2020年04月05日 18:51
※:本記事にはプロモーションを含みます。

今回は、豪ドル/NZドルについてのちょっとした小技として、「マイナススワップ対策」と、「それをやった後の決済注文を指値で出す方法」について紹介したいと思います。
最近は豪ドル/NZドルのマイナススワップが1日数十円と馬鹿にならない金額でかかることも増えてきており、「買いポジションのマイナススワップがつらい」という声をよく聞くようになりました。
実際に、週末時点でFX会社の条件をまとめると、以下のように、一番マイナススワップが少ないIG証券でも-16円、さらに会社や日によっては-100円以上の時もあるというように、なかなかマイナスが重くなってきております。
スプレッド | スプレッド | 手数料 | 買いスワップ | 売りスワップ | スワップ合計 | 自動売買 | 取引単位 |
アイネット証券 | 6 | 無料 | -35 | 10 | -25 | 〇 | 千 |
IG証券 | 2.5-5 | 無料 | -16 | -1 | -17 | × | 万 |
みんなのFX | 1.9 | 無料 | -20 | 19 | -1 | × | 千 |
LIGHT FX | 1.9 | 無料 | -20 | 19 | -1 | × | 千 |
>FXブロードネット | 7.1 | 400 | -35 | 10 | -25 | 〇 | 万 |
セントラル短資FX | 6 | 無料 | -255 | 245 | -10 | × | 千 |
インヴァスト証券 | 9.8 | 無料 | -21 | 0 | -21 | 〇 | 千 |
外為オンライン(店頭) | 10 | 420 | -40 | 25 | -15 | 〇 | 千 |
マネーパートナーズ | 6 | 無料 | -56.7 | 0.7 | -56 | 〇 | 百 |
ヒロセ通商 | 1.9 | 無料 | -51 | -12.8 | -63.8 | × | 千 |
そこで、まずこのマイナススワップ対策について解説したいと思います。
豪ドル/NZドルのマイナススワップ対策は?
この方法は豪ドル/NZドルの記事では何度か書いているのですが、改めて「マイナススワップ対策」という観点から紹介したいと思います(おそらく、既に何回も見たという人も多いと思いますが、その点はご容赦ください)
豪ドル/NZドルというのは何かと言うと、要は「豪ドルを買って、NZドルを売る」というトレードです。なので、分けようと思えば、「豪ドル円の買い」「NZドル円の売り」に分解することができます。
そして、このように豪ドル円の買い、NZドル円の売りに分けると、マイナススワップがかなり抑えられ、スプレッドも別にそこまで広くならないというような裏技があります。
実際に、豪ドル円とNZドル円に分けた場合のスペックを見てみましょう(スプレッドは原則固定で単位は銭。ただし、FXプライムbyGMOは例外あり)
会社名 | 買いスワップ | スプレッド計 | 取引単位 | 豪ドル円 買いスワップ | NZドル円 売りスワップ | 豪ドル円 スプレッド | NZドル円 スプレッド |
LIGHT FX | 0 | 1.6 | 千 | 19 | -19 | 0.6 | 1 |
みんなのFX | -1 | 1.6 | 千 | 4 | -5 | 0.6 | 1 |
外為オンライン(くりっく365) | -5 | 変動 | 万 | -3 | -2 | 変動 | 変動 |
セントラル短資FX | -20 | 2.8 | 千 | -4 | -16 | 0.8 | 2 |
DMM FX | -10 | 1.9 | 万 | 1 | -11 | 0.7 | 1.2 |
アイネット証券 | -12 | 3.5-10.5 | 千 | 21 | -33 | 1.5-4.0 | 2.0-6.5 |
ヒロセ通商 | -58 | 1.7 | 千 | 1 | -59 | 0.7 | 1 |
サクソバンク証券 | -43 | 変動 | 千 | -17 | -26 | 変動 | 変動 |
外為オンライン(店頭) | -20 | 9 | 千 | 0 | -20 | 3 | 6 |
GMOクリック証券【FXネオ】 | -15 | 1.9 | 万 | 1 | -16 | 0.7 | 1.2 |
JFX株式会社 | -58 | 1.7 | 千 | 1 | -59 | 0.7 | 1 |
インヴァスト証券 | -55 | 2.3 | 千 | 5 | -60 | 0.6 | 1.7 |
FXプライムbyGMO | -25 | 2.5 | 千 | -5 | -20 | 0.9 | 1.6 |
インヴァスト証券(シストレ24) | -105 | 変動 | 千 | -40 | -65 | 変動 | 変動 |
このように、LIGHT FXやみんなのFXであれば、スプレッドは合計でも1.6銭、マイナススワップはほぼ0で、しかも1,000通貨単位もできるという状態になっております。
何故こんなことができるかというと、この2社と3番目のくりっく365には重要な共通点があり、それは「買いと売りのスワップを同じにしている」というのがあります。
つまり、豪ドル円の買いと売りのスワップが対象、NZドル円の買いと売りのスワップも対象で、今の金利水準(どちらも政策金利0.25%)では、どちらも大したスワップがつけられない以上、裏を返せばマイナススワップも安くなるということで、それを組み合わせればマイナススワップをかなり抑えられるというわけです。
そのため、今マイナススワップが重いと感じるのであれば、
ということで、マイナススワップ対策はできます。
具体的な数値を出すと、例えば8万通貨移したいのであれば、
というようにすれば、マイナススワップが安い所にポジションを移管できたということであり、また、損失を確定損失にしたことで、もし年度をまたいだ場合には、「確定損失」として所得から引けるという税務的なメリットもあります。
なお、豪ドル8万通貨に対してNZドルの売りが8.4万通貨なのは、「豪ドル/NZドルを1.05と仮定すると、豪ドル8万通貨に対応するのはNZドル8.4万通貨だから」であり、このあたりは、別に1:1や、あるいは1.1:1とかでやっても、そこまで大勢に影響はないので、正直好みの問題と思っていただいて大丈夫です。
もちろん、一回損切してポジションを持ち直すので、スプレッド分は損なのは間違いないのですが、スプレッドが1.6銭なので、1万通貨あたり160円くらいのコストということで、数週間・数か月単位で持てばあまり気にならないレベルかなと思います。
以上がマイナススワップ対策でした。この方法を使うLIGHT FXやみんなのFXだと、当サイトから口座開設を申し込むと、限定特典として、あまり知られていないが、管理人おすすめの通貨ペアについて徹底解説した当サイトオリジナルレポートが貰えます。
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では、次に、この手法をやるのに1点注意が必要な点を書きたいと思います。
豪ドル/NZドルのマイナススワップ対策、ループイフダンだと難しい
これがこの手法の最大の欠点で、今私がメインで使っているループイフダンだと、この方法をやるのがかなり難しくなります。
というのも、ループイフダン注文で持ったポジションを決済する場合、ループイフダン注文自体も一緒に止まってしまう仕様になっているためで、上の方のポジションだけ消して、下の方をループイフダンで引き続き回す・・・・・ということができないためです。
これまでアイネット証券のスワップ条件はかなり良く、あまり「わざわざ移し替えなければ」と思うことがなかったので気にしていなかった欠点なのですが、こういう状況になってくると、この仕様がネックとなっております。
この場合、
のどちらかで対応するしかなく、どうしたものかなあと正直まだ決めかねております。
個人的には、ループイフダンのスワップ条件はこれまでも良く、今は金融市場が混乱してマイナススワップが膨らんでいるものの、少し落ち着いて来れば、マイナススワップも落ち着いてくるのではないか・・・・と予想しているのですが、今後の動向次第では、2つめで書いたように、ポジションを移行して、ループイフダンを入れたり止めたりするか、もしくは今後は手動で対応するかのどちらかにしようかなとも思っております。
今後ポジションを移すと決めた時には、またTwitterや記事でも書いていきたいと思いますが、とりあえず今しばらくは一旦様子を見ようかと思います。
豪ドル/NZドルを豪ドル円とNZドル円に分けた時の決済指値注文の仕方
では、最後に、ポジションを移し替えた後に、「決済指値注文」と同じような効果を持つ方法を解説したいと思います。
これは非常にシンプルで、「決済したいと思うポイントに、豪ドル/NZドルの売り指値注文を入れる」ということです。
例えば1.04で3万通貨決済したい場合、「豪ドル/NZドル」の新規売り指値注文を3万通貨、1.04に入れるというイメージですね。
よく「両建ては、実質的には決済しているのと同じ」と言われますが、まさに今回のこの方法はそれを狙ったもので、売りで指値注文を入れることで、そこでポジションを持ってからの上げ下げは、その豪ドル/NZドルの売りポジションの含み損益で吸収することができるようになります。
これは、豪ドル円とNZドル円だけでなく、豪ドル/NZドルという通貨ペアそのものも扱っているLIGHT FXやみんなのFXだからこそできる方法であり、また、実はスワップポイントも豪ドル/NZドルの売りだとプラススワップになるという点で、スワップ面から見ても得な取引だったりします(そこまで大きな利益ではなく、はじめのスプレッド分のマイナスもあるのでわざわざサヤ取り戦略としてやる程ではないですが)
実際、私も実験的にやってみたのですが、1.0295で指値を入れて、そこがヒットした後に下がったのですが、その時には売りポジションの利益が膨らむことで、1.0295で決済したのとほぼ同じような状態にできました。
昨日の「豪ドル/NZドルで指値新規売りをすれば、豪ドル円買い、NZドル円売りの指値決済ほぼ同じになる」説、正しそうです
— Yuki @FX10年戦士、ブロガー(為替研究所管理人) (@kawaselab) March 31, 2020
こんな感じで決済したかったポイントと、後で気づいた時の差額分は、豪ドル/NZドルのポジションが含み損益抱えてくれます
スプレッド分は損ですが、相場見れない時は良いかも pic.twitter.com/XxTtUTRYnR
なおこの方法、厳密に言えば、
という点はありますが、ただ、「しばらく相場から目を離さないといけない」というような時に、気持ち高めのところに入れておくと、便利かと思います。
以上が今回の豪ドル/NZドルについての「小技」でした。
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これらについては、当サイトでも色々な記事で書いたり、Twitterでも呟いたりしてることもありますが、それらの情報が一覧になっている上に、パワポのレポートなので様々な表やグラフ、画像も使って分かりやすく解説し、さらにレポートを書いている上で、「そういえばこのデータは公開したことなかったな」と思うようなものまで、徹底的に書いているので、是非ご覧いただければと思います。
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