2020年03月20日 23:11
※:本記事にはプロモーションを含みます。

ズロチとユーロと言えば、
ということで、スワップポイントのサヤ取り手法として非常に人気があり、また、それにプラスして、個人的には狭いレンジの中で為替差益も狙うトレードもしており、年利20%以上のペースで運用している手法です。
【関連記事】
ズロチユーロFXスワップサヤ取りを解説 | 相関を使った年利20%の投資方法
【新戦略】ズロチユーロ半自動売買、設定と実績 | スワップサヤ取りの改良版
このズロチユーロについては、EUR/PLN(ユーロを買って、ズロチを売るという通貨ペア)とちょうど逆の関係にあるため、
ということになります。
そして、このEUR/PLNは、最近急上昇しており、サヤ取りや半自動売買でも含み損に困惑している人も増えてきております。

ここまで上昇すると、通常だと「良いはじめ時」「ポジションを増やそう」となるのですが、最近はコロナショックで相場が急変していることや、また、この上がり方もあまりに急激であったので、「本当に大丈夫なのかこれは」と思う人も多いと思います。
そこで、今回は、何故今EUR/PLNが急上昇しているのか、今後どうなるのかについて、解説していきたいと思います。
結論から言うと、
と考えております。
なお、今からズロチユーロを始める場合は、
という点で、IG証券がおすすめです。
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ちなみに、IG証券でのズロチユーロサヤ取りのやり方については、こちらのページで画像付きで解説しているので、よろしければそちらもご覧ください。
関連記事:IG証券でのズロチユーロサヤ取り(EUR/PLN売り)のやり方を画像付きで解説
なお、この原因分析や、今後の見通しについては、あくまで私個人の意見であるため、投資判断は自己責任でお願いいたします。
以下の順番で書いていきます。
EUR/PLNは何故急上昇しているのか?
EUR/PLN上昇は、ポーランド中銀の利下げ(政策金利1.0%)のせいか?
EUR/PLN上昇は、新型コロナウィルスで株価が急落したからか?
EUR/PLN上昇は、ポーランドでコロナウィルス感染者が出たためか?
EUR/PLN上昇は、原油価格急落が原因か?
EUR/PLNは結局何故急上昇しているのか?
EUR/PLNの今後の見通し(2020年3月時点、コロナショックも含めて考察)
EUR/PLNでおすすめのノースリッページ注文のやり方
EUR/PLNは何故急上昇しているのか?
まず、最近EUR/PLNが何故上がっているのか、ということから考えてみましょう。
いくつかぱっと思い浮かぶこととして、
ということがありますが、それぞれの説が正しいのかどうか、データで検証してみましょう。
EUR/PLN上昇は、ポーランド中銀の利下げ(政策金利1.0%)のせいか?
まず1つ目の説として、ポーランド中銀の利下げ(1.5%→1.0%)ですが、これについては、時系列から考えて、原因と考えるのは難しいと思います。
EUR/PLNは、以下のように、3/12ごろから徐々に上がり始め、3/17から上昇の勢いが加速しております。
【EUR/PLN 時間足】

しかし、このポーランドの利下げは、3/18の0時前後のことであり、これが原因と考えると、時系列がおかしくなります。
もちろん、「実際に利下げする前から、利下げするのではないかと思われた」という可能性もあり、実際に3/16にはFRBやRBNZ等が相次いで緊急利下げをしたことから、ポーランドも利下げするのでは・・・・という思惑があった可能性はあります(実際、私も「ポーランドも利下げするのでは」と少し心配しておりました)
ただ、それについても、
ということから、やはり利下げが原因とは考えづらいと思います。
【EUR/PLNとポーランド、EUの政策金利差のチャート】

このように、EUR/PLNは長期で見てもあまり金利差とレートの間に関連性がなく、また、今のように「金利全無視」の相場でここだけピンポイントに影響下とも考えづらいことから、この利下げがEUR/PLNの急上昇の原因である可能性は、かなり低いと考えてます。
ちなみに余談として、同じレンジ通貨でも、豪ドル/NZドルだと露骨に金利差と相関するのですが、今の相場ではこの通貨ペアですら金利の影響をほぼ受けておらず、今の相場では、金利の動きはかなり無視されやすいと考えられます。
EUR/PLN上昇は、新型コロナウィルスで株価が急落したからか?
次に、ぱっと思いつくのが、最近のコロナショックでの株価の下落が原因ではないか?というのがあります。
これについては、「この影響は確実にあるが、株価下落が直接の要因ではなく、間接的な要因である」と考えております。
直接の影響がないという理由は非常にシンプルで、株価とEUR/PLNの値との間には、長期で見てほぼ無関係であったためです。
【EUR/PLNとダウ価格のチャート】

例えば
というように、同じように動いた時もありますが、基本的にはダウは右肩上がり、EUR/PLNはそれとは無関係にレンジで上下を続けており、また、株価が急落した2015年夏や2018年末にほぼ影響がないというように、「株価とEUR/PLNは必ずしも連動しない」ということが分かると思います。
ただし、後で詳しく書きますが、今回のEUR/PLNの上昇については、結果として「株価下落」が引き金を引いた可能性はかなり高いと見ており、そういう意味で、直接的ではないものの、間接的な影響はあったと考えております。
EUR/PLN上昇は、ポーランドでコロナウィルス感染者が出たためか?
最近のニュースは何を見ても「コロナ」であり、ポーランドでも新型コロナウィルスの感染拡大が広まっていることから、「コロナが原因なのでは?」と見る向きもあると思います。
しかし、ポーランドの感染者が初めて発生したのは3/4、その後確かに患者数は増加傾向にありますが、イタリアやスペイン、フランスを含むEU圏よりは増加ペースも少ないことを考えると、その可能性は高くないと思います。
ちなみに、ポーランドの感染者数は、3/20現在の執筆時点で325名、死者5名です。
新型コロナウィルス感染 世界マップ(日経新聞社)
それに対して、例えばイタリアであれば感染者41,035名、死者3,405名と、文字通りけた違いの状況であり、この環境下でポーランドだけより強く売られるというのは、考えにくいかなと思います。
EUR/PLN上昇は、原油価格急落が原因か?
最後に、コロナショック以外にもう一つ重要な「事件」として、OPEC減産合意不成立→サウジの報復増産からの原油急落が影響しているのではないか?という説について検証したいと思います。
こちらについても、やはり時系列を考えると、この説は採用しづらいかなと考えております。
実際に、原油とEUR/PLNを並べたチャートをご覧ください。
【EUR/PLNと原油価格のチャート】

このように、原油価格急落は3/8のOPEC合意不成立を受けてのものなので、原油は3/9には窓開けで急落しておりますが、そこからしばらくEUR/PLNはほぼ無風で、3/12くらいから徐々に上昇し、3/17から上昇が加速しているように、かなりのタイムラグがあります。
また、そもそもポーランドは産油国ではなく、さらに長期で見ても、原油価格とEUR/PLNの間には相関関係がなく、今になってここが影響してきたと考えるのは、無理があるかなと思っております。
【EUR/PLNと原油価格チャート 長期】

以上のことから、利下げの影響、ダウの下落、原油価格の下落も、どれもEUR/PLNの急上昇の直接の理由としては説明しづらいと考えてます。
では、その上で何故急上昇しているのか考えたいと思います。
EUR/PLNは結局何故急上昇しているのか?
EUR/PLNが上昇している理由については、色々な通貨を分析すると、単純に「ユーロが強くなっているだけではないか」ということが考えられます。
実際に、クロスユーロの新興国通貨ペアは、全て3月に入って上昇基調にあり、ユーロが強くなっているのが分かります。
【クロスユーロの複数通貨ペアチャート】

この背景には、株価急落で現金ニーズが高まり(追証対策や買い支え資金としての必要性)、今まで投資していたものを引き上げて、自国通貨に戻す動きがあるためと考えられ、実際に通貨ペアの強弱を見ると、
ドル>>円=ユーロ>ランド=ポンド>豪ドル
というようになっており、豪ドルとランドの位置はともかくとして、基本的には「先進国の通貨が買われやすい」という状況になっております。
【3月月初を1としたときの現在までのチャート(指数)】

この「現金化ニーズ」については、株価急落時にもかかわらず、安全資産である金まで「換金」のために売られていることからも分かるように、非常に強いものがあります。
こうした換金ニーズについては、世界で2番目に流通量の多いユーロと、流通量がかなり少ないズロチとでは大きな差があるのは当然であり、その結果、ユーロ>ズロチということから、EUR/PLNは上昇していると考えられます。
以上のことから、現在のEUR/PLNの上昇については、「株価急落による現金化ニーズの高まり」「その場合、世界2番目の流通量を誇るユーロの方が圧倒的に需要が強く、EUR/PLNは上昇」ということだと考えております。
では、その上でEUR/PLNは今後どうなるか見通しを予想したいと思います。
EUR/PLNの今後の見通し(2020年3月時点、コロナショックも含めて考察)
では、EUR/PLNは今後どうなるかを予想すると、結論から言うと、今からだと中長期で見れば下がる可能性の方がかなり高い(=サヤ取りを始めるのに適している)と見ております。
その理由としては、今の水準は長期で見てもさすがに高すぎる水準であり、また、その理由も上で分析したように「パニックのユーロ買い」である以上、このパニックが収まれば、下がると考えられるためです。
機関投資家からすれば、今だけならともかく、金利もつかないユーロを持ち続けて投資をしないということはありえないので、この市場のパニック状態が収まれば、今のユーロ高もある程度是正されて落ちると考えられます。
このことはチャートで見ても分かり、EUR/PLNという通貨ペアは、「一瞬パニック的に急上昇した後に、かなり鋭角的に急降下する傾向」があります。
【EUR/PLN 長期チャート】

このように、EUR/PLNという通貨ペアは、急上昇した後に急降下する傾向にあり、この急上昇ペースさえ落ち着けば、いきなり利確チャンスが来るという可能性も十分にあります。
「ポーランドの金利が下がって、今後も金利が下がる可能性があるけど、それは大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、上でも見たように、EUR/PLNという通貨ペアと、金利差はそこまで大きな関連性がないことを踏まえると、確かにこれまでの水準と比べると若干高めのレートになる可能性(4.3台半ばくらいまでしか落ちてこない等)はあれど、そこまでクリティカルな影響にはならないと考えております。
一方で、「じゃあ、どこまで上がるのか?」と言われると、実はこれがかなり難しいというのはあります。
というのも、今の状況は結局は「パニック」であり、「いつまでパニックを起こしているか」「それでどこまで行くか」というのが全く見えず、ダウについても「史上最大の下落幅」「先日の史上最大の下落幅を超える下落幅」「さらにそれをも超える下落幅」というような状態である以上、「ここまで見てれば大丈夫」というのは言いづらいためです。
ただ、その中であえて言うとすれば、やはり史上最高値であり、リーマンショック時ですら超えられなかった5の節目(厳密には4.95)は1つの目途になるかなとは思っており、特に今のようにヨーロッパ圏こそが一番のパンデミック状態という中で、ユーロが上がり続けることも考えづらいことから、5を少し超えたあたりが一つの目途かなと見ております。
個人的には、最悪窓開けやレートぶっ飛びがあってもいいように、5.1にノースリッページ注文(窓開けがあってもレートぶっ飛びがあっても、指定したレートで絶対に損切で切るIG証券独自の注文法)で損切を入れており、これで最悪何があっても追証などはありえないようにしております。
こういうパニック相場では、やはり窓開けやレートぶっ飛びには警戒するべきで、その点で確実にリスクを限定できるノースリッページ注文は、重要だと思っております。
IG証券は、元々
ということからおすすめしておりましたが、今のような相場環境だと、窓開けでもレートぶっ飛びでも対応したリスク管理ができるという点で、非常におすすめです。
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EUR/PLNでおすすめのノースリッページ注文のやり方
最後に、EUR/PLNでのノースリッページ注文のやり方を、画像付きで解説します。スマホ版だとかなり簡単にできるので、スマホで解説します。
まず、自分の持っているポジションを開いて、その中で設定したいポジションをタップしてください。

すると、こういう画面が出てくるので、「ポジション変更」をタップしてください。

そこに「ストップ水準」というのがあるので、そこにレートを設定し、さらに逆指値種類のところで、ノースリッページを選べば、それでOKです。

このように、かなり簡単に設定できるので、今既にポジションがあって、リスク管理をしたい人は、今のうちに設定しておくのをおすすめします。
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