2023年09月24日 19:35
※:本記事にはプロモーションを含みます。

今回は、ノックアウトオプションを使ってスワップポイント投資をするという、ノックアウトオプションの新しい使い方について解説したいと思います。
実はこの方法、質問箱で頂いたものをベースに考えたもので、個人的にも検証した結果、非常に面白いアイディアだと思ったので記事にしてみました。
【豪ドル/NZドル、全然動かないからノックアウトオプションでスワップ運用するのはどうか?】
— Yuki @FX15年戦士、ブロガー(為替研究所管理人) (@kawaselab) September 15, 2023
その発想が全然なくて、今慌てて計算したのですが、めっちゃありだと思います。いいご提案ありがとうございます!…
続きは質問箱へ https://t.co/kll1x55p5Q #Peing #質問箱
結論から言うと、以下の通りです。
という感じで、資金効率の良さというメリットが、スワップ投資の場合スワップ利益率に露骨に反映されることになります。
【必要資金とスワップ想定利益率の一覧】

※ 数字は全て執筆時点のレートに基づく。なおこの計算をした時の豪ドル/NZドルのレートは約1.09でした
ノックアウトオプションというと、これまでは短期トレードで命綱を付けながらのトレードとか、スイングで「絶対ここで損切する」という強い意志を持つみたいな感じで使うことが多かったのですが、このようにスワップ投資という点でも非常に魅力的なものだということが分かりました。
特に損切ライン(ノックアウトレート)が近い時ほどスワップ利益率に与える影響は大きく、まさか豪ドル/NZドルでスワップ年利益率20%とかそんな数字を見ることがあるとは・・・・という感じで、計算した時は普通に感動しました(笑
このように、スワップ投資派の方にとってもノックアウトオプションは非常におすすめで、「ノックアウトオプションの可能性」の大きさを改めて感じました。
なお、このノックアウトオプションが使えるIG証券では、今期間限定・先着600名限定で最大5万円キャッシュバックを貰えるキャンペーンもやっており、このキャンペーンは11月に先着期間が更新さればかりなので、まだ口座を持っておらず、興味がある方はぜひこの機会にどうぞ。
この先着限定キャンペーン、以前は先着150名だったのが、あまりに人気だからなのか300名→600名と徐々に枠が増えて、さらに最大5万円のうち
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口座開設は
IG証券

からできます。
以下の順番で書いていきます。
そもそもノックアウトオプションとはどういうものか?
ノックアウトオプションというのは、IG証券が提供している金融商品で、FXやCFDと似たような感覚でトレードできて、必要資金が少なく、損切も確実になされるものです。
ノックアウトオプションでトレードする場合ははじめにノックアウト価格(損切されるレート)を指定する必要があり、そのレートでは必ず損切されます。
ちなみに、IG証券だとノックアウトオプションのスワップポイントはFXと全く同じで、ノックアウトオプションのポジションでもスワップを貰うことができます。
必要資金は現在のレートとそのノックアウト価格の差によって変わってきて、例えば豪ドル/NZドルで、大体1.09くらいの時に、1.1ノックアウトであれば8,969円という超少額での取引も可能です。

1.1だとさすがに近すぎですが(笑)、ただ1.12とか1.13、1.155とかでも以下のように、26,593円~57,208円とかなり少額から取引できます。
【1.12ノックアウト】

【1.13ノックアウト】

【1.155ノックアウト】

これがFXだったら、必要資金は以下のように65,375円~97,189円となります。
【1.12】

【1.13】

【1.155】

そしてこの必要資金の差が、スワップ投資の場合非常に大きな差となるので、その点を次で説明します。
【IG証券でノックアウトオプションをトレードする】
ノックアウトオプションで豪ドル/NZドルのスワップ投資をするメリット
メリットは大きく3つあり、
という感じです。
IG証券の豪ドル/NZドルのスワップポイントは、7月以降で平均を取ると、1日約20円くらいとなっており、この水準で年換算すると、年間約7,300円となります。
この数字と、先ほどの必要資金を合わせて考えると、想定スワップ利益率は以下のようになります。

1.155で損切というかなり慎重なラインでやっても12.8%、1.13とかなら20%も目指せるというのは、かなり魅力的だと思います。
このように、必要資金の差が非常に大きいため、スワップ利益÷必要資金で求められるスワップ利益率についてもかなり大きな差となります。
ちなみに、他のFX会社を使う場合、IG証券より若干スワップポイントが高いところもありますが、とはいえ良い会社でも平均すると22-3円くらいになり、この「必要資金の少なさ」から来る圧倒的な利益率の差にはかないません。
また、他のメリットとして、ノックアウトオプションの「損切レートを必ず最初に指定する」という点と、「一度レートを決めると、後で変えられない」という点から、損切できずにズルズルと損失を拡大させてしまうというリスクもありません。
豪ドル/NZドルの場合、直近10年弱くらいは1.15を超えたことがないものの、それ以前は超えていた時期もあり、そうした点から1.15を超えるとどこまで行くか分からないという恐ろしさもあり、そうした際に確実に損切がなされて、「一旦仕切り直し」ができる点も大きなメリットと言えます。
これについては特に初心者の方ほど「損切できない」ということが起こりやすいので、初心者の方にはぜひノックアウトオプションを使ってみてほしいと思っています。
また、別のもう一つ別のメリットとして、オプション料が大体の最大損失額の目安となるので、「最大自分がどのくらい損するリスクがあるのか」が非常に分かりやすいという点もあります。
「大体の」というのは、オプション料は「取引時点の外貨レート」によって決まるため、取引後の外貨レート(豪ドル/NZドルでいうと、後ろのNZドル)の変動によっては損失額がこのオプション料を超えることもありますが、「今時点の外貨レートを前提にすると、このくらいになる」ということで、最大損失額の目安にはなります。
豪ドル/NZドルのような外貨同士の通貨ペアだと、「いくら動いたらいくら損失になるのか」というのが直感的に分かりづらく、特に初心者の方はその辺りも分からずにエントリーして大きな損失を抱えるリスクがありますが、ノックアウトオプションのオプション料は日本円で一目瞭然に分かる点もメリットと言えます。
【IG証券でノックアウトオプションをトレードする】
ノックアウトオプションで豪ドル/NZドルのスワップ投資をするデメリット
一方でノックアウトオプションを使うデメリットとしては、
という感じです。
まずノックアウトオプションについては、指値注文機能がなく、成行のみなので、今のレートが売りたい・買いたいレートでない時に使ったり、半自動売買的に取引することはできません。
指値的にやりたい場合は、レートについてアラート設定をしておいて、そのレートになった時に通知が来るようにする&その時にエントリーみたいな工夫が必要になりますが、これをやる場合もアラートが入ったら自分で即対応する必要があるので、、やはり半自動売買的な運用には向かないかなと思います。
次に取引単位については1万通貨単位で、最近のFX会社だと大体1000通貨刻みや、何なら100通貨や1通貨のところもある中で、取引単位が大きいというのはあります。
ただし、上でも書いたようにノックアウトオプションは必要証拠金が少なく済むことや、また豪ドル/NZドルのような値動きの小さい通貨ペアを裁量でやる場合には、ある程度ロットを大きくしないと利益も少ないことから、あまり大きなデメリットとはならないかなと個人的には思います(自動売買や半自動売買的にやるならともかく、裁量で1000通貨刻みとかはあまりやらないかと思います)
次の決済期限については、今のノックアウトオプションだと2024年8月までの期限となっており、1年以上持ち続けることはできません。
ただ、正直豪ドル/NZドルでこんなにスワップが貰える期間が長期化するとも思えず、またもしそうなった場合も「期限内に一旦決済して、その時同時にまた新規で同じポジションを持ち直す」ということをやれば、事実上ポジションを持ち続けることもできるので、これはそこまで大きなデメリットではないかなと個人的には思っています。
また最後の「ノックアウト価格を事後的に変えられない」というのは、人によっては「後々柔軟な対応ができない」という点でデメリットだと言う人もいるので、あげておきました。
これについては、個人的には「ノックアウト価格を後々いじれないからこそ、最大損失額の目安が分かるし、ズルズル損切できないみたいなこともなくて済む」と思っているので、これはメリットだろうと思っていますが、この辺りは価値観の問題なので、もし「後々損切レートを変えられないのは嫌だ」と思うのであれば、ノックアウトオプションは向かないかなと思います。
結論:ノックアウトオプションでスワップ投資という選択肢はかなりあり
以上がノックアウトオプションで豪ドル/NZドルのスワップポイント狙いの投資をするポイントでした。
というメリットがあり、ある程度高いレートの時に、スワップ狙いで投資する場合はかなり良い選択肢と言えそうです。
また指定したレートでの損切や、最大損失の目安という点からも、個人的には特にはじめて豪ドル/NZドルを裁量でやるというような人は、まずはノックアウトオプションで最大損失額もある程度限定しながらやってみるのが良いかなと思います。
なお、このノックアウトオプションが使えるIG証券では、今期間限定・先着600名限定で最大5万円キャッシュバックを貰えるキャンペーンもやっており、このキャンペーンは11月に先着期間が更新さればかりなので、まだ口座を持っておらず、興味がある方はぜひこの機会にどうぞ。
この先着限定キャンペーン、以前は先着150名だったのが、あまりに人気だからなのか300名→600名と徐々に枠が増えて、さらに最大5万円のうち
というように、かなり簡単な条件でも5,000円までは貰えるので、お早めにどうぞ!
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