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ユーロズロチの最新見通し2023年3月 | ウクライナ・ロシア戦争の影響も解説

2023年04月15日 18:19

※:本記事にはプロモーションを含みます。

ユーロズロチの見通しと トレード戦略2022年版 ウクライナ問題の影響は? (1)-min



今回は値動きに分かりやすい癖がある&スワップもかなり貰えることで人気が高まっているユーロズロチについて、最新情報に基づいて投資戦略や今後の見通しを解説したいと思います。



この通貨ペアについては、「鋭角的に上がった後には鋭角的に戻しやすい」というかなり分かりやすい癖もあり、非常にチャンスが分かりやすい通貨だったりします。



【ユーロズロチ日足】
EURPLN chart0311day-min



【ユーロズロチ週足】
EURPLN chart0311week-min



実際に私のトレードを見てもらうと、「確かに急上昇時に狙い撃って、その後落ちた時の節目前後で利確してうまくいっている」といのが分かると思います。



EURPLN trade221229-min



こんな感じで2022年のポジションは一旦手仕舞いしてきたのですが、ただ2023年に入ってまたエントリーできるレベルまで上がってきたので、私もまた再開しました!







【4/15追記】

このポジションも利確されました。今回の利確も記事で書く戦略が完璧に上手くいったパターンでした。







またこのユーロズロチ、ポーランドズロチが政策金利6.75%の高金利通貨の関係で、売りで入るとスワップも貰えるという特徴もあり、具体的には2023年平均で1日123円となっています。



EURPLN swap0310tani-min

出典:IG証券全通貨ペアスワップデータ3/4調査日時点を筆者が加工



後で詳しく書きますが、個人的には1単位20万円くらいで持つのがいいと考えており、この1日123円という数字は、このままのペースで行くと仮定すると年換算約4.5万円となるので、スワップの収益率が年換算で約22%となっています(含み損益や確定損益は考慮せず、スワップのみで計算した数字)



このように、高金利かつ為替差益も狙いやすいことからFXトレーダーの間でも人気が高く、また2023年に入ってレートも上がってきたことから、様々な大御所トレーダーも戻って来た、今非常に熱い通貨となっています。















こんな感じで最近非常に熱い通貨ペアなので、今回はこの通貨ペアの見通しや投資戦略を最新情報に基づいて解説したいと思います。



まず結論からまとめると以下のような感じです。

  • ユーロ/ズロチという通貨ペアは急上昇した後に急降下するというかなり分かりやすい値動きの癖があり、また売りでスワップも貰えることから、急上昇したタイミングで売りを入れるのがおすすめ

  • この通貨ペアのリスク要因としては、ロシア・ウクライナの戦争の拡大と、株価の下落からのリスクオフで、こうしたことからある程度余裕を持った資金とポジション量で投資するのがおすすめ(目安は1単位20万円くらい)

  • 短期的な見通しとしては、4.7を明確に割り続けられるかがポイントで、4.7近辺の時点ではまだエントリーしないorスワップ目的の軽めのポジションにしておいて、本格参入は4.8超えまでは待った方が良いと考えている

  • 利確目途は「自分がエントリーしたタイミングの次の節目」くらいが良く、4.8エントリーなら4.7くらいが利確目途と考えている

  • 何かあって急激に上昇し、例えば4.9とか5.0とかに来た時はノックアウトオプションを使ってのトレードがおすすめ


  • という感じです。



    このように、いくつかリスクはあるものの、ある程度余裕を持ってエントリーして、最悪塩漬けながらスワップを貰っていれば良いという点で最近どんどん人気が高まっているのがEUR/PLNという通貨ペアです。



    なおこのEUR/PLNをトレードする場合、今はいくつか選択肢はあるものの、個人的にはIG証券がおすすめで、私もIG証券を使ってトレードしています



    その理由としては、詳細は後で比較しますが、

  • スプレッドがIG証券の方が狭いことが多い(みんなのFX、LIGHT FXは開始直後はスプレッド条件も良かったのですが、最近はIG証券の方が狭いことが多くなっています)

  • スワップポイントについては今はIG証券の方が低いが、ただみんなのFX、LIGHT FXは導入してからの実績も浅く、今のレートが「スタートダッシュボーナス」の可能性もあるのに対し、IG証券は長期間スワップ条件トップを維持してきた実績がある

  • 何かあった時にはノックアウトオプションで命綱付きでトレードもできたり、ノースリッページ注文で確実に損切することもできる


  • という感じです。



    また、このIG証券については、期間限定・先着600名限定で最大5万円キャッシュバックを貰えるキャンペーンをやっており、その先着期間が3/1に更新されたばかりなので、まだ口座を持ってない人にとっては大チャンスです。



    この先着限定キャンペーン、以前は先着150名だったのが、あまりに人気だからなのか300名→600名まで枠が増えて、さらに最大5万円のうち

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  • というように、かなり簡単な条件でも5,000円までは貰え、しかもそのキャンペーン期間が3/1に更新されたばかりなので、是非この機会にお早めにどうぞ!



    口座開設は


    IG証券
    application_orange_b_320_100.png


    からできます。



    以下の順番で書いていきます。



  • ユーロズロチのスワップが最近凄まじい

  • ユーロズロチの通貨ペアの値動きの特徴と最近のレート

  • ポーランド情勢の最新情報と今後の金利見通し、ロシア・ウクライナの戦争の影響

  • ユーロズロチの投資戦略

  • ユーロズロチでFX会社を比較2022年5月版




  • ユーロズロチのスワップが最近凄まじい





    まず最近ユーロズロチが大きく注目されることになったきっかけでもあるスワップ金利について説明したいと思います。



    ポーランド中銀は2021/11/3に利上げを行い、政策金利は1.25%になり、それ以降も毎月さらに利上げがあって今は6.75%まで来ました。昔「ズロチユーロサヤ取り」が大流行していたころは1.5%だったので、それよりも高い水準になりました。



    EURPLN swap0310tani-min

    出典:IG証券全通貨ペアスワップデータ3/4調査日時点を筆者が加工



    このように、2022年10月からECBが利上げを始めた関係で若干下がったものの、2023年も1日123円となっています。この水準が仮に続けば、123円×365日で44,895円のスワップ利益となります。



    ちなみに、EUR/PLNについては、史上最高値が4.95で、5より少し低いくらいなのですが、仮にズロチ30円(2/17現在のレート29円前後を切り上げて計算)として、5まで耐える前提で計算すると、4.65スタートだと16.5万円、4.6スタートだと18万円くらいが必要資金となります。



    【4.65スタート】
    EURPLN los0-min



    【4.6スタート】
    EURPLN los1-min



    そのためキリ良く1単位20万円で考えると、スワップ利益が約4.5万円なので、含み損益を考慮せずにスワップ年利益率を計算すると約22%となります。



    上の計算だと大体20万円で0.4の上昇に耐えられるということなので、仮に4.8スタートだと大体5.2くらいまで耐えられる計算になり、個人的には今でもそれくらいが丁度良いかなと思っています。



    ちなみに、今後についてはポーランドの利上げは打ち止めモードに対して、ECBは利上げフェイズなので、今後若干落ちる可能性はあり、実際に以前はスワップ年利50%くらいだったのが、最近は20%ちょっとくらいまで落ちています。



    ただし、後で詳しく書きますが、ECBの金利については最終的には3.75%~4%くらいの政策金利になると予想されているので、スワップは今後まだ下がることはあると思いますが、それでも十分な水準のスワップが貰える状態が続くだろうと予想されます。



    このように、これまで程「まだまだスワップがどんどん上がる」という状況ではなくなったものの、ただそれでも十分すぎるくらいに高いスワップはしばらく貰えそうです。



    IG証券でユーロズロチをトレードする




    ユーロズロチの通貨ペアの値動きの特徴と最近のレート





    ユーロズロチという通貨ペアは、以下のチャートを見てもらうと分かるように、「鋭角的に上がった後には鋭角的に戻しやすい」というかなり分かりやすい癖があり、このチャンスが来た時に狙い撃つのが、一番リスクが低く、リターンを狙いやすいと思います。



    【ユーロズロチ 日足チャート】
    EURPLN chart0311day-min



    【ユーロズロチ 週足チャート】
    EURPLN chart0311week-min



    「針葉樹林か!」と言いたくなるようなチャートですね(笑



    ただ、それだけ「急上昇後は急下降する傾向が明確」「チャンスは意外と短い」ということがわかってもらえるかと思います。



    この通貨ペアは、同じヨーロッパの通貨であるユーロとズロチの連動性が元々高く、ただズロチという通貨の流動性が低く、「たまに変な動きをする」「リスクオフの時にズロチの方が売られやすい」というような性質があるので、そういう時に一瞬大きく動いて、ただその後段々元に戻っていく、というようなパターンが多く、その結果上で書いたように「急激に上がって、急激に落ちる」みたいなチャートになります。



    このように、急上昇後にチャンスが来やすいので、そこを狙い撃つのがこの通貨ペアの基本です。



    IG証券でユーロズロチをトレードする




    ポーランド情勢の最新情報と今後の金利見通し、ロシア・ウクライナの戦争の影響





    このユーロズロチという通貨ペア、実はユーロ側で動くことは少なく(通常時であればユーロとズロチは連動する傾向がかなり強いため)、ポーランド側が弱ければユーロズロチが上がり(ズロチが落ちるため)、逆にそれが戻ってきたらユーロズロチが下がるという関係にあります。



    2020年以降は、コロナショックの中でポーランドが大幅に利下げして金利という旨味がなくなる&コロナ禍の中で小国の通貨でしかも低金利なズロチを買う理由がないという点からユーロズロチが上昇しており、今後のテーマとしては「ポーランドの弱さがどれだけ改善するか」という点なので、そのポーランド情勢について解説したいと思います。



    11月時点の見通し記事では、ポーランドという国について


    【良い点】

  • 雇用はコロナ後も堅調

  • EUからの復興基金が承認されたように、少し前までの問題だった「EUとの関係」は改善された

  • ロシア・ウクライナの戦争がある程度膠着状態になり、その中で「隣国ポーランドまで巻き込まれる」というようなリスクが下がってきた




  • 【悪い点】

  • インフレが拡大しており、2022年や2023年もインフレが続きそう

  • 利上げの負の影響として、GDP成長率の鈍化が予想され、2023年には低成長となりそう

  • そうしたことから利上げも終了モードに入りつつある

  • その一方でECBはついに利上げモードに入った



  • という感じでしたが、それぞれについて続報を書きたいと思います。



    雇用、GDP、金利、インフレといった経済要素からまず説明していくと、

  • 雇用情勢は引き続き堅調だが、最近は若干失業率も上がり始めた

  • GDPは2022年の第4四半期でEUの中で一番縮小したように、経済状態は悪化している

  • 利上げは9月に6.75%に上げて打ち止めで、その後は据え置き

  • インフレは最近は若干落ち着いたものの、まだかなり高い

  • ECBの利上げは11月時点では2.25%で打ち止め予想だったが、今は3.75%~4%くらいがピークと予想されている


  • という感じで、ポーランドの経済状態はだいぶ悪くなってきている印象があります。



    ただ、後で詳しく書きますが、「だからズロチが下がるか」というと必ずしもそうとも言えず、こういう環境の中でユーロズロチはレンジないし若干下落方向(ズロチ高)だったり、またエコノミストの予想でも「これまでの過小評価もあったからユーロズロチは下がるだろう」という予想もあります。



    まず雇用については、引き続き堅調で、失業率は今も低い状態が維持されていますが、最近は若干上昇傾向にあります。



    【ポーランド失業率】
    poland-unemployment-rate (1)-min



    一方で、GDP成長率については2022年第4四半期は前四半期比で-2.4%減少となり、EU加盟国の中で最も悪い状態となりました(EU全体では-0.1%減少)

    出典: Poland recorded EU’s biggest GDP fall in fourth quarter of 2022



    これは高いインフレが消費を抑制したことが原因と考えられており、こうしたことから2023年のGDP成長率も、EC(欧州委員会)の予想では元々0.7%成長だったのが、今は0.4%成長に下方修正されています。



    次の金利については、8月時点の記事で「これまでは利上げが続いたいたものの、7月に入ってからポーランド中銀が利上げ終了を示唆し始め、市場では9月か10月くらいで利上げフェイズが終了し、最終的には6.75%から7.25%で落ち着くのではないかと予想されるようになってきています」と書いてましたが、実際に9月に6.75%で打ち止めとなり、それ以降はずっと据え置かれています。



    これは上の「経済見通しが悪化している」ということとも密接に関係していて、景気が良い状態であればまだ利上げはできるものの、景気が悪化している中でこれ以上利上げを続けるとその景気悪化に拍車がかかるということで、中銀としては難しい状態になってきたことが背景です(これもまたどこの国も同じような状態になってきているのですが・・・・・)



    このように、インフレの影響でかなり経済が悪くなっていますが、そのインフレについては上昇傾向は収まってきたものの、まだかなり高い水準にあります。



    poland-inflation-cpi-min.png



    このようにポーランド経済としては、インフレを背景に雇用やGDP成長率も落ちてきており、そうした中で利上げも難しいと、なかなか厳しい状態になっています。



    ただし、ECの予想では、外国からの直接投資や公共支出、輸出の増加によって2024年にはポーランド経済は回復し、GDP成長率は2.4%になり、またインフレも2023年は年間で11.7%、2024年には4.4%に低下すると予想されており、「短期的にはボロボロだが、中長期的な強さはある」という感じに考えられています。

    出典:EC lowers Polish GDP growth forecast for 2023



    一方でEU全体では、

  • 失業率は引き続き低水準であり、雇用は堅調(ただし6%台なのでポーランドよりは高い)

  • GDP成長率は、ECの見通しで2022年3.5%、2023年0.8%(11月時点の見通しは2023年0.6%から若干上方修正)

  • 政策金利は2.25%で利上げ終了と予想されていたが、今では3.75%~4%くらいまで上がると予想されている

  • インフレは落ち着いてきたが、まだ10%台と高い。ただし、EC予想では、2023年には6.4%、2024年には2.8%に低下と予想されている(秋の予想では2023年に7.0%、2024年に3.0%)


  • というように、ポーランドの見通しが悪化しているのに対して、EUの見通しは割と改善されているのが現状です。



    【参考】

    EU失業率
    european-union-unemployment-rate-min.png



    EUインフレ率
    european-union-inflation-rate-min.png



    EUのGDP、インフレ予想:Remarks by Commissioner Gentiloni at the press conference on the Winter 2023 Economic Forecast



    ECB金利見通し:ECBはあと4回利上げで7月にピーク金利3.75%、QT加速へ-調査



    このように、ポーランドの状況は悪く、EUの方が状態はかなり良くなっているのですが、何故かEUR/PLNで見ると比較的堅調に推移しており、質問箱でも「もう4.8とか来ないんですかね」みたいな声をよく頂くようになりました。



    【ユーロズロチ 日足チャート】
    EURPLN chart0311day-min



    そしてユーロズロチについてのエコノミスト予想を見ていても、

  • 2023年末までに4.65まで低下し、2024年には4.8まで上昇する(コメルツ銀行予想、出典はEUR/PLN to drift down to around 4.65 by end-2023 before rising again toward 4.80 in 2024 – Commerzbank

  • ズロチが大幅に過小評価されているので、4.7付近かそれ以下で横ばい、最終的には4.55を目指す(ING予想。出典はEMEA FX Talking: Too much or not yet


  • というように、割とポジティブな見通しがあります。



    ただ、その一方で11月時点ではそこまで市場で注目されていなかった要因から4.8付近で安定すると予想し、状況次第では5.0に行くだろうと予想しているところもあります(ベルギーの金融機関iBanFirst)

    出典:FX Trends. What to expect?



    この背景には「ポーランドの銀行についての裁判」があり、あとは引き続き潜在的なリスク要因である「ロシア情勢」について次に解説したいと思います。



    上の記事でもある「ポーランドの銀行についての裁判」というのは、ポーランドの銀行が貸しているスイスフラン建ての住宅ローンについて、「ズロチベースでの元本以上を回収してはいけない」という欧州連合司法裁判所の法務長官の見解が出たことで、これによってポーランドの金融機関は約1000億ズロチ(約3兆円)の損失が発生する可能性が出たというものです。



    もう少し詳しく説明すると、昔ポーランドの銀行の多くが低金利のスイスフラン建ての住宅ローンを提供していたのですが、その後スイスフランが上昇したことで、その住宅ローンの借り手がズロチベースでの支払いが大幅に増加し、それに対して住宅ローンの借り手が不当な条件だということで裁判を多く起こしていました。



    そしてその裁判の結果は、概ね顧客側に有利なものだったのですが、今回欧州連合司法裁判所の法務長官の見解も「ズロチベースでの元本までしか回収できない」「利息も取れない」というかなり顧客有利なもので、この結果が確定した場合、ポーランド金融庁によるとポーランドの銀行は約1000億ズロチの損失が発生する可能性があるということです。



    個人的には「外貨建てのローンなんて、為替が変動したら条件悪化するなんて当たり前では?」という気もしますが、こういった辺りは準拠法であったり、実際の契約がどうなっているかによって裁判結果は全然違ってくるもので、そしてポーランドでも概ね顧客有利で、欧州連合司法裁判所の法務長官の見解も顧客有利ということは、おそらく銀行側に何か大きな落ち度があったのだろうと思われます。



    ちなみにこの1000億ズロチというのは、ポーランドの銀行部門の自己資本の約50%にも相当する莫大な金額であるとのことで、こうしたことからポーランドの金融リスクが出た場合にズロチも大幅に安くなるだろう、というのが上でも書いた4.8~5.0まで上昇という見通しの背景のようです。



    次のロシアとウクライナの戦争については、「戦争懸念」の段階ではポーランドとEUの歩み寄りからむしろユーロズロチにとって下げ要因となっていたのですが、ただ実際に全面侵攻が始まるとユーロズロチは大きく上昇し、一時5.0超えまで上げました。



    【ユーロズロチ 日足】
    EURPLN chart1112day-min



    ちなみにこれまでの過去最高値が4.95なので、最高値更新でした。



    これについては、侵攻直後は「ウクライナを超えてもっと攻め込んだり、NATOとの全面戦争になるのではないか」という懸念が割と強く、そうなるとウクライナのすぐ西側のポーランドはかなりリスクが高いと考えられたことで、ポーランドズロチが大きく売られたのが原因です。



    ただし、その後はご存知のようにロシアは非常に苦戦しており、またNATO側もロシア側も直接対決は可能な限り避けようとしていることから、徐々に市場も落ち着きを取り戻してきて、ユーロ/ズロチも「侵攻前よりは若干高いが、それでも落ち着いた水準」まで戻してきました。



    このロシアとウクライナの戦争については、現在は一進一退の状況が続いており、最近では相場は露骨に興味を失っている感もあります。



    これについてはコロナの時も初めは感染者の増減やロックダウンに一喜一憂していたのが、段々と反応しなくなっていったのと同じで、今後も大きな出来事がなければ相場もあまり大きくは動かなくなりそうです(クリミア大橋爆発というかなりやばいレベルのことが起こってもほとんど動かずでした)



    ではその「大きな出来事」としては何がありうるかというと、

  • ロシアの核や化学兵器の使用

  • ロシアでクーデターが起こる(これはあっても成否や、成功してもその後政権を握るのが誰になるかによっても大きく違うので良いことか悪いことかは不明)

  • 停戦する(インフレ抑制を目指す西側諸国がある程度ロシアに妥協して「面子を潰さない」範囲での停戦をリードする可能性

  • NATOの参戦


  • 辺りで、これらについては「確率は低いものの、リスクとしてはある」というような状態かと思われます。



    ウクライナ情勢がさらに緊迫した場合には、ウクライナの隣国であり、武器の供給拠点ともなっているポーランドのリスクは当然意識されるので、ユーロズロチについては大きく上がるリスクがあり、可能性としては低いと思うものの、こういう理由で急上昇した時には、ノックアウトオプションを使ってトレードしていこうと思っています(実際にロシアがウクライナに侵攻した直後は、私もポジションをノックアウトオプションに持ち替えました)



    IG証券でユーロズロチをトレードする




    ユーロズロチの投資戦略





    以上がユーロズロチの現状ですが、その上で私の投資戦略としては、引き続き「1単位20万円くらいの資金量で、急上昇した時に狙い撃ちで売る」というのをやろうと考えております。



    まず上で書いたように、ポーランドの情勢としては、

  • 景気見通しは悪化しつつあり、それによって利上げも終了

  • スイスフラン建て訴訟による銀行部門の損失という新しいリスク要因も出てきた

  • ただしこうした要因があっても中長期的なポーランドの成長期待は大きく、またズロチがこれまで過小評価されてきたこともあって、最近でもレートは安定しており、エコノミスト予想でもポジティブなものも多い



  • という感じで、ユーロズロチも上昇するリスクはあると考えられるものの、基本的にはNATOとの全面戦争や本格的に金融危機に発展する以外のパターンではユーロ/ズロチを上げ続ける程のものではないと見ているので、引き続き急上昇した時の狙い撃ちが良いと見ています。



    EUの状態が良いというのはEUへの輸出が8割を超えるポーランドにとっても悪い話ではなく、そうした点からEUにとっての好材料でEUR/PLNはむしろ下げ要因となっているように、上で書いたような「余程の事態」がない限りはある程度レンジで推移し、今まで通り「急上昇後に急落」というパターンの値動きをすると予想しています。



    ちなみにじゃあ今の4.6台で売るかと言われると、この下の4.65というのはこれまで上値としても下値としても機能してきた重要な節目で、ここを明確に割ってさらにサポレジ転換みたいな形になったり、ロシアウクライナの停戦といった材料が出てきたならともかく、今の状況ではまだ様子を見た方が良いかなと思っており、「ある程度鋭角的に上がった時に狙い撃つ」みたいなやり方がおすすめです。



    ある程度上がった後であれば、そこからさらに上に行くリスクも当然低くなりますし、またスワップ年利益率も20%というように、最悪塩漬けでスワップを貰っているという戦略もありになってくるので、そういう時に積極的に売っていくのが良いかなと思います。



    その場合の利確目途としては、この通貨ペア割と「節目でのサポレジ転換」が起こりやすいので、今で言うと4.7や4.6といった節目に注目して、ある程度利が乗った時に利確というのが良いかと思っています。



    ただ、この鋭角的に上がるのでも、例えば「ロシアとNATOの全面戦争のリスクが急激に高まった」とか、あるいはそれが落ち着いた後でも「株価がとんでもなく落ちるような出来事があって、やばいレベルのリスクオフになっている」みたいな時であればとてつもなく上がるリスクもあり、そういう時は普通のFXだと流動性の点から若干不安があるので、そこで狙い撃つ時にはノックアウトオプションを使うのが良いと思っています。



    ユーロズロチをノックアウトオプションでやる方法や、そのメリット・デメリットは👇の記事でまとめていますが、「どんなレートの飛び方をしても価値が0までしか落ちないので、戦争拡大や介入、週末挟んだ窓開け等でとんでもない追証を負うリスクをなくすことができる」「資金効率よくトレードできる」という点がFXに比べて優れていて、またスワップもFXと同額貰えて、税率もFXと同様申告分離課税の20.315%という点で、この通貨ペアが急上昇した時には非常に使い勝手の良いものです。



    ユーロズロチをノックアウトオプションでやる方法 | メリット・デメリットも解説

    私はユーロズロチについては元々FXでポジションを持っていたのですが、今はFXのポジションを損切して、同じタイミングでノックアウトオプションでポジションを持ち直し、そのことをTwitterでも公開していました。やりました。200万円以上確定損出ましたが、元々17枚持ってたのに今のレートだとさらに5枚足して22枚にしましたノックアウトは52500(5.25)で5.2くらいに一応逆指値入れてます https://t.co/BbfmxNLqlP— Yuki @FX1...





    このように、今のような環境では、急上昇した時に狙い撃つ、やばめのことが起きた時ならノックアウトオプションを使ってリスクを限定するのが一番良いと思っています。



    ちなみに私自身がEUR/PLNを売ったり、それを利確したりするときはTwitterでも呟くので、私のタイミングに興味がある方は是非Twitterもフォローください!(あくまで私のタイミングを解説するだけで、これで必ず勝てるというものでもないので、実際に投資するかどうかは自己判断でお願いします)



    私のTwitterアカウント





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    ユーロズロチでFX会社を比較2023年3月版





    EUR/PLNの取扱いがある中でも特によく使われる3社を比較すると、以下のようになっています(スプレッドは3/8の午前11時時点確認レート、スワップポイントは2023年平均レート)



    スプレッド買いスワップ売りスワップ
    IG証券25-251121
    みんなのFX44-159158
    LIGHT FX44-159158




    スプレッドについてはどこも原則固定ではないのですが、調査時点で見たスプレッドが以下のような感じで、スプレッド自体をしばらく見ていても特に動きがなく、「大体このくらい」という点で参考にしていただければと思います。



    【IG証券スプレッド(2023/3/8時点)】
    ig eurpln spread0308-min



    【みんなのFXスクショ(2023/3/8時点)】
    minna eurpln spread0308-min



    【LIGHT FXスクショ(2023/3/8時点)】
    light eurpln spread0308-min



    このように、スプレッドはIG証券、スワップポイントはみんなのFX、LIGHT FXみたいな感じになっています。なお、スプレッド19pipsの差はズロチ円が30円とすると1万通貨あたり570円の差になります。



    スワップポイントについては、今はみんなのFX、LIGHT FXの方が上ですが、ただこの2社はユーロズロチは2022/10/24から導入されたばかりで、「スタートダッシュボーナス」の可能性があって今後下がる可能性もあること(実際同日に導入されたコルナは最近スワップが落ちてきてます)、また上で書いたようにスプレッドにもそれなりに差があることから、私はIG証券の方が良いと考えています。



    IG証券は昔からEUR/PLNだと条件が安定して良く、スワップポイントについては特にこうした長期での安定性が重要なので、私は引き続きIG証券を使っていこうと思っています。



    また、IG証券の場合はノックアウトオプションでもユーロズロチをトレードできるというメリットもあり、これは特にロシア情勢が悪化したり、世界的にリスクオフが起こってユーロズロチが急上昇した時には非常に役に立ちます。



    ノックアウトオプションというのは、

  • 短期トレードをやる上で資金効率が非常に良い

  • ノックアウト価格をはじめに設定するのが必須で、窓開けや急変があろうともそこで必ず損切されるので、リスクが限定される

  • IG証券のノックアウトオプションだと、為替だけではなく株価指数や金・原油等も取引可能。また為替でもユーロ/ズロチのような超マイナー通貨も対応している

  • 金融庁の認可を受けており、税率も申告分離課税の20.315%




  • と、守りを固めた上で大きなロットを運用できる商品で、海外業者と違って出金リスクもなく税率も20.315%という特徴があり、「何かが起こるかもしれないが、基本的にはこの方針でトレードする」みたいな状況では最適な金融商品です。



    ノックアウトオプションだと、窓開けが起きても、またスイスショックのようなとんでもない事態や、為替介入等があっても、最初に設定したノックアウト価格では必ず損切されるので、相場急変リスクを抑えてトレードができます。



    私もロシアのウクライナ侵攻直後はわざわざFXのポジションをロスカットして、その上でノックアウトオプションで持ち直しとかをしたくらい重宝するものなので、興味がある方は是非どうぞ!



    なお、IG証券については、期間限定・先着600名限定で最大5万円キャッシュバックを貰えるキャンペーンをやっており、その先着期間が3/1に更新されたばかりなので、まだ口座を持ってない人にとっては大チャンスです。



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  • というように、かなり簡単な条件でも5,000円までは貰えるので、是非この機会にお早めにどうぞ!



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