2020年12月23日 20:12
※:本記事にはプロモーションを含みます。

2021年はCFDと仮想通貨が熱い!?
今回は、2020年の相場を振り返りながら、2021年の相場で注目しておくべきものを解説したいと思います。と言いつつ、何に注目すべきかは「CFDと仮想通貨」と書いているのでモロバレなのですが(笑)、何故そう考えているのかについて解説していきたいと思います。
2020年の相場の振り返りと、2021年相場のテーマの予想
まず、2020年の相場のテーマが何だったかというと、これは誰に聞いても「新型コロナと、それに対しての各国のゴリゴリの金融緩和政策」と答えるのではないかと思います。
本当はそれ以外にも「米大統領選」「BREXIT動向」「日本の首相交代」「オリンピック延期」といった普段であれば「主役級の事象」ものもあったのですが、それらの「大ネタ」がかすんで見える(というかそれらのイベントにもコロナの影響がかなり大きく関係している)くらいにコロナと、それに伴う緩和のインパクトが多い1年でした。
そして、この「コロナと緩和」の影響は2021年にも間違いなく続く中で、来年のテーマは何かを今時点で予想すると、私は「引き続きコロナの状況(ワクチンの成否、感染拡大の進展含む)」と「緩和の後遺症」、あとは「地政学リスク」なのではないかと見ております。
前者のコロナの状況については、今時点で予想するのは無理ですが(個人的にはワクチンがそこまでうまく行くとはあまり思えていないですが)、ただ、後者の「緩和の後遺症」と「地政学リスク」はかなり高い確度で来ると見ており、その兆候は今もかなり出ております。
「緩和の後遺症」とは何かというと、それはずばり「法定通貨の価値の低下」で、つまりは将来的なインフレの種です。今時点ではアメリカも日本も欧州も消費者物価指数は上がっておらず、むしろデフレの方が心配されていますが、今後インフレリスクが警戒されていく可能性は高いと見ております(ただし、それが現実的な数字として見えてくるのは来年よりもう少し先だとは見ています)
実際に、各国の通貨や、主要な資産の今時点の価格を比較すると、法定通貨の価値が全体として下がっているのが見て取れます。
2020年始 | 2020/12/18現在 | 差異 | 差異率 | |
ドル円 | 108.62 | 103.30 | -5.32 | ▲4.9% |
ユーロ円 | 121.78 | 126.60 | 4.82 | 4.0% |
ポンド円 | 144.05 | 139.60 | -4.45 | ▲3.1% |
豪ドル円 | 76.28 | 78.75 | 2.47 | 3.2% |
ダウ | 28,553 | 30,179 | 1,626 | 5.7% |
日経平均 | 23,320 | 26,763 | 3,443 | 14.8% |
金 | 1,556.80 | 1,881.00 | 324.20 | 20.8% |
原油 | 61.60 | 49.07 | -12.53 | ▲20.3% |
BTC | 779,690 | 2,384,389 | 1,604,699 | 205.8% |
大豆 | 943.50 | 1,217.00 | 273.50 | 29.0% |
小麦 | 559.50 | 607.88 | 48.38 | 8.6% |
これを見ると、コロナで需要が激減した原油を除けば基本的に株価や商品価格は上がっており、また仮想通貨であるBTC(ビットコイン)はさらに意味不明なレベルで上がっている一方で、法定通貨ではユーロや豪ドルは比較的頑張ってはいたものの、実物資産と比べると値上がり率が低いことが分かります。
日経やダウ等の株価指数については、これだけ企業の倒産や経済への悪影響が言われている中でも上げておりますが、この背景には、各国のゴリゴリの金融緩和でばらまかれたお金が株にも商品にも入っているということがあります。
また、BTC(ビットコイン)についてはただ持っていただけで3倍以上の価値になっています。私も年始やコロナショックでの下落時に多少は買っていたのですが、140-150万のあたりで利確してしまい、悔しい思いをしています(笑
これらのことは「法定通貨の価値が、金融緩和で下がっている」という事実を示しており、その中で法定通貨へのアンチテーゼから開発された仮想通貨が爆上げしているというのは、なかなか示唆的だなという感想を持っています。
これまでは基本的にどの先進国もデフレ(=法定通貨が強くなる)に苦しみやすく、その中でも特に日本円はその傾向が強かったので、多くの人が今はまだ"Cash is King"という感覚を持っていると思いますが、これからの世界では、「法定通貨を持っているだけで価値が下がる」というリスク、つまり株や商品、仮想通貨などを持つことこそが、むしろリスク抑制のために必要になってくると見ております。
さらに、コロナに対してどの国も何十兆、何百兆円単位で財政出動も行っていますが、これは将来的な債務リスクを高めることにもなっており、今後「財政の健全性」が市場の大きなテーマとなる布石も打たれたと見ています(ただし、これはさすがにまだ来年ではないとは思っています)
このような「投資をせずに法定通貨だけ持っている」ことについてのリスクは、昔から漠然と感じていて、それが私が投資をはじめた理由でもあったのですが、今年の相場を見ていると、そのリスクを改めて再認識せざるを得ないなと思いました。
そして、こうした金融緩和・財政出動の流れは、仮にワクチンでコロナが収まったと仮定しても、それでも2021年も続かざるをえないと考えられ、法定通貨同士を取引するFXでは「どの国の通貨がまだマシか」という消極的な勝負になる一方で、株価や商品については、「そのジャブジャブのお金がどこに向かうか」という積極的な勝負になる可能性が高いと見ております。
また、他にも「地政学リスク」も来年のテーマとして見過ごすことはできません。
よく言われている「米中全面戦争」については、さすがにどちらの国もそこまでのことをやる覚悟はない(アメリカ側は高度に民主化されて「戦争での人命の損失」が問題視されすぎている中で犠牲が大きく出る中国との戦争に突き進むとは思えない、中国側は今時点ではアメリカに勝ち目がないのでやらない)と見ておりますが、小規模な衝突や、中国の海洋進出での対立、また中東等での小規模な争いは起こりそうだなと見ております。
こうしたことから、2021年の相場については、金融緩和の影響で価値が下がる法定通貨よりも、相対的に価値があがる&地政学リスクの影響も大きい株価や商品のCFDや、法定通貨への対立概念としての仮想通貨が注目される可能性が高そうだと見ております。
法定通貨の価値が下がるなら、その中で「まだマシなのは何か」で戦うより、相対的に価値が上がる株であったり商品であったりを買う方が利益も出やすく、また、「法定通貨の価値下落」というリスクへの分散にもなるという点で、短期で利益を取る目的でも、中長期でのリスク回避目的でも、こうしたCFDや仮想通貨取引をやるのが今後のトレンドになっていくのではないかというのが、私の予想です。
なので、私自身も、こうしたCFDを使った公開運用も、来年には色々とやっていこうと考えております!
仮想通貨については、改めて別の記事を書くとして、今回はCFDについて書きたいと思います。
【追記 仮想通貨についての見通しや、私の戦略記事もアップしました!】
今回は、前回の記事でも予告した、2021年の仮想通貨について予想しつつ、私が来年にやる投資戦略を解説したいと思います。前回の記事では「法定通貨の価値下落」「地政学リスクの高まり」というのが、今の相場環境からは不可避であろうこと、その中で、株・株価指数や金などの商品、仮想通貨が2021年は熱いという話をしているので、そちらをまだ読まれていない方は、是非そちらからご覧ください!関連記事:...
CFDとはどういうものなのか?おすすめの会社も紹介
実は当サイトの読者さんやTwitterのフォロワーさんでも「FXはやっているが、CFDはやっていない」という方が多くいるので、CFDについて簡単に解説したいと思います。
CFDというのは、非常に端的に言えば「FXと同じ感覚で株価指数や商品、個別株を取引できるもの」です。
CFDはFXと同じようにレバレッジをかけての取引や、売りからのエントリーもできて、原油や金、小麦(とてつもない量)のように実物を持つのが難しいものについても非常に簡単に取引できます。また、CFDではほとんどの銘柄について決済期限はなく、FXと同様にポジションを持ち続けることもできます。
例えば、IG証券だと、口座開設をすればFXだけでなくCFD口座も一緒に開設されますが、そこで株価指数や金をトレードしようとすると、ほとんどFXと同じ画面が出てきます。
【NYダウ(ウォール街指数という名前)】

【金】

【参考 ドル円】

このように、FXとほとんど同じような感覚で、ただ単に投資先が通貨じゃなくて株価指数だったり、商品だったり、あるいは個別株だったりという感じでトレードができます。
なので、FXトレーダーの人であれば、特に何の苦労もなくCFDはやれると思います(ただし、もちろん値動きの癖などは違うので、まずは少額からやってみて、特徴を肌感覚で理解していくのは必要です)
上でも書いたように、来年は法定通貨以上に、株や現物資産と言った、「金融緩和のお金が直接行く先」「将来的なインフレリスクへの備え」といったテーマがより明確化してきそうなので、CFDトレードが今年以上に盛り上がることはほぼ間違いないだろうと見ております。
なお、CFDで取引をする場合にどこがいいかについて、今の日本での主要なCFD会社の条件を一覧にすると、以下の通りです。
銘柄数 | 日経 | ダウ | 金 | 原油 | 取引手数料 | 取引単位 | |
IG証券 | 12,000以上 | 7~30 | 1.6~5.8 | 0.3 | 0.06 | 無料 | 1 |
IG証券(ノックアウトオプション) | 160(FXも含む) | 7~30 | 2.4~9.8 | 0.3 | 2.8 | 無料 | 1 |
GMOクリック証券 | 138 | 2~8程度 | 4~10程度 | 0.4程度 | 0.03程度 | 無料 | 0.1 |
DMM CFD | 7 | 7 | 3 | 1.2 | 0.039 | 無料 | 0.1 |
くりっく株365 | 6 | 平均5.3 | 平均6.1 | 変動、平均非公開 | 変動、平均非公開 | 147円~ | 1 |
※スプレッドは単位はpips、DMM CFD以外は変動で、標準スプレッド。DMM CFDは原則固定
このように、条件を比べると、
の2社がおすすめです。
【IG証券】
【GMOクリック証券】
私は両方の口座を持って、短期トレードをする場合や、ダウ・金をトレードする場合、あるいは珍しい銘柄を取引する時はIG証券、小さい単位でゆったりとトレードしたい時はGMOクリック証券というように使い分けており、こういう使い分けが一番良いのではないかなと個人的にも思っています。
まずIG証券については、
という会社です。
2020年に入ってから話題になったものとして、
等がありましたが、この全部をIG証券なら取引出来ます。
さらに、ノックアウトオプションという、
という金融商品で、CFD取引ができる唯一の会社でもあり、その点でもおすすめです。
CFDは、FXに比べると値動きが激しいものが多く、ノックアウトオプションでリスクを限定しながら、少額の資金から大きなロットを運用できるというのは、非常に強い魅力だと言えます。(ノックアウトオプションについて、詳しくは👇
ノックアウトオプションのメリット・デメリットとは | 特徴や取引方法も解説
)
また、IG証券は、現在とてつもないキャンペーンもやっており、具体的には先着150名限定で、最大6万円ものキャッシュバックという破格のものをやってます。
6万円全部を貰うのはそれなりに取引数も必要でなかなか難しいですが、その内1.5万円までについては、
と、簡単に1.5万円までは貰えるので、興味がある方は是非この機会にどうぞ(先着なので、終わってたらすみません・・・・)
口座開設は
IG証券

からできます。
なお、IG証券は、今Twitterキャンペーンとして、
というので、抽選で100名にAmazonギフト券1万円分プレゼントという企画もやっているので、こちらも興味があれば是非どうぞ!このIG証券のキャンペーン、私も前回のキャンペーンでは1,000円当たったり、知り合いでは何と10万円当たった人もいたように、割と当たります。
話を本筋に戻して、次に、取引単位を小さくしたいという場合には、GMOクリック証券もおすすめです。ここは、FXではお馴染みの会社ですが、CFDでもスペックが非常に良いところです。
IG証券と比較すると、特に取引単位を小さくできるという点がメリットであり、また、取引コストも安いという魅力もあります。
一方で、
というように、ちゃんと理解していないと思わぬダメージを受ける可能性はあり、その点には注意が必要です。
(詳しいことは👇
何故GMOクリック証券はCFD国内シェア70%と圧倒的なのか?
で書いてます)
ただ、この点については、ちゃんと理解していれば十分に克服可能なデメリットであり、上でも書いたように取引口座としての使い勝手は非常に良いので、まだ持っていなければ是非どうぞ。
口座開設は
GMOクリック証券(CFD)

からできます。
今回は以上です。次回はもう一つのテーマ、仮想通貨について、来年にやろうと思っていることも含めて書いていきたいと思っているので、是非次回もどうぞよろしくお願いします。
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