2020年12月20日 14:53

豪ドル/NZドルは、豪ドルとNZドルがどちらもオセアニア通貨で、値動きの特徴もほぼ同じであることから、長期で相場がレンジになりやすい&動くときも非常に方向性が予想しやすい通貨ペアで、個人的には一番好きな通貨ペアだったりします。
この豪ドル/NZドルについては、レンジ相場を狙って自動売買でトレードする人が多く、私も自動売買もかなりやっていますが、それ以外に裁量トレード(スイング)もやっており、それで11か月の間で合計102万円の利益を出すことができました(そのうち2か月くらいは微妙にトレードしづらい価格帯だったので完全にノートレードでした)
このトレードについては、大体Twitterでもリアルタイムで配信してきたのですが、「実際にどういう判断でやっているのか、やり方を教えて欲しい」という質問も割と頂くようになりました。
そこで、今回は私の豪ドル/NZドルの裁量トレードのやり方と実績を解説したいと思います。
なお、この豪ドル/NZドルをトレードする場合は、後で詳しく条件も比較しますが、スプレッドで見てもスワップで見てもみんなのFX、LIGHT FXがおすすめで、これらの口座については、当サイトから口座開設をしてもらえれば、豪ドル/NZドルのトレード戦略について、この記事以上に詳しく解説した限定レポートも貰えます。
このレポートでは、豪ドル/NZドルという通貨ペアについて、基本的な情報から、過去にサイトでも公開したことのないようなバックテスト情報まで、様々なデータを分かりやすくパワーポイントにまとめており、豪ドル/NZドルを裁量トレードする上では非常に役に立つレポートとなっているので、もしまだ持っていない口座があれば是非この機会にどうぞ!
このレポートは私のこれまでの経験や知識を全部詰め込んだような「豪ドル/NZドルの攻略本」ともいえるような出来になっており、大変おすすめです。
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また、この方法はあくまで「私はこうやっていて、利益はこのくらい出ている」というものであって、この方法でやれば絶対勝てるというものでもミラートレードを推奨するものでもないので、トレードは自己責任でお願いします。
豪ドル/NZドルという通貨の特徴
豪ドル/NZドルという通貨は、豪ドルを買って、NZドルを売るという通貨です。
豪ドルとNZドルは、
というように、特徴が非常に似ているため、為替もほぼ同じような動きをしており、その結果、豪ドル/NZドルという通貨ペアはレンジ相場になりやすい通貨ペアです。実際に30年チャートを見てみましょう。

このように、かなりレンジ相場になりやすい通貨ペアの上、さらに史上最安値が1.0と、かなり分かりやすい通貨ペアです(実は3/19に一瞬だけ割りましたが、すぐに戻しました)
豪ドル/NZドルが1を割るというのは、豪ドル<NZドルになるということですが、これが継続的に起こったことはまだなく、また、オーストラリアとニュージーランドでは、基本的に国力、GDP、人口等、基本的にオーストラリアの方が圧倒的に強い国で、またニュージーランドにとってはオーストラリアは主要な輸出先の一つで、自国通貨高になるのは困るところなので、ここが逆転する可能性は理屈の上でもかなり低そうと言えます。
また、基本的にこの通貨ペアは「豪とNZの金融政策の差」が値動きの最大の要因であり、それ以外は一時的に動いたとしても最終的に金融政策の差の方向に動きやすいという、非常に値動きが分かりやすいという特徴もあります。
【豪ドル/NZドルと政策金利の差の推移】

このように、レンジになりやすく、また値動きの大きな流れも比較的読みやすいということで、豪ドル/NZドルはかなりトレードしやすい通貨と言えます。
豪ドル/NZドル裁量トレードのコツ
コツは大きく3つあると考えており、
という点があります。それぞれ解説します。
今のレンジの上限、下限がどこかを意識する
豪ドル/NZドルは
の2パターンがあります。最近の日足チャートを見てみましょう(3/15時点)

このように、少し前までは1.068-1.084のレンジ、最近は1.03-1.05のレンジというように、短期的にレンジ相場になっているポイントがあります。
そして、少し前まで「今だと、1.03というのが下値として機能しており、また2019年も1.03を割った水準でRBNZが政策を変えることも多いので、ここはひとつかなり重要な節目になってくると考えております」と書いていたのですが、明確に1.03を割り込み、少し相場が読みづらいなと思っております。
1.03を割ってくると、今度は史上最安値の1.0までこれといったサポートがないというのもあり、また、1.0(豪ドル<NZドルになる)という分かりやすい節目でもあり、今のように豪ドルが弱い状態だと、もしかしたら短期的に1.0を割るような売り仕掛けが行われるリスクもあり、下値リスクはこれまでより高まっているというのが正直なところかと思っております。

そのため、今は少し下値リスクを意識して、買い下がりのペースを緩めており、短期的に少し反発したタイミングで利確してポジションを減らすことも一部やっております。
一方、上値としてはやはり1.045がそれなりに機能しており、その上となるとRBNZ前につけた1.05が今時点の上値余地で、これを継続的に超えるには、NZが弱気化することが必要になってくるかなと思っております。
後で私のトレードの履歴もご覧いただきますが、トレードでも「ここがそろそろ上値に近づいているから」というのが利確の理由として多いように、かなり意識しているポイントです。
【5月追記】
その後実際1.0を一旦つけた後急反発し、またNZが緊急利下げし、豪も「豪ドル安を注視する」としたことで、1.05の上限も突破しました。そこでのトレード履歴についても後で解説します。
豪、NZの指標発表スケジュールを抑える
豪ドル/NZドルという通貨ペアは、オーストラリアとニュージーランドが似たような特徴を持った国であり、リスクオン・オフへの反応や、中国経済への見通しによる上げ下げがほぼ同じなので、この通貨ペアが動くのは、金融政策の違いが一番大きな要因となります。
その金融政策を決めるのが1か月-2か月に1度あるRBA、RBNZであり、ここでの政策金利の発表や、声明が、一番大きな値動き材料となります。
また、その金融政策を決めるのに、
が重要な要素となります(雇用が良ければ利上げしやすい→強気に、インフレ見通しも高まれば利上げしやすい→強気にという方向)。
それ以外だと、RBA、RBNZのそれぞれのトップ(ロウ総裁、オア総裁)の発言や、四半期に一度の金融政策報告書も今後の金融政策を占ううえで非常に重要な要素であります。
こうしたイベントがある時は、豪ドル/NZドルが大きく動きやすいので、「既に利益が乗っているから利確」「ここからさらに下がるとは考えづらいから、買いで入る」等、そのイベントを意識した投資をすることが重要になり、私のトレードでもこのイベントスケジュールはかなり気にしながらやっており、そのため基本的に毎週イベントスケジュールや、その週の見通しを公開しております。
関連記事:豪ドル/NZドル週間見通し(毎週更新) | 重要指標・チャート・IMM通貨先物で予想
豪ドル/NZドルは、FX会社選びが非常に重要
豪ドル/NZドルという通貨ペアは、FX会社の中でもそれなりにマイナーな通貨ペアであるため、取扱がない会社や、あっても条件が悪い会社も多く、以下のように、FX会社によって条件が大きく異なります。
スプレッド | スプレッド | 手数料 | 買いスワップ | 売りスワップ | スワップ合計 | 自動売買 | 取引単位 |
みんなのFX | 1.9 | 無料 | -8 | 7 | -1 | × | 千 |
LIGHT FX | 1.9 | 無料 | -8 | 7 | -1 | × | 千 |
マネースクエア | 変動(3.5pips程度) | 無料 | 0 | 0 | 0 | 〇 | 千 |
アイネット証券 | 6 | 無料 | -4 | 1 | -3 | 〇 | 千 |
セントラル短資FX | 6 | 無料 | 0 | 0 | 0 | × | 千 |
>FXブロードネット | 7.1 | 400 | -30 | 5 | -25 | 〇 | 万 |
インヴァスト証券 | 9.8 | 無料 | -21 | 0 | -21 | 〇 | 千 |
外為オンライン(店頭) | 10 | 420 | -25 | 0 | -25 | 〇 | 千 |
マネーパートナーズ | 6 | 無料 | -8.4 | 1.4 | -7 | 〇 | 百 |
IG証券 | 2.5-5 | 無料 | -12 | -4 | -16 | × | 万 |
このように、条件は千差万別ですが、おすすめはみんなのFXかLIGHT FXです。
上の一覧表で見ても分かるように、スプレッドがトップ&スワップについても買いも売りもトップレベルの水準となっております。なので、今だと豪ドル/NZドルを裁量でやる場合、みんなのFXかLIGHT FXのどちらかでやるのがおすすめです。
なお、みんなのFXとLIGHT FXについては、当サイトから口座開設をしてもらえれば、豪ドル/NZドルのトレード戦略について、この記事以上に詳しく解説した限定レポートが貰えます。
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私のこれまでの豪ドル/NZドルのトレードの履歴と実績
では、具体的にどういうトレードをして、どれくらい利益が出ているのかを説明し、その上で「何故ここでエントリーして、ここで利確したのか」ということを解説していきます。
私のトレード履歴のおおよそのところを、買いは赤丸、決済売りは青丸でチャートに記載したものがこちらです(チャートは手入力で入れていること、またエントリーは豪ドル円とNZドル円を分けているものもあるので、完全に正確ではない点はご容赦ください)
【トレード履歴(チャート)】

(3/16の週-4/3まで)

【トレード履歴(表)】

【残っているポジション】
なし
ついに年間100万円達成しました!また、今はポジションも一度全部利確して含み損もなしと、かなり良い感じにトレードできております。(しかもうち2か月は完全ノートレード)
また、トレード頻度も「コロナショック直後以外は、日足でゆっくりとスイング」くらいであり、ポジションもそんなに無理なく持っており、含み損が膨らんだ時でも強制ロスカット等は全く心配なかったレベルで、「安全にのんびり」というくらいでもこれくらい利益を出せています(元本は350万程度)
何故このようなトレードをしたのか説明していきます。
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私の豪ドル/NZドル裁量トレードのやり方と考え方を履歴に沿って解説
まず12/9のエントリーは、1.038という、これまでの週足で何度か反発しているラインに近づいてきたので、少し早いかなと思いつつエントリーしました。豪ドル/NZドルはこの1.038、1.03を少し割った水準、1.0が節目となっております。
【豪ドル/NZドル 週足】

その後一瞬1.04を割ったものの、すぐに戻して、「あ、やはり1.038は節目になりそうだな」と思いながら見ておりました。
なお、この後の1.048くらいで利確しなかったのは、この時点ではまだレンジの上値がどのくらいか見えておらず、中途半端なところで利確するのもどうかと思ったこと、また、この時はまだマイナススワップも少なく、「まあ長期で保有していれば1.06には戻すだろう」と思っていたので、利確は見送っておりました(上の履歴を見てもらうと分かるように、この後もう少し下の水準でもこまめに利確するようになります)
そうやって2019年内の動きを見ていると、「大体1.045のあたりで反落しやすい」という傾向が見えてきており、レンジは1.038-1.045くらいかなと思いながら相場を見るようになってきました。

しかしその後2020年に入ると、この1.038をあっさり割り、1.03台前半まで来たので、そこからまた買い下がりを開始することにしました。
この時は「1.03を大きく割り込む可能性はそこまで高くはないが、勢いがつけば1.02台まで行くかもしれないし、そこで買えるようにまだ本気買いはせずゆっくりしていよう」と思っていたところ、すぐに戻して、レンジ上限の目途であった1.045に近づく動きを見せたので、その少し前の1.044で1/15に利確しました。
この上下動については、特に何か豪やNZについてファンダメンタルズ的な材料があったわけではなく、イラン情勢の緊迫→緩和によるリスクオン・オフでの動きだったので、基本的にはレンジ継続だろうと考えながらトレードしておりました。
その後1/23には豪雇用統計、1/24にはNZ消費者物価指数があり、この直前のあたりでは豪ドル/NZドルは1.03台、IMMポジションでは豪ドルはNZドルよりかなり強く売られているということから、「指標発表前に1.03台ならとりあえず買って持っておきたい」と思いながらおりました(こういう時は、豪ドルは既に売られているので多少のマイナスインパクトでは下がりづらい一方、NZドルはある程度買戻しが進んでいるので、下がる時は一気に下がり、豪ドル/NZドルという点では買いの方が入りやすい)
1/23発表の豪雇用統計の結果が良く、豪ドル/NZドルは上がったものの、その日の動きを見ていて1.044のあたりで上値が重い印象があったので、一度半分くらい(15枚のうち8枚)利確し、その後NZ消費者物価指数発表前にまた下がってきたのでそこで少し仕込みを入れて待ちました。
1/24発表のNZ消費者物価指数は市場予想より良い結果で、そのためNZドル上げ→豪ドル/NZドル下げとなりましたが、そこまでクリティカルに良かったわけではないことから、これまで通り1.03台で買い下がる戦略で入っていきました。
なお、2/4にはRBA、2/12にはRBNZという、豪ドル/NZドルにとっては一番重要な指標も控えていたので、その点も意識しながらトレードしていたのですが、2/4のRBAでは政策金利据え置き、声明も追加緩和についてはそれなりに慎重なものであったので、「まあ当面はそこまで弱くならないだろう」と思いながら、ホールドする方針でおりました。
ただ、RBNZの前には、様々な指標を見ていてもさすがに利下げはなさそうだという感じだったので、1.045で一部利確し、その後さらに1.05に近づく動きを見せたので、少しずつ利食いしていくことにしました。
その後RBNZは据え置き、また年内の利下げも基本的にはなさそう(コロナウィルスの動向に注目するというのはあれど、基本は据え置き方針)ということで豪ドル/NZドルは下がり、この環境下では次に何かNZが弱気化しないと豪ドル/NZドルは上値が重くなるだろうなあと考えて、レンジ上限の1.045に戻ってきたところでまた一部利確することにしました。
2/28にまた少し利確しているのは、来週3/3(火)にRBA政策金利・声明があり、そこでサプライズ利下げ等があると、一気にドカンと落ちるリスクがあると考えたためです。
実は、これまでは3月の利下げはないだろうと思いながら見ていたのですが、2/24の週は新型コロナウィルスの拡大懸念で株式相場が暴落→為替も円高→FRBも追加利下げを示唆というように、これまでと比べてサプライズ利下げのリスクが高まったと考えて、そんな中でちょうど1.045まで戻したので、一回ポジションを整理しておこうということで、残りポジションの半分を利確しました。
そこで、この時点では「来週のRBA据え置きでそこまで上昇しなかったり、あるいは来週サプライズ利下げで大きく下げる展開があれば、そこからまたポジションを買い直したいと思っております」と言っていたのですが、その3/3のRBAは、
結果:0.25%利下げ
豪ドル/NZドル:上昇
というように、非常に判断に困るような展開となりました。
豪ドルは対NZドル以外でも上げていたので、おそらく市場で実際にトレードしている人は「利下げがあるだろう」という前提でポジションを組んでいて、「噂で買って、事実で売る」の逆バージョンになったのではないかと思いますが、この状況で豪ドル/NZドルが上がるということは、市場は3月25日のRBNZについて、「0.25%の利下げは基本線、0.5%の利下げもありうる」と見ているということで、こうなるとトレードの難易度はかなり上がるなあという印象です。
ただ、3月25日の利下げがほぼ確定的とまで言えない状況で、1.053まで付けたので、「さすがにこれ以上ついて行くのは厳しいな」と感じて、3/4に残ったポジションを全部利確して、一旦ポジションをクローズしました。
そして、3/7時点では、「今後は、また1.04を割ってきたら積極的に買いたいとは思っていますが、今の相場環境を見ていると1.04をまた割ることはあるのだろうか・・・?という感じで、とはいえ一方でこれまでの上限であった1.045以上で買いたい程でもないので、なかなか悩ましいなと思いながら、色々な「続報」を待っているのが今の状態です」と書いていたのですが、そこから豪ドル/NZドルが下落して、1.04を割ったので積極的に買っていった結果、現在軽く捕まっております(笑
1.04を割るとそんなに思っていなかったので、1.04割れの段階で7単位とそれなりに強めに買いを入れ、また1.0375まで行ったときにもさらに追加で4単位買いました。
その後、1.04を回復したので、大丈夫かなと思いつつも、1.045の辺りで上値が重そうな動きをしていたので、「念のため」に少しだけ利確をしました(この時11.5単位持っていたので、まず1.0425で3単位様子見で利確、残りは1.045で5.5単位くらい、1.05で3単位くらい利確しようみたいに思ってました)
正直この時点ではそこまで心配していなかったのですが、その後3/10にはNZドルに比べて豪ドルの反発が弱く、豪ドル/NZドルは1.03台に食い込んでいき、この時点では「1.03を少し割ったくらいで止まるだろう」と思っていたので、1.035、1.032のあたりで強めに買いを入れ、1.03を割ったあたりでも「まあ一時的だろう」くらいに思って強めに買いを入れていました。
しかし、その後割とすぐに1.02に一時タッチする動きを見て、「あ、これは流れが変わっている可能性がある」と思って、そうなるとこれまで強いサポートであった1.03が逆に上値抵抗として機能する可能性もあると見て、1.0283の時に下値で買った一部を利確しました。
その後一時は1.015まで下げる等、かなりの下落相場になりましたが、ここまで来ると逆に「下値目途が分からない」という状態になったので、買い下がりも少し慎重にしていこうと考えて、1.02で少し買って以降は買わず・・・・というのが3/14まででした。
3/16以降については、短期間に乱高下して、細かくトレードしているので、時間足で見てみましょう。

3/16になると、朝起きたら気が付いたら1.014が約定されておりました。そして、3/14の0時以降は、1.02が上値として重かったので、少し早いですが、1.02の少し手前で一度利確し、再び1.014、1.01、1.005、1.0に指値注文を入れて、持久戦の構えにしました。
ちなみに3/16にはRBNZが0.75%の緊急利下げをして、政策金利が1%→0.25%になるという、普段であればとてつもなく跳ねるであろうことが起こったのですが、戻りも鈍い状態が続き、「これは普段の相場とは違うな」と感じながらトレードしておりました。
そうしていたところ、上で設定した指値注文が、1.005まで約定され、3/17あたりでは、正直に言うと、「これは1.0を割りそうだな」「ちょっとまずいかも」とか思いながら相場を見てました(笑
ただ、そこから反発し、その後1.005を下値としたレンジが続き、3/18には一時1.015まで戻し、この時は「ついに戻ったか」と思って1.02くらいで利確しようと見ていたのですが、1.015を超えられずに反落してきたので、1.01で1.005と1.01のポジションを利確(1.01はほぼ建値決済)して、今度は1.003と1.0に指値を入れました(1.015で反落した時点で、「これは下落だろう」と考え、下値を広めにとりました)
そうやって指値を入れていたところ、3/19の寝ている間に1.0まで約定され、朝起きたら1.015近くまで戻っていたという幸運があったので、慌ててそこで利確しました(笑
その後も1.003と1.0にまた指値を入れて、1.003が刺さったものの今度は1.0までいかずに反騰したので、過去にサポート、レジスタンス両方として機能した1.015を利確目安としながらトレードを繰り返しました。
3/20には、1.015の前のサポレジゾーンであった1.02が近づいたので、1.019で1.014で買っていたポジションを利確し、少しポジションを身軽にしました。
その後1.025まで上がり、「これは上昇トレンドかな」と思ったので、今度は押し目の判断を今までの上値として機能していた1.015でサポレジ転換しているだろうと予想して3/24に1.015でエントリーし、その後何度もはじき返されている1.022で利確しました。
その後1.03まで上がり、普通であれば「これまでずっとサポートであった1.03は今度は逆にレジスタンスとして機能するかも」と考えて利確するところだったのですが、その時は見逃してしまいましたが、これは正直に言うと単なるミスです・・・・・(この辺り仕事が忙しかったので、相場観が働いていなかったという、非常にしょうもないミスです)
その後1.02、1.015の節目で買って、やはり1.022で利確して、3/31には、前回ミスで利確できなかった1.03に再び戻ってきてくれたので、今度こそはちゃんと利確を行いました(笑
最後の1.022での買いは、上でも何度か書いているように、「サポートとレジスタンスが逆転する(サポレジ転換と呼ばれる)」が起こりやすいので、これまで利確ラインとして見ていた1.022で再びエントリーして、再び重要節目の1.03で利確しました。
その後は、
で利確していきました。
そのあと1.06を見逃して1.05あたりまで落ちたときに利確したのは、
というのが理由で、結果的にはこの経営破綻は特段相場に影響はなく、完全にチキン利確でした(苦笑
ただまあ、この時点ではきちんとプラスで終われていて、あの時点では本当にどうなるかも分からなかったので、個人的には仕方ない判断だったかなと思ってます。
その後1.075まで上がった後に1.06くらいまでまた落ちてきて、相場環境が変わっていない中で日足チャート的にも「ちょうどいい押し目」と見える位置まで戻ってきたので、再びエントリーしました。
豪ドル/NZドルは、仮に上がり切ってこの後レンジを形成するにしても、レンジ幅が150pips-200pips程度で収まることが多いので、何か流れが変わるような事態が起こらなければ大丈夫かなと見ておりましたが、案の定そこから反発し、5/13にRBNZで追加緩和が発表されて大きく上昇し、1.07の指値利確注文が約定されました。
1.07の指値を入れていなければもう少し伸ばせたかなというのが正直なところですが、ただ、RBNZの追加緩和であそこまで市場が反応するというのもあまり想定していなかったので、仕方ないかなとも思ってます(最近は金融政策をほぼ無視するような相場だったので、あそこまでしっかり反応したのはメジャー通貨含めて結構久しぶりだったりします)
そして、一度1.084近くまで上げた後、1.07まで戻してきたのでまた買いを入れました。
これについては、「なんでそんなところで買ったんですか?」と言われることもありましたが、実はチャートで見ると、以下のように
という点で、ある意味で「教科書的な押し目買いポイント」だと思ったので買いました。

そして、その後予想通り上昇してくれて、1.08で一旦利確、その後また下がってきたので1.07に指値を入れつつ、ただ、1.072の時点で「ここからまた下がるか分からないな」と思ったので、軽めに2単位だけ買いました。
その後1.07の指値が約定され、そこからさらに下がりそうであったものの、下がった理由が「リスクオフでの巻き込まれ」であり、特に豪に悪材料が出たとか、NZに強気材料が出たとかでもなかったので、買い下がっていくことにして、一度1.07の節目まで戻したので軽めに利確をして、また下の方で買い増していきました。
最近は上値の重さを感じることが増えてきており、大体1.07-1.072くらいで反発することも増えてきたので、一度1.07の少し手前の1.069で利確をし、さらに1.071、上抜けした1.072や1.075といったあたりに利確注文を入れておりました。

こうやって利確注文を入れていたところ、7/21,22と豪ドル/NZドルは良い感じに上がり、利確注文が刺さって利益を再び伸ばすことができました。
そして、「1.08は超えるかもしれないが、重そうなところなので1.077、1.0785と1.08の手前で利確しておこう」ということでそこに指値注文を入れていたところ刺さり、ポジションが全部利確済みになりました。
その後さらに豪ドル/NZドルは伸びて、1.086まで行ったので、「さすがにそろそろ上値が重くなるだろう」と考えて売りを入れました。このポジションについては、1.096にロスカット注文を入れており、「逆行したら潔く諦める」ということを決めてのポジションです。
逆に利確目途は、「1.072でのサポレジ転換の可能性も考慮して、1.073~1.075くらいで考えており、その時の状況(重要指標があるか、値動きの方向感はどうか等)によって決めたいと思っています」と言っていましたが、先週RBNZ声明で「追加緩和」「マイナス金利も選択肢」と発言したことで一時1.09を超え、その後1.087くらいまで戻ってきたので、慌てて損切しました。
ここで1.09より上で損切しなかったのは、単純にそのタイミングで別用で相場を見ておられず、その後見た時に1.087くらいだったからというだけで、正直完全なラッキーパンチでしたw
豪ドル/NZドルは上でも書いたように基本的に金融政策の差に反応する&材料が出てから実際に相場が動くまで若干タイムラグがある中で、
というように、スタンスの違いがしっかりとクローズアップされてしまったので、少なくとも売りはないということで、迷わず損切しました。
その後豪ドル/NZドルは緩やかに上昇し1.1も超えたので、あの時損切したのはやはり正解で、我ながら自画自賛したくなるようなナイストレードでした。
このように、上方向ではあったのですが、さすがに1.09超えの水準では買いたくなかったのでしばらく放置していたところ、9/18には下のように
ということから、1.0826と1.08強のところで久しぶりに買いました。

ただ、そんな中ですぐに利確したのは、エントリーした後にロバートソン財務相の「2021年3月まで0.25%維持」「経済は不況から回復しており、2021年初頭までにさらに改善する」という発言があったことを知り、さらに9/23にはRBNZがあるという中で、「とにかく逃げた方が良さそうだ」と思っていたら、幸運にも月曜日は短期的に上げ調子で、含み益もあったので、慌てて全部利確したという感じです。
何故この発言を「やばい」と思ったかというと、上でも書いたように、今豪ドル/NZドルが高値圏にいる理由は「豪強気」「NZ弱気」だったのが、RBNZではなく財相とはいえ、ある程度強気な発言&0.25%維持のコミットもあったというのはかなり重要だと考え、そうなると少なくとも今までのように「1.1をまた超えるかどうか」みたいなレンジではなく、「1.06~1.09くらいのレンジ」とみた方が良さそうだと考えたためです。
こういう中でRBNZも強気な声明があった場合、1.06近くまで落ちてもおかしくないと考え、このポジションは早めに見切りました(なお実際にはRBNZは今まで通りの声明で、特にサプライズはありませんでした。ただ、結果的には案の定結構下がりました)
その後、10月に入るとRBAの利下げ観測もある中で、豪ドル/NZドルがRBA直前に1.081と高値水準であったので、RBA声明で利下げ示唆でも来ないかなと思って売りを入れました。
結果的にはRBA声明もそこまで強い利下げ示唆はなく、ギャンブルは失敗に終わったのですが、ただとはいえここからまた1.1を超えてどこまでも上げていく・・・・という展開は想像しづらいので、売りを継続保有しつつ、1.09の手前の1.087台で軽く売りを追加していました。
その時は、RBAのロウ総裁の発言が控えており、もしここで強気な発言等があって上昇したら損切も検討しながら、ただ今のところそうはならないだろうと予想して売りを継続していましたが、案の定「追加緩和」「今後3年間は利上げしない」と弱気な発言で下落しました。
おはようございます。期待してたロウ総裁発言、追加緩和検討&3年間利上げはないということで案の定豪ドル/NZドル下落です
— Yuki @FX10年戦士、ブロガー(為替研究所管理人) (@kawaselab) October 15, 2020
豪雇用統計も「予想よりはマシだが悪い」という結果でした
まあ、やっぱり売り目線が良さそうですが、ここからツッコミ売りも今時点だと5分5分感があり、一旦様子見します pic.twitter.com/LDNvDXa2cy
実はそのロウ総裁の発言の前に1.078と1.076で利確しており、このロウ総裁発言による下落は取れていないのですが(笑)、ただ市場がこうした追加緩和を見越して下げてくることを予想しての売りポジで利益を出せたので、まあ良かったのではないかと思っています。
その後はなかなか上がっても下がってもおかしくないような状態が続いていたのでノートレードの状態だったのですが、11月にRBA利下げ、RBNZ2021年3月まで据え置きという状況になって豪ドル/NZドルが下がってきて、割と重要な節目である1.055に近づいてきたので、軽く買いで様子を見てみました。
【豪ドル/NZドル トレンドライン入りのチャート】

政策金利の差は0.15%で、今の状態としてはRBNZが当面は据え置きではあるもののマイナス金利も含めて検討中なのに対し、RBAはマイナス金利は否定的であることを考えても、1.06より下であれば買っても良いと思っており、もしここからまた下がってくるようであれば積極的に買っていきたいと思っており、さらにもう一段階1.05の手前の1.0515、1.048、1.042で少し買い増しを入れました。
このターゲットレートについては、「今のところは1.06前後で一部利確予定で、1.06半ばから後半で一旦全部を利確予定」と書いていましたが、実際にその通りのトレードを行って、1.06の手前の1.0595で半分、さらに1.0645でもう半分ちょっとを利確して、さらに1.069で残りを利確して、またポジションがなくなりました。
全く無理のないゆったりしたスイングトレードで年間累計利益も100万円を超えて、かなり良い感じだったのではないかと思ってます!
以上がこれまでのトレードです。基本的にやっていることは「相場の大きな方向性を読む」「水平線でサポート・レジスタンスを意識する」ということだけで、あまり難しいことはしていません。
このように、
を考えながらトレードをすると、かなりやりやすい通貨ペアなのかなと思っております。
なお、この豪ドル/NZドルをトレードする場合は、みんなのFX、LIGHT FXがおすすめで、これらの口座については、どちらも当サイトからの申込限定特典もあるので、興味があれば是非この機会にどうぞ(もちろん口座開設や口座維持手数料は一切無料です)
みんなのFXやLIGHT FXのレポートでは、この豪ドル/NZドルという通貨ペアについて、基本的な情報から、過去にサイトでも公開したことのないようなバックテスト情報まで、様々なデータを分かりやすくパワーポイントにまとめており、豪ドル/NZドルを裁量トレードする上では非常に役に立つレポートだと思うので、興味があれば是非どうぞ。
私自身も豪ドル/NZドルでかなり利益を出せているので、トレードの参考になると思います。
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