
という点でポジティブな材料が多く、結果的に一瞬1.0を割るも、その後急上昇しました。
ただ、1.08を超えたあたりから上値が重くなり、特に最近はリスクオフの時に売られる傾向があり、一時1.06割れするなど、「上昇トレンドというよりは、レンジに移行」という感じだったのですが、8月のRBNZでの追加緩和・マイナス金利も選択肢という声明で2020年高値の1.089を超えて、さらには1.1を突破する等、再び上昇モードに切り替わりました。
上でも書いたように、豪とNZの金融政策のスタンスとして、豪は緩和方向ながらもマイナス金利には否定的、NZは緩和方向でありマイナス金利も選択肢と言っているというように、豪の方が見通しが強気だったので、豪ドル/NZドルで言うと上方に行きやすい状態にありました。
そういう豪ドル/NZドルの上昇の流れの転換点だと個人的に思っているのは、9/18にはNZのロバートソン財務相の「2021年までの政策金利0.25%に維持」「NZ経済は不況から回復」という発言で、これによってNZドルへの緩和予想が後退し、その結果サポレジ転換していた1.084や1.08の節目も割っての下落となりました。
また他にも9月後半から10月にはRBAの方に追加緩和の見通しが強まっており、そちらの点からも、豪ドル/NZドルは上値が重くなりやすい展開になっており(実際11/3にRBAは0.1%に利下げしました)、一時1.042まで下げる展開となりました。
ただ、とはいえ政策金利の差は0.15%程度であり、かつ、豪はこれ以上の利下げの可能性は低い一方、当時の情報ではNZは2021年4月以降にはマイナス金利導入の可能性が高そうであった(今はそうでもなくなってますが、あくまで当時の見方として)ということを考えると、1.04を割っていく展開もあまり考えにくいと見ており、仮にここからもう一段下げていく場合にはさすがに下げすぎなので積極的に買っていきたいとずっと言っていましたが、案の定1.08近くまで戻してきました。
今時点では、NZの金融緩和が現状維持であればまだ1.06-1.08のレンジが続き、逆に緩和縮小・停止を意識しだしてくると一旦レンジが切り下がると見ており、1.07台半ばから上であれば、売ってもいいかなと見ております。
ただし、この見通しは
ことを前提としており、特にコロナショックのように大きなショックがあると、豪ドル/NZドルのような通貨ペアは、単純に「豪ドル/ドルのトレード」「NZドル/ドルのトレード」の合成として現れるもので、それらがどういう動きをするか次第でかなり不思議な動きをすることもありえるので、その点は注意が必要です。
特に、2/24には3か月ぶりのRBNZという大イベントも控えているので、そこには注意が必要です。
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豪ドルとNZドルのIMMポジションの推移
豪ドルとNZドルのIMMポジションの推移を見てみましょう。
まずは、2007年からの長期推移をご覧ください。
【豪 IMM通貨先物 2007年以降】

【NZ IMM通貨先物 2007年以降】

コロナショック後は「買いも売りも玉がない」という状態になっていましたが、最近は徐々に玉が増えてきており、また、豪は若干売り越し、NZは若干買い越しということで、そこまで大きな差ではないものの、今後としてはNZの方がより下げやすい状態にはあると一般的には考えられます。
ただし、今の環境を考えると、RBNZが弱気化でもしない限りは売戻しが入る積極的な理由もないので、「流れが逆流しだすと一気に動くかもしれない」くらいの見方が良いかなと思います(なのでもし万が一RBNZが緩和拡大や利下げをにおわせてきたら、売りは早めに逃げた方が良いと思っています)
少し拡大して、2018年以降のIMM先物の推移でみてみましょう。
【豪ドル IMM通貨先物 2018年以降】

【NZドル IMM通貨先物 2018年以降】

豪ドルとNZドルの1年程度の見通し予想
最後に、1年くらいの目線で見通しを予想したいと思います。
豪ドルもNZドルも、2018年以降から2020年のコロナショックまで基本的に下げ続けており、その大きな要因は、最近のコロナショックを除けば
といったあたりが原因でした(コロナショック後はオセアニアがコロナ抑制の優等生である&結局どこの国も中国との関係が悪化し、金利も下げたことで相対的にどちらも上がってます)
その内、米中対立と、中国経済の悪化は、基本的には豪ドルにもNZドルにも同じように悪影響を与えるもので、豪ドル/NZドルへの影響という点では、「どちらが先に利下げするか」「どちらが今後より利下げをしそうか」といった思惑に大きく左右されておりました(もちろん、米中対立や中国経済の悪化も、市場のセンチメントとして「より売られやすい側」があり、そこで若干の影響はあったものの、あくまで大勢として、という意味です)
そして、この金融緩和については、豪は0.1%、NZは0.25%まで落として、当面は据え置きを示していることを考えると、基本的にはレンジ相場が続くと考えており、一時的なセンチメントの違いで上下することはあっても、基本的には「そのどこかでレンジを作る」「そしてそのレンジもいずれまた真ん中くらいに戻ってくる」と見ています。
ただし、例えば市場に大きなショックがあった時はまた話は別で、そうなってくると、なりふり構わずゼロ金利・マイナス金利といった選択肢が採られる可能性も否定はできません(特に、RBNZの方は、これまでも割と予想外のサプライズが何回もあったので警戒しております)
そうなってくると、どちらかというと、NZの方が先にそういう変なことをやりそうな印象があることや、また、豪が先にやったとしても、NZも十中八九追随するであろうことを考えると、豪ドル/NZドルという通貨ペアで見ると、中長期では上に上がりすぎる方にリスクがあるという見通しは変わらずかなと見ております。
私も、今豪ドル/NZドルは500万円以上運用しておりますが、
というように、
という方針でポジションを持っております。
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以上が今週の見通しでした。最後に、豪ドル/NZドルをFXでトレードする場合のおすすめFX会社比較を書きます。
豪ドル/NZドルをトレードする場合のおすすめFX会社
最近、以下のように「豪ドル/NZドルを取引する場合のおすすめFX会社を教えて欲しい」という質問もメールやTwitterで頂くようになりました。
B80とかB100くらいのゆったりとした値幅でさほど手間がかからないのなら、ループイフダンより半自動の方がいいのでしょうか?
— acco (@3751akko) December 7, 2019
スプレッドやスワップを総合的に見るとどちらがいいのかアドバイス下さったらありがたいです🙏🙏
そこで、FX会社の豪ドル/NZドルで比較して、おすすめはどこか説明します。
各社のスペックの一覧は、以下の通りです。
スプレッド | スプレッド | 手数料 | 買いスワップ | 売りスワップ | スワップ合計 | 自動売買 | 取引単位 |
セントラル短資FX | 1 | 無料 | 0 | 0 | 0 | × | 千 |
マネースクエア | 変動(3.5pips程度) | 無料 | 0 | 0 | 0 | 〇 | 千 |
アイネット証券 | 6 | 無料 | -8 | 0 | -8 | 〇 | 千 |
みんなのFX | 1.9 | 無料 | -1 | 0 | -1 | × | 千 |
LIGHT FX | 1.9 | 無料 | -1 | 0 | -1 | × | 千 |
インヴァスト証券 | 9.8 | 無料 | -14 | -7 | -21 | 〇 | 千 |
外為オンライン(店頭) | 10 | 420 | -30 | 5 | -25 | 〇 | 千 |
マネーパートナーズ | 6 | 無料 | -13.3 | 1.4 | -11.9 | 〇 | 百 |
ヒロセ通商 | 1.9 | 無料 | -6.1 | -16.8 | -22.9 | × | 千 |
IG証券 | 2.5-5 | 無料 | -22 | -1 | -23 | × | 万 |
FXブロードネット | 7.1 | 400 | -30 | 5 | -25 | 〇 | 万 |
このように、色々なFX会社で取り扱いはありますが、
となります。
実は少し前まで裁量だとみんなのFXかLIGHT FXの方が安定してスペックが良く、そこを使っていたのですが、12月くらいからセントラル短資FXのスプレッドが1pipsで安定&買いも売りもスワップポイントが0で安定し始めており、1か月くらい見ていてもこの傾向が続いていたので、そろそろおすすめ会社も変えようと思って変えました(私のグルトレを開始した時点では、さすがにまだセントラル短資FXの実績が少なかったのでみんなのFXを使いましたが)
私は両方の口座を使い分けており、
としております。
自動売買については、今時点だとトラリピの方が条件が良いですが、ただスワップ0キャンペーンが7月1日までの期間限定であることや、また、これまで2年以上ループイフダンで運用していて、そちらもかなり上手く運用できていたこと、さらにループイフダンの方も別に条件がそこまで悪いわけではないことも考えると、わざわざ今持ってるポジションを移す必要もないかなと思って、両方運用することにしております。
なので、どの口座も持っておいて、自分のやりたいトレードによって使い分けるのが良いと思います。
なお、当サイトからの口座開設で、
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特に、マネースクエアのレポートでは、この豪ドル/NZドルという通貨ペアについて、基本的な情報から、過去にサイトでも公開したことのないようなバックテスト情報まで、様々なデータを分かりやすくパワーポイントにまとめており、豪ドル/NZドルをトレードする上では非常に役に立つレポートだと思うので、興味があれば是非どうぞ。
口座開設は
アイネット証券

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