2021年01月11日 16:24

結局トラリピとループイフダンを比較するとどっちがいいの?
今回は、読者の方からもよく頂く、「トラリピとループイフダンだとどっちがいい?」という疑問や、さらにピンポイントに「豪ドル/NZドルだとトラリピかループイフダンはどちらがいいですか?」という疑問にお答えしようと思います。
また、年利50%超で運用できており、当サイトの中でも特に人気の高い戦略である、私のループイフダン豪ドル/NZドルのトラリピに移行する時の設定も書いていきたいと思います。
【関連記事】
【年利40%】ループイフダン運用実績をブログで毎週公開【豪ドル/NZドル設定】
ループイフダンで年利40%を目指したい!こういうコンセプトのもとで、元々利回り40%近い過去の実績があったコアレンジャー豪ドル/NZドルを改良して、さらにスプレッドももっと狭いループイフダンを使えば、もっと利回りを上げることができるのではないか?という発想でループイフダンの設定を組み、自腹で360万円を運用することで、本家コアレンジャー豪ドル/NZドルと対決させて、利回りを比べました。そして、10か月運用した結果...
まず結論から言うと、以下の通りです。
という感じで、どちらにも良い面も悪い面もあり、私は両方を状況によって使い分けています。
具体的には、豪ドル/NZドルで細かい設定が必要なグルトレや放置したい設定はトラリピ、豪ドル/NZドルでも相場状況を見ながら進めたいハイリスク設定はループイフダン、また豪ドル/NZドル以外の通貨ペアで、特に高金利通貨系はループイフダン、みたいな使い分けをしており、これが一番良いのかなと自分でも思っています。
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以下の順番で書いていきます。
トラリピとループイフダンとは?共通点と違いを解説
まず簡単にトラリピとループイフダンの共通点と違いを解説します。
トラリピとループイフダンの共通点
この2つはどちらも「リピート系自動売買」と呼ばれるもので、はじめに設定しておけば下がったら買い、上がったら売りというのを自動でやってくれるものです。
【トラリピの説明画像】

【ループイフダンの説明画像】

このように、買い方向であれば「下がれば買い」「上がれば売り」を自動で何度も繰り返してくれるシステムで、その点はどちらも共通します。
トラリピとループイフダンの違い
トラリピとループイフダンの大きな違いは以下2つで、
という点にあります。
前者のスプレッドやスワップポイントの違いについては次でまとめますが、多くの通貨ではループイフダンの方がスプレッドは狭く(コストが安い)、スワップポイントは高い(貰える金利が多い)ということで、スペックでは上回っています。
ただ、豪ドル/NZドルという通貨ペアについては、トラリピの方がスプレッドもスワップポイントも今時点では上回っています。
次の設定できる細かさが違うというのは、比較表を作ったので、下をご覧ください。
トラリピ | ループイフダン | |
通貨ペアの選択 | できる | できる |
買いか売りかの選択 | できる | できる |
仕掛ける値幅の設定 | 自由に設定できる | 元々ある何パターンかから選ぶ (10銭刻み、20銭刻み等) |
利幅の設定 | 自由に設定できる | 仕掛ける値幅と同じになる |
仕掛けるレンジの設定 | 自由に設定できる | 設定できない (上がったり下がったりしたらそれについていく) |
どういう人向けか? | 中上級者向け | 初心者向け |
このように、仕掛けるレンジ、仕掛け幅、利幅等をトラリピは全部自由に設定できるのに対し、ループイフダンは元々ある10銭刻み、20銭刻みなどから選び、また仕掛けるレンジも設定できない(合計で10本とか12本とかそういう設定になり、相場に自動的についていく)という点で違いがあります。
ループイフダンの値幅・利幅は、FX会社がある程度パターンとしてありえるものを設定してくれていて、中の人にインタビューした時も「スプレッド負け等が起こらないように、ある程度慎重に決めている」「お客様からの要望があれば増やすこともあり、実際にそうした通貨ペアも多い(私が見ていた中でもトルコリラやメキシコペソは値幅が増えた)」というようになっています。
このような点から、トラリピはカスタマイズ性が高く、中上級者にやりやすい一方で、まだその辺りの仕掛けるレンジや値幅・利幅を考えるのが難しい初心者の方には、ループイフダンがやりやすいという感じになっています。
では、次にスプレッドやスワップを比較したいと思います。
トラリピとループイフダンをスプレッド、スワップポイント、取引単位で比較
1/10調査時点での最新のスプレッド、スワップポイントは以下のようになっています(スプレッドはトラリピは変動なので調査時点のもの、ループイフダンは標準スプレッド)

このように、ほとんどの通貨ペアにおいて、スプレッドもスワップポイントもループイフダンが上回ります。
特に高金利通貨については、トラリピのスワップポイントはほとんどやる気がないようなレートなのに対して、ループイフダンは裁量トレードの会社と比べてもトップレベルというように、大きな差があります。
なので、高金利通貨については、ループイフダンの方がおすすめです。
ただ、豪ドル/NZドルという、自動売買で最適で、個人的にも大好きな通貨ペアについては、少し話が違ってくるので、次にそれに絞って比較をしたいと思います。
トラリピとループイフダンを豪ドル/NZドルに絞って比較
豪ドル/NZドルに絞って比較すると、以下のようにスプレッド、スワップポイントともにトラリピが上回っています。
【豪ドル/NZドル トラリピVSループイフダン】
トラリピ | ループイフダン | |
スプレッド | 変動(3.5pipsくらいが多い) | 6pips |
スワップポイント | 買いも売りも0円 | 買い-30円 売り5円 |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
取引単位 | 1000通貨単位 | 1000通貨単位 |
自動売買の自由度 | 非常に高い | 若干不便なところあり |
このように、トラリピの方がスペックで上回っており、また、トラリピについては、2021/7/1まではスワップポイントを買いも売りも0で据え置きという宣言も出ている点で、今時点のスペックではトラリピが圧勝しています。
ただ、じゃあループイフダンより絶対にトラリピなのかというと、実は必ずしもそうとも言えず、
という点があります。
前者については、7/1まではスワップポイント固定と出ていますが、逆に言えばそれ以降はどうなるか分からず、他の通貨ペアを見ていると、長期的にどうなるかはいまいち読めないなと思っています。
後者については、これは実際に使ってみないと分からなかったことなのですが、トラリピのレートは他社のレートと比べて若干ずれがあり、また節目の辺りではスプレッドが広がっているのか、他社の指値ポジションは入ったのにトラリピだけ入っていないとか、トラリピ内でも買いと売りを同値で指値注文していて、下がった時に売りだけ入って買いが入らないとかそういうことがよくあります。
ずれといってもそこまで大きなものではなく、ある程度明確に割り込んだらもちろんちゃんと約定されるのですが、「他社でギリギリで約定された」みたいな時にはトラリピでは入っていないことが多い印象があります。
こうした疑問が残ることや、またそもそもループイフダンの方を先にやっていて、自動売買だと既にあるポジションを移すのも面倒なことから、今は並行稼働して両方運用しています。
ただし、これから始める設定については、特に今年の7/1まではトラリピを優先的に使っていこうと思っており、最近はじめたグルトレ等でもトラリピを使っています。
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以上がトラリピとループイフダンの比較でした。このように、
という点で、私は両方を使い分けるようにしています。
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ループイフダンの豪ドル/NZドルハイリスク版をトラリピで移植する方法
では、最後に最近要望の多い、ループイフダン豪ドル/NZドルのハイリスク版設定を、そのままトラリピに移すとどうなるか?というのを書きたいと思います。
実はこの設定、「売りをどのタイミングで切って、どのタイミングで再開するか」「買いをどのタイミングで切って、どのタイミングで再開するか」等、裁量判断を加えることで、少ない資金で高利回りを目指すという戦略なので、状況次第で「ルールを逸脱しながら守備を固めたり、攻めたり」ということをやっているのですが、基本ルールとしては、以下のようになります。
以上です。これを1000通貨あたり10万円でやって、私は3万通貨を300万円でやっています。
・・・・ただ、これ入れようとして見ると分かるのですが、実はコアレンジだけでも13.8万円必要と出て、10万円ではたりないことが分かります。
なんでこんな設定をループイフダンで入れられて、しかも今まで生きてこれた(コロナショックとかもありながら)かというと、
ということで、開始時の調整や、買い・売りを切るタイミング、入れるタイミング等、裁量判断を入れながら運用&その間に利益が溜まることで結果的に1.0だろうと耐える設定になったという感じで、私の設定はまさに「ハイリスク版」だった感じです。
ループイフダンではローリスク版運用も混ぜることでリスクを薄めつつ、相場が大きく動いた時には「どこまで行けばロスカットされるか」も計算して必要に応じて資金を注入しようとしていたのですが、結果的に今まではそういう動きも特に必要なく運用できていました。
このように、このハイリスク版設定は完全放置前提で入れるにはあまり向かず、なので「止める」「再開する」といった判断を当たり前のようにやるループイフダンではやりながらも、完全放置前提のトラリピのハイリスク版設定はこれよりかなりマイルドな設定にしています。
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もしトラリピでこの設定を入れたいなら、1単位15万円~20万円くらいでやるのが良いかなと思います。(運用実績を考えると、平均で56%くらいの利回りなので、資金が1.5倍だと大体30~40%くらいになるかなと思います)
今回は以上です。
トラリピとループイフダンについては、まとめると
というように、やりたい通貨ペアによって使い分けるのが一番かなと思っています。
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