2020年09月11日 18:33

最近スプレッド競争がまた起こっているけど、結局一番コストが安いのはどこなの?
今回は、最近のスプレッド競争激化の背景と、結局その上で今一番お得に取引できるのはどこなのか?という点を解説したいと思います。
FXの取引コストについては、ほぼ全ての業者で取引手数料が無料となり、昨年まではどこもドル円だと0.3銭の「暗黙の了解」があったのが、昨年の10月にドル円スプレッド0.2銭にするところが現れてから、FX業者の間でのスプレッド競争が勃発しておりました。
そこからしばらくはスプレッドはどこも安定していた(というよりコロナショックもあってどこもそれどころではなかった)のですが、9月に入ってから再びスプレッド競争が再開し、ドル円スプレッドを0.1銭に引き下げたり、それどころか禁断のドル円スプレッド0.0銭を時間限定とはいえやるような会社まで出てきました。

そして、それに対抗して、例えばGMOクリック証券やDMM FXといったFX界に長らく君臨してきた「重鎮」までドル円原則固定0.1銭をやるようになりました。
ただし、ここまで皆バラバラと「スプレッド縮小」をやると、結局どこがお得なのか分かりづらくなってきたので、今回は現時点での主要FX会社のスプレッドを比較して、その上でどこが一番取引コストが安いのかを解説したいと思います。
結論から言うと、以下の3社がスプレッド的にお得になっております。
※ ファイナンス・マグネイト社調べ(2012年1月~2019年12月)
このように、今比較すると、LINE FXとGMOクリック証券がどの通貨ペアでもほぼトップを取っている一方、メキシコペソだけはセントラル短資FXが単独首位をキープしている状態になっておりました。
また、LINE FXについては、上でも書いたように「いきなりスプレッドを0.0銭にしてくる」というようなこともやっており、スプレッドでの優位性確保にかなり心血を注いでいることが分かります。
これらの口座は今お得なキャンペーンもやっているところも多く、例えばLINE FXについては、先着40,000人限定で、たった1取引で5,000円のキャッシュバックが貰えるというシンプルかつ凄まじいキャンペーンもやっていたり、セントラル短資FXだと、当サイト限定キャンペーンとして、口座開設+5万通貨以上取引で特別レポート+5,000円のキャッシュバックが貰えるキャンペーンもあるので、興味があれば是非この機会にどうぞ。
口座開設は
LINE証券

GMOクリック証券【FXネオ】

セントラル短資FX

からできます。
以下の順番で書いていきます。
2020年9月スプレッド競争再び勃発。ドル円スプレッド一時0.0銭も!?
まず今回のスプレッド競争の背景から説明しましょう。
2020年は、LINE証券が1周年記念キャンペーンとして10月までの期間限定でスプレッドを大幅縮小し、さらには元々はドル円スプレッドは0.2銭原則固定だったのが、9月に入ってドル円も0.1銭に引き下げたのがきっかけでした。
それに対抗して、その後GMOクリック証券、DMM FXも期間限定で0.1銭原則固定に変更したり、あるいはヒロセ通商やJFXはスプレッド表示自体はそのままにしつつ、不定期&事前予告も特になくいきなり0.0銭にしたりというように、スプレッド競争の様相を呈してきました。
2019年のスプレッド競争の時もそうだったのですが、FXで一番人気の通貨ペアである「ドル円スプレッド」については、狭めると皆対抗するようで、今回もきっかけは「新興勢力のFX会社がスプレッド縮小にチャレンジして、それに対して既存のFX会社も対抗する」ということでした。
結局一番スプレッドが狭いのはどこか?スプレッド比較最新版(2020年9月)
このように、色々なFX会社がスプレッド縮小競争を繰り広げているのですが、結果として今一番スプレッドが狭いところはどこなのか、ということを次に比較したいと思います。
人気のある通貨ペアについて、スプレッドを一覧でまとめたのが以下の表です。
会社名 | ドル 円 | ユーロ 円 | ポンド 円 | 豪ドル 円 | NZドル 円 | ランド 円 | トルコリラ円 | メキシコペソ 円 | ユーロ 米ドル | ポンド 米ドル | ユーロ ポンド |
LINE FX | 0.1 | 0.3 | 0.6 | 0.4 | 0.9 | 0.8 | 1.5 | × | 0.3 | 0.6 | × |
GMOクリック証券【FXネオ】 | 0.1 | 0.3 | 0.6 | 0.4 | 0.9 | 0.8 | 1.7 | 0.3 | 0.3 | 0.6 | 0.8 |
セントラル短資FX | 0.2 | 0.4 | 0.9 | 0.5 | 0.9 | 0.9 | 1.7 | 0.2 | 0.3 | 0.8 | 1 |
JFX株式会社 | 0.2 | 0.5 | 1 | 0.7 | 0.9 | 0.8 | 1.6 | 0.3 | 0.3 | 0.6 | 0.8 |
ヒロセ通商 | 0.2 | 0.5 | 1 | 0.7 | 0.9 | 0.8 | 1.6 | 0.3 | 0.3 | 0.6 | 0.8 |
みんなのFX | 0.2 | 0.4 | 0.8 | 0.6 | 1 | 0.9 | 1.6 | 0.3 | 0.3 | 0.9 | 0.8 |
LIGHT FX | 0.2 | 0.4 | 0.8 | 0.6 | 1 | 0.9 | 1.6 | 0.3 | 0.3 | 0.9 | 0.8 |
IG証券 | 0.2 | 0.5 | 1 | 0.7 | 変動 | 変動 | 変動 | 変動 | 0.4 | 1 | 変動 |
IG証券 | 0.6 | 1.1 | 2 | 1.3 | 3 | 4 | 変動 | 変動 | 0.6 | 1.5 | 2 |
アイネット証券 | 2 | 3 | 5 | 4 | 6 | 7 | 7 | 7 | 2 | 3 | 4 |
DMM FX | 0.1 | 0.5 | 1 | 0.7 | 1.2 | 1 | × | × | 0.4 | 1 | 1 |
FXプライムbyGMO | 0.3 | 0.6 | 1.1 | 0.9 | 1.6 | 0.9 | 4.8 | 0.9 | 0.6 | 1.8 | 1 |
外為オンライン(店頭) | 1 | 2 | 3 | 3 | 6 | 15 | 6 | 1 | 1 | 3 | 4 |
外為オンライン(くりっく365) | 変動 | 変動 | 変動 | 変動 | 変動 | 変動 | 変動 | 変動 | 変動 | 変動 | 変動 |
マネーパートナーズ | 0.3 | 0.4 | 0.9 | 0.6 | 1.2 | 1 | 1.9 | 0.3 | 0.3 | 0.8 | 2 |
岡三オンライン証券 | 平均0.51 | 平均0.92 | 平均2.27 | 平均1.26 | × | × | × | × | 1.23 | × | × |
SBIFXトレード | 0.17~7.8 | 0.49~15.8 | 0.99~18.8 | 0.69~12.8 | 1.19~19.8 | 0.99~4.8 | 1.89~20.8 | 0.3~3.4 | 0.38~12.8 | 0.89~22.8 | 0.99~20.8 |
※ 変動と記載がないところは原則固定で、単位はユーロドル以外は銭で、ユーロ米ドルのみpipsです(ただしFXプライムbyGMOとLINE FXは例外あり、またFXプライムbyGMOの数値は1回の取引で50万通貨以下の場合)。またSBIFXトレードは1,001通貨~100万通貨のレートを参照。
このように、今回のスプレッド競争の「仕掛け人」であるLINE証券と、元々「8年連続FX年間取引高国内1位※」の王者GMOクリック証券がほとんどの通貨ペアでトップを分け合い、ただメキシコペソだけはセントラル短資FXが単独トップという状態になっています。
※ファイナンス・マグネイト社調べ(2012年1月~2019年12月)
色々と競争はあったものの、新規のチャレンジャーと、元々の王者がトップを分け合っているというのは、なかなか興味深い結果となりました。また、メキシコペソという比較的ニッチな通貨ペアでは、相変わらずセントラル短資FXがトップを維持していました。
ただし、例えばLINE証券は上でも書いたようにいきなりゲリラ的にスプレッド縮小をしたりというようなこともあったりと、この表には表れない形での「スプレッド競争」は今後も起こる可能性があり、そこについてはまだまだ注目していきたいと思います。
なお、これらの口座は今お得なキャンペーンもやっているところも多く、例えばLINE FXについては、先着40,000人限定で、たった1取引で5,000円のキャッシュバックが貰えるというシンプルかつ凄まじいキャンペーンもやっていたり、セントラル短資FXだと、当サイト限定キャンペーンとして、口座開設+5万通貨以上取引で特別レポート+5,000円のキャッシュバックが貰えるキャンペーンもあるので、興味があれば是非この機会にどうぞ。
口座開設は
LINE証券

GMOクリック証券【FXネオ】

セントラル短資FX

からできます。